異世界で最強執事をしていたら転生しても執事でした、、、

蒼葉縁

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8:執事,力の暴走

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今日はやけに可笑しい
身体が熱くて
熱ではないがこれはやばいと分かる
私は慌てて休暇を取った
息が荒くて血が沸騰する
「アグ…!」
唸っていると扉が開いた
もしや
そのもしやは当たる
「炎舞?」
「来ないでください!危ない!」
ピシピシと窓ガラスが割れ紫苑様に向かう
私は紫苑様をかばい窓ガラスを止める
「すみません,力が」
ゼェゼェと息を荒くしたまま紫苑様を抱き締めた
紫苑様は泣きそうな声で
「力になれない?」

私の為に言ってくれた
とても
優しいお方だ
私は微笑み
「ありがとうございます,では紫苑様」
「ん?」
私は紫苑様に申し訳なさそうに言う
それは
「血をください」

契約した者の血しか飲めない私は情けない
普通の食事より力の回復も早くなる手っ取り早い方法がこれだ
「申し訳ございません,聞かなかったことに」
「飲んで良いよ」
紫苑様はにこりと微笑み首を出す
「ですが………」
うろたえる私
「命令」
ピタリと動きを止めて目を見開く
「ッ!?」
首が出ている
私はゴクリと喉を鳴らし
「失礼します」

紫苑様の柔らかな皮膚に牙を突き立てる
紫苑様は少し震え私の身体に手を回す
「ん…ジュル」
「あ…ふ」
飲み過ぎたかとびっくりして牙を抜く
紫苑様はトロンとした目を向けてきた
これは
眠くなる薬を出したからだ
「すみません…」
申し訳なさそうに頭を下げる
「炎舞,好きだよ」
その言葉はあなたの本心ではない
そう信じたい
「有り難きお言葉」
そう微笑み紫苑様を抱き上げる
もう十歳になる紫苑様は重くなっていて私も成長を感じられてとても嬉しかった
体調なんてもうすでに治りました
ありがとうございます
紫苑様
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