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19話 ライ麦のサンドイッチ
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さっきまでは自由にソフィアの体を蹂躙できる獣だったのに、今のリヒャルトは牙を抜かれた狼のごとくションボリしている。ソフィアは確認してみたくなった。
「リヒャルト様はもしかして、わたくしのことを本当に好いてらっしゃるのですか?」
「昨日から言っているじゃないか。出会った時から、君のことしか考えられなくなってる……こんなはずじゃ、なかったんだが」
「こんなはずじゃなかったとは?」
「じつは君の言うとおり、兄に言われて仕方なく国のために結婚したんだ。だから、そこまで君に興味もなかったし、夢中になるとは思ってなかった」
銀の瞳が熱を帯びてくる。それでもまだ、ソフィアは信じられなかった。
「最初に褒めてくださったわたくしの赤毛、故郷のグーリンガムでは侮蔑の対象でした。醜い汚いとさんざん言われ続け、わたくしは王女にふさわしい待遇すら受けることができなかったのです」
「ジモンから聞いているよ。持参金もなし。侍女は一人も連れていけず、荷物もほとんど持たせられず、みすぼらしい格好でリエーヴ行きの馬車に乗ったのだろう?」
「ええ。本当は第一王女のわたくしが従兄弟と結婚し、王子を生む予定でした。ですが、婚約者を妹に奪われ、人質のような形でこの国へ嫁ぐことになったのです」
リヒャルトはショックを受けている様子だった。婚約者の話は初耳だろう。だが、仮面夫婦をやめるなら、知らせておいたほうがいいとソフィアは思った。
「わたくしは実家では出来損ないの王女でした。一度は捨てられた身の上です。ずっと自分を醜いと思ってきましたし、好きだと言われても信じられないのですよ。リヒャルト様は、わたくしとちがって美しいもの」
「そんなことない! ソフィア、君はとってもきれいだよ? それに、かわいらしいし賢い。私は心から君を大切にしたいと思っているんだ」
リヒャルトはまっすぐに見つめてくる。ソフィアはもう目をそらしたりしなかった。石化もしない。転生してから、家族にかけられ続けていた呪いは解けつつある。
「わたくしは、リヒャルト様がおっしゃるような女ではないです。元婚約者はわたくしを性のはけ口にしようと、無理やり犯そうとしました。唯一、信頼していた侍女が助けてくれなければ、汚れていた身なのです」
自分らしくないとソフィアは思った。これは試し行動だ。わざと嫌われるようなことを打ち明けて、突っぱねる。内心ではリヒャルトが受け入れてくれることを期待しているのだ。だが、期待以上の結果が返ってきた。
「汚れているものか!」
リヒャルトにまた抱き寄せられ、ソフィアの感情はピークに達した。固くはめられたタガが外れたら、あとは怒涛となって押し寄せてくる。跳ね打つ心臓の音がどちらのものかもわからない。ドクドクと脈打つ血流を感じ、彼が怒っているのだとわかった。
ソフィアは感情の赴くままリヒャルトの肩に顔を押し付け、泣きじゃくった。
ここまで感情をさらけ出すことは滅多にない。大好きなお婆ちゃん、ルツにしか泣き顔は見せたことがなかった。元婚約者の言ったとおり、ソフィアはたぶん強がっていたのだろう。本当はとても傷ついていたし、弱かった。
泣いている間、リヒャルトは強すぎず優しすぎない力でソフィアを抱いてくれた。力強い腕に守られている状態は、感情をとりとめなく溢れさせた。リヒャルトの固い胸は温かく、ソフィアが雛鳥だとしたら、母鳥の腹の下にいるような絶大な安心感があった。
ひとしきり泣いたあと、ソフィアはリヒャルトにくっついたまま離れたくなくなった。この人がどうしようもなく好きなんだと認識したのである。
(もう……わたくしのことは好きにしてください。あなたにされるなら、どんなことでも受け入れられるわ)
邪魔が入ったのはソフィアが気持ちを固めたあとだ。
リヒャルトの侍従が朝食をどうするか、隣室につながるドアの向こうから尋ねてきたのである。そこでソフィアはようやく、この部屋に来た目的を思い出した。ライ麦パンのサンドイッチを食べてもらうのだった。
