上 下
16 / 17

Die16話 変貌④

しおりを挟む
「眠い?お兄ちゃん眠いよね」セラちゃんが僕の首に鼻を擦り付けて匂いを嗅いでいる。くすぐったい。眠くなってきた。元々眠くは無かったけれどセラちゃんの甘いミルクみたいな匂いに心地良さを感じた瞬間眠気が来た。敵が、きっと目の前に居た運転手は敵なのだが眠くなってしまったからには仕方無いのだ。だから僕はセラちゃんの隣でセラちゃんのちっちゃくて可愛い体に寄りかかって眠ってしまった。最後に聞こえたのは運転手が「敵の近くで寝るとかヤバぁ…」と言ってたのと、セラちゃんの僕に対して「私の分まで寝んねしてねお兄ちゃん❤︎」という少しえっちで小悪魔みたいな雰囲気だった。エロい…だから僕のこれから見る夢はエロいんだ。えろいとエロいだと平仮名表記の『えろい』の方が何かいいと後でセラちゃんに言ってみよう。遠くからセラちゃんが走って来る。全裸のセラちゃんだ、夢なのに光の規制が掛かってやがる!なんて事だ、もしかしてセラちゃんが夢の世界で見るなんて許さない!私の身体を舐め回すように見ていいのはベッドの上だけで初めては初夜にしてよって事なのか!?ならば是非も無しか、ベッドの上…ベッドの上でのセラちゃん。裸の生まれた姿のセラちゃん。何故か想像出来ない、僕の夢なのに。やはり外でセラちゃんが規制をかけているのだろう。諦めて光で乳首とツルツルおまんこを遮られた悲しい夢を堪能しよう。いや遮られていることによるエロさも中々に良いな。グラビアアイドルを好きになった記憶は1度たりともないけど、あどけなさ溢れる少女の体に何処からか差し込む光の柱では僕の下半身は反応するらしい。セラちゃんだからなのだろうか、他も見て見ないと実証する事が出来ないことが悲しい。恐らく僕は他のロリを見る前に見ようとした瞬間セラちゃんの冷えた眼差しで心を破壊されるだろうから。光で大事な所を隠したセラちゃんは僕の上に股がって僕の服を脱がせ始める。僕はタキシードを着ているようでプロポーズしにディナーへ来たのか、いや周りを見る限りテーブルもワインを持ってくる店員も居ないから結婚式だろうか誰の結婚式だろう。僕は友人なんて僕のロリコン野郎具合に愛想を尽かし絶縁しまくってるせいで知り合いなんて一人もいない。とか考えているとセラちゃんが僕の首に手を回して僕の右目に柔らかな唇を付け、その唇から濡れた生暖かくヌルりとした舌がはみ出した。そして僕の目玉をゆっくり舐める。夢なのに実際にされているかのように感じた。セラちゃんは満足したのか僕の鼻にキスをすると僕の首にある黒の蝶ネクタイをえっちな手つきで解き、次は白無地のドレスシャツのボタンに手をかけて上から一つ一つ丁寧に外していく。上に着ていたジャケットのボタンをも外すと僕の胸に小さい手のひらを乗せて耳を心臓に当てた。夢だから分からないが僕の心臓はいつも以上に、いやもっと誰かと性行為を行うより幼女に偶然キスをされるよりバクバクしてるだろう。セラちゃんが僕の顔を上から覗いて色っぽい声で僕に「したいの?」と聞いて来た。えっちだ…えろ過ぎる。眠る直前セラちゃんがS気質になっても良いって少し思ったからか上から見られるのもなんか良い。ふいに下半身に違和感を感じた。それは、へその下にセラちゃんの左手が有って僕のトラウザーズ(ズボン)の留め具を外してパンツの中に手を入れてきた。僕の下半身は既に限界だったからセラちゃんの手が僕の勃起した肉棒に触れた瞬間少し発射してしまった。「緑お兄ちゃんのせーし。本当は腟内で味わいたかったけど味見には丁度いい」と手にべっとりと付いた半透明の僕の精液を美味しそうにチョコレートの手についた残りカスを勿体無いと舐めとるようにえっちにとてもえろく舐めた。「せ、セラちゃん…」僕が言いたいことは分かっているだろう。何を言いたいのか何をしたいのか、僕が今1番したいことをセラちゃんは知っているからこそ僕のトラウザーズを引き剥がして僕の腰にゆっくりと股がって僕のドクドクと脈打つ肉茎を自身の濡れたツルツルパイパンおまんこに腰を下ろして挿入した。夢だ、夢の筈なんだ。なのにどうしてか今までに無い快感を覚えている。下半身は熱くとろとろで僕自身が今にも液体になって溶けだしそうな程に柔らかく肉壺に相応しい適度にキツく締りとぬめり気の有る素晴らしい名器。僕は夢だからとか妄想内だからという訳ではなく相手がセラちゃんだから、えろくて生意気で僕の事を大好きなセラちゃんだからもう我慢は出来なかった。