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蓋然
春眠夜話(4/4)ぷぷっぴどぅ~(I don't care)
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誠仁はグローブを外し、手をひらひらと動かして異常のないことを確かめる。拳で顎に当てて見せてから、平手で頬を叩いた。僕のおてては値千金。
慎一郎はこれじゃ仕事にならない、と毛布を折りたたんでそっと座る。反省の色は無し。
「慎さぁ、それじゃ親父さんと――」
「直にも殴られたさ、あいつも変なとこ勘がいいんだよ」
「そりゃ怒るわ」
(皆敢えて触れないだけだよ。問い詰めたって彼女が苦労するだけ。ええ、これやっぱり俺がちあきちゃんとフェイクでも一緒になったほうが? 肩を抱いてほっぺにチューなら素面でもできる。あの双子なら理解するだろうし、俺は外で適当に。っていやいや)
誠仁、これでも倫理観はまともな常識人。割り切れる男ならここまで独身を貫いていない。
そもそも彼女が適当な相手と結婚していれば、いや、――待て、あっさり退く男か? もし俺と一緒になってたとしてこいつはどうするつもりだったのか、――誠仁は悪い想像を振り払った。
「そこまでだと思わなかったよ。なんで? そんなにすごいの?」
「何が?」
何がって――誠仁が目だけで笑うと、むっつりはちらっと、一瞬だけ口角をあげた。
「彼女をどうしたいの、お前は彼女が他の奴と結婚しても、なんなら目の前でやってても平気なんだろ」
目の前の男は頬の氷嚢から手を放さず、首を傾げてみせた。
これで何度目だろう『それがどうした』みたいな反応は。聞く前からそんな予感はしていた。彼女をどう思っているのか、それすら考えたことがないんだろう。
慎一郎は特殊だ、もろい部分が足りなくて、人としてのバランスがおかしい。もっと異常性が顕れてもおかしくはないのに、期待を裏切る程度にまとも、そこが危うい。
人づきあいもよくスマートでそれでいて期待はさせない程度に線を引く。女を面倒がるが、酷いことをする訳でなく、顔を覚えるのも苦にしない。
彼女のほうは――そう思い返してみて、千晶とこの幼馴染について話したことは無かったと気づく。
初めて彼女を見たのは、大学4年になろうかという日だった、多分。誠仁は人の顔を覚えないようにしている。ストレートロングのポニーテールと、白いブラウスにホットパンツにブーティ(胸とお尻をあと5センチ、ストッキングは不要などと脳内で評価していたのはナイショ)歩く姿と立ち姿の綺麗な子、それが第一印象。背筋の伸びた子ってどこか人の視線を意識した感じが抜けきれないもの。彼女はとても自然だった。慎一郎に対する態度も。
そしていつの間にか、居た。二人はどういう知り合いなのか、と聞いても二人どちらにもはぐらかされたっけ。
あの時彼女はまだ19、大学デビューで悪い男に引っかかって泣きをみる結果だとしても、もっと夢見ていいはずだった。慎一郎が甘い言葉で釣ったとも思えないが、それでも――もっと甘えておままごとを楽しんでいい年ごろだ。そして不安がって彼の友人に相談し、女友達も巻き込んでがちゃがちゃしているものだろう。
部屋をぐるりと見まわす。以前より生活感が加わった感はあるが、相変わらず写真の一枚もない部屋。そして女の影も見えない。あの大学時代の部屋にもなかった。
「just to … to be ――ただ、ずっといてほしい」
回想にふける誠仁の耳に、思いがけず届いた独り言のような呟き、誠仁は聞き返したいの我慢した。
