10 / 20
第3幕 宗教の国
第2話 守るものと守られるもの~満員電車でのリュックは自分の前に!!~
しおりを挟む
「で、どうする?」
「ここに、コレがあるはずなんだよね」
スっと出したのはハンカチにくるまれた石である
これは学園で拾ったものであり、魔法省の子息が死にかけた代物である
この石は特殊なものなので一般的には出回らない…とすると
「出回る根源は限られてる」
「…そうね。私の探知もこの国までしか探知できなかった」
「セレスで無理ってことは相応出来るやつなんだな」
「まぁ、目星はついてるけどね」
「だろうねぇ」
2人で顔を見合わせてくすくす笑った
コンコンッ
「ミレイ様。セレスとグレイが参りました。」
「どうぞ。」
ミレイの声が中からして私とセレスは中に入った
「ミレイちゃーん!おはよー!」
「ミレイーおはよー」
「セレスさんもグレイさんもおはようございます!」
キラキラした笑顔で抱きついてくるミレイがとても尊い…
「おはようございますお二方」
にっこりとレイシーさんが声をかけてくれる
「あ。ミレイちゃん。必ず、私かグレイのどっちかと行動してね?」
「うん…」
暗い顔をしながらミレイが頷いた
「そうと決まったら…食堂いこうぜ!!」
私は明るく笑ってミレイの頭を撫でた
「え、食堂…?」
キョトンとするミレイ
「持ってきてもらうより行った方が毒盛られる可能性低いじゃん!」
ニコニコしながら答えるとうーん?と悩んでいるミレイ
「じゃ、行きましょうレイシーさん」
にっこりとセレスが笑って促す
ミレイの手を握って私達は部屋からでた
「結構ここの飯美味いんだなー」
「まぁ、最近干し肉とか干し芋とかばっかだったもんねー面倒くさくて」
「あーたしかに」
ヒソヒソと話す私とセレス
ミレイもレイシーさんも普通に食べている
もちろん、トレーを受け取ってからミレイとレイシーさんの分を私たちのと交換してから全てのトレーこっそりセレスが清掃をかけていた
清掃は初歩だが如何せんセレスの清掃だ。中級以上の浄化の力があるので毒など無効化してしまう
「おいしい?」
「うん!久々にこんなに食べたよ!」
ニコニコと笑うミレイに私とセレスは笑顔で返す
「さーて。私、トレー返してくるねー。先にお勤め始めててー」
全員分のトレーを重ねて返却口に持っていく
セレスがゆるーい声で「ゆっくりおいでー」と返してきたので軽い返事だけしておいた
「さ、ミレイちゃん。お勤めいこー!早くしないと眠くなっちゃうしね」
というセレスの声が遠ざかるのを聞きながら、返却口にトレーを置いて私は3人と違う方向へ歩き出す
人気のない所で一気に踏み込む
ダンッ
「チッ」
ダァンッという音と共に足の下に感じるうめき声
「お前だよな?昨日ミレイとレイシーさん置いていった護衛??」
口元を上げる
「な、なんの事か…新人がこんな事していいとっ!ぐぅっ!!」
「誰の差し金だ?」
グリッと顔面を踏む
「我らの神の名のもとにっ!ぐぅっ!!」
「ほうほう神様ねぇ?ならさ
あんたのだーいすきな神様に今助けてもらえよ?」
にぃっと笑う私に目を見開く男
「できるんなら、ね」
私は顔を踏んでる逆の足を振り上げたのだった
「あー。靴汚れた。汚いなーもー」
靴底を倒れてるやつの服で拭く
「口を割らなかったこいつは捨て駒だな。面倒臭いなー」
髪に隠してつけているイヤリングを触り3回ほど撫でる
「もっしー?ヤハドー!元気ー?え?今?あー…はいはい。あ、そんなのどうでもいいんだけど、こっちのギルドに連絡しといてー。え?どこの?座標調べてよー今公表にしてるんだからー。え?あれだよ、宗教んとこ」
ヤハドと話して向こうでギルド通話をしてくれてるみたい
なんか、ギルド同士は水晶があってそれで通話出来るらしい。内線みたいなイメージ??
