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ママとお母さん
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我が君が革命軍に囚われたという情報の元、超少数のレドビス様と僕の二人でクルクラフトに急いで向かって、奪還を手助けすることになったんです。馬を三日三晩走らせて一週間をどうにか三日にまで、短くしてさらに休憩の一日……やっと僕達は我が君が囚われている所に辿り着いたんだ。
「いいか、絶対に感づかれずにリエル様と奪還するのだぞ?」
「はい!」
僕は、少し前のの事を思い出しながら、力強く返事をした。
こうなる前は、父親の監視がてら公務をいつも通りこなしていたら、国内中を回っていた筈のレミリス様が慌てて僕の所へ来た。あっという間に胸ぐらを掴まれて人気の無い所へ連れて行かれて一言。
「リエル様とサイ様がクルクラフトに巣くう革命軍に囚われた。今レドビスに要請しているから、カペルリットお前も行け」
「と、突然なんなんですか!? 説明を……」
リエル様もサイ様も囚われたのはわかった。けど、足で纏いの僕がなんでレドビス様と二人で行く事になるのか、その説明が欲しいと、いつもの冷静な顔も、おどけた敬語もないレミリスを見た。レミリスは今の時間すらも惜しいとばかりに歯をギシギシと軋らせてから、言葉を矢継ぎ早に紡いだ。
「一日前に同盟関係になったクルクラフトの国王が、わざと革命軍に情報を流してサイ様を攫わせたのがわかった。生憎そのような輩の言うことなど、私は信用できない。だから信用できる者からこちらも少数派遣する……。同盟関係となった以上こちらも兵士を引き連れれば、信用していないという意思表示になってしまうからな。くれぐれも相手方に悟られぬようにサイ様とリエル様を奪還しろ……。もし、カペルリットが見たような暴走した状態になったら……自身の何を差し置いてでも……止めてくれ」
頼むと矢継ぎ早に紡がれた言葉は、すこし尻すぼみ気味で……レミリス様がとても人らしく映った。信頼していない人間には意地でも、余裕面を崩さないと前にグランド様が言っていたから……僕は信用されていると思っても良いのだろうか?
「わかりました。レミリス様のお気持ちも持って行ってきます……お父さんをよろしくお願いします」
「ああ、任せて下さい。良いのですか? 一応恋敵ですよ?」
「恋敵以前に仲間ですから! 僕は策略とか敵とかやっぱり向いてないから……ご心配ありがとうございます」
呆れたように笑えば、いつもの余裕のある張り付いた笑みにかわったレミリス様をみて僕も頷いて今回の事を詳しく聞いた。レミリス様があらゆる情報網を犠牲にして働かせて得たクルクラフトの革命軍の居場所……。そして、今回やらなければいけないこと。
【いいですか、今回はリエル様とサイ様の力を把握するために相手方も危険を犯したのやも知れません。余裕があれば、リエル様一人で生還したように誘導してください。そうすれば……我々の同盟の価値は上がり、今回のクルクラフトの不手際で別の好条件を提示できる隙となります。
相手の手の平に態々乗るのは癪に障る……。いえ、少し複雑なものもございますが、この際です利用致しましょう】
馬を近場に止めて闇魔法で自身の身体を包み込む。レドビス様はご自身で気配を消すことができるから、あえて僕は何もしないで自分の事を最優先に行動した。レドビス様が先に門番の気を引いてから、僕は同じ闇属性を持つ者を警戒しながら……。革命軍拠点の洞窟の中へと足を踏み入れた。
「絶対に……助けます」
自分の中に改めて誓いを立てて……僕は足を進めた。
・
・
「前にも私は水に……」
あれから何日経ったのかはわからない。何度も何度も水に沈められる度に未だに自分の指にしたままのレミリスのくれた指輪と、カペル君がくれたネックレスを見る。そうするだけで、心は折れずに立ち直ることができる。幸い、悪魔と呼ばれるせいか、私の持ち物を取るなんてせずにそのままの状態で置かれている。
それでも、身体も心も幾分か参っているようで何度かやられ居るうちに……。
前 に も 私 は 水 に 沈 め ら れ た 記 憶 が あ る 。
ような気がする。
自分のなのかはたまたリエルちゃんなのかわからないけど。段々と朧気になって……。
「私は悪くないの……悪く……ないッッ!!!」
あぁ、沈められたのはリエル様なんだ。また視点が分離して、私は備え付けられた小さな庭の池に沈められているリエルちゃんを見た。リエルちゃんは抵抗しないで、沈められるまま……けど、お母さんは怖くなって私……じゃない、リエルちゃんを引き上げた。
「ままぁ、お母さんのせいでつらい、いたいよね。ままごめんね」
「う、ふっ……。うわあああああああああああああん!!!」
お母さんのせいでままは悪くないと告げる幼いリエルちゃんは必死に泣くお母さんの頭を撫でた。お母さんとママがどう違うのかわからない。ただ、なんとなくなけど、リエルちゃんの言うお母さんとママは別人なんじゃないかって……気がするんだ。
【産んで愛せないのなら……最初から産んで欲しくなんて……なかった】
ガシャンッッ!
