森と花の国の王子

エルデリオンの辛い毎日

デルデロッテの調教 6

　エウロペはエルデリオンが感じる度、腰を揺すられた。

先端からひっきりなしに汁を滴らせる、今やそそり勃った股間が辛くて、必死に腰を動かし始めるエルデリオンの内壁に、埋め込んだ一物が擦り上げられ、片目つむる。

デルデロッテは流石で、エルデリオンを巧妙にのたうたせ、彼がイくのに必死になるよう仕向けるから。
自身で動かなくとも、エルデリオンの腰がくねり擦り上げられ、快感が湧き上がる。

「…イけそう？」

デルデロッテに尋ねられ、エウロペは頷く。
「かなり…イイ…」

デルデは快感を感じてるエウロペの掠れた声が…それでも爽やかさを失わないのに、感心した。
が、呟く。

「…じゃ私は。
こっちのお口を頂くかな…」

腰を浮かせ、エルデリオンの頬を両手で挟み込むと、自身の股間を押しつけ始める。
エルデリオンは目を見開いて、懇願した。
「デルデお願い止めて…っっんっ!!!んんっ!!!」

エウロペの手が、勃ち上がりきったエルデリオンの一物の先端に触れ、エルデリオンは快感に浚われて顎を曝したその隙に。
デルデロッテは半勃ちの一物を、エルデリオンの口の中に挿入した。

内心
「(…こっちが助けたら、すかさず助け返す…。
流石、王に仕えるべき第一の重臣………)」
と、何も言わなくても察して動く、エウロペの素早い対応に感心しつつも。
エルデリオンの口に一物を、押しては引き、引いては押しつけ…犯し始めた。

「ぅ…んんっ!!!ぅんっ!!!」
「もっと舌を使って…。
腰も振って頂かないと。
エウロペ殿も私も、ちっとも良くありませんよ？
ああやっぱり…ここを触らないと、ダメですか？」

言ってデルデロッテは、エルデリオンの胸から腰を浮かしていたから。
下にそっと、手を這わす。
が、その前にエウロペがエルデリオンの両乳首を摘まみ上げ、エルデリオンを仰け反らせた。

「ぅんんっ!!!」

エウロペは自身がイけるように。
今度は自分がエルデリオンの両乳首を摘まみ上げて愛撫し、腰を揺すり始める。

エルデリオンはデルデの腿を両手で掴むけど。
退かせられる筈も無く、乳首をエウロペにきつく抓り上げられ、巨根で蕾の奥深くまで貫かれ、激しくのたうった。

「ぅんっ…!!!…っんっ!!!」

膝は外には倒せたけど。
内には…革紐に引っ張られ、倒せない。
足首を枷ではめられ、持ち上げたり蹴ったりは出来ないから…動く範囲で必死に足を、いざらせた。

「…んんんっ!!!」
「…ああ良くなりました。
エウロペ殿に乳首を虐められて…ご満悦なんですか？
もう少し舌をまったり…先端に当ててくれると…」

「んんんんんっ!!!」

エルデリオンはまた、乳首を両方いっぺんに抓り上げられ、瞳を潤ませた。

エウロペの抓り方は、ゆっくりいたぶってる間に、幾度も刺激されるデルデのやり方と違って…。
一気に抓り、瞬間鋭く、とても強い刺激が駆け抜ける…。

一物の先端にその刺激は駆け抜け、一瞬イって放ちそうになるのに…。
リングに留められ、イけない。

辛くってつい、腰を揺すってイこうとすると、蕾に挿入されたエウロペの、固く大きな一物の先端に奥の感じる場所を擦り上げられ、気が狂いそうに体が火照る。

口に挿入はいったデルデのは…爽やかさすら感じるエウロペの巨根と違い、少し甘味があって…。
もし余裕があったら、自分からしゃぶりついてしまいたい程、愛しいと感じてしまった。

