アグナータの命運

あーす。

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夢の中の調教

238 キースと♡♡のファオン、その続き

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 残念な事に、ファオンとキースの甘々情事はアリオンとシーリーンの望みとはうらはらに、まだ続く。

キースが甘く突き上げる毎にファオンの頬はピンクに染まりながらキースに抱き付き、けれど突き上げられる度に仰け反る。

「あんっ!っあ!」

白っぽい長い髪を振り乱しながら、青い瞳を潤ませ、真っ赤な唇を噛み…。
戦慄きながらキースの胸に倒れ込み…また。
突き上げられて、ピンクに染まった背をしならせる。

「あんっ…!」

甘い…喘ぎはけれどどんどん間隔が短くなって、ファオンは下からキースに突き上げられ、身を跳ね上げて甘やかに身をくねらせ乱れる。

キースは…見ていて憎らしい程の美男に見えた。
黄金の髪に囲まれ、真っ直ぐの鼻筋の…その顔を少し傾けながら、乱れる艶っぽいファオンを淡い碧緑の瞳で見つめ、腰を抱いて突き上げながら時折、指でファオンの真っ赤な乳首を摘まみ、唇で軽く触れ…。

ファオンはその都度、感じたように顔を傾け、唇を噛んで戦慄く。
けれどまた突き上げられて…ファオンは白っぽい髪を散らし、背をしならせた。

「ああっんっ!」


レオとセルティスが盗み見ると、アリオンとシーリーンはそのファオンの甘い喘ぎに、俯ききっていた。

キースだけが
「…だってあれ、夢だろう?
深刻になる必要、あるのか?」
と言い訳てる。


けれど段々突き上げの間隔が短くなると、とうとうファオンはキースの首に抱きつき、しなだれかかってキースの頬に頬を寄せて喘ぐ。

「ああっんっあんっ!」

キースはファオンに抱きつかれて、愛おしげに背を抱き返し、男らしい顔のその眉を寄せ、更に突き上げ続ける。

「ああっんっ…あ…あっ!」

「もう…?」
キースが耳元で低声で囁くと、ファオンはぞくり…!と身を戦慄かせて頷く。
「もう駄目…」

潤んだ青い瞳でファオンがキースを見つめる。
キースは唇を見つめ、唇を寄せる。
ファオンはキースの唇に唇を触れさせ…けれど突き上げて来るキースに深く抉られ、たまらない表情を晒す。

「んんっ…!」

キースはファオンに唇を微かに触れさせ、一気に突き上げた。

「ああああっ!」

ファオンが髪を散らし仰け反る。
後…キースの逞しい胸板に、しなだれかかって吐息を吐く。

「んっ………」

キースはファオンの背を抱き止め…腕に包む。

二人は暫く荒い息を吐き…やがてファオンが首を上げてキースを見つめる。

キースが、ふっ…と笑うと、ファオンは唇をキースの唇に擦りつけた。

キースはファオンの唇を、ついばむように包み…次に顔を傾け、深く口付けた。

ファオンは甘えるようにキースの甘い口づけに、浸りきってしなだれかかった。


「…ハッピーエンドだな…」
夢見てるレオが呟くと、セルティスも。
「…間違いなく」

アリオンとシーリーンが、がっくり。と首を垂れ、キースがムキになって言った。

「…たかが、夢だろう?!」
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