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蓋然
3.
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「寝てた? うん、藤堂さん来てるよ、…………、ああ、カニ買ってきて、カニね、あー聞こえない。よろしく」
板の間に正座――ではなく胡坐をかいた慎一郎の膝にはひよが乗っている。今日はチャコールグレーのロングエプロンを渡された。七海はストーブのケトルに水を継ぎ足す間で通話を終えた。相手は千晶と兄か、肝心なところをスルーして話が進んでいく。過ぎたことをあれこれいっても始まらないが。
「寝ぼけてる。兄貴に帰ってくるように連絡したから、それまで風呂にでもどう?」
「ありがとう」
そこまで甘えられないとかぶりをふる。私情はぶつけても立ち位置はいつもニュートラル。本当に揺るがないのは姉弟そっくりで。
「アキは大学の傍に部屋を借りて家と行ったり来たりしてる。病院も向こうが近いんだ。条件に合う処がこっちになくてね」
七海はどこまで話していいのか、判断がつきかねるという顔で言葉を切った。
「アキは俺らにも『何も言わない』だけで『俺も言う立場にない』――ただ、根回しはしとかないとね。
兄貴もクズだからさ、悪いほうに邪推しちゃったんじゃないの? 兄は両親より保護者ヅラしてるのが厄介でね。二言目には俺が拾ってやった、俺が名前を、オムツを、ミルクをって」
「お兄さんが弟妹を強請ったって話は聞いたよ、よくある話でしょ」
神様にお願いと照れ笑いでごまかされるか、お前ひとりで十分と吐き捨てられるにしろ、子供が一度は口にする類のもの。その先の責任は保護者が負うことだ。
「それに子守は本来年嵩が担うものだ、教え導いてこそ自身も成長し、責任感も生じる。俺にも弟がいるが、特別な存在だよ。小さな手が俺の指を握ったあの日から――」
「…俺と同じ歳って言ってなかった? その下もいるの? 年の離れた弟妹はさぞかしかわいいんでしょうね」
七海がそこまでと優しい微笑みで制す。
彼が話を遮ってたのは初めてで、慎一郎は肩を竦める。
「アキにも以前窘められたよ。アキや君とは対等に思えるのに、弟は弟なんだ。俺はともかく、レオさんはいいお兄さんじゃないか、懐が深いっての?」
「あー、……」
七海は世も末と蟀谷に親指と薬指をあて、もみほぐした。目の前のブラコンにも、怖いもの知らずな姉に対しても、頭痛が痛い。おまけにあの兄を擁護するとは、変な趣味でもあるんじゃないの。
慎一郎はといえば、君の姉さんは至極真っ当なことを言っただけし、君のお兄さんも好い加減に真っ当だ、そうだろう? と、七海の疑いのまなざしを笑顔で跳ねのけた。
「…うちの両親のことは何か聞いてる?」
「いいや、お互いが唯一過ぎるようなことは言っていたけれど、見たままだよね」
「そ、仲がいいんですよ、昔からね。ただ、子供としてはどうなんでしょう。カズがどんな気持ちで4歳まで過ごしたのか、どんな心境で駄々をこねてみせたのか。――両親がどんな思いで応えたのか」
家族仲は良いはずのに、七海も千晶もどこか両親に対して距離感のある口調。どこの家庭にも程度の差はあれ問題はあるものだ。細かな不満はあるけれど、おおむねよき父よき母である。それは七海もわかっていて、うまく違和感のようなものを表現し難いようだった。
「今回のことも両親のほうは問題ないんだ。世間体なんて気にしてない。父は固まってたけど、母は落ち着いてててね、アキが服借りるって連絡しただけでなんとなく気づいたって、女の勘て怖いよね、――散々説教して――アキの友人や大学もね」
七海はまた言葉をきり、ネジのズレた姉とその周囲のアホアホエピソードを語った。彼らのだれも千晶の選択を否定せず――代わりに子としての体験を話すのだ。
「詳細は省くけど、両親共肉親の情に薄く、その代わり周囲には恵まれたそうです。それで駆け落ち同然で結婚」母方から反対されたという程度の話で、名家だとか式の最中にかっさらったとかのドラマチックなものではないと言い添えた。
「――ま、祝福されての結婚でも同じことだった。そう言い切ったから複雑なんでしょう。今は最低限の連絡だけで親族との行き来はありません。両親も、問題があるのは理解しています」