「……!?」
「おい、もう抵抗する体力がないだろうからお前ちょっと休んでこい」
「おーよ!」
いつの間にか、私は牢屋に入れられていた。今日の分の拷問は終わったみたいだ……そう言ってぼろきれになった私を男は見て、もう見張りを立てるほどではないと判断して……出て行った。レミリスの魔具の効果で心は落ち着いているけど、度々見ることになるリエルちゃんの記憶に、私の精神は確実に削れていく。
【戦陣を荒らすのは一つの意思であり この手に握る刃である 略式詠唱 魔力刃】
私が前にハゲ山にしたようなのを、ちゃんと詠唱に落とし込んだ魔力刃で私に巻かれているロープと牢屋を壊した。そして立ち上がれば頭痛と共にめまいがして身体がふらつく。なんとか、音を聞きつけてくる前に私は扉の左側の端っこに蹲って闇魔法の詠唱を始めた。
【裏ありてこそ表と思え 我は行く逆さの世界を 認識に外れし空想の地を踏みしめ 荒き秩序の隙間へと抉り忍びッッ こほ、けほ、 忍び入る さぁ汚泥にも似た秩序を破り捨て 迫害から逃れる幕を纏え インビジブル】
あえて扉の後ろ側で詠唱をして隠れれば、慌てて音を聞きつけた革命軍の男達が入ってくる。ちょうど認識外の所へと忍びこめたから、万が一詠唱が間に合わなくともどうにか、隠れることができたと思う。声をと気配を潜め男達の動向を探った。
「っち、悪魔め鉄の檻を壊せる魔力があったか」
「そう遠くへは行ってないはずだ! 探せ!」
「全ては正義のクロージス様のために!!!」
(私が正義を歌う側だったら、こんなことしでかす信者は迷惑だからごめんだね)
結構頭が足りない革命軍もといクロージス信者でよかった。ご丁寧に扉を開けたまま急いで探しに出て行った。フラフラとふらつく中で少し立ち上がって身を震わせる。大分身体がキツいから、動くならもう少し騒ぎが収まってから少しずつ移動しないと、すぐに見つかるか倒れる。
貰った指輪とネックレスを優しく撫でて、二人の顔と待っててくれていると信じている仲間を、頭に思い浮かべてフラフラと様子を見に扉の後ろから頭を出した。
・
・
自身の父が丹精込めて開発した細い棍棒を舞うように使い、相手の骨を完膚なきまでに叩き折ることを好む……好戦的であることで有名な破骨花伝のヌファン
自身の父が丹精込めて開発した無数のチャクラムを舞うように使い、相手を躯を完膚なきまでに切り裂くことを好む……好戦的であることで有名な血染花伝のソーラ
共通するのはどちらも……実は他人を……特に嫌いな他人を徹底的にいたぶるのを好む有名な冒険者。二人を合わせて終い花伝……または死舞花伝の双子と呼ばれる恐怖の冒険者。
「よ、喜んでだだだだだだ、作戦にッッ」
ふわふわした空気のままにっこりと妖精族の男を蹴り飛ばしてから、顔をゴリゴリと踏みながらソーラは言った。
「当たり前ですよ! 私もヌファンもお邪魔にならないように頑張りますから~。一緒に頑張りましょう、オー!!!」
恐怖におののく妖精族の男達は、腕を振り上げ、気の良い女性のような顔をして、自身の上官の顔を踏みつけるソーラを見て【エヴァ王国には絶対と絶対に仲良くするように王様に深く進言しよう。兵団全体で】っとほぼ全員そう誓った。
「いいか、絶対に感づかれずにリエル様と奪還するのだぞ?」
「はい!」
僕は、少し前のの事を思い出しながら、力強く返事をした。
こうなる前は、父親の監視がてら公務をいつも通りこなしていたら、国内中を回っていた筈のレミリス様が慌てて僕の所へ来た。あっという間に胸ぐらを掴まれて人気の無い所へ連れて行かれて一言。
「リエル様とサイ様がクルクラフトに巣くう革命軍に囚われた。今レドビスに要請しているから、カペルリットお前も行け」
「と、突然なんなんですか!? 説明を……」
リエル様もサイ様も囚われたのはわかった。けど、足で纏いの僕がなんでレドビス様と二人で行く事になるのか、その説明が欲しいと、いつもの冷静な顔も、おどけた敬語もないレミリスを見た。レミリスは今の時間すらも惜しいとばかりに歯をギシギシと軋らせてから、言葉を矢継ぎ早に紡いだ。
