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一緒に寝れますよ?

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「お前本当に言われてこなかったんだな、可愛いいのに」

「んー!!」

もーヤバい!今日起こった出来事の中で1番の衝撃なんだけど!死刑とか首輪とかおしっこよりもこっちの方がダメージが大きいって私大丈夫かな?

「も、もももうやめてください…頭おかしくなっちゃうぅ」

「じゃあ、その頭おかしい顔こっち向けて」

「は、はい」

顔は向けたけど目は合わせれる気がしない、佐々木さんを直視できない

「・・・笑ってみ」

「こ、こうですか?」

べ、別に私は可愛いいって言われたいために笑ってるわけじゃないんだから!リモコン押されるのがが怖いから笑ってるんだもん

「うん、すっごい可愛いい…命令なずっとその可愛いい顔でいろよ」

「分かり…ましひゃ!?」

佐々木さんがいきなり顔近づけて来た!?近い近い唇当たっちゃう!え?これ本当にチューする流れ?佐々木さんは黙ってこっち見てるけど…目閉じた方が良いの、かな?

「ふっ、お前何目閉じてんだよ、キスしてほしかったのか?」

「・・・」

言えない、ほんの少しだけ欲しかったなんて絶対に言えない

「まぁそうだよな恋愛経験ないんだから欲求不満にもなるか」

え!?なにそれ、私変態みたいじゃない!違うもん!仕方なくだもん

「ち、ちち違いますよ!あ、もう寝る時間ですね!おやすみなさい」

時計を見たら11時、牢屋にいた時に佐々木さんは11時に寝るって話を聞いたことがある。聞いといて良かった~逃げた訳じゃないからね、明日も仕事がある佐々木さんのために言っただけだもん

「お、もうそんな時間か…お前ベッドで寝ていいぞ、俺はソファーで寝るから」

「え?佐々木さんベッドで寝ればいいのに」

意外だった佐々木さんなら床で寝ろ、もしくは寝るなとか言いそうなのに

「女をソファーで寝させるわけにはいかないだろ。遠慮せずに寝ろ」

「はい、ありがとうございます」

ヤバいまた顔が赤くなっちゃう!なんで犬扱いしてくるのに優しいのよ。これ以上なんか言ってもまたカッコいいセリフが飛んでくるのが分かったからお言葉に甘えて寝よう。

「ほら、ここが寝室だ、なんかあったら言えよ。」

「はい」

思った以上に綺麗な寝室…これが普通なのかな?

佐々木さんはすぐ近くのソファーで横になる。とりあえず私はベッドの中に入った、久しぶりの柔らかいベッドでちょっと心が跳ね上がっちゃう。けどやっぱり佐々木さんに申し訳ない気持ちがある

「あの佐々木さん…」

「なんだ?」

「その、私小柄だしこのベッド結構おっきいので一緒に寝れますよ?」
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