「よーし!送り付けるねー!」
何となくの座標を認識して近くのギルドへ送り付けた
「よーし。皆のとこ戻ろー」
勝手にヤハドとの通話を切って歩き出したのだった
その頃…
「セレス、グレイは何処へ行ったの?」
ちょんちょんとセレスの服を引っ張りミレイが尋ねる
「んー。トイレじゃない?長いねー」
セレスは失礼極まりないことを言っている
「すぐ、来るよね?」
「大丈夫だよ!私がいるからね!任せといて!」
ドンッと自分の胸を叩くセレス
サラリと髪の毛が揺れて他の教徒達はほぅ、とため息をついた
「あら?ミレイ様?」
向こう側からぞろぞろと集団が現れた
その声にミレイはビクリっと体を震わせた。その光景を見てセレスは一瞬だけ目を細めた後、にっこりと人当たりのいい笑顔を浮かべる
「せい、じょ、様…おはようございます。」
何とか絞り出すようにミレイは声を出し、最敬礼を行う。横ではレイシーも最敬礼をしている
それを見て、とりあえず真似するセレス
「おはよう。あら?そちらの方は?」
「初めまして。昨日より入信致しました、セレスと申します」
頭を下げたままセレスが答えた
「あら、そうなの?これからよろしくね?
では、わたくし、多忙ですので」
ヒラリと聖女が通り過ぎる際に何かが落ちた
「聖女様、落とされましたよ」
セレスはスっと何かが書かれた紙を聖女に渡した
聖女は一瞬目を見開いた後にっこりと笑った
「ありがとう」
触れた指先にピリッとした静電気のようなものを感じたセレス
立ち去った聖女一行
完全に見えなくなった所で立ち上がる3人
「あれはなんて言うか…性格悪そうだねぇー」
「だ、ダメですよ!誰かに聞かれたらまずいです!」
レイシーさんが慌てて声をかける
「あ、大丈夫大丈夫。聞こえる範囲内に何も無いから」
へらりと笑うセレスにキョトンとする2人
「さて、お勤めいこー」
ニコニコ笑いながらセレスが2人を促す
(あいつだね。)
心の中でセレスが呟いたのだった。
「ただいまー!」
「むぅ!遅いよーグレイー」
「ごめんごめんー!」
ミレイに注意されたが頭を撫でて誤魔化す
くすくす笑っているセレスと一瞬目を合わせる
セレスは1つ頷いた
「次は教皇様の有難いお言葉の時間ですよ」
レイシーさんの言葉に私は1つ頷いた
「次からはちゃんと居ますよー」
にこにこと笑いながら腕をミレイの頭の上から横に振り切る
ガシャンッという音と共に3人が見たのは割れた鉢植え
その続けて聞こえたのはギャアッという声
「は、鉢植え…」
「結構おっきいなーもー」
横目で私は見ながらも欠伸をする
「さーて、イタズラしてきた子はもう居ないから聞きに行こー!」
ニコニコ笑うセレスに青ざめながらも頷くミレイ
私はため息をついたあとミレイの前にしゃがみ目を合わせる
「ミレイ、口開けてみて?」
「え?」
首を傾げた時にミレイの口に飴玉を突っ込む
もごっ!?っといっていたけど気にしない
「おいしー?」
私が尋ねると目を輝かせて頷くミレイ
セレスが「よかったね」と頭を撫でていた
「さー!次いこー!」
私はミレイの手を繋いで歩こうとしたがあわあわとしているミレイを見て抱き上げたのだった
「時間ないしこっちの方が早いよね」
「え!?降ろしてー!重いよね!」
「え?軽いよー?ほらほら、レイシーさんも遅れちゃうから行きましょー!」