「一日前に同盟関係になったクルクラフトの国王が、わざと革命軍に情報を流してサイ様を攫わせたのがわかった。生憎そのような輩の言うことなど、私は信用できない。だから信用できる者からこちらも少数派遣する……。同盟関係となった以上こちらも兵士を引き連れれば、信用していないという意思表示になってしまうからな。くれぐれも相手方に悟られぬようにサイ様とリエル様を奪還しろ……。もし、カペルリットが見たような暴走した状態になったら……自身の何を差し置いてでも……止めてくれ」
頼むと矢継ぎ早に紡がれた言葉は、すこし尻すぼみ気味で……レミリス様がとても人らしく映った。信頼していない人間には意地でも、余裕面を崩さないと前にグランド様が言っていたから……僕は信用されていると思っても良いのだろうか?
「わかりました。レミリス様のお気持ちも持って行ってきます……お父さんをよろしくお願いします」
「ああ、任せて下さい。良いのですか? 一応恋敵ですよ?」
「恋敵以前に仲間ですから! 僕は策略とか敵とかやっぱり向いてないから……ご心配ありがとうございます」
呆れたように笑えば、いつもの余裕のある張り付いた笑みにかわったレミリス様をみて僕も頷いて今回の事を詳しく聞いた。レミリス様があらゆる情報網を犠牲にして働かせて得たクルクラフトの革命軍の居場所……。そして、今回やらなければいけないこと。
【いいですか、今回はリエル様とサイ様の力を把握するために相手方も危険を犯したのやも知れません。余裕があれば、リエル様一人で生還したように誘導してください。そうすれば……我々の同盟の価値は上がり、今回のクルクラフトの不手際で別の好条件を提示できる隙となります。
相手の手の平に態々乗るのは癪に障る……。いえ、少し複雑なものもございますが、この際です利用致しましょう】
馬を近場に止めて闇魔法で自身の身体を包み込む。レドビス様はご自身で気配を消すことができるから、あえて僕は何もしないで自分の事を最優先に行動した。レドビス様が先に門番の気を引いてから、僕は同じ闇属性を持つ者を警戒しながら……。革命軍拠点の洞窟の中へと足を踏み入れた。
「絶対に……助けます」
自分の中に改めて誓いを立てて……僕は足を進めた。
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「前にも私は水に……」
あれから何日経ったのかはわからない。何度も何度も水に沈められる度に未だに自分の指にしたままのレミリスのくれた指輪と、カペル君がくれたネックレスを見る。そうするだけで、心は折れずに立ち直ることができる。幸い、悪魔と呼ばれるせいか、私の持ち物を取るなんてせずにそのままの状態で置かれている。
それでも、身体も心も幾分か参っているようで何度かやられ居るうちに……。
前 に も 私 は 水 に 沈 め ら れ た 記 憶 が あ る 。
ような気がする。
自分のなのかはたまたリエルちゃんなのかわからないけど。段々と朧気になって……。
「私は悪くないの……悪く……ないッッ!!!」
あぁ、沈められたのはリエル様なんだ。また視点が分離して、私は備え付けられた小さな庭の池に沈められているリエルちゃんを見た。リエルちゃんは抵抗しないで、沈められるまま……けど、お母さんは怖くなって私……じゃない、リエルちゃんを引き上げた。
「ままぁ、お母さんのせいでつらい、いたいよね。ままごめんね」
「う、ふっ……。うわあああああああああああああん!!!」
お母さんのせいでままは悪くないと告げる幼いリエルちゃんは必死に泣くお母さんの頭を撫でた。お母さんとママがどう違うのかわからない。ただ、なんとなくなけど、リエルちゃんの言うお母さんとママは別人なんじゃないかって……気がするんだ。
【産んで愛せないのなら……最初から産んで欲しくなんて……なかった】
ガシャンッッ!
