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第二章 二人で作る未来。
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あー、久しぶりのお休みだわ。
麗子はのんびりとその日の朝は今日すると、のんびり身支度をする。
貴族の令嬢達は朝はバタバタなんてしない。
たまには貴族の令嬢なんだし、貴族の令嬢っぽく暮らすのも良いかもしれない。
今日は久しぶりに午後になったら午後のドレスに着替えてみようかしら?
朝は爽やかな水色のドレスだから、午後はオレンジか赤の夕日をイメージをするドレス。
そんな事を思っていると、扉が開かれ。屋敷の玄関を担当しているメイドが小走りに入ってきた。
「麗子お嬢様。お婆様が・・・珠子様がお越しです」
「げっ」
そんな報告に思わず顔を顰め、声を上げるのも束の間、同時に扉が勢いよく開く。
「お、お、お婆様っ。ご機嫌よう」
麗子は父方の祖母が大の苦手なのだ。
母方の隣国王妃の祖母は寛容で王族にも関わらず庶民にも勝るお転婆ぶりだが父方は違う。
「全く。結婚を破断になり、大学を入学するだけでは飽き足らず卒業。その上、女で初めて官僚になったかと思えば副大臣。もう我慢ができません!」
最悪だわ。
せっかくの優雅な休日が・・・。
「私、殿下よりプロポーズをされました。職場婚です」
「まぁ!職場婚?貴族の娘がはしたない。仕事をして男を漁ったのですか」
漁ってはないが・・・。
この祖母はお見合い以外は許さない。
「100歩譲って、入籍はいつ?結婚式は?住まいは王宮ですよね?」
「えっと・・・。入籍は、顔合わせの後で。式は王宮のどこかで?住まいも・・・。きっと王宮内かなと」
そんな曖昧な言葉に珠子の頬はみるみるうちに赤くなる。
「なんて良い加減なお見合いをしたのですか!全て決めてから、正妻なり、側室なりになるのが普通です。もしや、麗子!あなた、婚約破棄になってから、自暴自棄になっているのではありませんか?」
あ、お見合いじゃないよ。お婆様。
職場で見染められて、家同士正式な手続きではなくて。
職場で知り合って、ちょっと婚約破棄になって助けられて。一個人として、交際をして・・・。だけど、何度も言うが。
お見合い一択しか頭にない祖母には理解できない。
「自暴自棄などにはなっていません。それに、お婆様。あまり興奮されてはお体に・・・」
「オリーナ大帝国のオリーナ王妃が万事つつが無くというから。黙って大人しくしていれば、日に日に悪い噂しか耳に届かない」
このお婆様に恋愛結婚なんて、言えば爆発した後に失神するだろう。
「あー、もう。仕方がない。トルソーはどうなっているの?お仕事は?お勤めはいつまでするの?」
トルソーとは、冠婚葬祭や夜会で着るドレス一式や、寝巻き、靴、アクセサリーなど日々使うもの一式。つまるところ、嫁入り道具。
「えっと、トルソーは既に用意してあります」
一度、結婚が破断になっている。
既に用意はしてある。
「仕事は続けるつもりです」
仕事を続ける。
その言葉に、祖母は顔を赤くした。
「なっ何と言うこと。結婚後も仕事をするなんて、殿下はケチなの?甲斐性なしなの?」
「甲斐性はあります。今、一般人の間では共働きが主流。女性も自立することが大切だと思っています。私はこの貴族社会を変えたいのです」
そんな、麗子に珠子は護衛を部屋に入れる。
「閉じ込めなさい!」
その言葉に、珠子の連れてきた護衛の5人は麗子を取り囲んだ。
「抵抗すると言うことは、この祖母を振り払うと言うこと」
珠子は言い切る。
「鷺洲公爵家の党首はお前の父親に譲りましたが、あの子は母を立て、母を敬う。この者たちを振り切ればあなたを息子に言って、鷺巣家から離縁します」
珠子はそんな美夜を真っ直ぐ見る。
「離縁されれば、あなたは一般市民となる。一般市民となれば、恋愛結婚ではない」
本当にお婆様は・・・私を離縁するかしら?
