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ゲーム開始 1

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「どれ選ぶの?」
レイデンに聞かれて即答。
「9!」

賢者とレイデンは
「………………………」

「なんでよ」
「…見ると実際やるとでは、大違いなんだけど」

「……………お勧めは?」
「1」
『無難よね。
大体経験値が上がらないと。
すんごい恥ずかしいわよ』
「そうなの?!」

そこで俺は悩んでしまった。
「…経験値が上がると、羞恥心は減る?」
『それに、経験値は選んだコースをリセットしても、ゼロにはならないわ』
「何がゼロになるの?」
『剣術数値』
「………………もしかして、一番肝心なとこ?」
『そう。
基本よ』

「選択数字が大きく成ると、どんどん恥ずかしい展開になってるから。
…羞恥の数値が上がってないと、恥ずかしすぎて対応出来なくて、そのままずるずる犯られ放題になるよ?」
レイデンに言われて、俺は呟いた。

「…2にしてみる…」

言った途端。
世界が変わっていて…道端にいた。

そして…出た!
片目マスクのいい男盗賊に、黒髪双子体格いい盗賊!

思ったより…デカくて逞しい。
振り向くと…そこにもやっぱりいた…。
銀髪の、美形だけど冷たそうな…しかも。
身近で見ると、背の高くてデカい男が。

「(実際だと、こんなに大きかったのか…。
ちょっと待て!)」

銀髪に腕を掴まれ、突然お尻のズボンが!
「(ヤダっ!こんな近いとこいつら、汗臭い!)」

がっっっ!

思わず…蹴っちゃった。
すると。
腕掴んでた男が、抱き寄せてきて背を抱え込む。
胸が密着するんだけど…ダイレクトに汗臭い…。

しかも顔は美形に見えたけど、細身にも見えるけど、筋肉はしっかりついてる。
…流石、盗賊…。

けど感心してる場合じゃない。
尻は掴まれ、ナンか凄く背筋がぞわぞわして…蕾辺りに…タケノコの先端が当たる!

「ヤダっ!放してヤダって!」

けどずるっと滑り、にょんって挿入(はい)って来ちゃう。
「ダメ!
俺バージンだし!絶対ダメっ!ぐっ!」

圧迫が!
ふ…太いの…。
痛い前に、苦しいの!

ぐりぐり奥へ入って来るんで、息が詰まって喋れない。
けどその後、引いて行く…。

「そのまま引いたまま!
突かない…で……………っ!」

ぐんっ!って一気に奥まで滑り込まれて…。
感じるどころじゃない。
また引いた後。
がんがん速度を上げて突き入れ始める。

その頃には、もう当たって!
痛くて涙目。
「痛い!痛い痛い痛いいぃぃぃぃぃッ!」

声上げてないと、痛みに支配されちゃうんで、叫び続けてる。

けどもう、中が切れる!
傷付いて血がっ!

と思った時。
溜め込んでた為だろうか…。
盗賊は一気に放ち…。

俺ってば、脱力………。
正直、倒れ込みたかったけど、銀髪が抱え込んだまま、離さない。

あ、そう言えば口に入れられてない…。
なんだ。シュミレイションってさ。
誇大広告じゃん。

って安心してたら、銀髪の奴、抱き込んだ俺の背を離したかと思うと、その後頭の上に手を乗せて、凄い力で押し下げる!
しかも背後に、もう一人の、双子の片割れ黒髪が。

「(嘘…っ!嘘嘘っ!なんでっ?!)」

銀髪は、股間近くに俺の顔押し下げて言う。
「先に入れろ。
二度目は流石に、さっき程騒ぐ体力、無いだろう」
「クチに入れる気か?
噛みつかれないよう、気をつけろよ!」
「だからさっさと挿入(い)れろって!」

「(…つまり…)」
“うん。蹴っちゃったし。
喚き倒すから。
銀髪、警戒してクチに入れなかったらしいね"
案内役の、レイデンの声が頭に響く。
「(…た…助け手の、ギュンターはっ?)」
“まだ10メートルくらい後ろ”
「(なんでっ!)」

俺は必死に頭押さえられながらも、背後に振り向く。
金髪が…小さく見える。

もう、ありったけの力込めて叫ぶ。
「助けて!助けてっ!
俺まだ広がってないし!
慣れてないしで、めちゃくちゃ痛くて、次入れられたら血ダラダラ流しちゃう!
止めて頼むから助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

そう言って、暴れまくった。
銀髪は怒鳴る。
「早く入れろ!」
「くそっ!こいつ尻振りまくりやがって…!」

けど!
叫んだお陰で、ギュンターがすっ飛んで来てくれた!