私はミレイがアワアワしてる間に歩き始める
レイシーさんも急なことで慌てて追いかけてくる
セレスは2人に気づかれないように笑顔でそのまま手を振っていたのだった
「さぁて、処理しますかー」
セレスは首を鳴らし、一瞬で消える
次の瞬間には先程居た所の上の階、鉢植えが落ちてきた地点に立っている
「ねぇ、効いたかな?わたしの《電撃》」
ニコニコしながら倒れている男にしゃがみこみ尋ねた
しかし男は痙攣してセレスを見るだけで口を開いても言葉にならない
「ねぇねぇ?ミレイちゃんに危害加えるように誰が指示したの?」
「う、あ、」
「あ!麻痺が解けてなかったね!しっつれーい!」
セレスは軽い口調で《治癒》と唱えた
その治った一瞬で男は逃げ出した
「えー?鬼ごっこ?仕方ないなー
ちょっとだけ遊んであげる」
凄絶な笑みを浮かべてセレスが歩き始める
その笑みは冷たくも美しい笑みだった
「はっ!はっ!はっ!!」
「ねーぇー?もう終わりー?」
キャハッと可愛こぶって笑うセレスに息を切らした男は絶望感に襲われる
何処へ逃げても、走ってもすぐに追いつかれる
不意打ちで攻撃を仕掛けても弾かれる
下手をすれば《反射》でそのまま攻撃される
「んー。私、飽きちゃった」
おしまいにしよっか。とストンと男の前に立つセレスに男は尻もちをついた
「あ…ぁ…」
「はい、《拘束》」
どこからが現れた黒い帯状の物が男を拘束する
「さーて!しっかり吐いてねー!」
「い、嫌だまだ、死にたくない!!」
「しつれーだねぇ…殺さないよー」
ニコニコしながら男を引きずっていくセレス
その途中にあった何かを掴み握りつぶした
「ふぅん?」
セレスは1人納得したように頷いたのだった
「ここに、コレがあるはずなんだよね」
スっと出したのはハンカチにくるまれた石である
これは学園で拾ったものであり、魔法省の子息が死にかけた代物である
この石は特殊なものなので一般的には出回らない…とすると
「出回る根源は限られてる」
「…そうね。私の探知もこの国までしか探知できなかった」
「セレスで無理ってことは相応出来るやつなんだな」
「まぁ、目星はついてるけどね」
「だろうねぇ」
2人で顔を見合わせてくすくす笑った
コンコンッ
「ミレイ様。セレスとグレイが参りました。」
「どうぞ。」
ミレイの声が中からして私とセレスは中に入った
「ミレイちゃーん!おはよー!」
「ミレイーおはよー」
「セレスさんもグレイさんもおはようございます!」
キラキラした笑顔で抱きついてくるミレイがとても尊い…
「おはようございますお二方」
にっこりとレイシーさんが声をかけてくれる
「あ。ミレイちゃん。必ず、私かグレイのどっちかと行動してね?」
「うん…」
暗い顔をしながらミレイが頷いた
「そうと決まったら…食堂いこうぜ!!」
私は明るく笑ってミレイの頭を撫でた
「え、食堂…?」
キョトンとするミレイ
「持ってきてもらうより行った方が毒盛られる可能性低いじゃん!」
ニコニコしながら答えるとうーん?と悩んでいるミレイ
「じゃ、行きましょうレイシーさん」
にっこりとセレスが笑って促す
ミレイの手を握って私達は部屋からでた
「結構ここの飯美味いんだなー」
「まぁ、最近干し肉とか干し芋とかばっかだったもんねー面倒くさくて」