デザートとコーヒーだけ持ってきてほしい旨をリヒャルトに伝えてもらい、蒸しタオルを用意してもらう。泣いてグチャグチャのひどい顔をなんとかしたい。
「リヒャルト様、顔を見ないで……ただでさえ、ブスなのがもっとブスになってるんですから」
「だから、君は綺麗だって言ってるだろ? どんな表情の時だって、かわいいよ」
ソフィアが蒸しタオルで顔を直している間、リヒャルトは赤毛を梳き始めた。
「この赤毛も好き。そうだ、私が編んであげよう」
「できるのですか?」
「うん、私は妾腹だからね、事情があって幼いころは屋敷から出してもらえなかった。だから、外で男らしい遊びをするより、侍女たちと女の子の遊びばかりしていたよ。母の髪をよくこうやって編んだものさ。王子として認められたのは、父王の妻である前王妃が亡くなってからだ。兄とは腹違いなのだよ」
リヒャルトは意外にも苦労人だった。事情があって閉じ込められていたということは、生命の危機にさらされていたのかもしれない。王族ゆえに過酷な生活を強いられていたのが想像できる。ソフィアは自分の不幸話を恥じた。
「君は赤毛を侮蔑されたと言うけれど、私も同じだよ。このような銀髪はめずらしいから、奇異な目で見られる。だから、君に綺麗だと言われた時、正直嬉しかったんだ」
リヒャルトは左右に編み込みをし、それをうしろに束ねてくれた。ルツには悪いが、とても上手だ。手鏡で確認したソフィアは自信を取り戻した。
「すてき! ありがとうございます!」
ちょうど、厨房からデザートとポットに入ったコーヒーが届けられたので、朝食タイムとなった。
ソフィアは籠からサンドイッチと飲み物の入った瓶、マグを取り出した。
「これを君が??」
「ええ。昨晩のお詫びと成果を伝えたくて、作りました」
そういえば、この世界にはオープンサンドやピタサンドがあっても、スライスしたパンに挟むオーソドックスなサンドイッチはなかったかもしれない。ソフィアは「こうやって食べて」とかぶりついて見せた。
「うん、おいしい! 君はなんでもできるんだね! 毎日、君の作った朝食を食べたい」
前世の世界ならプロポーズの言葉を普通に言いながら、リヒャルトは豪快にモグモグ食べている。口の端にマヨネーズがついていた。
「もぅ、リヒャルト様ったら、ソースがついてますよ? 小さい子みたい」
「え、どこ?」
リヒャルトは顔を近づけてくる。困った顔で薄い眉毛を寄せ、
「君がぬぐって」
と言うものだから、ソフィアはだまされて拭いてあげてしまった。拭いた直後、いたずらっぽい顔に変わって気づく。
「あ、リヒャルト様、今のわざとですね!」
「そうだよ、ちょっとぐらい甘えたっていいじゃないか」
最初は怖くてたまらなかったリヒャルトが、とても身近に感じる。かわいい人だな、とソフィアは思った。
「では、ちょっと厳しくします。わたくしが、ただ食べさせるために作ったとお思いで?」
「うっ……成果、と言っていたな? なんだろう? パン間に挟まっている緑の……野菜??」
「ハズレです! 次、ハズレたら、バツゲームですからね? なんでも言うことを聞いてもらいます」
「くそっ……もしかして……このパン??」
「ええ、このパンがなんでしょう?」
「えーっと、どうして黒い色をしているのだろう? 黒糖とかゴマを入れた??」
「うーん……全然ちがいますね」
首をひねったり、ガックリ肩を落とすリヒャルトをソフィアは存分に味わった。ハイパーイケメンのコロコロ変わる表情は眼福ものである。しかし、あんまりイジメてもかわいそうなので、そろそろ種明かしをする。
「これはね、肥料にされそうだったライ麦から作ったパンなのです」
「ライ麦?? この間、君が言っていた?」
「そう、このライ麦は荒れ地でも育つし、土壌を回復させる効果もあります。そのうえ、食料としても優秀。普通の小麦より栄養価が高いのです」
「へぇーーー。このパンを君が作ったの?」
「ジモンさんと二人で脱穀するところから作りました」
「くっ……ジモンめ」
「ジモンさんを怒らないでくださいね?」
「いーや、君と仲良くパン作りをしていたのだろう? あのケツ顎オヤジは」
ケツ顎って言った?……ソフィアの中で、リヒャルトのイメージが次々に更新されていく。