面倒な相手との付き合い、地方地方による慣習の違い、親族、身内という感覚。言葉で教わるのと肌身で感じるのは別だ。知って拒否するのと、知らずに過ごすのとは違う。
「父方とは仲がいいんです、それはそれで遠慮があって、一方だけと付き合うのもどうか、というのもあるんでしょう。ここまではどこにでも転がってる話ですよ」
子は親の鏡なら、その親の親も然り。どちらもしっかりした祖父母なのだろうと伺い知れる。それだけに溝は深い、慎一郎も心当たりのある境遇に軽く頷くと、七海も苦笑交じりで応えた。
「――俺が物心ついた時にはアキがいて、兄貴と両親がいた。俺が一番無邪気に過ごしてたと思う。あの年代の人は結婚して家庭を子供をもつのが自然な流れで、そこに落とし穴があるとは思っていなかった。いや、父は薄々覚悟していたんでしょう、母のほうがね。両親が自分達の危うさに向き合って努力していたのはわかりました。ただ、彼らが自覚する以前にカズは気づいたんでしょう、アキも」
子はかすがい、自分の子だから可愛い、そんな一般的生物学的に当てはまらない親子関係もあるのだ。 他人同士の夫婦、血を分けた子供。夫婦の愛情でうまくいっていた関係も子が増えれば均衡が崩れるのは明白。二人目まで時間が空いたのは経済的な理由だけではなかっただろう。
自分が面倒をみるからと強請った結果、兄は、それはそれは弟妹を自分のもののようにかいがいしく世話を焼いた。立ち独り歩きするようになれば逞しくあれと谷底に突き落とし、世の酸いを教えたのも兄だ。
「年子で母の体調が悪かったとはいえ、兄の世話焼きに責任感以上のものを感じ取っていたんでしょう。彼らも子供が親の代役を務める異常性はよしとしなかった。いろいろぶつかったりしてはみても、――人外だからさ」
両親も手をこまねいていたのではない、ただ、知性は経験値で勝っても知能の差は雲泥。
自分よりできる奴をコントロールできるかと問われたら。猫がライオンを飼いならせるか。野生は人の手で育てても懐かないから野生なのだ。
「だから名前よびなんだね」
「そ、そして拾い子が俺でなくアキなのか」
空から落ちてきた男の子と、彼が拾った女の子。それもまた物心ついた時から耳にしていた冗談だった。
戸籍と母子手帳から逆算すると兄は(旅行に行ってないが)ハネムーンベイビー、その兄が誕生日からクリスマスまでごねた千晶が9月生まれで、解せないのは翌年7月に生まれた七海のほうだ。
慎一郎にとって離れて暮らしても直嗣は弟、母親が違えども他人と疑ったことはない。単なる身内意識か、それとも血のなせるものか。
「うちの母娘の関係が良好なのは兄の緩衝と橋渡しがあったからです。今じゃ信じられないだろうけど、昔のアキはお兄ちゃん子で……」
弟は昔の話、姉の黒歴史だから触れてやらないでくれと小声になった。
「健全な成長過程、と言えるのでは」
「よく言いすぎですよ」
板の間の石油ストーブに乗せたケトルから細く湯気が立ち昇る。
「カズにはこの世界がどう見えているんだろう、そう思うことがあります。ある日――」
七海は独り言のようにつぶやき、最後は口にしなかった。
彼もまた兄を想い、そして。
代わりにケトルの湯気を目で追った。慎一郎もあとに続いた。
視線は天上へ、そして少し下がって止まる。
ススキで出来たフクロウとミミズクが二羽、欄間から部屋を見下ろしていた。
「アキもね10月だったかな、突然伊豆へドライブへ出かけていったんです。で、帰って来てからowl達を作って」
軽トラで多摩川の土手へ。そして大小さまざまなフクロウやウサギや子供にしか見えないふしぎな生き物を、家の中――板の間で友達と服も部屋も猫も芒まみれにして、と七海はぶつくされた。
「仙石原か、アキは何もないところが好きだよね」
「なんだかね、もっとお花畑で居そうなのに、頭んなかは荒野なんだよなぁ」
板の間に正座――ではなく胡坐をかいた慎一郎の膝にはひよが乗っている。今日はチャコールグレーのロングエプロンを渡された。七海はストーブのケトルに水を継ぎ足す間で通話を終えた。相手は千晶と兄か、肝心なところをスルーして話が進んでいく。過ぎたことをあれこれいっても始まらないが。