「あーたしかに」
ヒソヒソと話す私とセレス
ミレイもレイシーさんも普通に食べている
もちろん、トレーを受け取ってからミレイとレイシーさんの分を私たちのと交換してから全てのトレーこっそりセレスが清掃をかけていた
清掃は初歩だが如何せんセレスの清掃だ。中級以上の浄化の力があるので毒など無効化してしまう
「おいしい?」
「うん!久々にこんなに食べたよ!」
ニコニコと笑うミレイに私とセレスは笑顔で返す
「さーて。私、トレー返してくるねー。先にお勤め始めててー」
全員分のトレーを重ねて返却口に持っていく
セレスがゆるーい声で「ゆっくりおいでー」と返してきたので軽い返事だけしておいた
「さ、ミレイちゃん。お勤めいこー!早くしないと眠くなっちゃうしね」
というセレスの声が遠ざかるのを聞きながら、返却口にトレーを置いて私は3人と違う方向へ歩き出す
人気のない所で一気に踏み込む
ダンッ
「チッ」
ダァンッという音と共に足の下に感じるうめき声
「お前だよな?昨日ミレイとレイシーさん置いていった護衛??」
口元を上げる
「な、なんの事か…新人がこんな事していいとっ!ぐぅっ!!」
「誰の差し金だ?」
グリッと顔面を踏む
「我らの神の名のもとにっ!ぐぅっ!!」
「ほうほう神様ねぇ?ならさ
あんたのだーいすきな神様に今助けてもらえよ?」
にぃっと笑う私に目を見開く男
「できるんなら、ね」
私は顔を踏んでる逆の足を振り上げたのだった
「あー。靴汚れた。汚いなーもー」
靴底を倒れてるやつの服で拭く
「口を割らなかったこいつは捨て駒だな。面倒臭いなー」
髪に隠してつけているイヤリングを触り3回ほど撫でる
「もっしー?ヤハドー!元気ー?え?今?あー…はいはい。あ、そんなのどうでもいいんだけど、こっちのギルドに連絡しといてー。え?どこの?座標調べてよー今公表にしてるんだからー。え?あれだよ、宗教んとこ」
ヤハドと話して向こうでギルド通話をしてくれてるみたい
なんか、ギルド同士は水晶があってそれで通話出来るらしい。内線みたいなイメージ??
「よーし!送り付けるねー!」
何となくの座標を認識して近くのギルドへ送り付けた
「よーし。皆のとこ戻ろー」
勝手にヤハドとの通話を切って歩き出したのだった
その頃…
「セレス、グレイは何処へ行ったの?」
ちょんちょんとセレスの服を引っ張りミレイが尋ねる
「んー。トイレじゃない?長いねー」
セレスは失礼極まりないことを言っている
「すぐ、来るよね?」
「大丈夫だよ!私がいるからね!任せといて!」
ドンッと自分の胸を叩くセレス
サラリと髪の毛が揺れて他の教徒達はほぅ、とため息をついた
「あら?ミレイ様?」
向こう側からぞろぞろと集団が現れた
その声にミレイはビクリっと体を震わせた。その光景を見てセレスは一瞬だけ目を細めた後、にっこりと人当たりのいい笑顔を浮かべる
「せい、じょ、様…おはようございます。」
何とか絞り出すようにミレイは声を出し、最敬礼を行う。横ではレイシーも最敬礼をしている
それを見て、とりあえず真似するセレス
「おはよう。あら?そちらの方は?」
「初めまして。昨日より入信致しました、セレスと申します」
頭を下げたままセレスが答えた
「あら、そうなの?これからよろしくね?
では、わたくし、多忙ですので」
ヒラリと聖女が通り過ぎる際に何かが落ちた
「聖女様、落とされましたよ」
セレスはスっと何かが書かれた紙を聖女に渡した
聖女は一瞬目を見開いた後にっこりと笑った
「ありがとう」
触れた指先にピリッとした静電気のようなものを感じたセレス
立ち去った聖女一行
完全に見えなくなった所で立ち上がる3人
「あれはなんて言うか…性格悪そうだねぇー」
「だ、ダメですよ!誰かに聞かれたらまずいです!」
レイシーさんが慌てて声をかける
「あ、大丈夫大丈夫。聞こえる範囲内に何も無いから」
へらりと笑うセレスにキョトンとする2人
「さて、お勤めいこー」
ニコニコ笑いながらセレスが2人を促す
(あいつだね。)
心の中でセレスが呟いたのだった。
「ただいまー!」
「むぅ!遅いよーグレイー」
「ごめんごめんー!」
ミレイに注意されたが頭を撫でて誤魔化す
くすくす笑っているセレスと一瞬目を合わせる
セレスは1つ頷いた
「次は教皇様の有難いお言葉の時間ですよ」
レイシーさんの言葉に私は1つ頷いた
「次からはちゃんと居ますよー」
にこにこと笑いながら腕をミレイの頭の上から横に振り切る
ガシャンッという音と共に3人が見たのは割れた鉢植え
その続けて聞こえたのはギャアッという声
「は、鉢植え…」
「結構おっきいなーもー」
横目で私は見ながらも欠伸をする
「さーて、イタズラしてきた子はもう居ないから聞きに行こー!」
ニコニコ笑うセレスに青ざめながらも頷くミレイ
私はため息をついたあとミレイの前にしゃがみ目を合わせる
「ミレイ、口開けてみて?」
「え?」
首を傾げた時にミレイの口に飴玉を突っ込む
もごっ!?っといっていたけど気にしない
「おいしー?」
私が尋ねると目を輝かせて頷くミレイ
セレスが「よかったね」と頭を撫でていた
「さー!次いこー!」
私はミレイの手を繋いで歩こうとしたがあわあわとしているミレイを見て抱き上げたのだった
「時間ないしこっちの方が早いよね」
「え!?降ろしてー!重いよね!」
「え?軽いよー?ほらほら、レイシーさんも遅れちゃうから行きましょー!」
私はミレイがアワアワしてる間に歩き始める
レイシーさんも急なことで慌てて追いかけてくる
セレスは2人に気づかれないように笑顔でそのまま手を振っていたのだった
「さぁて、処理しますかー」
セレスは首を鳴らし、一瞬で消える
次の瞬間には先程居た所の上の階、鉢植えが落ちてきた地点に立っている
「ねぇ、効いたかな?わたしの《電撃》」
ニコニコしながら倒れている男にしゃがみこみ尋ねた
しかし男は痙攣してセレスを見るだけで口を開いても言葉にならない
「ねぇねぇ?ミレイちゃんに危害加えるように誰が指示したの?」
「う、あ、」
「あ!麻痺が解けてなかったね!しっつれーい!」
セレスは軽い口調で《治癒》と唱えた
その治った一瞬で男は逃げ出した
「えー?鬼ごっこ?仕方ないなー
ちょっとだけ遊んであげる」
凄絶な笑みを浮かべてセレスが歩き始める
その笑みは冷たくも美しい笑みだった
「はっ!はっ!はっ!!」
「ねーぇー?もう終わりー?」
キャハッと可愛こぶって笑うセレスに息を切らした男は絶望感に襲われる
何処へ逃げても、走ってもすぐに追いつかれる
不意打ちで攻撃を仕掛けても弾かれる
下手をすれば《反射》でそのまま攻撃される
「んー。私、飽きちゃった」
おしまいにしよっか。とストンと男の前に立つセレスに男は尻もちをついた
「あ…ぁ…」
「はい、《拘束》」
どこからが現れた黒い帯状の物が男を拘束する
「さーて!しっかり吐いてねー!」
「い、嫌だまだ、死にたくない!!」
「しつれーだねぇ…殺さないよー」
ニコニコしながら男を引きずっていくセレス
その途中にあった何かを掴み握りつぶした
「ふぅん?」
セレスは1人納得したように頷いたのだった
0
あなたにおすすめの小説
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
包帯妻の素顔は。
サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
あっ、追放されちゃった…。
satomi
恋愛
ガイダール侯爵家の長女であるパールは精霊の話を聞くことができる。がそのことは誰にも話してはいない。亡き母との約束。
母が亡くなって喪も明けないうちに義母を父は連れてきた。義妹付きで。義妹はパールのものをなんでも欲しがった。事前に精霊の話を聞いていたパールは対処なりをできていたけれど、これは…。
ついにウラルはパールの婚約者である王太子を横取りした。
そのことについては王太子は特に魅力のある人ではないし、なんにも感じなかったのですが、王宮内でも噂になり、家の恥だと、家まで追い出されてしまったのです。
精霊さんのアドバイスによりブルハング帝国へと行ったパールですが…。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる