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第四章 絢爛のスクールフェスタ
第281話 師弟の共同作業
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アトリエに入り、まずは工学科の授業で作った仕様書をメルアと囲んだ。仕様を確認しながら、マリーからのカスタマイズの内容を改めて確認する必要があるからだ。
二つのリクエストのうち、魔導砲の射程距離を伸ばすというリクエスト自体は、比較的簡単だ。魔導砲の銃身をより長いものにすればいい。乱暴なやり方ではあるが、単純計算で銃身を倍の長さにすれば二倍の射程は恐らく実現できる。
問題なのは、もうひとつの銃弾を使わず銃弾よりも速く着弾するものを装填したいというリクエストの方だ。
「でもさ、射程距離はともかくとして、弾丸より速いものってなに?」
仕様書を眺めながらメルアが興味津々で話しかけてくる。
メルアの言う通り、爆風で飛ばされる弾丸よりも速く飛ばせるものは限られている。
「ないわけではないよ。最も速いものは光だよね」
「けど、光魔法って、聖痕持ちにしか使えないよね?」
もちろんメルアも検討済みだったのだろう、的確な意見を返してくれたメルアに頷く。聖痕は、聖華の三女神の祝福を受けた者の証であるとされる先天的な痣だ。浄眼と同じで生まれつき身体に宿しているものであり、女神の寵愛を受けたものの証であるとされている。なぜなら、メルアの言うとおり、光魔法が使えるのは聖痕を持つ者だけなのだ。
「そう。こればかりは簡易術式で補うことも出来ないからね。だから、光そのものを使うアイディアは使えない」
特級錬金術師であるメルアでもこの一年の間解決出来なかった課題には、僕も苦戦しなかったわけではない。
光の次に検討したのは風だ。エステアの『暴風』のイメージから風魔法の可能性を考えてみたが、風圧で弾丸を飛ばすには運動エネルギーが小さすぎるし、仮に弾丸を使わずに風魔法のみを発射するとしても、途中で空気摩擦を受けて風魔法が霧散する可能性が高いので、これは却下した。
けれど、エステアから連想したところで、ホムの雷鳴瞬動がヒントになった。軌道に雷魔法を走らせて収束するあの原理を応用すれば、雷魔法を弾丸のように射出することが出来るかもしれない。
「……でも、雷ならどうかな?」
僕は設計図の裏に記した簡易術式を示した後、表の設計図を広げてメルアに意見を求めた。
「え? これだけ?」
設計図を覗き込んだメルアが拍子抜けした声を出したのも無理はない。僕が書いた設計図は、四枚の板で細長い箱型の筒を作り、その後ろにグリップやトリガーを付けるという簡素なものだったからだ。
「そう。装飾なんかは後からどうにでも出来るからね。問題は魔導砲の心臓部たるこの部分だ」
僕はそう説明しながら、設計図の裏面を示した。そこには、銃身となる筒を形成する四枚の板に描く簡易術式を記してある。
「雷魔法の術式を、銃身を構成する四枚の板に簡易術式で掘るんだ」
「ここに!? いや、ししょーなら出来るとは思うけど。それで撃てる? 四枚分のスパークショットってめちゃめちゃ熱量やばそうなんですけど」
それも想定済みだ。僕は、メルアのアトリエの棚をざっと見回し、目当ての素材がありそうな棚を目視で確認した。
「考えていないわけじゃないよ。イシルディンとドゥマニウムを使いたい」
イシルディンは機兵の装甲材としても使われる最上位の錬金金属で、ドゥマニウムは一般的には蒸気車両のタイヤなどに使われる錬金物質だ。
「硬くて丈夫な方がいいのはわかるし、それでイシルディンを選ぶのはわかるんだけど、なんでドゥマニウム?」
ドゥマニウムは、機兵の魔力収縮筋の管を作るのにも使われる伸縮性と耐圧性に優れた錬金物質なので、それを知った上でメルアが質問しているのは理解している。だから、僕は錬成釜を準備しながら少しだけ補足した。
「伸縮性と耐圧性とは別の特性を利用したいんだ。これについては、見てもらった方が早いし、錬成しながら説明してもいいかい?」
「もち!」
即答したメルアがイシルディンとドゥマニウム棚から出してくれる。
