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第一章 馴れ初めついでに日常をお見せします。
⑨
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3月1日
さぁ、ホワイトデーが近づいてきた。
何を送ろうか?
玄翠は執務室で悩んでいた。
眉間に皺をよせ、腕を組み。牛を一匹、殺してきたかのような妙な殺気を彼は放つ。
何か、難しい問題があったかな?
カールはそんな玄翠を気遣うようにコーヒーを入れる。
やっぱり・・・。
皇太子妃の座とかどうだろう。
気に入るだろうか?
この王宮の所有権はどうだろうか。
そもそも、ホワイトデーって何をお返ししたらいいんだ?
バレンタインには、高級チョコ、俺の好みに合う飛行機の缶のチョコ、手作りチョコに・・・。視察という名で高級湯けむり“ふふふ”旅行をもらった。
そうだ。
プレゼントは・・・。わ・た・しっで、最後は麗子自身もいただいた。
うん。めちゃくちゃよかった。
玄翠は麗子から貰ったスマートフォンでホワイトデー、彼女、お返しでググる。
NO1、クッキー。
NO2、チョコレート
NO3、マカロン
よし。とりあえず、3つとも日持ちはする。全て送ろう。
ただこれでは芸がない。
むしろ、あいつは職場に義理チョコをばらまいていた。
そうなると、恐らく、職場のヤロー共も多少は俺の顔色を伺うだろうが、この辺りの食い物を送ることは予想される。
ともなれば、芸がない。
面白みに欠ける。
あの女は一見、安定よりも、刺激を求めるタイプに見えるが。
以外に安定を求めるタイプだし。
人の行為そのものを喜んでくれる。
「俺が用意したものであれば、なんでも喜ぶだろう」
つい心の声を口から出し、側近執事のカールは玄翠を見る。
「殿下。その通りです。なんでも麗子嬢は喜んでくれます」
「・・・お前。何を渡すんだ」
「肩こりが酷いと言っていたので。肩に乗せる使い捨てカイロにしました。食べ物ばかり貰っても困るかと思いまして」
「そうか」
な、なんだと?
麗子の必要としていること。必要としてそうなもの。あったら助かるものか。
王族の間には基本的にバレンタインデーもなければ、ホワイトデーもない。
はなぜなら、誓約結婚には愛だの恋だの必要ないからだ。
くそ・・・。思いつかない。
ネックレスやブレスレッド。指輪はどうだろうか?
ゆ、指輪・・・。
そういえば、恋愛ってどうやったら終わりを迎えるんだ?
「カール」
「何でしょう」
「恋愛はどうやって、終わらせられるんだ?」
「はい?・・・え?ま、まさか!麗子嬢と・・・!!!」
「違う。どうやって、結婚に持ちこむんだ?」
「はい?」
何度も言わせるなと玄翠は黙る。
「プロポーズしかないのでは?」
プロポーズ。
人生で一度や二度は聞いたことがあるが、王族でそんなものをしてる奴はあまり聞いたことがない。
「プロポーズって。つまり、結婚しようとか言えば良いんだよな?」
「そうですよ」
「その後は?プロポーズの作法は?」
「作法ですか?・・・うーん。そうですね。婚約指輪をパカっと女の子に差し出すプロポーズもありますし。ただ、結婚しようと伝えるだけよいです。場所も家でも、信号待ちをしている時でも、お洒落なレストランでも」
「信号待ちでもいいのか!仕事終わりに、飲みに行く約束をしてるんじゃないんだぞ?」
人生を一緒に歩もうぜ。ほしっ。キラーンっとかそういう話だぞ?