「……!?」
「おい、もう抵抗する体力がないだろうからお前ちょっと休んでこい」
「おーよ!」
いつの間にか、私は牢屋に入れられていた。今日の分の拷問は終わったみたいだ……そう言ってぼろきれになった私を男は見て、もう見張りを立てるほどではないと判断して……出て行った。レミリスの魔具の効果で心は落ち着いているけど、度々見ることになるリエルちゃんの記憶に、私の精神は確実に削れていく。
【戦陣を荒らすのは一つの意思であり この手に握る刃である 略式詠唱 魔力刃】
私が前にハゲ山にしたようなのを、ちゃんと詠唱に落とし込んだ魔力刃で私に巻かれているロープと牢屋を壊した。そして立ち上がれば頭痛と共にめまいがして身体がふらつく。なんとか、音を聞きつけてくる前に私は扉の左側の端っこに蹲って闇魔法の詠唱を始めた。
【裏ありてこそ表と思え 我は行く逆さの世界を 認識に外れし空想の地を踏みしめ 荒き秩序の隙間へと抉り忍びッッ こほ、けほ、 忍び入る さぁ汚泥にも似た秩序を破り捨て 迫害から逃れる幕を纏え インビジブル】
あえて扉の後ろ側で詠唱をして隠れれば、慌てて音を聞きつけた革命軍の男達が入ってくる。ちょうど認識外の所へと忍びこめたから、万が一詠唱が間に合わなくともどうにか、隠れることができたと思う。声をと気配を潜め男達の動向を探った。
「っち、悪魔め鉄の檻を壊せる魔力があったか」
「そう遠くへは行ってないはずだ! 探せ!」
「全ては正義のクロージス様のために!!!」
(私が正義を歌う側だったら、こんなことしでかす信者は迷惑だからごめんだね)
結構頭が足りない革命軍もといクロージス信者でよかった。ご丁寧に扉を開けたまま急いで探しに出て行った。フラフラとふらつく中で少し立ち上がって身を震わせる。大分身体がキツいから、動くならもう少し騒ぎが収まってから少しずつ移動しないと、すぐに見つかるか倒れる。
貰った指輪とネックレスを優しく撫でて、二人の顔と待っててくれていると信じている仲間を、頭に思い浮かべてフラフラと様子を見に扉の後ろから頭を出した。
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自身の父が丹精込めて開発した細い棍棒を舞うように使い、相手の骨を完膚なきまでに叩き折ることを好む……好戦的であることで有名な破骨花伝のヌファン
自身の父が丹精込めて開発した無数のチャクラムを舞うように使い、相手を躯を完膚なきまでに切り裂くことを好む……好戦的であることで有名な血染花伝のソーラ
共通するのはどちらも……実は他人を……特に嫌いな他人を徹底的にいたぶるのを好む有名な冒険者。二人を合わせて終い花伝……または死舞花伝の双子と呼ばれる恐怖の冒険者。
「よ、喜んでだだだだだだ、作戦にッッ」
ふわふわした空気のままにっこりと妖精族の男を蹴り飛ばしてから、顔をゴリゴリと踏みながらソーラは言った。
「当たり前ですよ! 私もヌファンもお邪魔にならないように頑張りますから~。一緒に頑張りましょう、オー!!!」
恐怖におののく妖精族の男達は、腕を振り上げ、気の良い女性のような顔をして、自身の上官の顔を踏みつけるソーラを見て【エヴァ王国には絶対と絶対に仲良くするように王様に深く進言しよう。兵団全体で】っとほぼ全員そう誓った。
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