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神様にお願いと照れ笑いでごまかされるか、お前ひとりで十分と吐き捨てられるにしろ、子供が一度は口にする類のもの。その先の責任は保護者が負うことだ。
「それに子守は本来年嵩が担うものだ、教え導いてこそ自身も成長し、責任感も生じる。俺にも弟がいるが、特別な存在だよ。小さな手が俺の指を握ったあの日から――」
「…俺と同じ歳って言ってなかった? その下もいるの? 年の離れた弟妹はさぞかしかわいいんでしょうね」
七海がそこまでと優しい微笑みで制す。
彼が話を遮ってたのは初めてで、慎一郎は肩を竦める。
「アキにも以前窘められたよ。アキや君とは対等に思えるのに、弟は弟なんだ。俺はともかく、レオさんはいいお兄さんじゃないか、懐が深いっての?」
「あー、……」
七海は世も末と蟀谷に親指と薬指をあて、もみほぐした。目の前のブラコンにも、怖いもの知らずな姉に対しても、頭痛が痛い。おまけにあの兄を擁護するとは、変な趣味でもあるんじゃないの。
慎一郎はといえば、君の姉さんは至極真っ当なことを言っただけし、君のお兄さんも好い加減に真っ当だ、そうだろう? と、七海の疑いのまなざしを笑顔で跳ねのけた。
「…うちの両親のことは何か聞いてる?」
「いいや、お互いが唯一過ぎるようなことは言っていたけれど、見たままだよね」
「そ、仲がいいんですよ、昔からね。ただ、子供としてはどうなんでしょう。カズがどんな気持ちで4歳まで過ごしたのか、どんな心境で駄々をこねてみせたのか。――両親がどんな思いで応えたのか」
家族仲は良いはずのに、七海も千晶もどこか両親に対して距離感のある口調。どこの家庭にも程度の差はあれ問題はあるものだ。細かな不満はあるけれど、おおむねよき父よき母である。それは七海もわかっていて、うまく違和感のようなものを表現し難いようだった。
「今回のことも両親のほうは問題ないんだ。世間体なんて気にしてない。父は固まってたけど、母は落ち着いてててね、アキが服借りるって連絡しただけでなんとなく気づいたって、女の勘て怖いよね、――散々説教して――アキの友人や大学もね」
七海はまた言葉をきり、ネジのズレた姉とその周囲のアホアホエピソードを語った。彼らのだれも千晶の選択を否定せず――代わりに子としての体験を話すのだ。
「詳細は省くけど、両親共肉親の情に薄く、その代わり周囲には恵まれたそうです。それで駆け落ち同然で結婚」母方から反対されたという程度の話で、名家だとか式の最中にかっさらったとかのドラマチックなものではないと言い添えた。
「――ま、祝福されての結婚でも同じことだった。そう言い切ったから複雑なんでしょう。今は最低限の連絡だけで親族との行き来はありません。両親も、問題があるのは理解しています」
面倒な相手との付き合い、地方地方による慣習の違い、親族、身内という感覚。言葉で教わるのと肌身で感じるのは別だ。知って拒否するのと、知らずに過ごすのとは違う。
「父方とは仲がいいんです、それはそれで遠慮があって、一方だけと付き合うのもどうか、というのもあるんでしょう。ここまではどこにでも転がってる話ですよ」
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「――俺が物心ついた時にはアキがいて、兄貴と両親がいた。俺が一番無邪気に過ごしてたと思う。あの年代の人は結婚して家庭を子供をもつのが自然な流れで、そこに落とし穴があるとは思っていなかった。いや、父は薄々覚悟していたんでしょう、母のほうがね。両親が自分達の危うさに向き合って努力していたのはわかりました。ただ、彼らが自覚する以前にカズは気づいたんでしょう、アキも」
子はかすがい、自分の子だから可愛い、そんな一般的生物学的に当てはまらない親子関係もあるのだ。 他人同士の夫婦、血を分けた子供。夫婦の愛情でうまくいっていた関係も子が増えれば均衡が崩れるのは明白。二人目まで時間が空いたのは経済的な理由だけではなかっただろう。
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