高価な金属であるイシルディンは、木の箱の中に更に防錆紙に巻かれた状態で保管されている。延べ棒として成形されている上質な素材であることが一目でわかった。
太陽の光による劣化がネックのドゥマニウムは、手のひらに乗るほどの球状に成形された状態で、布を巻いて遮光した木箱の中に保管されていた。
メルアのために用意されたというアトリエというだけあって、揃っている素材も管理方法も完璧だ。
「良い状態だね。あとは、魔素液化触媒を溶剤にして、イシルディンとドゥマニウムの錬成液を作ろうか」
「もう作っちゃうの?」
「もちろん。あまり時間もないから、出来るうちに進めよう。明日は銃身を組みたいから錬成釜を頼めるかな」
メルアは頷き、錬成釜を準備し始める。
「熱いうちに型に入れたいもんね」
「そういうこと。錬金釜で溶かしてイシルディンとドゥマニウムの錬成液を作る間に、カイタバで粘土型も作らないとね」
このカイタバは、昨日ホムのギターを修復する際に使った余りがあるので、それをそのまま利用すればいいだろう。
「でさ、ししょー? 使いたいもう一つの特性って?」
錬金釜を準備しながら、メルアが声を張り上げて訊ねて来る。ああ、そういえば錬成しながら説明すると言ったんだったな。
「ドゥマニウムは絶縁体でもあるんだ。電気を通さないこの特性を活用すれば、銃身が過度に帯電して過熱状態になるのを抑えられるし、魔導砲から感電する心配がなくなる」
「ん? 原理はわからなくもないけど、それってスパークショットの妨げにならない? 簡易術式を彫ってる素材自体が絶縁体になるっちゅーことだよね?」
メルアが首を傾げながら質問を重ねてくる。
「そうだよ。だから、簡易術式の方に工夫をする。絶縁体であるイシルディンとドゥマニウムの複合素材に彫った簡易術式に、帯電性のある液体金属を流して射出の軌道を作ればいい。術式の文字列を銃口の方までのばせば、スパークショットは簡易術式の文字の上を走る」
「なるほどーっ! 簡易術式ってそーゆー使い方もあるんだ」
魔導砲の構造がようやく理解できた様子で、メルアが感嘆の声を漏らす。そんな話をしながらも、メルアは手際良くイシルディンとドゥマニウムの錬成を進めてくれた。
* * *
程なくしてイシルディンとドゥマニウムの錬成液が出来たので、カイタバで作った四枚の細長い板の型に錬成液を流し込んだ。
「これが冷めて固まったら、簡易術式を彫ろう」
「氷魔法で冷やせるけど、やる?」
「いや、今回は止めておこう。このまま自然冷却を待つよ」
ドゥマニウムはともかく、イシルディンはグラスの時代にはなかった金属だ。あまり無茶なことをして錬成物質の性能を落としたくない。
「じゃあ、今日はここまでか~。あー、ししょーって手際良すぎるから、滅茶苦茶あっという間に感じちゃうんだよね」
「そうかな? 手際がいいのはメルアも一緒だと思うけれど」
謙遜というよりは、メルアの働きを評価して言ったのだが、メルアは驚いたように目を瞬いた。
「うっそ~! うちなんて比べものにならないって、だってさ、エステアに聞いたけど、ししょーって料理の手際もめっちゃ凄いんでしょ?」
「……そんなことを話したのかい?」
メルアの口から僕の料理の話が出たことには少し驚いた。まあ、ルームメイトだから話していても不思議はないのかもしれないけれど。
「話したもなにも! 年末年始を一緒に過ごしたって聞いて、羨ましいのなんのって!」
興奮した口ぶりで話していたメルアだったが、そこでふと気づいたように一度口を閉じた。
「……あ、でもエステアが実家に帰れなかったせいでもあるから、面と向かって羨ましがったりはしてないよ……多分……」
「まあ、エステアにもその気遣いは伝わっていると思うよ」
「だよね? だよね?」
メルアの人となりを僕よりも知っているエステアならなおのことだろう。僕が言い添えると、メルアは安心したようにほっと息を吐いた。
「はぁ、うちもししょーの手料理食べてみたかった~。……あっ、そーいえば、お菓子の材料買ってなかった!?」
「まあ、お菓子ぐらいならアトリエに差し入れるよ」
「やったー! ししょーの話が早いところ、ほんとーに好き!」
メルアの人懐っこい笑顔に思わずこちらも笑顔になってしまう。
メルアに強引に迫られて師弟関係を結んでからというもの、どちらが年上かわからなくなってきたな。案外メルアも天才錬金術師と周囲から認められて、個人の権限を与えられた分、どこかで孤独を感じていたのかもしれないな。
前世の僕が感じていたものとは、また違うものだろうけれど。
二つのリクエストのうち、魔導砲の射程距離を伸ばすというリクエスト自体は、比較的簡単だ。魔導砲の銃身をより長いものにすればいい。乱暴なやり方ではあるが、単純計算で銃身を倍の長さにすれば二倍の射程は恐らく実現できる。
問題なのは、もうひとつの銃弾を使わず銃弾よりも速く着弾するものを装填したいというリクエストの方だ。
「でもさ、射程距離はともかくとして、弾丸より速いものってなに?」
仕様書を眺めながらメルアが興味津々で話しかけてくる。
メルアの言う通り、爆風で飛ばされる弾丸よりも速く飛ばせるものは限られている。
「ないわけではないよ。最も速いものは光だよね」
「けど、光魔法って、聖痕持ちにしか使えないよね?」
もちろんメルアも検討済みだったのだろう、的確な意見を返してくれたメルアに頷く。聖痕は、聖華の三女神の祝福を受けた者の証であるとされる先天的な痣だ。浄眼と同じで生まれつき身体に宿しているものであり、女神の寵愛を受けたものの証であるとされている。なぜなら、メルアの言うとおり、光魔法が使えるのは聖痕を持つ者だけなのだ。
「そう。こればかりは簡易術式で補うことも出来ないからね。だから、光そのものを使うアイディアは使えない」
特級錬金術師であるメルアでもこの一年の間解決出来なかった課題には、僕も苦戦しなかったわけではない。
光の次に検討したのは風だ。エステアの『暴風』のイメージから風魔法の可能性を考えてみたが、風圧で弾丸を飛ばすには運動エネルギーが小さすぎるし、仮に弾丸を使わずに風魔法のみを発射するとしても、途中で空気摩擦を受けて風魔法が霧散する可能性が高いので、これは却下した。
けれど、エステアから連想したところで、ホムの雷鳴瞬動がヒントになった。軌道に雷魔法を走らせて収束するあの原理を応用すれば、雷魔法を弾丸のように射出することが出来るかもしれない。
「……でも、雷ならどうかな?」
僕は設計図の裏に記した簡易術式を示した後、表の設計図を広げてメルアに意見を求めた。
「え? これだけ?」
設計図を覗き込んだメルアが拍子抜けした声を出したのも無理はない。僕が書いた設計図は、四枚の板で細長い箱型の筒を作り、その後ろにグリップやトリガーを付けるという簡素なものだったからだ。
「そう。装飾なんかは後からどうにでも出来るからね。問題は魔導砲の心臓部たるこの部分だ」
僕はそう説明しながら、設計図の裏面を示した。そこには、銃身となる筒を形成する四枚の板に描く簡易術式を記してある。
「雷魔法の術式を、銃身を構成する四枚の板に簡易術式で掘るんだ」
「ここに!? いや、ししょーなら出来るとは思うけど。それで撃てる? 四枚分のスパークショットってめちゃめちゃ熱量やばそうなんですけど」
それも想定済みだ。僕は、メルアのアトリエの棚をざっと見回し、目当ての素材がありそうな棚を目視で確認した。
「考えていないわけじゃないよ。イシルディンとドゥマニウムを使いたい」
イシルディンは機兵の装甲材としても使われる最上位の錬金金属で、ドゥマニウムは一般的には蒸気車両のタイヤなどに使われる錬金物質だ。
「硬くて丈夫な方がいいのはわかるし、それでイシルディンを選ぶのはわかるんだけど、なんでドゥマニウム?」
ドゥマニウムは、機兵の魔力収縮筋の管を作るのにも使われる伸縮性と耐圧性に優れた錬金物質なので、それを知った上でメルアが質問しているのは理解している。だから、僕は錬成釜を準備しながら少しだけ補足した。
「伸縮性と耐圧性とは別の特性を利用したいんだ。これについては、見てもらった方が早いし、錬成しながら説明してもいいかい?」
「もち!」
即答したメルアがイシルディンとドゥマニウム棚から出してくれる。
高価な金属であるイシルディンは、木の箱の中に更に防錆紙に巻かれた状態で保管されている。延べ棒として成形されている上質な素材であることが一目でわかった。
太陽の光による劣化がネックのドゥマニウムは、手のひらに乗るほどの球状に成形された状態で、布を巻いて遮光した木箱の中に保管されていた。