セラちゃんだって我慢しないで欲しいと言うかのように僕に「犯して!」と言い放った。応えない訳にはいかないだろうし、そんなことを言われたら男なら目の前に最高の雌が居て自分に股を開いて犯して欲しいだなんて言ってきたら本気で殺してやるって位に犯すのが人間としての尊厳だろう。だから僕はセラちゃんの細くて強く掴んだら壊れてしまいそうに思える腰を、柔らかく打ち付ける度に変形する弾力のある尻を僕の指がめり込むんじゃあないかって位に掴んで下から腰を打ち付けた。「お"ぉッ!?お"んぉォオォおぉぉオぉ!?!?お"んお"んお"んぉぉ"お"ぉ"ぉぉぉん❤︎んヒィィぃぃぃッッ❤︎❤︎イグぅッ❤︎❤︎んヒッ❤︎ひぃ、ひぃ……つっ❤︎たずけっ///おお"んお"んぉぉ"……いあゃ❤︎らぁ❤︎あ"っ…まっでえっ"❤︎死ぬ死ぬ死ぬっ...あ"ぁん"❤︎」
ばちゅんっばちゅんっ、と有りもしない空間に僕達の肉がぶつかる音が木霊する。僕がセラちゃんのぐちゃぐちゃになって僕の僕を入れて欲しくて仕方の無い雑魚おまんこに僕の腰を治まらない欲望を奥に叩きつける度に「お"ぉっ"❤︎」と下品な喘ぎ方をするから僕は僕を止められないし止まることもない。なのに誰もいなかった周囲には男性女性関係無く何人もの人が僕達のセックスを祝うように周りを囲んで拍手したりフィルムカメラで写真を撮ったりする人間が知らないうちに立っていた。僕には関係ないし、もちろんセラちゃんは気にすること無く艶のある声で誰のことも気にせず激しく僕に欲望の儘に腰を打ち付けられながら絶叫にも近い喘ぎ声を撒き散らしながら僕の腰を潮と愛液で濡らして笑っている。行為は勿論賞賛されるようなことでは無いし僕達は僕達の世界で2人だけの濃厚なセックスを楽しみたいだけだけど、こうして色んな人間に政治家とか医者とか地位名声金権力を持った人間達に讃えられながら行為をするのも悪くは無い。
喘ぎながら奥を精子を垂れ流した肉茎で突かれながらセラちゃんが僕の顔を両手で優しく掴んで微笑む。「つ"っ…は、はぁ、ざんねん。もう少し、したかったけど。」と口を開いて僕の空いた口に上からセラちゃんの唾液を流し込む。滝のように上から降りてきて薄味の唾液が僕の舌に触れる。
僕は目を覚ました。何事も無かったかのようにセラちゃんは僕の方を見て「やっと起きた。目的地は違うけど着いたよ」と僕より先にタクシーの扉を開いて外に出た。良い夢を見た。口の中は誰かの唾液でいっぱいだった。僕が降りようとすると運転手が僕に向かってだろう「貴方が寝ている間に酷いものを見せられた。金は要らない」と僕が外に出ると扉を自動で閉めて直ぐにその場を去ってしまった。タクシーを降りた時気付いたのだが、シートはぐちゃぐちゃに濡れていた。勿論僕が夢精したということかもしれないが、どちらかと言うと水っ気が有ったのでセラちゃんの愛液だろう。僕を待っていたセラちゃんは少し落ち着いていて眠る前より何故か大人びて見えた。気のせいかもしれないが。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:10,509pt お気に入り:1,574

王と姫

S
恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:5

【R18】意外としたたかな幼馴染みと俺

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:50

【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:198pt お気に入り:1,595

王命を忘れた恋

恋愛 / 完結 24h.ポイント:5,012pt お気に入り:4,506

うちの娘と(Rー18)

恋愛 / 完結 24h.ポイント:241pt お気に入り:189

国一番の淑女結婚事情〜政略結婚は波乱の始まり〜

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:27,123pt お気に入り:1,016

転生した悪役令嬢の断罪

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:13,058pt お気に入り:1,654

処理中です...