41 / 124
髪の赤い看護師
しおりを挟む
離婚が成立して数日後、午前中デイサービスの送迎が終わった後で浄化槽トラブルが起きていた。
最近頻繁に浄化槽トラブルが起きて、対処に追われていた。
施設の職員や利用者が、ビニールやオムツを流す事があって、それを浄化槽のポンプが吸い込んで詰まって警報が鳴る。
浄化槽設備の重い鉄のフタをはぐって、処置をしていた。
このフタのせいで腰が痛くなる事がある。
浄化槽内を眺めていると、夜勤明けの髪の赤い看護師が近づいてきた。
髪の赤い看護師「東條さんおつかれっす」
私「おふぁようございます」
髪の赤い看護師「また詰まったんですか?」
私「そうなんです、くさいところのフタをはぐってまた様子をみてるんですよ、ゴキブリだらけのこの場所で!」
髪の赤い看護師「私ゴキブリ無理なんで~、がんばってください」
私「はいはーい」
といって、髪の赤い看護師は帰っていった・・・。かと思いきやまた近づいてきた。
髪の赤い看護師「あの~今夜時間あります?予定がキャンセルになったんでー、飯食べに行きません?」
私「え?!」って一瞬考えた。
こんなヤンキーな人とディナーだなんて、どう言う風の吹き回しなんだろうかと思いつつ、まあ俺は離婚してるし、不倫とかにはならないから、まぁいっかってことで「いいですよ」って返事をして電話番号を交換した。
私とは絶対一生関わらないと思うような人に、誘われたもんだから驚いた。
とりあえず怒らせると何されるかわからないから、大人しくついていこう。
浄化槽トラブルを終えて仕事も終わり夕方になったら、髪の赤い看護師から電話がかかってきた。
髪の赤い看護師「今からいけるんでー、迎えに行きます。どこが家なんですか?」
私「あーどうもー」といって家の場所を教えたら、髪の赤い看護師が迷うことなくやってきた。
髪の赤い看護師の車に乗った。
髪の赤い看護師「おつかれっす」
私「いやぁー、わりぃですねー、迎えに来てもらっちゃって」
髪の赤い看護師「私から誘ったんで全然いいですよー」
私「ディナーはどこ行くんすか」
髪の赤い看護師「時々行く定食屋に行こうと思ってるんですけど、好き嫌いあります?」
私「いや、だいたい俺はなんでも食べれるんで卵が苦手なくらいかな」
髪の赤い看護師「じゃあ、大丈夫です」
私「すっぱつー」
髪の赤い看護師「出発しまーす」
髪の赤い看護師とは最近エアコントラブルとかで関わりがあったくらいで、髪が赤いので施設内ではヤンキーがいる~とか程度にしか思っていなかった。
名札もしてないから、名前もわからずだったから、エアコントラブルの時にやっと川木さんと言う名前を知った。
どんな人なのかわからなかったが、とりあえず車にのさられたまま定食屋に到着。
私「ここなんすか」
髪の赤い看護師「ここです、なかなかうまい店ですよ」
店に入るなり、驚いた。
ここは、汚い店だ!と言うかすごい店だ!
突っ込みどころ満載な店だ。
座敷に座り、扇風機があるから首振り機能やめさせようと、後ろのボタンを引っ張り上げたら、スポンと抜けた!
私「あ!壊れた!」
髪の赤い看護師「え?!」
私「見た?」
髪の赤い看護師「はい。笑」
静かに刺して戻しておいた。
テレビの前にアンテナが置いてあってよく見えない・・・。
網戸は破れてる。
窓が開いてるのにエアコンがついている。
テーブル席の1席はパソコンや漫画が積み重なっている。
から揚げ定食を頼んで出てきた冷奴のネギが、切りきれてなくて繋がっている。
私「川木さんこれ見てよー、切れてない」
髪の赤い看護師「ほんとだぁ、こっちのネギも切れてないですよ」
私「量は多くていいですね!」
髪の赤い看護師「わりかし客も来てるんですよ」
私「甘酢あんかけ唐揚げにマヨネーズ付けたらうまいですよ!」
髪の赤い看護師「たしかに、東條さんは外食よく行くんすか?」
私「あ、川木さん俺3日前に離婚して東條から波多野になったんすよ」
髪の赤い看護師「えぇ!離婚したてだったんですか!」
私「そうなんですよ、これからは波多野でよろしくお願いします。外食はよく行きますよ!