けれどエウロペが腰を掴み、少しずつ突き始める。
エウロペに腰を押しつけられる度、内壁を抉るその迫力に、身がぞくり…と戦慄きまくった。

「んんっ!!!…ぅ…んっ!!!」

ついにエウロペが、腰を思いっきり押しつけ、抉られた時。
エルデリオンが激しく痙攣するのを見て、デルデが口の中から一物を引き抜く。

エウロペに抜き差しされ犯されると、身の戦慄きが止まらない。
挿入された・だけの時とは、雲泥の差だった。

デルデロッテは腰を浮かしたまま、エウロペに突かれて快感に浚われていく、エルデリオンの表情を見つめた。

エルデリオンはデルデの両腿の衣服を握りしめ、首を必死に振る。
「…っぁ！っああっ!!!
…っぁああっ!!!」

眉を切なげに寄せ、巨砲で抉られる度、イきそうになるのに、イけない…。
突かれると、奥の全部に激しい刺激を与えられ、幾度も意識が飛びかけた。

「んっく!!!
…っあ!!!…っあぁっ!!!」

次にエウロペが、激しく奥まで一気に滑り込ませ、貫いた時。

「ぁあああああっ!!!」

エルデリオンは叫び涙を滴らせ…。
その後、ぐったりと力を抜いた。

揺するエウロペの動きも止まり、デルデロッテは囁く。
「イきました？」
「どっちも」

エウロペの声は、終わった後にも関わらず冷静。
エルデリオンの上から退く気配に、デルデロッテは背後に振り向く。

エウロペは股間を終いながら、テーブルに置かれたグラスへと歩み寄って、グラスを手に取った。

果実酒をあおっていると。
デルデが場所を移し、さっきまでいたエルデリオンの広げられた股間に入り込み、膝をエルデリオンの両腰の横に突き出す。

エルデリオンの身を、腕を引いて抱き起こすと、そそり勃つ一物の上に、ゆっくりその身を落とし始めた。

腰を抱いてエルデリオンの蕾に先端を押し当て、下から少しずつ、埋め込ませてる。

ぐったりしたエルデリオンは、はっ！と意識を取り戻し、目を開ける。
咄嗟、腕を振って逃れようとし、結局デルデロッテの胸に倒れ込んで腰を下ろしてしまい…。
自らデルデの一物に、自身の身を沈め込んだ。

「…ぁああっ!!!」

エルデリオンはデルデロッテに抱きつき、激しい刺激に耐える。
胸に伏せた顔を上げ、デルデロッテを見つめ…。

その時、エルデリオンは潤んだヘイゼルの瞳をデルデロッテに…。
どこかうっとりした表情で、向けた。

エウロペはレジィがしたように、エルデリオンまでもが。
デルデの胸に縋り付いて顔を上げ、まるでキスをねだるような表情を見せるのに、呆れる。

「(…デルデに抱かれる相手って、みんなああなるのか？)」
ついその美丈夫の、妖艶で男らしい微笑を見つめた。

が、デルデの手はエルデリオンの胸を探り、両手で一気に、乳首を抓り上げる。
「ゃっ!!!
ゃあっ!!!」

エルデリオンが明るくさらりとした栗毛を振って、背をそり返す。
辛そうに首を横に振り、手を必死に股間に持って行くと、根元のリングを外そうと…二つに割れる、小さなボタンを探り始めた。

デルデが視線を向けるので、エウロペはグラスをテーブルに置き、エルデリオンの背後に身を滑り込ませ、背後からエルデリオンの両手首を握り、リングを外すのを阻止する。

「(…つまりこれを付けていないと。
エルデリオンは刺激の強い快感を与えられるだけで、レジィのような羞恥や辛さは、味わえないって事か…)」
そう、理解して。

「…っあ…………」
背後に、エウロペの逞しい胸板を感じ、手首を大きな手で握り止められ、エルデリオンは悲しげに顔を下げる。

ポロポロと涙を頬に伝わせ、真っ赤に染まる唇を噛んだ。

「…無理も無い…。
たった、これだけで。
もう勃ってるんですものね？
イった、ばかりなのに」

エルデリオンはもう、デルデのそんな意地悪な言葉にも反応出来ず、掠れた声で懇願する。
「…外…して…。
お願…い…外して………」

「お可愛い…。
愛らしくなりましたね？
色香は…レジィ殿より、うんと劣りますが。
イきたいのなら…御自分で腰を使いなさい。
使い慣れてるでしょう？
大勢のお嬢さんを、満足させた貴方だ」

エルデリオンは俯く。
唇を噛むと…背後からエウロペに両手首を、肩の横まで持ち上げられ、握られたまま…ゆっくりと腰を、上下させ始める。

デルデロッテは妖艶に微笑んでいた。
「お上手です…」

エルデリオンはまた、ポロポロと涙を頬に、滴らせる。
上下に腰を揺する度…以前の…女性相手の情事とは違い、蕾に垂直に埋め込まれたデルデの一物で、内壁の敏感な部分を擦り上げられ…体がかっ!!!と、燃えるように熱くなる…。

自身の一物はどんどん勃ち上がるのに…また…リングに阻まれ、長く辛い刺激に耐えなければイけない………。

エウロペに一度挿入されただけで、簡単に放ってしまった自分なのに…。

「ぅ…ん…っ!!!」

デルデロッテの手が、腰を掴む。
まるで助けるように、もっと高くまで腰を持ち上げ、自身の腰に引き落とす。

「ぁああああっ!!!」

ダイレクトに蕾の奥の、感じる場所を激しく抉られ、一物の先端にも同様激しい刺激が駆け抜けて…エルデリオンは身が火照りきって、あまりの刺激に意識が一瞬、飛びかけた。