玄翠は世の中に実態に驚愕する。
「まぁ。要するに相手に自分の気持ちが伝われば、良いと言うことです。自分の両親はスーパーで2人で食べる食材を買っている時。ふと、結婚しようと父が母に伝えたそうですよ」
「そんなんで良いのか?」
「良いようですよ?ただ、母からは。もうちょっとロマンチックにはできなかったのかと突っ込まれていました」
カールの両親は、王宮の下級メイドと護衛の子供であり。一度見たものは忘れないなど、抜群の記憶力から学校で玄翠と仲良くなったいわゆる天才だ。
「・・・そうか。指輪はどんなものを用意してすれば良い?」
「それも、特に作法はありません。用意される王道でしたら、一粒ダイヤの指輪が多いようですが。女性の中には、一粒ダイヤは婚約から結婚後までつけて良いですが。結婚後はつける方が少なく。勿体無いと好まれない方もいます」
「そうか」
「ファッション性の高い。お花の形や、リングにダイヤが散りばめられたリングを好まれる女性もいらっしゃいます」
「そうか」
「そもそも、指輪は手を使う仕事で、つけられないので。ネックレスやブレスレットにされる方もいらっしゃいますね」
「な、なんだと!」
親指くらいのどでかいダイヤだと、言われたら。
速攻で宝石商を呼び、手配をすれば良いだけだが。
こうなると難しい。
「僕の友人では、犬を貰った人もいましたね」
「い、犬だと?それは、アニマルでいいか?」
「勿論。なんだと思ったんですか?」
使いっ走りとか、小間使いとかをたまに・・・。犬と柄のあまり良くないやつが呼ぶ時がある。
「因みに、婚約の品を送ると多くは、一般的には女性側からも3分の1程度返される事が多いです。なので、くれぐれも億。丸が8個。1億を超えないように気をつけて下さいね。前々から、用意しておけば鷺洲公爵家であれば、お返しも訳がないと思いますが。急であれば、9桁以上以上は厳しいかと思います」
「分かった」
「そもそもだが。ホワイトデーで婚約指輪を貰って嬉しいのだろうか?イベントを何気に大事にしている女だ」
「それも、人によるのではないでしょうか?バレンタインは本来は夫婦や恋人が愛を確かめるイベントですが、今は愛を囁くイベントに代わっていますし」
そうか。バレンタインで愛を囁かれたのならば、ホワイトデーでその愛を囁き返す。その愛に返事をするのはアリ・・・か?
こないだの建国祭で公衆の面前で国を麗子と一緒に作ると、宣言した。
これは、プロポーズに入るのか?
「統括副大臣と国を作るのは、当然のこと。ビジネスパートナーと麗子様は解釈されているやも、しれませんね」
麗子はそんなに鈍い女ではないが。
今の玄翠の不安を煽るには十分だった。
さぁ、ホワイトデーが近づいてきた。
何を送ろうか?
玄翠は執務室で悩んでいた。
眉間に皺をよせ、腕を組み。牛を一匹、殺してきたかのような妙な殺気を彼は放つ。
何か、難しい問題があったかな?
カールはそんな玄翠を気遣うようにコーヒーを入れる。
やっぱり・・・。
皇太子妃の座とかどうだろう。
気に入るだろうか?
この王宮の所有権はどうだろうか。
そもそも、ホワイトデーって何をお返ししたらいいんだ?
バレンタインには、高級チョコ、俺の好みに合う飛行機の缶のチョコ、手作りチョコに・・・。視察という名で高級湯けむり“ふふふ”旅行をもらった。
そうだ。
プレゼントは・・・。わ・た・しっで、最後は麗子自身もいただいた。
うん。めちゃくちゃよかった。
玄翠は麗子から貰ったスマートフォンでホワイトデー、彼女、お返しでググる。
NO1、クッキー。
NO2、チョコレート
NO3、マカロン
よし。とりあえず、3つとも日持ちはする。全て送ろう。
ただこれでは芸がない。
むしろ、あいつは職場に義理チョコをばらまいていた。
そうなると、恐らく、職場のヤロー共も多少は俺の顔色を伺うだろうが、この辺りの食い物を送ることは予想される。
ともなれば、芸がない。
面白みに欠ける。
あの女は一見、安定よりも、刺激を求めるタイプに見えるが。
以外に安定を求めるタイプだし。
人の行為そのものを喜んでくれる。
「俺が用意したものであれば、なんでも喜ぶだろう」
つい心の声を口から出し、側近執事のカールは玄翠を見る。
「殿下。その通りです。なんでも麗子嬢は喜んでくれます」
「・・・お前。何を渡すんだ」
「肩こりが酷いと言っていたので。肩に乗せる使い捨てカイロにしました。食べ物ばかり貰っても困るかと思いまして」
「そうか」
な、なんだと?