『俺の女王、生きる妙薬、彼女が俺の肉体に魂を授けてくれたのさ』とでも言ったら笑って酒を流し込んでやったのに。この男が愛の言葉をささやくことはあるのだろうか。それとも彼女の足に縋りついて――それも無いよな。
「それを言ってやりなよ」
女性はいつも愛情を確認したがるもの、彼女も相当変わってる。と、ここで誠仁は、昔そんなことを言わずとも一緒に居られた女性がいたのを思い出した。
「今日は火曜か、飲もうかな」
彼女はルビー、ふらりとやってきて、ふらりと居なくなる。
彼女が何も残さないなら、――
誠仁はどちらも責められない気がした。
*
「親父さんはなんて? ああ、爺さんだっけ藤堂さんちは」
「親父は黙殺、直のことは諦めてないらしい。爺さんには断りを入れてある」
情報が断片だが、誠仁は詮索を控えた。代わりにキッチンの棚の捜索に力を入れる。
親子間は客観性に欠けると藤堂家は隔世代が縁を結んできた。去年父親がその不文律を侵し、直嗣に見合い話を持ち掛けた。直嗣が喜んで受けたなら大団円だが、そうはいかない。大人しいタイプは怒ると手が付けられない。
相談を受けた誠仁は勝手に見合いを仕掛けられた場合に備え折る方法を伝授した。監修に千晶も加わっている。
誠仁は酒を見繕うと、グラスに赤いリキュールとベリーのコンフィとデコポンを適当に入れ、炭酸を注ぐ。
グラスの色を見つめてから、口を付ける。
「甘っ、むこうのうちはなんていってんの」
横からレモンとキュウリの輪切りが滑りこむ。誠仁は不肖顔で口を付ける。
「向こうはアキより俺を信じるわけにはいかない、でも心当たりがあるなら見てろってさ」
「…出来た家族だね。俺なら融かして捨ててるよ、うん? 二三回分だけ絞ってから去勢するわ、んで馬車馬のように働かせる」
「ああ、彼らには――敵わないよ」
慎一郎の顔に優しさのようなものが滲む。誠仁も、なんとなく同意する。
「何か聞いてる?」
「父ちゃんのことならななみんから少し、ま、問題なのは母ちゃんのほうでしょ。息子はいいけど娘は受け入れ難い」
慎一郎はふ、と誠仁に視線を移す。それが肯定だと、ポーカーフェイスな幼馴染の表情を誠仁はきちんと読み取る。
「母親と上手くいってないとさ、んー、でもそんだけじゃなさそう。女姉妹」
「誠仁君のそういうとこ本当にこわい」
「いいじゃん、外じゃ迂闊なこと言えないんだから。慎ちゃんありがとね」
誠仁が毒を吐くのはごく一部の人間にだけ、邪気のない笑顔を向けると、慎一郎は顔を背ける。
「君の生きづらさを理解するのはアキだろう。珍しいね、俺に言ってくるの」
「ちあきちゃんも母ちゃんも自覚してるでしょ。俺らだって女にだけは言われたくないってことあんじゃん」
誠仁はついでとばかりに母娘の関係と人格形成を語りはじめる。娘の幸せを願う、但し、自分を超えない範囲で、はどこも同じ。誠仁の母と姉と姪も普段は仲が良いが、一度ヒートすると男の入る余地はない。千晶と母親にはその感情的な部分が欠けている。彼女が父親からも一歩ひいているのは母親のためだ。
「ななみんも気づいてるでしょ、母ちゃんの母親ってもういない? その辺の葛藤は父ちゃんが引き受けてる感じ? 家族らしからぬ距離感だけど、いいんじゃない。きちんと線を引いて次世代はうまくいってるじゃん。ちあきちゃんはほんとフラットだよね、オニだけど、ほら、いざってときはってとこあの子たちにちゃんとさ、ね、んー、でも、あの距離感の緩衝役って――」
どんな家族も大なり小なり問題を抱えている。そこへ向き合うかどうか、そして最終的に誰の感情を優先するか。更に誠仁の勝手なプロファイルは続き、慎一郎も頷く。
「長男がシェイカーさ、アキのことは産院の帰り道『子捨て』をさせたそうだよ」
「兄ちゃん? 実在するの?」
「……当時5歳、母親自身もまだ気づいてなかったそうだよ。それきいて俺ほんとにすごいと思ったわ、誠仁は会ってるよ」
「名前は?」
「さぁな、運命の再開かも」
なんだよもったいぶって、誠仁は不貞腐れてみせるが、相手が男という段階で興味は薄い。
「今キューバにいるよ」
「…今俺の頭にベレー帽が浮かんでるんだが」
「…まぁちゃん、そういうのは20代までにしておこうよ」
あぁ?こいつ本気で殴っとくんだったわ。いやいや熱くなったら負け、俺は包容力にあふれる30代――誠仁は本題を外さない。
「ちあきちゃんもさ、よくわかってるよ」
「ああ、子供を守ってるだけじゃなかった、俺のこともだったんだな」
誠仁は、お、と目を見開き、細めた。
「アンタの子って言われていたら、義務だけで接してしまった。為すべきことは分かっていても、どういう感情を向けていいのかわからなかった」
「坊ちゃまも大人になって、僕ちゃん嬉しくて涙がでちゃう」
「ふん」
*
「…苦っ。誠仁はどうなの」
「……(予定では27で結婚してるはずだった、する気になればいつだって)」
慎一郎はゴブレットから口を離し、緑色の液体に口元を歪ませた。
誠仁は慎一郎の問には答えず、グラスに減った分の緑色を注ぎ、自らも甘い酒の口直しに琥珀色を同量の水で割って飲み直す。棚の奥に見つけた17年と12年もののバーボンを前に、僕は8年が好きなんだとぶつぶつ言いながら。慎一郎もここぞとばかりに饒舌だ。
(猫の王よ、今日の俺の記憶を葬ってくれ)
いろいろ聞きすぎた、今日のことは飲んで忘れたい。誠仁はついでに見つけたオーガニック無添加手巻煙草セット開け、器用に巻いていく。彼が酒で失敗したのは十代だけだ。
「誠仁の妥協しないとこ俺は好きだよ」
「…ふん」
慎一郎はこれじゃ仕事にならない、と毛布を折りたたんでそっと座る。反省の色は無し。
「慎さぁ、それじゃ親父さんと――」
「直にも殴られたさ、あいつも変なとこ勘がいいんだよ」
「そりゃ怒るわ」
(皆敢えて触れないだけだよ。問い詰めたって彼女が苦労するだけ。ええ、これやっぱり俺がちあきちゃんとフェイクでも一緒になったほうが? 肩を抱いてほっぺにチューなら素面でもできる。あの双子なら理解するだろうし、俺は外で適当に。っていやいや)
誠仁、これでも倫理観はまともな常識人。割り切れる男ならここまで独身を貫いていない。
そもそも彼女が適当な相手と結婚していれば、いや、――待て、あっさり退く男か? もし俺と一緒になってたとしてこいつはどうするつもりだったのか、――誠仁は悪い想像を振り払った。
「そこまでだと思わなかったよ。なんで? そんなにすごいの?」
「何が?」
何がって――誠仁が目だけで笑うと、むっつりはちらっと、一瞬だけ口角をあげた。
「彼女をどうしたいの、お前は彼女が他の奴と結婚しても、なんなら目の前でやってても平気なんだろ」
目の前の男は頬の氷嚢から手を放さず、首を傾げてみせた。
これで何度目だろう『それがどうした』みたいな反応は。聞く前からそんな予感はしていた。彼女をどう思っているのか、それすら考えたことがないんだろう。
慎一郎は特殊だ、もろい部分が足りなくて、人としてのバランスがおかしい。もっと異常性が顕れてもおかしくはないのに、期待を裏切る程度にまとも、そこが危うい。