「私はこう見えて嫉妬深いのだ。ジモンにおいしいところを横取りされてたまるか!!」
案外、リヒャルトは子供っぽい。ソフィアは苦笑いの裏で、彼をどうなだめるか悩んだ。
「リヒャルト様はもしかして、わたくしのことを本当に好いてらっしゃるのですか?」
「昨日から言っているじゃないか。出会った時から、君のことしか考えられなくなってる……こんなはずじゃ、なかったんだが」
「こんなはずじゃなかったとは?」
「じつは君の言うとおり、兄に言われて仕方なく国のために結婚したんだ。だから、そこまで君に興味もなかったし、夢中になるとは思ってなかった」
銀の瞳が熱を帯びてくる。それでもまだ、ソフィアは信じられなかった。
「最初に褒めてくださったわたくしの赤毛、故郷のグーリンガムでは侮蔑の対象でした。醜い汚いとさんざん言われ続け、わたくしは王女にふさわしい待遇すら受けることができなかったのです」
「ジモンから聞いているよ。持参金もなし。侍女は一人も連れていけず、荷物もほとんど持たせられず、みすぼらしい格好でリエーヴ行きの馬車に乗ったのだろう?」
「ええ。本当は第一王女のわたくしが従兄弟と結婚し、王子を生む予定でした。ですが、婚約者を妹に奪われ、人質のような形でこの国へ嫁ぐことになったのです」
リヒャルトはショックを受けている様子だった。婚約者の話は初耳だろう。だが、仮面夫婦をやめるなら、知らせておいたほうがいいとソフィアは思った。
「わたくしは実家では出来損ないの王女でした。一度は捨てられた身の上です。ずっと自分を醜いと思ってきましたし、好きだと言われても信じられないのですよ。リヒャルト様は、わたくしとちがって美しいもの」
「そんなことない! ソフィア、君はとってもきれいだよ? それに、かわいらしいし賢い。私は心から君を大切にしたいと思っているんだ」
リヒャルトはまっすぐに見つめてくる。ソフィアはもう目をそらしたりしなかった。石化もしない。転生してから、家族にかけられ続けていた呪いは解けつつある。
「わたくしは、リヒャルト様がおっしゃるような女ではないです。元婚約者はわたくしを性のはけ口にしようと、無理やり犯そうとしました。唯一、信頼していた侍女が助けてくれなければ、汚れていた身なのです」
自分らしくないとソフィアは思った。これは試し行動だ。わざと嫌われるようなことを打ち明けて、突っぱねる。内心ではリヒャルトが受け入れてくれることを期待しているのだ。だが、期待以上の結果が返ってきた。
「汚れているものか!」
リヒャルトにまた抱き寄せられ、ソフィアの感情はピークに達した。固くはめられたタガが外れたら、あとは怒涛となって押し寄せてくる。跳ね打つ心臓の音がどちらのものかもわからない。ドクドクと脈打つ血流を感じ、彼が怒っているのだとわかった。
ソフィアは感情の赴くままリヒャルトの肩に顔を押し付け、泣きじゃくった。
ここまで感情をさらけ出すことは滅多にない。大好きなお婆ちゃん、ルツにしか泣き顔は見せたことがなかった。元婚約者の言ったとおり、ソフィアはたぶん強がっていたのだろう。本当はとても傷ついていたし、弱かった。
泣いている間、リヒャルトは強すぎず優しすぎない力でソフィアを抱いてくれた。力強い腕に守られている状態は、感情をとりとめなく溢れさせた。リヒャルトの固い胸は温かく、ソフィアが雛鳥だとしたら、母鳥の腹の下にいるような絶大な安心感があった。
ひとしきり泣いたあと、ソフィアはリヒャルトにくっついたまま離れたくなくなった。この人がどうしようもなく好きなんだと認識したのである。
(もう……わたくしのことは好きにしてください。あなたにされるなら、どんなことでも受け入れられるわ)
邪魔が入ったのはソフィアが気持ちを固めたあとだ。
リヒャルトの侍従が朝食をどうするか、隣室につながるドアの向こうから尋ねてきたのである。そこでソフィアはようやく、この部屋に来た目的を思い出した。ライ麦パンのサンドイッチを食べてもらうのだった。
デザートとコーヒーだけ持ってきてほしい旨をリヒャルトに伝えてもらい、蒸しタオルを用意してもらう。泣いてグチャグチャのひどい顔をなんとかしたい。
「リヒャルト様、顔を見ないで……ただでさえ、ブスなのがもっとブスになってるんですから」