麗子の必要としていること。必要としてそうなもの。あったら助かるものか。
王族の間には基本的にバレンタインデーもなければ、ホワイトデーもない。
はなぜなら、誓約結婚には愛だの恋だの必要ないからだ。
くそ・・・。思いつかない。
ネックレスやブレスレッド。指輪はどうだろうか?
ゆ、指輪・・・。
そういえば、恋愛ってどうやったら終わりを迎えるんだ?
「カール」
「何でしょう」
「恋愛はどうやって、終わらせられるんだ?」
「はい?・・・え?ま、まさか!麗子嬢と・・・!!!」
「違う。どうやって、結婚に持ちこむんだ?」
「はい?」
何度も言わせるなと玄翠は黙る。
「プロポーズしかないのでは?」
プロポーズ。
人生で一度や二度は聞いたことがあるが、王族でそんなものをしてる奴はあまり聞いたことがない。
「プロポーズって。つまり、結婚しようとか言えば良いんだよな?」
「そうですよ」
「その後は?プロポーズの作法は?」
「作法ですか?・・・うーん。そうですね。婚約指輪をパカっと女の子に差し出すプロポーズもありますし。ただ、結婚しようと伝えるだけよいです。場所も家でも、信号待ちをしている時でも、お洒落なレストランでも」
「信号待ちでもいいのか!仕事終わりに、飲みに行く約束をしてるんじゃないんだぞ?」
人生を一緒に歩もうぜ。ほしっ。キラーンっとかそういう話だぞ?
玄翠は世の中に実態に驚愕する。
「まぁ。要するに相手に自分の気持ちが伝われば、良いと言うことです。自分の両親はスーパーで2人で食べる食材を買っている時。ふと、結婚しようと父が母に伝えたそうですよ」
「そんなんで良いのか?」
「良いようですよ?ただ、母からは。もうちょっとロマンチックにはできなかったのかと突っ込まれていました」
カールの両親は、王宮の下級メイドと護衛の子供であり。一度見たものは忘れないなど、抜群の記憶力から学校で玄翠と仲良くなったいわゆる天才だ。
「・・・そうか。指輪はどんなものを用意してすれば良い?」
「それも、特に作法はありません。用意される王道でしたら、一粒ダイヤの指輪が多いようですが。女性の中には、一粒ダイヤは婚約から結婚後までつけて良いですが。結婚後はつける方が少なく。勿体無いと好まれない方もいます」
「そうか」
「ファッション性の高い。お花の形や、リングにダイヤが散りばめられたリングを好まれる女性もいらっしゃいます」
「そうか」
「そもそも、指輪は手を使う仕事で、つけられないので。ネックレスやブレスレットにされる方もいらっしゃいますね」
「な、なんだと!」
親指くらいのどでかいダイヤだと、言われたら。
速攻で宝石商を呼び、手配をすれば良いだけだが。
こうなると難しい。
「僕の友人では、犬を貰った人もいましたね」
「い、犬だと?それは、アニマルでいいか?」
「勿論。なんだと思ったんですか?」
使いっ走りとか、小間使いとかをたまに・・・。犬と柄のあまり良くないやつが呼ぶ時がある。
「因みに、婚約の品を送ると多くは、一般的には女性側からも3分の1程度返される事が多いです。なので、くれぐれも億。丸が8個。1億を超えないように気をつけて下さいね。前々から、用意しておけば鷺洲公爵家であれば、お返しも訳がないと思いますが。急であれば、9桁以上以上は厳しいかと思います」
「分かった」
「そもそもだが。ホワイトデーで婚約指輪を貰って嬉しいのだろうか?イベントを何気に大事にしている女だ」
「それも、人によるのではないでしょうか?バレンタインは本来は夫婦や恋人が愛を確かめるイベントですが、今は愛を囁くイベントに代わっていますし」
そうか。バレンタインで愛を囁かれたのならば、ホワイトデーでその愛を囁き返す。その愛に返事をするのはアリ・・・か?
こないだの建国祭で公衆の面前で国を麗子と一緒に作ると、宣言した。
これは、プロポーズに入るのか?
「統括副大臣と国を作るのは、当然のこと。ビジネスパートナーと麗子様は解釈されているやも、しれませんね」
麗子はそんなに鈍い女ではないが。
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