でも、事務課は給料安いので、そのうち電気工事屋にでも行こうかと悩んでるとこなんですよ」
髪の赤い看護師「私はバツ2です。2回とも元旦那の借金が理由で離婚したんですよ」
私「借金してまで、なんか買いたかったんですね」
髪の赤い看護師「ギャンブルですよ」
私「あちゃー、そうでしたか。なんで看護師になったんすか?」
髪の赤い看護師「高校までヤンキーだったけど、ある時、親にマジで怒られて、そこから看護学校行って看護師になりました」
私「高校の時からそんな髪が赤かったんすか?」
髪の赤い看護師「当時はパッキンでした。族の総長もやってました。根性焼きの跡もありますよ」
私「うわー、痛そうな跡ですね。ドMなんすね」
髪の赤い看護師「ちがいますよ。笑」
私「川木さんは、だいぶ前に離婚したんすか?」
髪の赤い看護師「私は少し前に離婚したんですが、職場には伝えてないんですよ」
私「苗字も変わってるんすか?」
髪の赤い看護師「今は浅田なんですが、面倒なんでそのまま川木で通してます」
私「なるほどね、お互い独身ですね」
髪の赤い看護師「そろそろ行きますか」
髪の赤い看護師のドライブで街中をウロウロ。
夜中2時か3時になった。
帰りたいとは口が裂けても言えない!
竹田さんとLINEしたいのにあまり出来ない!
とりあえず無事、家に無事帰れましたとさ。
めでたしめでたしではなかった。
最近頻繁に浄化槽トラブルが起きて、対処に追われていた。
施設の職員や利用者が、ビニールやオムツを流す事があって、それを浄化槽のポンプが吸い込んで詰まって警報が鳴る。
浄化槽設備の重い鉄のフタをはぐって、処置をしていた。
このフタのせいで腰が痛くなる事がある。
浄化槽内を眺めていると、夜勤明けの髪の赤い看護師が近づいてきた。
髪の赤い看護師「東條さんおつかれっす」
私「おふぁようございます」
髪の赤い看護師「また詰まったんですか?」
私「そうなんです、くさいところのフタをはぐってまた様子をみてるんですよ、ゴキブリだらけのこの場所で!」
髪の赤い看護師「私ゴキブリ無理なんで~、がんばってください」
私「はいはーい」
といって、髪の赤い看護師は帰っていった・・・。かと思いきやまた近づいてきた。
髪の赤い看護師「あの~今夜時間あります?予定がキャンセルになったんでー、飯食べに行きません?」
私「え?!」って一瞬考えた。
こんなヤンキーな人とディナーだなんて、どう言う風の吹き回しなんだろうかと思いつつ、まあ俺は離婚してるし、不倫とかにはならないから、まぁいっかってことで「いいですよ」って返事をして電話番号を交換した。
私とは絶対一生関わらないと思うような人に、誘われたもんだから驚いた。
とりあえず怒らせると何されるかわからないから、大人しくついていこう。
浄化槽トラブルを終えて仕事も終わり夕方になったら、髪の赤い看護師から電話がかかってきた。
髪の赤い看護師「今からいけるんでー、迎えに行きます。どこが家なんですか?」
私「あーどうもー」といって家の場所を教えたら、髪の赤い看護師が迷うことなくやってきた。
髪の赤い看護師の車に乗った。
髪の赤い看護師「おつかれっす」
私「いやぁー、わりぃですねー、迎えに来てもらっちゃって」
髪の赤い看護師「私から誘ったんで全然いいですよー」
私「ディナーはどこ行くんすか」
髪の赤い看護師「時々行く定食屋に行こうと思ってるんですけど、好き嫌いあります?」
私「いや、だいたい俺はなんでも食べれるんで卵が苦手なくらいかな」
髪の赤い看護師「じゃあ、大丈夫です」
私「すっぱつー」
髪の赤い看護師「出発しまーす」
髪の赤い看護師とは最近エアコントラブルとかで関わりがあったくらいで、髪が赤いので施設内ではヤンキーがいる~とか程度にしか思っていなかった。
名札もしてないから、名前もわからずだったから、エアコントラブルの時にやっと川木さんと言う名前を知った。
どんな人なのかわからなかったが、とりあえず車にのさられたまま定食屋に到着。
私「ここなんすか」
髪の赤い看護師「ここです、なかなかうまい店ですよ」
店に入るなり、驚いた。
ここは、汚い店だ!と言うかすごい店だ!
