120 / 167
第5章
120.関係性
しおりを挟む
「あいっ……!!たたたたた…………」
リオを見て隣室にまで響く驚きの声を発した小北さん。そんな彼女を襲ったのは、全身を走る激痛だった。
ひとしきり大声を上げて驚いた小北さんは直後、何らかの痛みに襲われたのか身体をくの字に曲げて悶えていく。
「……小北さん、大丈夫?」
「だいっ……じょぶ!筋肉痛……アタタ……」
やはりというべきか、その激痛の正体は筋肉痛らしい。
身体痛めてるのに無理するから。途中担任が何事かと様子を見に来たが、なんでもないと手で示したら戻ってくれた。
「慎也クン、面白い子だねぇ」
「面白いかどうかは置いといて、明るくて優しい子だよ……」
本当に。彼女の明るさは友人の少ない自分にとっても癒やしだとしみじみ思う。
二人して痛む彼女を見ていると、次第に収まったのか顔を上げた彼女とリオが目が合い再び目を丸くする。
「な……なななな……なんで学校にリオ様が!?」
「なんでって、旦那様の様子を見に?」
「旦那様ぁ!?」
「ん。この度めでたく……」
「えぇぇぇぇ!!!」
左薬指に巻きつけられた銀色のものを見せつけ、更に驚きの声を発する小北さん。
何故渡した覚えのないものが……とも思ったが、よくよく見れば端っこにギザギザと裏面の赤色が目に入る。
どうやら指に巻き付けているのはさっき食べてたお菓子の包装紙のようだ。裏が銀色なのをいいことに指輪もどきとして使っているらしい。
小北さんも、普段ならこんなチープな仕掛けすぐ気づくだろうが今日ばかりは判断能力が損なわれているみたいだ。
「リオ、からかってるでしょ?」
「バレた? いやぁ、反応が面白くって」
指摘されたリオは素直に巻きつけていた指輪モドキを外し、小北さんに見せつけるように手の中で潰して見せる。
「えっ……あれ? それって……」
「ごめんね。反応が面白くってつい、ね」
「な……なぁんだぁ! よかったぁ!てっきりリオ様と前坂君がそういう関係なのかと~!」
「………………」
小北さんの安堵する声に俺の身体はビクンと跳ねる。
俺達は……どういう関係だ?
「…………」
「えっ?あれ? 何この空気? ……前坂君?」
俺と彼女たちは……一体何なのだろう。
お互い?に好き合っていることはわかった。でも、それで付き合う云々とかは全く話さなかった。
彼女たちはどう思っているのだろう。俺がこんな体たらくな返事で、付き合うとかの段階まで考えてくれているのだろうか。
「リオ、俺たちってどういう?」
「……友達以上恋人未満?」
どうやらリオも同じことを考えていたようだ。
それにしても便利な表現。仲の良い関係を曖昧に表現できる。ちょっとさみしい気がしないでもないけど。
「慎也クンが望むなら恋人以上お嫁さん未満でもいいよ?」
「……前者で」
でも、それはちょっと恥ずかしい。
今はまだ、その曖昧な関係が心地いい。
「――――ということで、私達はそういう関係みたい、だよ?」
「~~~~!!」
リオが答えるように小北さんへ話を振ると、彼女は口を覆い隠して声にならない声を発する。
その表情は真っ赤なのか、それとも真っ青なのか、西日が朱く照らしていてわからない。
「エレナ様と仲良かったから他の二人ももしかしたら……なんて思ったけど、リオ様とだなんて……!」
「ちなみにエレナも、もちろんアイもおんなじ関係性」
「…………へっ?」
ポカンと。
小北さんの笑顔が固まった。
「いま、なんて……?」
「だからエレナもアイもおんなじ関係。慎也クンとは友達以上恋人未満」
「…………マエサカクン?」
ヒェッ。
グルンと首が大きく捻って瞳孔の開いた目が俺を射抜く。
「い、いや! 別に付き合ってるわけじゃあ……!」
「私は慎也クンならこの身を捧げる覚悟も……ポッ」
「ちょっとリオ……?」
隣にそっと寄り添う彼女に困惑する。
エレナたちと一緒にいる時はこういうやりとりはままあった。
しかしほぼ初対面の人を前にして距離が近すぎやないだろうか。
小北さんは表情の消えた表情でこちらを見ている。いつも元気に笑ったりコロコロ表情が変わっていたのに。
彼女が一歩進んで俺が一歩下がる。虚無の目に射抜かれながら数度後ずさりしたところで、ふと彼女の足が止まったかと思えば、こちらをジッと見ていた目線がだんだんと下がっていってしまう。
「えっと……小北さん?」
「――――だよね?」
「えっ……?」
「邪魔……だよね?こんなに可愛い彼女さんいるのに、私……何度も話しかけて……邪魔……だよね?」
「ちがっ――――!」
弁明しようと一歩踏み出したところで動けなくなった。
――――滴り落ちていた。
顔を伏せた彼女の顔からはいくつもの水滴が。
小北さんは泣いていたのだ。
突然の豹変。彼女が俺にどんな感情を抱いているのかはわからない。けれど今なんて言えばいいのだろう。こんな時、なんて言えばいいのか俺の中にはなにもない。
「…………っ。 ごめん、ね……!」
「こ……!!」
その名を呼ぶ頃には、彼女はもう踵を返して科学室を後にしてしまっていた。
俺は宙に浮かんだ手をどこにいくのでもなく空を掴む。
「……ごめん」
「リオ……」
静寂に包まれた教室。ふと聞こえた言葉はリオのものだった。彼女は窓から外を見ながらポツリと謝ってきた。
何故謝る。リオが原因ではないのに。泣いた理由は見当もつかないが、きっと俺が変なことを言ったのが原因だ。
「ごめんね慎也クン。ちょっと私、イヤな子だった。あの子が突然泣いた理由、慎也クンはわかる?」
「いや……」
「だよね。慎也クンはそういうところも美徳だもんね」
褒めているのか貶しているのか。
察しの悪い俺を慰めるリオ。
「もしかしてとは思ったけど、やっぱりあの子は……」
「リオは理由を知ってるの?」
「…………」
何かしら思い当たるフシがある言葉。しかし問いかけても何も答えない。ただ立ち去った扉を見つめている。
「……さっき、あの子を泣かせちゃったのはたぶん私のせい。イジワルのせいなの」
「イジワル?」
「うん、イジワル。ひと目見て"わかっちゃった"から牽制するようなことしちゃった。だからあの子を泣かせちゃった」
牽制。イジワル。
先程の会話で心当たりとなるものは無かったが、二人の間では俺には見えない何らかのやり取りがあったらしい。
彼女はジッと扉を見つめたまま言葉を紡ぐ。
「言い訳になるけど私……羨ましかったの。私達は休日や放課後にしか会えないけど、あの子は毎日、朝から晩までずっと一緒に居られることに。私達の知らない、お兄ちゃんの顔が見れることに。それがこれから先、高校卒業するまで続くことに」
「…………」
彼女の言っている真意はわからない。けれどその言葉はグサリと俺の心を貫いた。
きっと、俺の宙ぶらりんな態度が起点となっているのだろう。むしろ悪いのは俺の方だとわからないなりに理解した。
「――――だから、ちょっと待ってて」
「……どこへ?」
「私が、ここにちゃんと連れてくるから。 お兄ちゃんは待ってて」
振り向いてこちらを向いたリオは真っ直ぐ俺を見つめてくる。
逆光できらめくその姿はいつもの飄々とした様子とは違う、何かを決めた真剣な瞳をしていた――――。
リオを見て隣室にまで響く驚きの声を発した小北さん。そんな彼女を襲ったのは、全身を走る激痛だった。
ひとしきり大声を上げて驚いた小北さんは直後、何らかの痛みに襲われたのか身体をくの字に曲げて悶えていく。
「……小北さん、大丈夫?」
「だいっ……じょぶ!筋肉痛……アタタ……」
やはりというべきか、その激痛の正体は筋肉痛らしい。
身体痛めてるのに無理するから。途中担任が何事かと様子を見に来たが、なんでもないと手で示したら戻ってくれた。
「慎也クン、面白い子だねぇ」
「面白いかどうかは置いといて、明るくて優しい子だよ……」
本当に。彼女の明るさは友人の少ない自分にとっても癒やしだとしみじみ思う。
二人して痛む彼女を見ていると、次第に収まったのか顔を上げた彼女とリオが目が合い再び目を丸くする。
「な……なななな……なんで学校にリオ様が!?」
「なんでって、旦那様の様子を見に?」
「旦那様ぁ!?」
「ん。この度めでたく……」
「えぇぇぇぇ!!!」
左薬指に巻きつけられた銀色のものを見せつけ、更に驚きの声を発する小北さん。
何故渡した覚えのないものが……とも思ったが、よくよく見れば端っこにギザギザと裏面の赤色が目に入る。
どうやら指に巻き付けているのはさっき食べてたお菓子の包装紙のようだ。裏が銀色なのをいいことに指輪もどきとして使っているらしい。
小北さんも、普段ならこんなチープな仕掛けすぐ気づくだろうが今日ばかりは判断能力が損なわれているみたいだ。
「リオ、からかってるでしょ?」
「バレた? いやぁ、反応が面白くって」
指摘されたリオは素直に巻きつけていた指輪モドキを外し、小北さんに見せつけるように手の中で潰して見せる。
「えっ……あれ? それって……」
「ごめんね。反応が面白くってつい、ね」
「な……なぁんだぁ! よかったぁ!てっきりリオ様と前坂君がそういう関係なのかと~!」
「………………」
小北さんの安堵する声に俺の身体はビクンと跳ねる。
俺達は……どういう関係だ?
