結婚する事に決めたから

KONAN

文字の大きさ
40 / 124

t助とナース

しおりを挟む
午前中に、事務長t助を何回ナースは尋ねてくるのか。



名付けて、t助&ナースラブラブ大作戦。



出社して竹田さんに挨拶。


特に話はなし。


朝礼後デイサービスの迎えを終えて、事務課に戻った。


竹田さんはその時、席を外していた。


竹田さんが戻ってきた。


しばらくするとナースが来た。


竹田さんの方を見ると目が合って、目でほらほらって合図してきた。


私は「確かに」って黙ってうなづいた。


さあ、何回来るのか。


ナースが出ていき数十分後、またt助の元にナースが来た。


ドクターじゃなくて事務長にそんな用事あるのか?って思いながら見ていた。


ナースはt助を尋ねに、午前中だけで5回も来ていた。


午後からはt助が会議で他所の施設に行ったのだが、そのナースはまったく午後からは来なかった。


やはり竹田さんの言うとおり。


また今夜、竹田さんとこのネタで話ができる。


ありがとうt助。


早く夜になれー!


その日の夜に竹田さんにLINEを送った。


私「竹田さん、あのナース5回も午前中に来てましたよ?!」


竹田「数えてたんですか?笑 でも確かにすごく来て事務長を見ていた気がするー」


まぁ、私は竹田さん、あなたをよく見てましたけどね!とは言えなかった。


私「意識すると頻繁に来てましたが、今日いきなりそんなのが見れるとは思いませんでしたよー」


竹田「まだ、事務長にはもう一人の元カノが違う施設にいるらしく、その人も時々来ることがあるんですよ」


新たな新事実。


私「t助ってモテるんですね」


竹田「そうみたいなんですよー、明日は多分元カノが来る日ですよ」


元カノ。


竹田さん情報通だな。


私の知らないところでそんな情報が飛び交っていたなんて。


私「明日も見ときますね」


t助自身はもう59歳になるのだが、独身生活を送っている。


だから、元カノたちは事務長に事務所内でイチャついたり廊下でイチャついたりと、竹田さんに言われて気づいたのだが意外と怪しい雰囲気だった。


翌日、事務所にそのナースが来るたびに、「また来ました!また来ました!」と竹田さんと目があって笑う日が続いた。


竹田さんも私の顔を見て笑っていた。


ナースが来るたびに目で「ほらほら、来ましたよ!」って合図して楽しんでいた。


そして、夜になるとLINEのやり取り。


竹田「またあのナース来ましたねーもう事務長LOVEですね。」


事務長t助の話題で盛り上がった。


私も竹田さんあなたにLOVEなんですが、まだ言えない!


竹田「課長に恋話をして今日はさっさと帰りました」


私「いいですねー、あの一緒に暮らしてた彼氏とはまた別の人の話ですか?」


竹田「私のは恋話というか、今47歳のオッサンに言い寄られてますーっという話。ギリでハグはできるけどそれ以上は無理だわーって課長さんとの笑い話でした」


竹田さんを狙ってる人は案外多いようだ。


そういう話だったのかと少し焦った。


翌日、事務長t助がエレベーターの前で例のナースといちゃついているのを目撃した。


私「よっしー課長、t助さん例のナースとエレベーター前でいちゃついていましたよ」


よっしー課長「最近多いよね」


竹田さんとの話のネタが増えた。


また竹田さんとその日の晩に、LINEでこんなことがあったと話をすることができた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

大好きな背中

詩織
恋愛
4年付き合ってた彼氏に振られて、同僚に合コンに誘われた。 あまり合コンなんか参加したことないから何話したらいいのか… 同じように困ってる男性が1人いた

ワイルド・プロポーズ

藤谷 郁
恋愛
北見瑤子。もうすぐ30歳。 総合ショッピングセンター『ウイステリア』財務部経理課主任。 生真面目で細かくて、その上、女の魅力ゼロ。男いらずの独身主義者と噂される枯れ女に、ある日突然見合い話が舞い込んだ。 私は決して独身主義者ではない。ただ、怖いだけ―― 見合い写真を開くと、理想どおりの男性が微笑んでいた。 ドキドキしながら、紳士で穏やかで優しそうな彼、嶺倉京史に会いに行くが…

雪の日に

藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。 親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。 大学卒業を控えた冬。 私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ―― ※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。

恋とキスは背伸びして

葉月 まい
恋愛
結城 美怜(24歳)…身長160㎝、平社員 成瀬 隼斗(33歳)…身長182㎝、本部長 年齢差 9歳 身長差 22㎝ 役職 雲泥の差 この違い、恋愛には大きな壁? そして同期の卓の存在 異性の親友は成立する? 数々の壁を乗り越え、結ばれるまでの 二人の恋の物語

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

今さらやり直しは出来ません

mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。 落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。 そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……

処理中です...