突っ込みどころ満載な店だ。
座敷に座り、扇風機があるから首振り機能やめさせようと、後ろのボタンを引っ張り上げたら、スポンと抜けた!
私「あ!壊れた!」
髪の赤い看護師「え?!」
私「見た?」
髪の赤い看護師「はい。笑」
静かに刺して戻しておいた。
テレビの前にアンテナが置いてあってよく見えない・・・。
網戸は破れてる。
窓が開いてるのにエアコンがついている。
テーブル席の1席はパソコンや漫画が積み重なっている。
から揚げ定食を頼んで出てきた冷奴のネギが、切りきれてなくて繋がっている。
私「川木さんこれ見てよー、切れてない」
髪の赤い看護師「ほんとだぁ、こっちのネギも切れてないですよ」
私「量は多くていいですね!」
髪の赤い看護師「わりかし客も来てるんですよ」
私「甘酢あんかけ唐揚げにマヨネーズ付けたらうまいですよ!」
髪の赤い看護師「たしかに、東條さんは外食よく行くんすか?」
私「あ、川木さん俺3日前に離婚して東條から波多野になったんすよ」
髪の赤い看護師「えぇ!離婚したてだったんですか!」
私「そうなんですよ、これからは波多野でよろしくお願いします。外食はよく行きますよ!
でも、事務課は給料安いので、そのうち電気工事屋にでも行こうかと悩んでるとこなんですよ」
髪の赤い看護師「私はバツ2です。2回とも元旦那の借金が理由で離婚したんですよ」
私「借金してまで、なんか買いたかったんですね」
髪の赤い看護師「ギャンブルですよ」
私「あちゃー、そうでしたか。なんで看護師になったんすか?」
髪の赤い看護師「高校までヤンキーだったけど、ある時、親にマジで怒られて、そこから看護学校行って看護師になりました」
私「高校の時からそんな髪が赤かったんすか?」
髪の赤い看護師「当時はパッキンでした。族の総長もやってました。根性焼きの跡もありますよ」
私「うわー、痛そうな跡ですね。ドMなんすね」
髪の赤い看護師「ちがいますよ。笑」
私「川木さんは、だいぶ前に離婚したんすか?」
髪の赤い看護師「私は少し前に離婚したんですが、職場には伝えてないんですよ」
私「苗字も変わってるんすか?」
髪の赤い看護師「今は浅田なんですが、面倒なんでそのまま川木で通してます」
私「なるほどね、お互い独身ですね」
髪の赤い看護師「そろそろ行きますか」
髪の赤い看護師のドライブで街中をウロウロ。
夜中2時か3時になった。
帰りたいとは口が裂けても言えない!
竹田さんとLINEしたいのにあまり出来ない!
とりあえず無事、家に無事帰れましたとさ。
めでたしめでたしではなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ワイルド・プロポーズ
藤谷 郁
恋愛
北見瑤子。もうすぐ30歳。
総合ショッピングセンター『ウイステリア』財務部経理課主任。
生真面目で細かくて、その上、女の魅力ゼロ。男いらずの独身主義者と噂される枯れ女に、ある日突然見合い話が舞い込んだ。
私は決して独身主義者ではない。ただ、怖いだけ――
見合い写真を開くと、理想どおりの男性が微笑んでいた。
ドキドキしながら、紳士で穏やかで優しそうな彼、嶺倉京史に会いに行くが…
雪の日に
藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。
親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。
大学卒業を控えた冬。
私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ――
※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。
恋とキスは背伸びして
葉月 まい
恋愛
結城 美怜(24歳)…身長160㎝、平社員
成瀬 隼斗(33歳)…身長182㎝、本部長
年齢差 9歳
身長差 22㎝
役職 雲泥の差
この違い、恋愛には大きな壁?
そして同期の卓の存在
異性の親友は成立する?
数々の壁を乗り越え、結ばれるまでの
二人の恋の物語
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
今さらやり直しは出来ません
mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。
落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。
そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる