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結婚しよう8
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結局、ベッドが変わってもする事は同じだった。
そして朝から帰ってしまうのは気が引けたのでせめて朝食までいよう、とのんびりきゃっきゃうふふしてたら、りんちゃんが乱入してきて朝からしちゃった。
まったりするつもりだったのにー。でもブリアンのベッドは大きくて3人でもゆったりだった。
朝食後、ブリアンは仕事なのでぼくだけ家に帰るとファーガスさんが外まで聞こえる大イビキで寝てた。
先に畑を済ませてから朝食の用意をして起こそう。
「ファーガスさん、朝ですよー。ご飯食べませんかー?」
「……んー ……、あ…… スイっ!?」
「はい。お早うございます。もうお昼近いですけど」
「おう! お前、昨日はどこ行ってたんだよ!」
「ブリアンの領地へ行ってました」
「あ? アイツ貴族辞めたんじゃなかったのか?」
「それが、戻って欲しいとお願いされて…… ぼく、領主の妻になるそうです」
「まるで他人事だな」
「そうですねー。聞いてみたらあんまりお仕事無さそうだし、ここからでも通えるし」
「領地ってどこだ? ……ノーラン!? ……麒麟すげぇ」
朝食を食べるファーガスさんとそんな話をした。
「これからも時々向こうに泊まることがあると思うんですけど、大丈夫ですか?」
「まぁ、仕方ねぇな。けど連泊する時は知らせてくれ。ここで待ちぼうけも寂しいからよ」
「はい」
「じゃ、そう言う事で……」
「はい? んんっ……!!」
何がそう言う事なのか分からないままキスで蕩かされて、気がついたらしがみついて絶頂した後だった。いつの間にベッドに来たんだろ?
「どうかしたか?」
「いつの間にここへ来たのかな? って……」
「覚えてないのか。」
「うぅ…… はい」
何だか呆れられてるようで恥ずかしくなって来たところにりんちゃんと大ちゃんの声が聞こえて来た。
『邪魔だ』
『スイの許可はもらっていますか?』
『先日のアレは赦されている』
『僭越ながらその確認は取れておりません』
『ならばスイに確認すれば良かろう』
「りんちゃん、大ちゃんどうしたの?」
『スイ! なぜ此奴ばかりに魔力を与えるのだ!?』
「え? っそ、それって、あの…… お腹に直接……、ってやつ?」
『そうだ。あのような方法があるなら我にも…… 我にこそ先に!!』
「アレはりんちゃんが思いついた事だから先にって言われても困るの」
『駄目…… なのか……』
いや、「先に」ってのが無理なだけなんだけど。
「おいワーム、お前さん人間とそう言う事できるのか?」
『できぬと思い込んでおったが、麒麟を見て理解したのだ。入れる事は叶わずとも受け入れるは可能である、と』
人の姿で部屋に入ってきた大ちゃんはするりと服を脱いだ。
「ない! 何にもない!!」
その股間には突起もなく、くぼみもない。体毛もない。
『だがこちらはあるのだ』
大ちゃんがソファに腰掛けて両膝を抱えて足を広げた。
「お尻の穴はあるんだ!!」
『そうだ。だから…… ここに……』
大ちゃんがえっちなおねだりしてる!!
何これ!?
「どれどれ?」
『触るな』
あ、ファーガスさんが吹っ飛ばされた。
『我の妃はスイだけだ』
「妃? 突っ込まれたいのに妃?」
『我らにそのような差異はない』
「……なるほど。麒麟を見て、とか言ってるけどスイ、麒麟とヤったのか?」
「う…… うん。ぼくの、せ…… えき…… を、捨てるのもったいないって……」
「ブリアンは?」
「一緒にしたの」
「そうか。ならワームもそれで良いんじゃないか?」
「ん…… ぼくはそれで良いけど大ちゃんが最初じゃないって怒るから……」
『……すまぬ。順序などどうでも良い。だから……スイを我にくれ』
「うん! 良いよ。ふにゃっ!!」
話はまとまったとばかりに背後からつぷりと指を入れられた。
「ちょ…… ファーガスさん! いきなり……!!」
「ずいぶん柔らかいな。朝もして来たな?」
『朝から……』
ぐっ!
恥ずかしい事を言い当てないで欲しい。
「だってりんちゃんが乱入して来て! ぼくはまったりするだけのつもりだったのにぃ…… あぁん…… ファ、ガス…… さぁん……」
良いところを掠めながら煽られて即座に蕩けるぼく。
ファーガスさんに促されてベッドでうつ伏せになってお尻を高くあげる大ちゃん。サラサラの長い髪が緩くうねって綺麗だ。
「スイ、王のそこはどうだ? すぐ入れられそうか?」
「ふぁ…… ここ……?」
くちゅり…… つぷぷ……
「大ちゃんのここ柔らかいし、すっごくぬるぬるしてるよ。ぼくのならすぐ入っちゃいそう」
『あぁ、入れてくれ。早う……』
ファーガスさんに背後をいじられて立ち上がったぼくの控えめな屹立を大ちゃんの窄まりに押し当てると、始めだけは少し抵抗があったものの、すぐに奥まで入って行った。
「あっあっあっ……っ! 大ちゃ、気持ちい! 気持ち良いよう!!」
『あぁぁぁぁ! スイ…… スイの魔力が、私の中に!!』
「なんだか2人で盛り上がってっからオレはオレで勝手にするぞ」
「ふにゃぁぁぁぁん!! ファーガスさぁん! だめっ! 今、イってる!!」
「なら潮吹けるかもな? 王が喜ぶぞ」
「やぁぁ! こわ…… 怖い!! やらぁ、おかしくなっちゃうぅ!!」
『あぁ…… スイ、スイ、愛している……』
3人でするのって気持ち良すぎて困る。
気持ち良すぎて後の事は覚えて居ない……。気を失ったのかな?
気がつけば夕方で、大ちゃんは既に帰った後だった。あ、りんちゃん、放ったらかしにしちゃった?
「起きたか? 王はツヤツヤになって帰ったぞ。麒麟はスイが良いなら、と始まって直ぐに帰ったけどな」
「…………」
ぼくは声が出なくて口をパクパクするばかり。
口移しでポーションを飲ませてもらってやっと喋れた。
「う…… さ…… 3人でするの、やっぱり…… すごい……」
「あぁ、ブリアンと麒麟ともしたんだったな。クセになったか?」
「……ちょっと身体の負担が大きい……、かな?」
「搾り取られるからな。しっかり潮も吹いたみたいだが、王は吸収するんだか抜いても溢れないんだなぁ」
そうなんだ。
ぼくは溢れるから終わったら浄化する。途中だとエロいって喜ばれるし、滑りが良くなってもっと気持ち良くなるから放置するけど。
「夕飯は焼くだけで良いように捌いてあるからな」
「ありがとう。今日はなぁに?」
「香草鴨だ」
「やったぁ! あれ、美味しいよね」
香草鴨は香草を好んで食べる鴨で、それを食べる目的は寄生虫避けだと言われている。そのおかげで下準備なしでも良い香りがして塩を振って焼いただけでとても美味しくなる。その上、羽根が虫除けのアクセサリーになるので売れる。
別名【冒険者のご褒美】
ぼくは感謝しながら夕飯を作った。
夜、ブリアンとコナンさんが帰って来たので香草鴨を振る舞い、それから温泉に入って3人で寝た。スヤァ……
コナンさんとケルピーはぼくたちの後に一緒に温泉に入ったようだった。あれ? ケルピーに温泉が強過ぎるとか言ってなかったっけ?
温泉が強過ぎる、ってどう言う事なんだろう?
そして朝から帰ってしまうのは気が引けたのでせめて朝食までいよう、とのんびりきゃっきゃうふふしてたら、りんちゃんが乱入してきて朝からしちゃった。
まったりするつもりだったのにー。でもブリアンのベッドは大きくて3人でもゆったりだった。
朝食後、ブリアンは仕事なのでぼくだけ家に帰るとファーガスさんが外まで聞こえる大イビキで寝てた。
先に畑を済ませてから朝食の用意をして起こそう。
「ファーガスさん、朝ですよー。ご飯食べませんかー?」
「……んー ……、あ…… スイっ!?」
「はい。お早うございます。もうお昼近いですけど」
「おう! お前、昨日はどこ行ってたんだよ!」
「ブリアンの領地へ行ってました」
「あ? アイツ貴族辞めたんじゃなかったのか?」
「それが、戻って欲しいとお願いされて…… ぼく、領主の妻になるそうです」
「まるで他人事だな」
「そうですねー。聞いてみたらあんまりお仕事無さそうだし、ここからでも通えるし」
「領地ってどこだ? ……ノーラン!? ……麒麟すげぇ」
朝食を食べるファーガスさんとそんな話をした。
「これからも時々向こうに泊まることがあると思うんですけど、大丈夫ですか?」
「まぁ、仕方ねぇな。けど連泊する時は知らせてくれ。ここで待ちぼうけも寂しいからよ」
「はい」
「じゃ、そう言う事で……」
「はい? んんっ……!!」
何がそう言う事なのか分からないままキスで蕩かされて、気がついたらしがみついて絶頂した後だった。いつの間にベッドに来たんだろ?
「どうかしたか?」
「いつの間にここへ来たのかな? って……」
「覚えてないのか。」
「うぅ…… はい」
何だか呆れられてるようで恥ずかしくなって来たところにりんちゃんと大ちゃんの声が聞こえて来た。
『邪魔だ』
『スイの許可はもらっていますか?』
『先日のアレは赦されている』
『僭越ながらその確認は取れておりません』
『ならばスイに確認すれば良かろう』
「りんちゃん、大ちゃんどうしたの?」
『スイ! なぜ此奴ばかりに魔力を与えるのだ!?』
「え? っそ、それって、あの…… お腹に直接……、ってやつ?」
『そうだ。あのような方法があるなら我にも…… 我にこそ先に!!』
「アレはりんちゃんが思いついた事だから先にって言われても困るの」
『駄目…… なのか……』
いや、「先に」ってのが無理なだけなんだけど。
「おいワーム、お前さん人間とそう言う事できるのか?」
『できぬと思い込んでおったが、麒麟を見て理解したのだ。入れる事は叶わずとも受け入れるは可能である、と』
人の姿で部屋に入ってきた大ちゃんはするりと服を脱いだ。
「ない! 何にもない!!」
その股間には突起もなく、くぼみもない。体毛もない。
『だがこちらはあるのだ』
大ちゃんがソファに腰掛けて両膝を抱えて足を広げた。
「お尻の穴はあるんだ!!」
『そうだ。だから…… ここに……』
大ちゃんがえっちなおねだりしてる!!
何これ!?
「どれどれ?」
『触るな』
あ、ファーガスさんが吹っ飛ばされた。
『我の妃はスイだけだ』
「妃? 突っ込まれたいのに妃?」
『我らにそのような差異はない』
「……なるほど。麒麟を見て、とか言ってるけどスイ、麒麟とヤったのか?」
「う…… うん。ぼくの、せ…… えき…… を、捨てるのもったいないって……」
「ブリアンは?」
「一緒にしたの」
「そうか。ならワームもそれで良いんじゃないか?」
「ん…… ぼくはそれで良いけど大ちゃんが最初じゃないって怒るから……」
『……すまぬ。順序などどうでも良い。だから……スイを我にくれ』
「うん! 良いよ。ふにゃっ!!」
話はまとまったとばかりに背後からつぷりと指を入れられた。
「ちょ…… ファーガスさん! いきなり……!!」
「ずいぶん柔らかいな。朝もして来たな?」
『朝から……』
ぐっ!
恥ずかしい事を言い当てないで欲しい。
「だってりんちゃんが乱入して来て! ぼくはまったりするだけのつもりだったのにぃ…… あぁん…… ファ、ガス…… さぁん……」
良いところを掠めながら煽られて即座に蕩けるぼく。
ファーガスさんに促されてベッドでうつ伏せになってお尻を高くあげる大ちゃん。サラサラの長い髪が緩くうねって綺麗だ。
「スイ、王のそこはどうだ? すぐ入れられそうか?」
「ふぁ…… ここ……?」
くちゅり…… つぷぷ……
「大ちゃんのここ柔らかいし、すっごくぬるぬるしてるよ。ぼくのならすぐ入っちゃいそう」
『あぁ、入れてくれ。早う……』
ファーガスさんに背後をいじられて立ち上がったぼくの控えめな屹立を大ちゃんの窄まりに押し当てると、始めだけは少し抵抗があったものの、すぐに奥まで入って行った。
「あっあっあっ……っ! 大ちゃ、気持ちい! 気持ち良いよう!!」
『あぁぁぁぁ! スイ…… スイの魔力が、私の中に!!』
「なんだか2人で盛り上がってっからオレはオレで勝手にするぞ」
「ふにゃぁぁぁぁん!! ファーガスさぁん! だめっ! 今、イってる!!」
「なら潮吹けるかもな? 王が喜ぶぞ」
「やぁぁ! こわ…… 怖い!! やらぁ、おかしくなっちゃうぅ!!」
『あぁ…… スイ、スイ、愛している……』
3人でするのって気持ち良すぎて困る。
気持ち良すぎて後の事は覚えて居ない……。気を失ったのかな?
気がつけば夕方で、大ちゃんは既に帰った後だった。あ、りんちゃん、放ったらかしにしちゃった?
「起きたか? 王はツヤツヤになって帰ったぞ。麒麟はスイが良いなら、と始まって直ぐに帰ったけどな」
「…………」
ぼくは声が出なくて口をパクパクするばかり。
口移しでポーションを飲ませてもらってやっと喋れた。
「う…… さ…… 3人でするの、やっぱり…… すごい……」
「あぁ、ブリアンと麒麟ともしたんだったな。クセになったか?」
「……ちょっと身体の負担が大きい……、かな?」
「搾り取られるからな。しっかり潮も吹いたみたいだが、王は吸収するんだか抜いても溢れないんだなぁ」
そうなんだ。
ぼくは溢れるから終わったら浄化する。途中だとエロいって喜ばれるし、滑りが良くなってもっと気持ち良くなるから放置するけど。
「夕飯は焼くだけで良いように捌いてあるからな」
「ありがとう。今日はなぁに?」
「香草鴨だ」
「やったぁ! あれ、美味しいよね」
香草鴨は香草を好んで食べる鴨で、それを食べる目的は寄生虫避けだと言われている。そのおかげで下準備なしでも良い香りがして塩を振って焼いただけでとても美味しくなる。その上、羽根が虫除けのアクセサリーになるので売れる。
別名【冒険者のご褒美】
ぼくは感謝しながら夕飯を作った。
夜、ブリアンとコナンさんが帰って来たので香草鴨を振る舞い、それから温泉に入って3人で寝た。スヤァ……
コナンさんとケルピーはぼくたちの後に一緒に温泉に入ったようだった。あれ? ケルピーに温泉が強過ぎるとか言ってなかったっけ?
温泉が強過ぎる、ってどう言う事なんだろう?
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