「…………」
「えっ?あれ? 何この空気? ……前坂君?」
俺と彼女たちは……一体何なのだろう。
お互い?に好き合っていることはわかった。でも、それで付き合う云々とかは全く話さなかった。
彼女たちはどう思っているのだろう。俺がこんな体たらくな返事で、付き合うとかの段階まで考えてくれているのだろうか。
「リオ、俺たちってどういう?」
「……友達以上恋人未満?」
どうやらリオも同じことを考えていたようだ。
それにしても便利な表現。仲の良い関係を曖昧に表現できる。ちょっとさみしい気がしないでもないけど。
「慎也クンが望むなら恋人以上お嫁さん未満でもいいよ?」
「……前者で」
でも、それはちょっと恥ずかしい。
今はまだ、その曖昧な関係が心地いい。
「――――ということで、私達はそういう関係みたい、だよ?」
「~~~~!!」
リオが答えるように小北さんへ話を振ると、彼女は口を覆い隠して声にならない声を発する。
その表情は真っ赤なのか、それとも真っ青なのか、西日が朱く照らしていてわからない。
「エレナ様と仲良かったから他の二人ももしかしたら……なんて思ったけど、リオ様とだなんて……!」
「ちなみにエレナも、もちろんアイもおんなじ関係性」
「…………へっ?」
ポカンと。
小北さんの笑顔が固まった。
「いま、なんて……?」
「だからエレナもアイもおんなじ関係。慎也クンとは友達以上恋人未満」
「…………マエサカクン?」
ヒェッ。
グルンと首が大きく捻って瞳孔の開いた目が俺を射抜く。
「い、いや! 別に付き合ってるわけじゃあ……!」
「私は慎也クンならこの身を捧げる覚悟も……ポッ」
「ちょっとリオ……?」
隣にそっと寄り添う彼女に困惑する。
エレナたちと一緒にいる時はこういうやりとりはままあった。
しかしほぼ初対面の人を前にして距離が近すぎやないだろうか。
小北さんは表情の消えた表情でこちらを見ている。いつも元気に笑ったりコロコロ表情が変わっていたのに。
彼女が一歩進んで俺が一歩下がる。虚無の目に射抜かれながら数度後ずさりしたところで、ふと彼女の足が止まったかと思えば、こちらをジッと見ていた目線がだんだんと下がっていってしまう。
「えっと……小北さん?」
「――――だよね?」
「えっ……?」
「邪魔……だよね?こんなに可愛い彼女さんいるのに、私……何度も話しかけて……邪魔……だよね?」
「ちがっ――――!」
弁明しようと一歩踏み出したところで動けなくなった。
――――滴り落ちていた。
顔を伏せた彼女の顔からはいくつもの水滴が。
小北さんは泣いていたのだ。
突然の豹変。彼女が俺にどんな感情を抱いているのかはわからない。けれど今なんて言えばいいのだろう。こんな時、なんて言えばいいのか俺の中にはなにもない。
「…………っ。 ごめん、ね……!」
「こ……!!」
その名を呼ぶ頃には、彼女はもう踵を返して科学室を後にしてしまっていた。
俺は宙に浮かんだ手をどこにいくのでもなく空を掴む。
「……ごめん」
「リオ……」
静寂に包まれた教室。ふと聞こえた言葉はリオのものだった。彼女は窓から外を見ながらポツリと謝ってきた。
何故謝る。リオが原因ではないのに。泣いた理由は見当もつかないが、きっと俺が変なことを言ったのが原因だ。
「ごめんね慎也クン。ちょっと私、イヤな子だった。あの子が突然泣いた理由、慎也クンはわかる?」
「いや……」
「だよね。慎也クンはそういうところも美徳だもんね」
褒めているのか貶しているのか。
察しの悪い俺を慰めるリオ。
「もしかしてとは思ったけど、やっぱりあの子は……」
「リオは理由を知ってるの?」
「…………」
何かしら思い当たるフシがある言葉。しかし問いかけても何も答えない。ただ立ち去った扉を見つめている。
「……さっき、あの子を泣かせちゃったのはたぶん私のせい。イジワルのせいなの」
「イジワル?」
「うん、イジワル。ひと目見て"わかっちゃった"から牽制するようなことしちゃった。だからあの子を泣かせちゃった」
牽制。イジワル。
先程の会話で心当たりとなるものは無かったが、二人の間では俺には見えない何らかのやり取りがあったらしい。
彼女はジッと扉を見つめたまま言葉を紡ぐ。
「言い訳になるけど私……羨ましかったの。私達は休日や放課後にしか会えないけど、あの子は毎日、朝から晩までずっと一緒に居られることに。私達の知らない、お兄ちゃんの顔が見れることに。それがこれから先、高校卒業するまで続くことに」
「…………」
彼女の言っている真意はわからない。けれどその言葉はグサリと俺の心を貫いた。
きっと、俺の宙ぶらりんな態度が起点となっているのだろう。むしろ悪いのは俺の方だとわからないなりに理解した。
「――――だから、ちょっと待ってて」
「……どこへ?」
「私が、ここにちゃんと連れてくるから。 お兄ちゃんは待ってて」
振り向いてこちらを向いたリオは真っ直ぐ俺を見つめてくる。
逆光できらめくその姿はいつもの飄々とした様子とは違う、何かを決めた真剣な瞳をしていた――――。
0
あなたにおすすめの小説
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。
エース皇命
青春
高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。
そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。
最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。
陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。
以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
※表紙にはAI生成画像を使用しています。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる