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第一章 馴れ初めついでに日常をお見せします。
⑥交際はR18禁でお願いします。
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「うわぁー。彼氏が家で使用人を虐めてるー。さいてー」
交際宣言をした1週間後。
大学の入学式を終えて順応性の高い麗子はすっかり大学に慣れた頃。
友人もでき、るんるん気分で帰宅すると、鷺洲公爵家の貴賓室に"彼氏"こと"第一王位継承者でいる玄翠皇太子殿下"が来ていると真っ蒼な顔の門番に告げられたので玄関から走って貴賓室に入った。
部屋の中では、大帝国の第一皇太子殿下がその堂々たる風格を最大限に発揮し、ドス黒いオーラを放たせながら、ソファーの上で腕を組み、机に靴を履いたまま、足を放り出している。
この顔は社交界で見せる穏やかな表の顔じゃなくて、本性の方ね。
「まるでマフィアの首領のボスね」
「宝玉大帝国の首領の次期ボスだ。一般人に例えられるのは初めてで心地が良い」
ふんぞり帰る玄翠に麗子はため息をつく。
すっかり部屋にいるメイド達は玄翠の覇気にやられて青ざめている。
中には土下座の状態で失神している者もいた。
「お前、その姿はなんだ?」
麗子の今日の服装はドレスではなく黒のミニスカートにピンクのふわふわのニットにピンヒール。
「可愛い?」
彼女はその場で一回転する。
「何だその短いスカートは。男を誘ってるのか?」
なんなんだ。
綺麗な太ももを・・・太ももをさらけ出して。玄翠は激しく動揺するが表には出さない。
「殿下って、確か24歳ですよね?」
「あぁ」
「にも関わらずその反応?・・・え?オヤジ?実はオヤジ?」
ミニスカート=男を誘うとか。
父くらいだと思ってましたとは目分量でスカートの長さを測ってくる男にはいえず。
「・・・それで?どうされたんですか?私の彼氏様」
麗子は黙っている玄翠に少し肩をくすめると、机の上に乗っている足を玄翠の隣に座るとペシっと叩いた。
「ちょっっっ。なっっ!お、お、お、お嬢様!!!!」
殿下を叩くなんて!
死刑に値する。
「あなた達、五月蝿いわよ?彼氏の行いは彼女の行い。机に足を置くなんてお行儀悪いわ」
しれっと正論をいう麗子に玄翠は眉間に深い皺を寄せ、足を下ろす。
そして、再び何しに来たの?っと、麗子は首を傾げると玄翠の顔はさらに引き攣った。
この人は良いわねぇ。
顔で何かを語れる人って、羨ましい。
麗子はどんなにしかめっ面をしても怒っていても。
綺麗、美しいとしか言われない。
「あれ以来、何の音沙汰もないからやってきた」
「なるほど。明日、官僚のバイトで王宮に行く予定だったから声をかけようと思っていたの。手間が省けたわ。今後のプランを聞きに来てくれてありがとう」
「あぁ」
「18禁ではない恋愛がしたいの。手が触れちゃった。きゃっとか。見つめあっちゃた。しかも、3秒間も目が合ったわっとか。そういう恋愛がしたいの」
玄翠は膝に頬杖を突く。
「それは楽しいのか?」
「きっと、楽しいと思うわ。私、婚約破棄されるまで、あの人の妻になって。つまらない人生をつまらなく生きるんだって信じてたのよ。でも、自体は変わった。高身長、高収入、高学歴に加え、高度イケメンフェイスという完璧な彼氏を持ったの」
・・・褒められたことは嬉しいが。
なんなんだ?この淡々という感じは。
「大学で恋愛話をすると、彼氏を持ったことのない女の子って意外にいるのね」
そうなんだっと。
恋愛話をしたことのない玄翠は話の続きを待つ。
「とりあえず。王妃様とお話して携帯を買って来たわ」
「・・・どの王妃だ?」
そんな無粋なデジタル機器を持たせるなんてと玄翠は思うのだが。
「貴方のお母様」
「なんだと」
「明日からの官僚アルバイトの履歴書を王宮に出しに行った時に王妃様がいらして。大事な息子さんと真剣に交際をさせていただいてます。どうか傷つけたりしないので安心してくださいって伝えた流れでね」
「どんな流れだ!」
玄翠は絶叫の後に麗子が思い出し笑いをした顔が可愛くて絶句した。
「ふふふ。24歳なのに婚約者いないじゃない?だから王妃様に国の威厳にも関わるのにどうして婚約者の1人もいないのと聞いたの。そしたら、婚約者はいたんですってね。ただ婚約成立から婚約破棄まで最長2ヶ月。婚約破断の最短記録が5分って王妃様に聞いて笑っちゃったわ」
「公式の場で婚約破棄をされたどこかの誰かさんには言われたくない」
「意地悪ね。彼女の黒歴史の一幕をほじくり返すなんて」
麗子はそういうと一枚紙を鞄の中から取り出した。
それは大学の時間割。
「彼女はデートをご所望よ。これ、私の大学の時間割。そして、こっちは王妃様と決めた王子の特権では変更ができない官僚バイトのシフト。デートのお誘いを待ってるわ。デートプランは私の方で826個はあるから。彼氏様は826回目以降のプランを思いついていたらお願いするわ。思いつかなかったら私の方で用意するわ」
麗子はそういうと麗子により契約が済まされた携帯と2枚の紙を玄翠に渡す。
王族、貴族は基本的にメイドや執事に連絡を頼むので自らは行わず。玄翠は心の中で携帯を手に取りどうやって操作するんだと動揺しながらも受け取る。
「本当に以心伝心。私たちって、赤い糸でつながっていたのね。明日、王宮に行く予定にはしてたけど。今日、渡したかったから嬉しいわ」
にっこり麗子は笑うと少し頬を赤らめる。
「・・・そうか」
頬を赤らめる麗子に玄翠は必死でポーカーフェイスを作り出し携帯を画面を見つめると麗子は携帯の画面と玄翠の間に自身の小さな顔を入れる。
「ちゃんと"おはよう""おやすみ"毎日、メールしてね。金曜の夜から日曜まで会えない日は絶対に電話をかけ、最低5分間会話をしてね。異性と食事をすることは許可するけど、異性とキスをすることは禁止。同性は許してあげるわ。生物として同性の場合はかなわないから」
ちょっと待て。
この女は何を考えている。
「デートは月に2回以上ね。時間は問わないわ。ご飯だけでもいいし、10分だけ王宮のお庭を歩くのでもいい。もちろん、手が触れたわ。きゃっ。恥ずかしいって照れる茶番劇も初回は頼むわね」
「ちょっと待て」
「質問?いいわよ?」
「お前、俺の事好きなのか?」
「好きか嫌いかでいえば好き」
そうそうっと麗子は玄翠の隣に座ると彼の太ももに自分の両手を置く。
「私があなたに触れることは許可するけどあなたが私に触れることは18禁にならない範囲で許可するわね」
18禁ってなんだ。
言葉の意味は知っている。
そして、ここで麗子が使っているのは。
不健全性的行為の事だろう。
「ここで、俺がお前のその・・・。スカートから出ている生足に同じように手を置くことは禁止ということか?」
「禁止よ。後、私の名誉のために言うけれどストッキングをはいているから生足じゃないわよ?」
何の名誉だ?
いやいや。
そうじゃない。
なぜ麗子は俺に触れることができて、俺は麗子に触れることができない。確かに性別の壁はあるだろうが。
不公平だ。
「そうだ。なんて呼んだらいい?理想は呼び捨てなんだけれど、恋人関係とはいえ。私達には明確な身分に格差があることは否めないわ。ちなみにタメ口なのは王妃様が許可してくださったからよ」
「呼び捨てでいい」
「そう?ストレートが希望なのね。・・・玄翠だから玄ちゃん、玄翠君、玄たん、玄にゃんっとか。色々考えてはいたんだけれど?大丈夫?」
「お前の頭は大丈夫か?」
「大丈夫よ。ちょっと湧いているだけ。だって、彼氏って言葉は恋人関係でしか使えないのよ?婚約者は婚約者で彼氏じゃない」
にっこり微笑む麗子のスカートから出ているスラっと長い太ももに玄翠はぽんっと少しだけタッチすると立ち上がった。
話はまとまった。
仕事があり得ないほどあるし、携帯なる電子機器の使い方も学ばなければならない。
よって玄翠は行かなくてはいけない。
「だから、お触り禁止です。中学生の恋愛をしましょう」
「最近の中学生はませているぞ」
「じゃあ、小学生の恋愛!それがダメなら、もう、一層の事、園児でいいわ。幼稚園児」
「じゃあ。夜会のダンスはお遊戯か?」
「そう!」
玄翠は玄関に着くと玄関で麗子の額にキスをする。
「なっ」
「最近の園児はする」
「そっ。そうなのね。それなら、仕方ないわね。世に溢れているのは。おませさんばかりなのね」
幼稚園に通ったことのない麗子には、判断基準がなく。そんな麗子に玄翠はうなづくと車に乗り込んだ。
***
「メールってどうやって打つんだ?」
車に乗り込むと側近執事のカールに玄翠は尋ねる。
「携帯ですか?しかも昨日出たばかりの最新のスマートフォンじゃないですか」
カールは目を見開き驚きながら主に問いかける。
「あぁ」
「麗子様からですか?」
「あぁ」
「メールするんですか?」
「あぁ」
「へぇ。殿下がスマートフォンで自ら彼女にメールですか」
「あぁ。・・・・さっさと。教えろ。いつもお前らが操作しているのはみてたが。なんだ?画面を押すだけで入力できるのか」
「パソコンは使われますが、タブレットの類は使いませんもんね」
カールは玄翠に説明を始めつつ。
「麗子は小学生以下。園児の交際を希望するが、朝晩のメールも所望だとよ」
殿下が園児並みの健全交際。
しかも最近の幼稚園児のデートをインターネットでぐぐってる。ははははは。
カールの噛み殺した笑いは王宮に到着しても続いていた。
交際宣言をした1週間後。
大学の入学式を終えて順応性の高い麗子はすっかり大学に慣れた頃。
友人もでき、るんるん気分で帰宅すると、鷺洲公爵家の貴賓室に"彼氏"こと"第一王位継承者でいる玄翠皇太子殿下"が来ていると真っ蒼な顔の門番に告げられたので玄関から走って貴賓室に入った。
部屋の中では、大帝国の第一皇太子殿下がその堂々たる風格を最大限に発揮し、ドス黒いオーラを放たせながら、ソファーの上で腕を組み、机に靴を履いたまま、足を放り出している。
この顔は社交界で見せる穏やかな表の顔じゃなくて、本性の方ね。
「まるでマフィアの首領のボスね」
「宝玉大帝国の首領の次期ボスだ。一般人に例えられるのは初めてで心地が良い」
ふんぞり帰る玄翠に麗子はため息をつく。
すっかり部屋にいるメイド達は玄翠の覇気にやられて青ざめている。
中には土下座の状態で失神している者もいた。
「お前、その姿はなんだ?」
麗子の今日の服装はドレスではなく黒のミニスカートにピンクのふわふわのニットにピンヒール。
「可愛い?」
彼女はその場で一回転する。
「何だその短いスカートは。男を誘ってるのか?」
なんなんだ。
綺麗な太ももを・・・太ももをさらけ出して。玄翠は激しく動揺するが表には出さない。
「殿下って、確か24歳ですよね?」
「あぁ」
「にも関わらずその反応?・・・え?オヤジ?実はオヤジ?」
ミニスカート=男を誘うとか。
父くらいだと思ってましたとは目分量でスカートの長さを測ってくる男にはいえず。
「・・・それで?どうされたんですか?私の彼氏様」
麗子は黙っている玄翠に少し肩をくすめると、机の上に乗っている足を玄翠の隣に座るとペシっと叩いた。
「ちょっっっ。なっっ!お、お、お、お嬢様!!!!」
殿下を叩くなんて!