父は母親である祖母を大切にする。
けれど。
母親考えと、娘の幸せを天秤にかければ父はどうするだろう?
元党首は親子という絆ありきで父に圧をかけるだろうが。
法的な権限はない。
祖母はそれを分かっている。
どういうつもりなのだろう?
何が目的だろうか?
大人しく今は閉じ込められるか。
美夜は護衛に連れられ部屋を出た。
連れて行かれたのは、鷺巣家の別邸。
祖母が住んでいる屋敷だった。
この屋敷は2階建てだが、今は亡き祖父が高いところから街並みを見るのが好きで、展望台として10階ほどの高さの塔が立っている。
その塔の最上階にはトイレと簡易のシャワーが設置され。
ベットと机もあった。
そして、最近入れたのか部屋の中には毛の長い絨毯が敷き詰められていた。
トイレとシャワーは昔からあるけれど、ベットと机は屋敷から塔に運ばれてきたものだろうし。柔軟は最近入れたばかりね。
ふかふかで触っただけで新品だとわかるわ。
手間と暇をかけてるわね。
そんな事を思いつつ、机の前にある椅子に腰かける。
机には本が大量に積まれていた。
椅子に座ると麗子は外を眺め、頬杖を突く。
「3食飯、付き昼寝付き。牢獄かと思ったけど・・・。違うのね」
部屋には祖母の若いころから一緒にいる年配のメイドが控えており麗子のつぶやきに彼女は少し苦笑する。
「祖母の心理をあなたに聞いくのが速そうだけど。もう少し考えるわ」
携帯が取り上げられている以外は快適だ。
小さいころに読んだわ。
平家物語、枕草子、徒然草、蝶々夫人、カルメン、西遊記・・・。
和洋折衷どころではない本のレパートリーに麗子は少し笑う。淑女の嗜み的な本でも揃えられているかと思っていた。
祖母は大慌てで用意をされていることを隠す気もないらしい。
祖母は何をしたいのかしら?快適空間と暇つぶしまで用意して・・・・。
麗子はのんびりとその日の朝は今日すると、のんびり身支度をする。
貴族の令嬢達は朝はバタバタなんてしない。
たまには貴族の令嬢なんだし、貴族の令嬢っぽく暮らすのも良いかもしれない。
今日は久しぶりに午後になったら午後のドレスに着替えてみようかしら?
朝は爽やかな水色のドレスだから、午後はオレンジか赤の夕日をイメージをするドレス。
そんな事を思っていると、扉が開かれ。屋敷の玄関を担当しているメイドが小走りに入ってきた。
「麗子お嬢様。お婆様が・・・珠子様がお越しです」
「げっ」
そんな報告に思わず顔を顰め、声を上げるのも束の間、同時に扉が勢いよく開く。
「お、お、お婆様っ。ご機嫌よう」
麗子は父方の祖母が大の苦手なのだ。
母方の隣国王妃の祖母は寛容で王族にも関わらず庶民にも勝るお転婆ぶりだが父方は違う。
「全く。結婚を破断になり、大学を入学するだけでは飽き足らず卒業。その上、女で初めて官僚になったかと思えば副大臣。もう我慢ができません!」
最悪だわ。
せっかくの優雅な休日が・・・。
「私、殿下よりプロポーズをされました。職場婚です」
「まぁ!職場婚?貴族の娘がはしたない。仕事をして男を漁ったのですか」
漁ってはないが・・・。
この祖母はお見合い以外は許さない。
「100歩譲って、入籍はいつ?結婚式は?住まいは王宮ですよね?」
「えっと・・・。入籍は、顔合わせの後で。式は王宮のどこかで?住まいも・・・。きっと王宮内かなと」
そんな曖昧な言葉に珠子の頬はみるみるうちに赤くなる。
「なんて良い加減なお見合いをしたのですか!全て決めてから、正妻なり、側室なりになるのが普通です。もしや、麗子!あなた、婚約破棄になってから、自暴自棄になっているのではありませんか?」
あ、お見合いじゃないよ。お婆様。