メルアのために用意されたというアトリエというだけあって、揃っている素材も管理方法も完璧だ。
「良い状態だね。あとは、魔素液化触媒を溶剤にして、イシルディンとドゥマニウムの錬成液を作ろうか」
「もう作っちゃうの?」
「もちろん。あまり時間もないから、出来るうちに進めよう。明日は銃身を組みたいから錬成釜を頼めるかな」
メルアは頷き、錬成釜を準備し始める。
「熱いうちに型に入れたいもんね」
「そういうこと。錬金釜で溶かしてイシルディンとドゥマニウムの錬成液を作る間に、カイタバで粘土型も作らないとね」
このカイタバは、昨日ホムのギターを修復する際に使った余りがあるので、それをそのまま利用すればいいだろう。
「でさ、ししょー? 使いたいもう一つの特性って?」
錬金釜を準備しながら、メルアが声を張り上げて訊ねて来る。ああ、そういえば錬成しながら説明すると言ったんだったな。
「ドゥマニウムは絶縁体でもあるんだ。電気を通さないこの特性を活用すれば、銃身が過度に帯電して過熱状態になるのを抑えられるし、魔導砲から感電する心配がなくなる」
「ん? 原理はわからなくもないけど、それってスパークショットの妨げにならない? 簡易術式を彫ってる素材自体が絶縁体になるっちゅーことだよね?」
メルアが首を傾げながら質問を重ねてくる。
「そうだよ。だから、簡易術式の方に工夫をする。絶縁体であるイシルディンとドゥマニウムの複合素材に彫った簡易術式に、帯電性のある液体金属を流して射出の軌道を作ればいい。術式の文字列を銃口の方までのばせば、スパークショットは簡易術式の文字の上を走る」
「なるほどーっ! 簡易術式ってそーゆー使い方もあるんだ」
魔導砲の構造がようやく理解できた様子で、メルアが感嘆の声を漏らす。そんな話をしながらも、メルアは手際良くイシルディンとドゥマニウムの錬成を進めてくれた。
* * *
程なくしてイシルディンとドゥマニウムの錬成液が出来たので、カイタバで作った四枚の細長い板の型に錬成液を流し込んだ。
「これが冷めて固まったら、簡易術式を彫ろう」
「氷魔法で冷やせるけど、やる?」
「いや、今回は止めておこう。このまま自然冷却を待つよ」
ドゥマニウムはともかく、イシルディンはグラスの時代にはなかった金属だ。あまり無茶なことをして錬成物質の性能を落としたくない。
「じゃあ、今日はここまでか~。あー、ししょーって手際良すぎるから、滅茶苦茶あっという間に感じちゃうんだよね」
「そうかな? 手際がいいのはメルアも一緒だと思うけれど」
謙遜というよりは、メルアの働きを評価して言ったのだが、メルアは驚いたように目を瞬いた。
「うっそ~! うちなんて比べものにならないって、だってさ、エステアに聞いたけど、ししょーって料理の手際もめっちゃ凄いんでしょ?」
「……そんなことを話したのかい?」
メルアの口から僕の料理の話が出たことには少し驚いた。まあ、ルームメイトだから話していても不思議はないのかもしれないけれど。
「話したもなにも! 年末年始を一緒に過ごしたって聞いて、羨ましいのなんのって!」
興奮した口ぶりで話していたメルアだったが、そこでふと気づいたように一度口を閉じた。
「……あ、でもエステアが実家に帰れなかったせいでもあるから、面と向かって羨ましがったりはしてないよ……多分……」
「まあ、エステアにもその気遣いは伝わっていると思うよ」
「だよね? だよね?」
メルアの人となりを僕よりも知っているエステアならなおのことだろう。僕が言い添えると、メルアは安心したようにほっと息を吐いた。
「はぁ、うちもししょーの手料理食べてみたかった~。……あっ、そーいえば、お菓子の材料買ってなかった!?」
「まあ、お菓子ぐらいならアトリエに差し入れるよ」
「やったー! ししょーの話が早いところ、ほんとーに好き!」
メルアの人懐っこい笑顔に思わずこちらも笑顔になってしまう。
メルアに強引に迫られて師弟関係を結んでからというもの、どちらが年上かわからなくなってきたな。案外メルアも天才錬金術師と周囲から認められて、個人の権限を与えられた分、どこかで孤独を感じていたのかもしれないな。
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