死刑に値する。
「あなた達、五月蝿いわよ?彼氏の行いは彼女の行い。机に足を置くなんてお行儀悪いわ」
しれっと正論をいう麗子に玄翠は眉間に深い皺を寄せ、足を下ろす。
そして、再び何しに来たの?っと、麗子は首を傾げると玄翠の顔はさらに引き攣った。
この人は良いわねぇ。
顔で何かを語れる人って、羨ましい。
麗子はどんなにしかめっ面をしても怒っていても。
綺麗、美しいとしか言われない。
「あれ以来、何の音沙汰もないからやってきた」
「なるほど。明日、官僚のバイトで王宮に行く予定だったから声をかけようと思っていたの。手間が省けたわ。今後のプランを聞きに来てくれてありがとう」
「あぁ」
「18禁ではない恋愛がしたいの。手が触れちゃった。きゃっとか。見つめあっちゃた。しかも、3秒間も目が合ったわっとか。そういう恋愛がしたいの」
玄翠は膝に頬杖を突く。
「それは楽しいのか?」
「きっと、楽しいと思うわ。私、婚約破棄されるまで、あの人の妻になって。つまらない人生をつまらなく生きるんだって信じてたのよ。でも、自体は変わった。高身長、高収入、高学歴に加え、高度イケメンフェイスという完璧な彼氏を持ったの」
・・・褒められたことは嬉しいが。
なんなんだ?この淡々という感じは。
「大学で恋愛話をすると、彼氏を持ったことのない女の子って意外にいるのね」
そうなんだっと。
恋愛話をしたことのない玄翠は話の続きを待つ。
「とりあえず。王妃様とお話して携帯を買って来たわ」
「・・・どの王妃だ?」
そんな無粋なデジタル機器を持たせるなんてと玄翠は思うのだが。
「貴方のお母様」
「なんだと」
「明日からの官僚アルバイトの履歴書を王宮に出しに行った時に王妃様がいらして。大事な息子さんと真剣に交際をさせていただいてます。どうか傷つけたりしないので安心してくださいって伝えた流れでね」
「どんな流れだ!」
玄翠は絶叫の後に麗子が思い出し笑いをした顔が可愛くて絶句した。
「ふふふ。24歳なのに婚約者いないじゃない?だから王妃様に国の威厳にも関わるのにどうして婚約者の1人もいないのと聞いたの。そしたら、婚約者はいたんですってね。ただ婚約成立から婚約破棄まで最長2ヶ月。婚約破断の最短記録が5分って王妃様に聞いて笑っちゃったわ」
「公式の場で婚約破棄をされたどこかの誰かさんには言われたくない」
「意地悪ね。彼女の黒歴史の一幕をほじくり返すなんて」
麗子はそういうと一枚紙を鞄の中から取り出した。
それは大学の時間割。
「彼女はデートをご所望よ。これ、私の大学の時間割。そして、こっちは王妃様と決めた王子の特権では変更ができない官僚バイトのシフト。デートのお誘いを待ってるわ。デートプランは私の方で826個はあるから。彼氏様は826回目以降のプランを思いついていたらお願いするわ。思いつかなかったら私の方で用意するわ」
麗子はそういうと麗子により契約が済まされた携帯と2枚の紙を玄翠に渡す。
王族、貴族は基本的にメイドや執事に連絡を頼むので自らは行わず。玄翠は心の中で携帯を手に取りどうやって操作するんだと動揺しながらも受け取る。
「本当に以心伝心。私たちって、赤い糸でつながっていたのね。明日、王宮に行く予定にはしてたけど。今日、渡したかったから嬉しいわ」
にっこり麗子は笑うと少し頬を赤らめる。
「・・・そうか」
頬を赤らめる麗子に玄翠は必死でポーカーフェイスを作り出し携帯を画面を見つめると麗子は携帯の画面と玄翠の間に自身の小さな顔を入れる。
