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二章
願い
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「よし、お嬢ちゃん良いこと教えてやろう」
「・・・なによ?」
「先ほどの勝負、実はカードの役を変えなければフラッシュで俺の勝ちだったんだぜ?」
「え!?」
「な、なんでそんな事したのよ?」
「お前の絶望や希望、泣き顔や笑顔全部見たいからなぁ。まぁ最後は2度と笑ってる顔は見れなさそうだけどなぁ?」
「か、カリン大丈夫、ハッタリだよ」
「・・・」
「悪いな坊主、俺のはハッタリでもなんでもない、神に選ばれしギャンブラーなんだよ、俺は」
「だ、だけど勝てるよ!気にするな!カリン!」
「そ、そう...よね。あと2勝、あと2勝すれば良いだけ...」
「それではカードを配ります」
先ほどの勝負には勝ったはずだがジブの発言によって、カリンの顔色はますます青ざめた
「よし、お嬢ちゃん、俺の役はフラッシュだ。これを越えてみな」
ジブはそう言うとハートのフラッシュを見せつけた。
「初手でフラッシュ!?」
「た、たいして私のカードはスペードの6,9,10と、クラブの1,4...勝つためにはフラッシュ以上の役を出さないと...ここは、クラブの二枚を捨てるか...」
(これでカリンの運命が決まる...あの山札によって...)
「それでは、カードを交換してください」
「二枚交換するわ」
「俺はしないね」
「かしこまりました。」
「さぁお嬢ちゃんフラッシュ以上の役を作れるかい?」
カリンは恐る恐る1枚目をめくった。それはダイヤの7だった。
「く、これでフラッシュはなくなった。」
「大丈夫!ストレートが出れば勝ちだよ!」
「・・・うん。」
カリンは息を整えてもう1枚をめくった!
「あ...」
しかし、願い叶わず、役はできなかった...
「・・・なによ?」
「先ほどの勝負、実はカードの役を変えなければフラッシュで俺の勝ちだったんだぜ?」
「え!?」
「な、なんでそんな事したのよ?」
「お前の絶望や希望、泣き顔や笑顔全部見たいからなぁ。まぁ最後は2度と笑ってる顔は見れなさそうだけどなぁ?」
「か、カリン大丈夫、ハッタリだよ」
「・・・」
「悪いな坊主、俺のはハッタリでもなんでもない、神に選ばれしギャンブラーなんだよ、俺は」
「だ、だけど勝てるよ!気にするな!カリン!」
「そ、そう...よね。あと2勝、あと2勝すれば良いだけ...」
「それではカードを配ります」
先ほどの勝負には勝ったはずだがジブの発言によって、カリンの顔色はますます青ざめた
「よし、お嬢ちゃん、俺の役はフラッシュだ。これを越えてみな」
ジブはそう言うとハートのフラッシュを見せつけた。
「初手でフラッシュ!?」
「た、たいして私のカードはスペードの6,9,10と、クラブの1,4...勝つためにはフラッシュ以上の役を出さないと...ここは、クラブの二枚を捨てるか...」
(これでカリンの運命が決まる...あの山札によって...)
「それでは、カードを交換してください」
「二枚交換するわ」
「俺はしないね」
「かしこまりました。」
「さぁお嬢ちゃんフラッシュ以上の役を作れるかい?」
カリンは恐る恐る1枚目をめくった。それはダイヤの7だった。
「く、これでフラッシュはなくなった。」
「大丈夫!ストレートが出れば勝ちだよ!」
「・・・うん。」
カリンは息を整えてもう1枚をめくった!
「あ...」
しかし、願い叶わず、役はできなかった...
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