愛を知らない少女

とうふ

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05 痴漢男への誘惑

痴漢男への誘惑2

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 やがて、電車が到着すると、わたしの待つ乗り口の前に停車した車両の窓から、昨日の痴漢の大柄な男の姿が見えた。あまりにも予想通りに、あっさりと男が現れたことに少しドキドキしながら、わたしも電車に乗り込む。青島さんも、わたしの後に続いてはぐれないようについてきた。

 今日も、電車の中は満員だった。狭い車両の中の人込みをかき分けて、しかし不自然にならないように、少しずつ痴漢の男の傍へと近づいていく。
 ちえりを探しているのだろう、きょろきょろと周りを伺いながら電車のつり革につかまっている大柄な男が、ちらりとわたしの方に視線を向ける。昨日、ちえりを痴漢するのを邪魔した女子高生だと、気づいたかどうか分からないが、ちらちらとこちらを見ている。

 (ふふっ・・・)

 痴漢男の隣までたどり着いたわたしは、電車の揺れに合わせてわざとよろめいたふりをして、体を男の方に倒した。あえて制服のブラウスの胸元のボタンも外して、開いた襟元の隙間から、胸の谷間と、白いレースのブラの上部が見えるようにしてある。わざと男の方に胸元を向けて体を預けて、見せつける。
 あからさまにわたしの方を見ないように意識してはいるものの、ちらちらとこちらに向けられる男臭い、体格のいい男の目はギラついていた。わたしを犯す男たちに共通の、獣のような牡の欲情をたたえた目。顔も赤らんで、鼻息が少し荒くなっている。しかし、まだ躊躇しているのか、手を出しては来ない。

 (もう・・・!じゃあこれなら・・・)

 わたしは、再び周りの人たちに押されたふりをして、痴漢男の体に自分の身体をぎゅっと押し付けて見せる。
 男の腕に、胸を押し付けるように寄りかかる。制服の生地ごしではあるが乳肉が押されて、男の腕に柔らかな弾力を伝える。
 そして、ちらりと上目遣いに痴漢男の顔を見上げて様子を伺う。男の脂ぎった顔は、少し紅潮して、息遣いも早くなっている。意図的に目を逸らしているようだったが、明らかに興奮している様子がわかった。
 でも、男の反対側の手は相変わらず、吊り革を握ったままだ。

 (もう!なんでちえりには、痴漢するのに、わたしには手を出してこないの?)

 もっと直接的にアプローチしてもいいのだが、それだともう痴漢じゃなくなってしまう。あくまで自発的に襲ってもらわないと意味がないのだが、相手がちえりではないからか、それとも警戒しているのか、痴漢男は劣情に侵されているはずなのに、いつもちえりにしているような行動を、わたしに対してはなかなか起こそうとはしなかった。

 もたもたしていると、高校前の駅に電車が着いてしまう。そこまでに何も起こらなければ、わたしが電車に乗っているのは不自然だ。最悪、わたしが痴漢男を嵌めようとしていると警戒されてしまうかもしれない。

 仕方ないので、わたしは後ろを振り返って、背後に立っている青島さんに目配せをする。青島さんは、仕方ないといった様子で小さくため息をつくと、スカートの上からお尻を撫で回してくる。

 「あまりいい作戦とは思えないけど・・・」
 「いいから、青島さんがわたしのこと痴漢して・・・」

 お互いに顔を寄せ合い、痴漢男に聞こえないよう、囁くような小声で伝える。そもそもわたしが青島さんに、痴漢男を誘惑するために一緒に来てもらうように頼んだ時から、『同じ学校の生徒とはいえ、会ったばかりの知り合いと変わらない娘のために、わざわざ首を突っ込んで・・・』と、乗り気ではなかった彼。
 それでも、最後まで付き合うしかないと割り切ったのか、彼の手が脇の下から差し入れられると、乳房を掴んで揉みしだいてくる。

 「あっ・・・ん・・・」

 反射的にわたしの口から洩れた小さな吐息に、隣の大柄な痴漢男も目を見開き、背後からの手に揉まれるわたしの胸に視線を集中させた。

 青島さんは、満員電車の中で大胆にも、わたしのブラウスのボタンを外して、さらに胸を露出させる。真っ白なブラジャーに包まれたわたしの乳房が、大柄な男の前に晒される。
 より見せつけながら、指が食い込んで形が歪に変わるほど、激しくわたしの左右の胸のふくらみを揉みしだいてくる。さっきまであまり気乗りしない様子だったのが嘘のような、情熱的な愛撫で、乳肉の弾力を確かめてくる。甘やかな心地よさに体は熱を帯びていき、思わず発情した声を漏らしてしまう。

 大柄な男の方も、いつしかチラ見をやめて、じっくりとわたしの胸を凝視している。

 「もっとサービスしてやろう」

 耳元で小声で青島さんが囁くと、ブラジャーのカップの布地に手がかかり、下から上にたくし上げてしまう。

 「あ・・・」

 重たげで形の良い乳房が、ぷるんとブラジャーの下からこぼれ出て、直に男の眼前に晒される。
 青島さんの手のひらには余るほどのサイズにまで成長しているにも関わらず、張りと弾力に富んだ乳肉は、電車の振動に合わせてゆさゆさと揺れた。巨大なマシュマロのような2つのふくらみを、青島さんの手が直接もみしだいていく。

 「はんっ・・・あ・・・だめ・・・」

 電車内で胸を剥き出しにさせられ、背後から青島さんに乳房をもまれて、わたしは羞恥と快感に頬を赤く染める。繰り返し寄せてくる喜悦の波に声をかみ殺して小さく悶えるわたしの姿に、さすがに我慢できなくなったのか、大柄な男も、ついにわたしの身体に手を伸ばしてくる。
 大柄な男の手が、わたしの股間に触れる。官能に溢れる肢体は熱くなっていて、ショーツで覆われた秘唇は分泌される愛蜜でびしょびしょに濡れて、股布に染みをつくるだけにとどまらず、太ももを伝って垂れるほど溢れていた。

 「すごい、もうこんなに濡れてるんだね」

 正面の大柄な痴漢男が、ニキビ跡の残る顔に薄笑いを浮かべて見下ろしている。

 「後ろの男に触られて、感じてるの?」
 「あ、ああ・・・はい、かんじて、ます」
 「じゃあ、オレも触っていいよな」
 「・・・そ、それは・・・」

 股間に触れてくる痴漢男の指先が、湿ったショーツの股布を横にずらしていく。ほのかに湯気が立つほどに熱く濡れた淫裂が露わになると、肉の花びらに男の指がかかる。ぬちゅっと粘液の糸を引き、男の指先と花びらとの間に透明な橋が架かる。男の鼻先に、少女の体を包む甘い体臭の他に、股間から立ち上る発情した牝の匂いが混ざって届く。匂いをたっぷりと吸い込み、痴漢の男の目が嬉し気に細められる。
 痴漢の男がようやくわたしに手を出してきてくれてほっとするものの、わたしは複雑な心境だった。

 (青島さんが、先にわたしのこと痴漢してなかったら、ずっと手を出してこなかったかもしれないよね・・・)

 痴漢男の太くて硬い指先が、溢れる牝蜜を塗り拡げながら、肉の花びらを弄りまわしてくる。湧き上がる熱い痺れに、引き締まった尻肉が小さく震える。男に女の子の秘部をいいように弄ばれる恥辱は、快感を増幅させ、わたしの体を一段と発情させていく。
 その一方で、少なからず女としての性的魅力には自信があったわたしにとって、純粋に自分の魅力だけで、痴漢の男を誘惑しきれなかったことに悔しさを覚えていた。ただ、この時はまだ知らなかったが、痴漢の男はちえりに対して特別な思いを抱いていたがために、彼女をつけ狙っていて、誰彼構わず痴漢行為に及んでいたわけではなかったのだ。わたしが誘いかけても、最初は気づかないふりをしたのも、ちえり以外の女性には関心がなかったからなのだが、そんなことに気づくはずもないわたしは、若干女性としての自尊心を傷つけられたような気になっていた。

 結局は痴漢男も牡の欲望には逆らえず、目の前にぶら下げられたわたしという餌に食いついてきたのだ。この痴漢の男の興味をわたしに向けさせて、ちえりへの痴漢の被害をなくすことが、一番の目的だったのだから、わたしも、まずは目先のことに集中しなければ、と気持ちを切り替えなければいけないはずなのだ。本当はわたしの欲情や、女としての自信については、ついでのことのはずなのだから。

 それなのに、いつの間にかわたしは、ちえりには率先して痴漢するのに、わたしには及び腰な男の態度に納得いかない気持ちを抱いてしまっていた。ちえりに、女性としての魅力で負けていると思われたような気になっていたのかも知れない。

 (この男も、わたしに手を出さずにはいられなくしてあげるんだから・・・)

 わたしは最初から、痴漢男に犯されるくらいは覚悟で来ているし、若干、強引なやり方を使ってでも、痴漢男をその気にさせて、わたしに夢中にさせてやろうという気になってくる。そしてその計略は、今のところ上手く進んでいるようだ。

 くちゅくちゅと、痴漢の男の指がわたしの股間のスリットをなぞると、いやらしい水音が響いた。わたしは、男の胸に上半身をもたれかかせながら、興奮にうわずった吐息を漏らす。

 「はぁ、はぁ・・・ああ・・・」
 「ここが気持ちいいの?」
 「あっ、あ・・・は、はい・・・」

 痴漢の男の指が、肉花弁の合わせ目でぷっくりと膨らんだクリトリスに触れる。興奮して勃起した肉芽を、指の間に挟まれて捩られると、鋭い快感が体を突き抜ける。固い指先で包皮を剥かれ、神経の塊のような女芯を根元から先に向けて扱いてくる。

 「あ、あっ!ああっ!ひぁっ!やだっ・・・」

 何度も繰り返し扱かれて、敏感な肉豆が悦びを弾けさせる。腰の骨までジンジンと痺れさせるような激しい愉悦の衝撃が響き、脚から力が抜けて膝が崩れ落ちそうになる。美尻を少し後ろに突き出して、情けない格好でかくかくと震えてしまう。

 男の胸に顔を埋めるようにしながら、小さく嬌声を上げ続け、快感に肩を震わせる。そんなわたしの反応に気を良くした痴漢の男は、波打つスリットの奥まで指を突き入れてくる。

 「あ、ああ・・・!い、いやっ・・・!」
 「うわ、すごいね・・・!きみのが、指に吸いついてくる」

 熱く濡れそぼったわたしの媚肉を、男のごつごつした指がかき分けて、侵入してくる。蠢く指に内部の粘膜を愛撫されると、たちまち蕩けてしまう。ますます脚に力が入らなくなり、アソコの奥から、新たな愛蜜がどっとあふれ出てくる。

 「どんどん溢れてくるね・・・エッチな娘だね、きみって」

 わたしは、発情した美貌を赤らめたまま頷く。痴漢男は秘裂に捩じ込んだゆっくりと往復させながら、指の腹で敏感な肉襞を擦ってくる。引き抜かれる指に透明な愛蜜が絡みつき、まるで離れたくないと言わんばかりに粘膜を吸いつけてしまう。電車内の床にぽたぽたと恥ずかしい雫が溢れた。
 青島さんも、張り詰めた乳房を揉み続ける。丸い膨らみの頂点で、ピンとそそり立つ左右の乳首も、指先で挟み込んでは扱き立て、快感を煽り立てた。

 「あっ!あ・・・!あんっ!だめ、そこはっ・・・!」

 左右の乳房と、股間の女陰を、2人がかりの愛撫で弄ばれ、恥辱的な快楽を注ぎ込まれる。痴漢されるように仕向けたのは演技だが、体に感じる肉の悦びは本物だ。わたしは何とか他の乗客たちには気づかれまいと、声を噛み殺しながらも体をよじり、下半身を中心に蓄積していく性感から少しでも逃れようとした。
 だが、喜悦の喘ぎを思い切り上げられない分、余計に快感は溜まり、体は牝の悦びに染め上げられていく。いつの間にか、青島さんと痴漢男が目くばせをし、少女の肉体にとどめを刺そうとしていることにも、わたしは気づかなかった。

 くちゅくちゅくちゅっ・・・!

 「あ、ああ・・・!そんなに弄っちゃだめ・・・!ああ、イッちゃう・・・!」

 痴漢男が、人差し指を挿入していた秘裂に中指も加え、突き上げる指を2本に増やした。その上、手のひらを上に向け、包皮を完全に捲り上げて剥き出し状態のクリトリスを、親指で上から押しつぶしてくる。
 そのまま、アソコに突き入れた指を激しく抜き差ししながら、固くしこった女芯を強く押し込んだまま親指の腹で振動させた。かき回されるアソコの中から快感が噴き上がると同時に、愛蜜の飛沫がまき散らされて、わたしは背を仰け反らせた。それでもなお、嬲られる媚肉はきつく指を締め付けて、痴漢男の指を離すまいとしていた。

 「ほら、イッちゃえよ」

 背後から、青島さんまで意地悪そうに囁いてくる。指先で摘まんだままの乳首を絶妙な力加減で挟んだまま、根元から頂点へ向けて、徹底的に擦られる。

 「んっ、んうっ!あ、ああっ!ダメっ、イッちゃうっ・・・!」

 華奢な体に溜めきれない程に膨れ上がった官能が溢れ、頭の中が真っ白になった瞬間に、弾けていた。膝を曲げてお尻を突き出し、少し前のめりになった格好で、ビクビクと無様に体を痙攣させて、快楽の頂上をさまよう。脚の力が抜けて立っていられなくなり、その場に崩れ落ちそうになるのを、痴漢男と青島さんの腕が支える。わたしは激しく息を乱し、正面の痴漢男に体重を預けて寄り掛かった。

 「あっ・・・はぁ、あ、ああ・・・」

 頭の中に霞がかかったようにぼんやりとし、痴漢男の胸に抱かれたまま、絶頂の余韻に浸る。床に滴る愛蜜の雫は、まるで失禁でもしてしまったかのように広がっていた。それは明らかに、わたしのあさましいアクメの証だった。

 「ふふっ・・・電車の中でイッちゃうなんて、いけない娘だね、きみは」

 痴漢男が、アソコから引き抜いた指をわたしの顔の前にかざして、ニヤリと口元を歪める。男の指どころか手のひらまで、ねっとりとした透明な粘液で覆われているのを見せられて、わたしは思わず羞恥で頬を真っ赤にしてしまう。

 「もっとして欲しい?」

 痴漢男の問いかけに、わたしは彼の胸に顔を埋めたまま、小さく頷く。

 「後ろのおじさんと一緒に、もっとエッチなことしようか」

 わたしはもう1度頷くと、青島さんと痴漢の男と一緒に次の駅で下車した。いつからかは分からないが、もう、ちえりを痴漢男から救うため、という大義名分のことは、頭から無くなっていた。
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