大好き♡

「…ギュンター様…」
「お前、アイリスのとこの隠密、フォーランディーン…」
「盗賊上がりで魔が差したんで。アイリス様には内密に…」

「助けてっ!」
銀髪が気を取られた隙に、俺は叫び…。
腕の力が抜けた所を、俺ってば、ギュンターに向かって走り出す。
けどズボン下がってるから。
転びかけたっ!

がっっっ!
すんでの所で、腕を掴まれ助けられ…胸を抱き止められ背を起こされて、顔を上げると間近にギュンターの顔!

「(やややっぱ、すげー美形っ!)」

感激に、目が潤む。
紫の…涼やかな瞳。
整いきった…綺麗な美貌!

ああ…天国の門が開く。

その後俺ってば、ギュンターの胴に抱きついたまま顔を埋めて離さなかったので…。
ギュンターが、ずり落ちたズボンはかせてくれて。
でもって
「犯されたのか?」
と聞かれ
「はいっ!
イヤだと叫んだのに、無理矢理入れられて!
どヘタで、とっても痛いんですっ!」

…と、叫んでしまった……。
ギュンターは抱き上げてくれて、馬に乗せてくれる。

けどさ。
犯されてじんじん内壁が痛む身としては。
馬の振動って、結構こたえるんですけど。

やっぱシュミレイションでは解らなかった現実…。
揺れる毎に
「(てっ…!ててっ!)」

鞍にお尻打ち付けられて、上に跳ねる毎に、呻いてた。

その後シュミレイションでは朧だった、入浴!

ギュンターのとこってさ。
小綺麗なんだけど、床も壁も天井も、木の質素な宿舎って感じで。
二間続きの、広さはある寝室と居間。
寝室に続いてるお風呂。

お風呂ってのが、窓が小さくて、木の壁で、陶器の大きなバスタブがあるだけ。
の割と暗い部屋。
壁際にかまどがあって。
大きな鍋が吊され、そこから湯を、木笏で木桶に救って、木桶からバスタブに入れるんだよね。
重労働…。

で、横の汲んである大きな水瓶から水をまた木桶に入れて、バスタブに入れて、うめてる。
丁度良い温度に。

寝室のベットの上で、扉開いてるから俺、ギュンターの作業見てるんだけど…。
結構大変そうで、しかし手伝おうにも…犯された為、ケツアナが痛い情けなさ…。

しゅんってしてると。
ギュンターはやって来る。

金の髪が首に巻き付き。
整いきった美貌。
スタイルもバツグン。
上着を脱いだ白シャツ姿で、腕めくってる。
背も高くて、足も長ぁいーーー!

惚れ惚れ♡

「痛むのか?」
優しくそう言ってくれて。
「もう少し待ってろ。
湯で洗って、ついでに薬も塗るから」

そう言われ、ギュンターはまた、浴室へ戻ると、沸いたお湯をバスタブへと木桶から開ける。

ざばっ!

しかし。
白シャツ姿で背中の筋肉が美しい♡

下は濃紺のズボンに黒革のブーツ。
お尻も…引き締まってて小さいんだよねーーー。

「(ああ、この後楽しみ…)」
もう、痛むのも忘れてワクワク♡

♡が止まらないっ!

ギュンターはやって来て、腕を差し伸べる。
「おいで」
俺、ギュンターの腕に掴まる。

俺の着ていたのは、生成りのシャツに緑のズボン。
茶のブーツ。

ここの世界のズボンってさ、なんか用足しが早くできるように。
なのか。
腰の横のボタン一つ外すだけで、お尻の布って、ペロンってめくれちゃうんだよね。
簡単にお尻犯される訳だ。
ぐっすん。