人づきあいもよくスマートでそれでいて期待はさせない程度に線を引く。女を面倒がるが、酷いことをする訳でなく、顔を覚えるのも苦にしない。
彼女のほうは――そう思い返してみて、千晶とこの幼馴染について話したことは無かったと気づく。
初めて彼女を見たのは、大学4年になろうかという日だった、多分。誠仁は人の顔を覚えないようにしている。ストレートロングのポニーテールと、白いブラウスにホットパンツにブーティ(胸とお尻をあと5センチ、ストッキングは不要などと脳内で評価していたのはナイショ)歩く姿と立ち姿の綺麗な子、それが第一印象。背筋の伸びた子ってどこか人の視線を意識した感じが抜けきれないもの。彼女はとても自然だった。慎一郎に対する態度も。
そしていつの間にか、居た。二人はどういう知り合いなのか、と聞いても二人どちらにもはぐらかされたっけ。
あの時彼女はまだ19、大学デビューで悪い男に引っかかって泣きをみる結果だとしても、もっと夢見ていいはずだった。慎一郎が甘い言葉で釣ったとも思えないが、それでも――もっと甘えておままごとを楽しんでいい年ごろだ。そして不安がって彼の友人に相談し、女友達も巻き込んでがちゃがちゃしているものだろう。
部屋をぐるりと見まわす。以前より生活感が加わった感はあるが、相変わらず写真の一枚もない部屋。そして女の影も見えない。あの大学時代の部屋にもなかった。
「just to … to be ――ただ、ずっといてほしい」
回想にふける誠仁の耳に、思いがけず届いた独り言のような呟き、誠仁は聞き返したいの我慢した。
『俺の女王、生きる妙薬、彼女が俺の肉体に魂を授けてくれたのさ』とでも言ったら笑って酒を流し込んでやったのに。この男が愛の言葉をささやくことはあるのだろうか。それとも彼女の足に縋りついて――それも無いよな。
「それを言ってやりなよ」
女性はいつも愛情を確認したがるもの、彼女も相当変わってる。と、ここで誠仁は、昔そんなことを言わずとも一緒に居られた女性がいたのを思い出した。
「今日は火曜か、飲もうかな」
彼女はルビー、ふらりとやってきて、ふらりと居なくなる。
彼女が何も残さないなら、――
誠仁はどちらも責められない気がした。
*
「親父さんはなんて? ああ、爺さんだっけ藤堂さんちは」
「親父は黙殺、直のことは諦めてないらしい。爺さんには断りを入れてある」
情報が断片だが、誠仁は詮索を控えた。代わりにキッチンの棚の捜索に力を入れる。
親子間は客観性に欠けると藤堂家は隔世代が縁を結んできた。去年父親がその不文律を侵し、直嗣に見合い話を持ち掛けた。直嗣が喜んで受けたなら大団円だが、そうはいかない。大人しいタイプは怒ると手が付けられない。
相談を受けた誠仁は勝手に見合いを仕掛けられた場合に備え折る方法を伝授した。監修に千晶も加わっている。
誠仁は酒を見繕うと、グラスに赤いリキュールとベリーのコンフィとデコポンを適当に入れ、炭酸を注ぐ。
グラスの色を見つめてから、口を付ける。
「甘っ、むこうのうちはなんていってんの」
横からレモンとキュウリの輪切りが滑りこむ。誠仁は不肖顔で口を付ける。
「向こうはアキより俺を信じるわけにはいかない、でも心当たりがあるなら見てろってさ」
「…出来た家族だね。俺なら融かして捨ててるよ、うん? 二三回分だけ絞ってから去勢するわ、んで馬車馬のように働かせる」
「ああ、彼らには――敵わないよ」
慎一郎の顔に優しさのようなものが滲む。誠仁も、なんとなく同意する。
「何か聞いてる?」
「父ちゃんのことならななみんから少し、ま、問題なのは母ちゃんのほうでしょ。息子はいいけど娘は受け入れ難い」