「だから、君は綺麗だって言ってるだろ? どんな表情の時だって、かわいいよ」
ソフィアが蒸しタオルで顔を直している間、リヒャルトは赤毛を梳き始めた。
「この赤毛も好き。そうだ、私が編んであげよう」
「できるのですか?」
「うん、私は妾腹だからね、事情があって幼いころは屋敷から出してもらえなかった。だから、外で男らしい遊びをするより、侍女たちと女の子の遊びばかりしていたよ。母の髪をよくこうやって編んだものさ。王子として認められたのは、父王の妻である前王妃が亡くなってからだ。兄とは腹違いなのだよ」
リヒャルトは意外にも苦労人だった。事情があって閉じ込められていたということは、生命の危機にさらされていたのかもしれない。王族ゆえに過酷な生活を強いられていたのが想像できる。ソフィアは自分の不幸話を恥じた。
「君は赤毛を侮蔑されたと言うけれど、私も同じだよ。このような銀髪はめずらしいから、奇異な目で見られる。だから、君に綺麗だと言われた時、正直嬉しかったんだ」
リヒャルトは左右に編み込みをし、それをうしろに束ねてくれた。ルツには悪いが、とても上手だ。手鏡で確認したソフィアは自信を取り戻した。
「すてき! ありがとうございます!」
ちょうど、厨房からデザートとポットに入ったコーヒーが届けられたので、朝食タイムとなった。
ソフィアは籠からサンドイッチと飲み物の入った瓶、マグを取り出した。
「これを君が??」
「ええ。昨晩のお詫びと成果を伝えたくて、作りました」
そういえば、この世界にはオープンサンドやピタサンドがあっても、スライスしたパンに挟むオーソドックスなサンドイッチはなかったかもしれない。ソフィアは「こうやって食べて」とかぶりついて見せた。
「うん、おいしい! 君はなんでもできるんだね! 毎日、君の作った朝食を食べたい」
前世の世界ならプロポーズの言葉を普通に言いながら、リヒャルトは豪快にモグモグ食べている。口の端にマヨネーズがついていた。
「もぅ、リヒャルト様ったら、ソースがついてますよ? 小さい子みたい」
「え、どこ?」
リヒャルトは顔を近づけてくる。困った顔で薄い眉毛を寄せ、
「君がぬぐって」
と言うものだから、ソフィアはだまされて拭いてあげてしまった。拭いた直後、いたずらっぽい顔に変わって気づく。
「あ、リヒャルト様、今のわざとですね!」
「そうだよ、ちょっとぐらい甘えたっていいじゃないか」
最初は怖くてたまらなかったリヒャルトが、とても身近に感じる。かわいい人だな、とソフィアは思った。
「では、ちょっと厳しくします。わたくしが、ただ食べさせるために作ったとお思いで?」
「うっ……成果、と言っていたな? なんだろう? パン間に挟まっている緑の……野菜??」
「ハズレです! 次、ハズレたら、バツゲームですからね? なんでも言うことを聞いてもらいます」
「くそっ……もしかして……このパン??」
「ええ、このパンがなんでしょう?」
「えーっと、どうして黒い色をしているのだろう? 黒糖とかゴマを入れた??」
「うーん……全然ちがいますね」
首をひねったり、ガックリ肩を落とすリヒャルトをソフィアは存分に味わった。ハイパーイケメンのコロコロ変わる表情は眼福ものである。しかし、あんまりイジメてもかわいそうなので、そろそろ種明かしをする。
「これはね、肥料にされそうだったライ麦から作ったパンなのです」
「ライ麦?? この間、君が言っていた?」
「そう、このライ麦は荒れ地でも育つし、土壌を回復させる効果もあります。そのうえ、食料としても優秀。普通の小麦より栄養価が高いのです」
「へぇーーー。このパンを君が作ったの?」
「ジモンさんと二人で脱穀するところから作りました」
「くっ……ジモンめ」
「ジモンさんを怒らないでくださいね?」
「いーや、君と仲良くパン作りをしていたのだろう? あのケツ顎オヤジは」
ケツ顎って言った?……ソフィアの中で、リヒャルトのイメージが次々に更新されていく。
「私はこう見えて嫉妬深いのだ。ジモンにおいしいところを横取りされてたまるか!!」
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