でその後。
俺ってば浴室に連れて来られると
「自分で脱げるか?」
とかって言われて。
けどブーツ脱ごうと屈むと…痛い。お尻が。

「座れ」
と言われて…壁際にある、質素な木の椅子に座る。
でもって、ブーツを…左右順番に脱がせて貰ったりして♡

でもそんなラブラブな空間に
「ギューン・ター」
とかって、女が着飾ってやって来て、覗くんだよね。
「あら!どうしたのその美少年」
「…盗賊に犯されてたから。
助けてやったんだ。
ちょっと待ってろ」
「もう!
じゃお兄さんに渡すものあるから。
先にそっちへ行ってるわ!」
「そうしろ」

…どうやら、宿舎の別の部屋に、兄貴が居るらしい。
ってコトは…戻ってくるのか………。

ギュンターに背を抱き起こされて、密着♡
ああ引き締まった腹。
背も高い。

で、やっぱボタン外され、お尻がペロン。
でも裸になるんだから。

…ここで、羞恥心がどんっ!と来た。
やたら…恥ずかしい。
頬は真っ赤になるし。

で、ズボンを床に滑り落とされ、丈の長いシャツが下がって隠されて、ちょっと、ほっ…。
けどそのシャツも…ギュンターがボタン外して、肩から滑り落とすから。
俺ってば、素裸に。

ギュンターは着てるのに。
手でバスタブの中の湯をかき混ぜ、ギュンターが手を添えてくれて、俺は1mくらいの深さ?
良く分かんないけど、あんま高くは無いバスタブに、腰を下ろす。

湯はあんま多くなくて、胸はそっくり出ていた。

重労働だもんね。
十分お湯溜められなくても、無理無いよね。

でも、スポンジみたいなので、肌を擦ってくれるんだけど、優しいんで気持ちいい。

そのウチ、股間とか…そして
「足、外に出せ」
とかって言われてつまり…。
股広げて。
バスタブの縁に、膝曲げて足出して。

ギュンターは覆い被さって、お尻の穴に指を…。

被さってるから、ギュンターの胸元とか顔が間近。

もうこんな美貌の男に、そんな場所に指入れられちゃって。
恥ずかしくてたまんない。

真っ赤に成ってると。
ギュンターが見つめる。
ヤバい。
角度斜め。
やっぱ、どっから見ても美形は様になる。

「(キレイ…いい男…)
あっ!」

つい、指が奥深くに入った時、声上げちゃって。
「痛い?」
と聞かれ、頷きました。

お湯には薬草が入ってるのか。
いい香りがしてる。

で。
その時気づいたんだけど。
黒髪のヤツ、俺の中に出しちゃってたから、ギュンター、爪で掻きだしてくれてる…。
ちょい当たるんだけど、優しくしてくれるから。
痛みはそれ程じゃない。

次に、顔と首にタオルで拭かれ、凄く気持ちいい。
タオルは俺の浸かってる湯に浸けるんじゃ無くて、横の洗面用の陶器のお湯に布浸けて、拭いてくれている。
この配慮!

ギュンターはその後、髪も洗ってくれた。
バスタブの縁から頭出して。
ギュンターが、後ろから両手で頭覆って。
揉み込んでくれる。
頭皮マッサージなんだけど、気持ちいい。
指先が程良く頭に触れて、柔らかく揉みほぐしてくれて。

…うーんだからエッチも最高なんだろうか…。

その後、手を差し伸べてくれるから、手に掴まって立ち上がって。
布でまず、全身をくるんでくれて。
髪も、別の布で、くるんでくれて。

布も、いい香りが微かに匂ってる。

手を引かれてベットに行くと
「俯せで寝転がれ」
そう言われて、顔を枕に付けて転がる。
そこで…布をめくられちゃって、またお尻丸出し。

足ちょっと開かされてまた…指で挿入されたけど、今度は練り薬みたいなの、塗られた。

塗られた途端、なんかすぅーってして。
痛みが引いて行く。

「腹は?
俺はこれから食事だが、一緒に食べるか?」
と言われて、思い切り頷いた。

いっやーーーー。
極樂!
いやしかし!
真の極樂は、まだ先だ。

痛みが消えないと、ギュンターに
「シて」
って言えないもんね。
早く治れっ!

“浮かれ狂ってるね”
レイデンの声がする。

「(だってーーー!
間近で見ると、いい男度、200%アップ!
だもんねっ!)」

“…………当分は、お邪魔しません”
「(そうして!)」

レイデンは呆れて、気配を消した。





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