職場で見染められて、家同士正式な手続きではなくて。
職場で知り合って、ちょっと婚約破棄になって助けられて。一個人として、交際をして・・・。だけど、何度も言うが。
お見合い一択しか頭にない祖母には理解できない。
「自暴自棄などにはなっていません。それに、お婆様。あまり興奮されてはお体に・・・」
「オリーナ大帝国のオリーナ王妃が万事つつが無くというから。黙って大人しくしていれば、日に日に悪い噂しか耳に届かない」
このお婆様に恋愛結婚なんて、言えば爆発した後に失神するだろう。
「あー、もう。仕方がない。トルソーはどうなっているの?お仕事は?お勤めはいつまでするの?」
トルソーとは、冠婚葬祭や夜会で着るドレス一式や、寝巻き、靴、アクセサリーなど日々使うもの一式。つまるところ、嫁入り道具。
「えっと、トルソーは既に用意してあります」
一度、結婚が破断になっている。
既に用意はしてある。
「仕事は続けるつもりです」
仕事を続ける。
その言葉に、祖母は顔を赤くした。
「なっ何と言うこと。結婚後も仕事をするなんて、殿下はケチなの?甲斐性なしなの?」
「甲斐性はあります。今、一般人の間では共働きが主流。女性も自立することが大切だと思っています。私はこの貴族社会を変えたいのです」
そんな、麗子に珠子は護衛を部屋に入れる。
「閉じ込めなさい!」
その言葉に、珠子の連れてきた護衛の5人は麗子を取り囲んだ。
「抵抗すると言うことは、この祖母を振り払うと言うこと」
珠子は言い切る。
「鷺洲公爵家の党首はお前の父親に譲りましたが、あの子は母を立て、母を敬う。この者たちを振り切ればあなたを息子に言って、鷺巣家から離縁します」
珠子はそんな美夜を真っ直ぐ見る。
「離縁されれば、あなたは一般市民となる。一般市民となれば、恋愛結婚ではない」
本当にお婆様は・・・私を離縁するかしら?
父は母親である祖母を大切にする。
けれど。
母親考えと、娘の幸せを天秤にかければ父はどうするだろう?
元党首は親子という絆ありきで父に圧をかけるだろうが。
法的な権限はない。
祖母はそれを分かっている。
どういうつもりなのだろう?
何が目的だろうか?
大人しく今は閉じ込められるか。
美夜は護衛に連れられ部屋を出た。
連れて行かれたのは、鷺巣家の別邸。
祖母が住んでいる屋敷だった。
この屋敷は2階建てだが、今は亡き祖父が高いところから街並みを見るのが好きで、展望台として10階ほどの高さの塔が立っている。
その塔の最上階にはトイレと簡易のシャワーが設置され。
ベットと机もあった。
そして、最近入れたのか部屋の中には毛の長い絨毯が敷き詰められていた。
トイレとシャワーは昔からあるけれど、ベットと机は屋敷から塔に運ばれてきたものだろうし。柔軟は最近入れたばかりね。
ふかふかで触っただけで新品だとわかるわ。
手間と暇をかけてるわね。
そんな事を思いつつ、机の前にある椅子に腰かける。
机には本が大量に積まれていた。
椅子に座ると麗子は外を眺め、頬杖を突く。
「3食飯、付き昼寝付き。牢獄かと思ったけど・・・。違うのね」
部屋には祖母の若いころから一緒にいる年配のメイドが控えており麗子のつぶやきに彼女は少し苦笑する。
「祖母の心理をあなたに聞いくのが速そうだけど。もう少し考えるわ」
携帯が取り上げられている以外は快適だ。
小さいころに読んだわ。
平家物語、枕草子、徒然草、蝶々夫人、カルメン、西遊記・・・。
和洋折衷どころではない本のレパートリーに麗子は少し笑う。淑女の嗜み的な本でも揃えられているかと思っていた。
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