結婚する事に決めたから

KONAN

文字の大きさ
12 / 124

レベル2 グループLINE

しおりを挟む
ある日、朝礼の時間帯。


親分「お前、3月にタイヤ交換してくれないか?」


私「あぁ、いいで~得意分野だ」


親分は竹田さんに「お前はタイヤ交換どうしているんだ?」


竹田「ガソリンスタンドで交換してもらってるんですよー」


親分「ほーん、だったら彼に2000円でやってもらえ」


竹田「いいんですかねぇー」


とりあえず竹田さんは、タイヤ交換をしてほしいような感じの雰囲気をしていた。


その場では特に依頼されず。


私が既婚者だから、遠慮してそれでだろう。


私の住む地域は雪がかなり積もるので、スタッドレスタイヤに交換が必要だ。


カーショップやスタンドは順番待ちや予約がすごい。


私はタイヤ交換グッズは一通り持っている。


どこでも交換可能。


小学校2年生の時から、家の車のタイヤ交換を手伝っていた。


寒い寒い雪のチラつくなか、弟どもは家でファミコン。


私は父親の手伝い。


しかも油圧ジャッキが無かったから、車載のクルクルジャッキ。


力はない小学生、寒くて手が痛い、弟どもはファミコン。


ムキー!って感じで頑張っていた。


父親も手伝って欲しい時はすぐに私に頼んでいた。


おじじも父親も頼むのは私ばかり。


父親「いいか、タイヤのナットを閉めるのは対角に均等に絞めないといけない」


私「締めるのなんてどこからでもいいがん!」


父親「ダメだ、バランスが崩れてタイヤが外れて飛んで逃げる」


私「うーさむいー!」


父親「もうすぐ終わるから」


私「ホントか?!」


交換完了。


私「終わった終わった家に入ってファミコンしよっと」


父親「まだだ。まだ終わってない。今度はタイヤの空気入れだ」


私「なんでだー!空気なんて入れんでもいいがん!」


父親「ダメだ、パンクしたら走れなくなる」


私「なにー!」


しかも当時電動ポンプがなく、自転車の空気入れ!


これがまた、なかなか空気が入らず過酷~。


8歳の私は文句を言いながらも、作業をしていた思い出がなつかしい。


それから23年。


今では全然タイヤ交換なんて苦では無くなった。


油圧ジャッキにインパクトドリルまで用意してすぐ終わる。


空気入れは当時と変わらず自転車のポンプだ。


そろそろシガーソケット電源の電動ポンプを買うとするか。


竹田さんから交換依頼されるのもプラスポイントと言っても、過言ではない。


とにかく、キッカケはなんでもいい。


話をしたり、何かしたりとそう言った関わるキッカケが重要。


頼まれる日を期待することにした。


2月になり、バレンタインデーが来た。


事務課職員の寄せ集めによるチョコをもらった。


デイサービス職員からももらった。


女性職員が多いからもらえる量はやはりすごい!


お返しが大変なことになりそう。


人生でこんなにチョコをもらったのは初めてだった。


入社して4ヶ月なのに名前も知れ渡ってるから、そんなもんなんだろう。


この日、ともさんが竹田さんと私の3人によるグループLINEを作った。


ともさんは、以前からLINE交換していたから、竹田さんとのグループLINEに私を招待できたわけだ。


このグループLINEは、親分がたまに昼ご飯を作ってくれる時に、材料やカンパ金をどうするのかを、話をしたりする為のグループLINE。


ともさんが私と竹田さんをそのグループに呼んでくれたおかげで、竹田さんとLINEで話すこともできるようになった。


しかし、竹田さん自身の個人のLINEは友達登録せずに、いつか竹田さんからLINEが来るだろうから、何もしないことにした。


FacebookとInstagramは竹田さんから友達申請やフォロー申請が来たけど、LINEは高い壁だ。


3人でのLINEでは、スタンプや絵文字をよく竹田さんは送ってくる。


個人でのLINEはよっぽど用事がない時は、なかなか送ってこないはず。


二人っきりで話をするのは、今この段階では、なかなかないだろう。


とりあえず、今のこの状態でどう竹田さんと接していくか考えながら行動しないと振り向いてはもらえない。


しつこいと嫌われるし、距離感が大事であって、気にならせるには、いろんな事の積み重ねで変わる。


ガツガツ行きすぎるとドン引きされたり既読スルーパターンも考えられるので、まだ焦ってはいけないのだ。


私が結婚してる状態なので、そんな心配はする必要ないんだけど。


付き合うためのレベル2、連絡先を手に入れることに成功。


あとは個人LINEでもやり取りがレベル3と言える。


数日後、大雪が降った。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

大好きな背中

詩織
恋愛
4年付き合ってた彼氏に振られて、同僚に合コンに誘われた。 あまり合コンなんか参加したことないから何話したらいいのか… 同じように困ってる男性が1人いた

ワイルド・プロポーズ

藤谷 郁
恋愛
北見瑤子。もうすぐ30歳。 総合ショッピングセンター『ウイステリア』財務部経理課主任。 生真面目で細かくて、その上、女の魅力ゼロ。男いらずの独身主義者と噂される枯れ女に、ある日突然見合い話が舞い込んだ。 私は決して独身主義者ではない。ただ、怖いだけ―― 見合い写真を開くと、理想どおりの男性が微笑んでいた。 ドキドキしながら、紳士で穏やかで優しそうな彼、嶺倉京史に会いに行くが…

雪の日に

藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。 親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。 大学卒業を控えた冬。 私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ―― ※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。

恋とキスは背伸びして

葉月 まい
恋愛
結城 美怜(24歳)…身長160㎝、平社員 成瀬 隼斗(33歳)…身長182㎝、本部長 年齢差 9歳 身長差 22㎝ 役職 雲泥の差 この違い、恋愛には大きな壁? そして同期の卓の存在 異性の親友は成立する? 数々の壁を乗り越え、結ばれるまでの 二人の恋の物語

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

今さらやり直しは出来ません

mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。 落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。 そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……

処理中です...