「ちゃんと"おはよう""おやすみ"毎日、メールしてね。金曜の夜から日曜まで会えない日は絶対に電話をかけ、最低5分間会話をしてね。異性と食事をすることは許可するけど、異性とキスをすることは禁止。同性は許してあげるわ。生物として同性の場合はかなわないから」
ちょっと待て。
この女は何を考えている。
「デートは月に2回以上ね。時間は問わないわ。ご飯だけでもいいし、10分だけ王宮のお庭を歩くのでもいい。もちろん、手が触れたわ。きゃっ。恥ずかしいって照れる茶番劇も初回は頼むわね」
「ちょっと待て」
「質問?いいわよ?」
「お前、俺の事好きなのか?」
「好きか嫌いかでいえば好き」
そうそうっと麗子は玄翠の隣に座ると彼の太ももに自分の両手を置く。
「私があなたに触れることは許可するけどあなたが私に触れることは18禁にならない範囲で許可するわね」
18禁ってなんだ。
言葉の意味は知っている。
そして、ここで麗子が使っているのは。
不健全性的行為の事だろう。
「ここで、俺がお前のその・・・。スカートから出ている生足に同じように手を置くことは禁止ということか?」
「禁止よ。後、私の名誉のために言うけれどストッキングをはいているから生足じゃないわよ?」
何の名誉だ?
いやいや。
そうじゃない。
なぜ麗子は俺に触れることができて、俺は麗子に触れることができない。確かに性別の壁はあるだろうが。
不公平だ。
「そうだ。なんて呼んだらいい?理想は呼び捨てなんだけれど、恋人関係とはいえ。私達には明確な身分に格差があることは否めないわ。ちなみにタメ口なのは王妃様が許可してくださったからよ」
「呼び捨てでいい」
「そう?ストレートが希望なのね。・・・玄翠だから玄ちゃん、玄翠君、玄たん、玄にゃんっとか。色々考えてはいたんだけれど?大丈夫?」
「お前の頭は大丈夫か?」
「大丈夫よ。ちょっと湧いているだけ。だって、彼氏って言葉は恋人関係でしか使えないのよ?婚約者は婚約者で彼氏じゃない」
にっこり微笑む麗子のスカートから出ているスラっと長い太ももに玄翠はぽんっと少しだけタッチすると立ち上がった。
話はまとまった。
仕事があり得ないほどあるし、携帯なる電子機器の使い方も学ばなければならない。
よって玄翠は行かなくてはいけない。
「だから、お触り禁止です。中学生の恋愛をしましょう」
「最近の中学生はませているぞ」
「じゃあ、小学生の恋愛!それがダメなら、もう、一層の事、園児でいいわ。幼稚園児」
「じゃあ。夜会のダンスはお遊戯か?」
「そう!」
玄翠は玄関に着くと玄関で麗子の額にキスをする。
「なっ」
「最近の園児はする」
「そっ。そうなのね。それなら、仕方ないわね。世に溢れているのは。おませさんばかりなのね」
幼稚園に通ったことのない麗子には、判断基準がなく。そんな麗子に玄翠はうなづくと車に乗り込んだ。
***
「メールってどうやって打つんだ?」
車に乗り込むと側近執事のカールに玄翠は尋ねる。
「携帯ですか?しかも昨日出たばかりの最新のスマートフォンじゃないですか」
カールは目を見開き驚きながら主に問いかける。
「あぁ」
「麗子様からですか?」
「あぁ」
「メールするんですか?」
「あぁ」
「へぇ。殿下がスマートフォンで自ら彼女にメールですか」
「あぁ。・・・・さっさと。教えろ。いつもお前らが操作しているのはみてたが。なんだ?画面を押すだけで入力できるのか」
「パソコンは使われますが、タブレットの類は使いませんもんね」
カールは玄翠に説明を始めつつ。
「麗子は小学生以下。園児の交際を希望するが、朝晩のメールも所望だとよ」
殿下が園児並みの健全交際。
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