慎一郎はふ、と誠仁に視線を移す。それが肯定だと、ポーカーフェイスな幼馴染の表情を誠仁はきちんと読み取る。
「母親と上手くいってないとさ、んー、でもそんだけじゃなさそう。女姉妹」
「誠仁君のそういうとこ本当にこわい」
「いいじゃん、外じゃ迂闊なこと言えないんだから。慎ちゃんありがとね」
誠仁が毒を吐くのはごく一部の人間にだけ、邪気のない笑顔を向けると、慎一郎は顔を背ける。
「君の生きづらさを理解するのはアキだろう。珍しいね、俺に言ってくるの」
「ちあきちゃんも母ちゃんも自覚してるでしょ。俺らだって女にだけは言われたくないってことあんじゃん」
誠仁はついでとばかりに母娘の関係と人格形成を語りはじめる。娘の幸せを願う、但し、自分を超えない範囲で、はどこも同じ。誠仁の母と姉と姪も普段は仲が良いが、一度ヒートすると男の入る余地はない。千晶と母親にはその感情的な部分が欠けている。彼女が父親からも一歩ひいているのは母親のためだ。
「ななみんも気づいてるでしょ、母ちゃんの母親ってもういない? その辺の葛藤は父ちゃんが引き受けてる感じ? 家族らしからぬ距離感だけど、いいんじゃない。きちんと線を引いて次世代はうまくいってるじゃん。ちあきちゃんはほんとフラットだよね、オニだけど、ほら、いざってときはってとこあの子たちにちゃんとさ、ね、んー、でも、あの距離感の緩衝役って――」
どんな家族も大なり小なり問題を抱えている。そこへ向き合うかどうか、そして最終的に誰の感情を優先するか。更に誠仁の勝手なプロファイルは続き、慎一郎も頷く。
「長男がシェイカーさ、アキのことは産院の帰り道『子捨て』をさせたそうだよ」
「兄ちゃん? 実在するの?」
「……当時5歳、母親自身もまだ気づいてなかったそうだよ。それきいて俺ほんとにすごいと思ったわ、誠仁は会ってるよ」
「名前は?」
「さぁな、運命の再開かも」
なんだよもったいぶって、誠仁は不貞腐れてみせるが、相手が男という段階で興味は薄い。
「今キューバにいるよ」
「…今俺の頭にベレー帽が浮かんでるんだが」
「…まぁちゃん、そういうのは20代までにしておこうよ」
あぁ?こいつ本気で殴っとくんだったわ。いやいや熱くなったら負け、俺は包容力にあふれる30代――誠仁は本題を外さない。
「ちあきちゃんもさ、よくわかってるよ」
「ああ、子供を守ってるだけじゃなかった、俺のこともだったんだな」
誠仁は、お、と目を見開き、細めた。
「アンタの子って言われていたら、義務だけで接してしまった。為すべきことは分かっていても、どういう感情を向けていいのかわからなかった」
「坊ちゃまも大人になって、僕ちゃん嬉しくて涙がでちゃう」
「ふん」
*
「…苦っ。誠仁はどうなの」
「……(予定では27で結婚してるはずだった、する気になればいつだって)」
慎一郎はゴブレットから口を離し、緑色の液体に口元を歪ませた。
誠仁は慎一郎の問には答えず、グラスに減った分の緑色を注ぎ、自らも甘い酒の口直しに琥珀色を同量の水で割って飲み直す。棚の奥に見つけた17年と12年もののバーボンを前に、僕は8年が好きなんだとぶつぶつ言いながら。慎一郎もここぞとばかりに饒舌だ。
(猫の王よ、今日の俺の記憶を葬ってくれ)
いろいろ聞きすぎた、今日のことは飲んで忘れたい。誠仁はついでに見つけたオーガニック無添加手巻煙草セット開け、器用に巻いていく。彼が酒で失敗したのは十代だけだ。
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