祖父ちゃん!なんちゅー牧場を残したんだ!相続する俺の身にもなれ!!

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秋の月10日(月の曜日) 祖父ちゃんと祖母ちゃんの形見

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 畑に植えたのは、初心者でも簡単に作ることができる【サツマイモ】という野菜と、比較的育てやすい【ニンジン】の二つ。この二つは雑貨屋で苗が買える。
 ニンジンは王都で働いていたレストランでも見たことあるけど、サツマイモとかいう野菜は初めて聞いた。
 野菜を売る店主の話だと、秋には必ず店頭に並ぶ作物で、手軽に料理が出来る食材になるので、冒険者にも人気だとか。苗を一回植えてしまえば、秋の間、短期間で何度も収穫できるとかも言っていた。村の農家さんも植えているらしく、買取の量が半端ないとか。
 村中でサツマイモが溢れることもあるとかで、来月の初め頃に【サツマイモ祭り】なんていうイベントも行われているらしい。
 だからか。今月末に行われる品評会で、サツマイモだけ出展不可になっていたんだよね。
 ローズの話だと、旬の作物なら何でもいいって言っていたけど、大量のサツマイモを持ってこられても、品評会の後の料理祭りにはサツマイモの料理しか並ばないもんね。
「冒険者としてお金を貯めて、ビニールハウスを建てて、サツマイモの苗を大量購入して、収穫したサツマイモを売って、サツマイモ御殿を建てた人もいるぐらいなの」
 と、笑顔でサラッというローズ。
 ビニールハウスって、たしか季節を問わずにいろんな作物を育てることができる施設だよね? 前にラッツィオさんが話していたけど、ビニールハウスを建てるには、小さくても銀貨50枚は必要だとか言っていた記憶が…。(銅貨10000枚=銀貨1枚)
 サツマイモって、農家にとってみたら最強な作物なんだね…。


 秋の月に入って10日が過ぎた頃、サツマイモもニンジンも順調に成長していた。
 だけど、収穫時が俺にはよくわからない。どのタイミングで収穫していいのかがわからず、収穫を手伝ってくれるリーフたちも、とても困っているようだ。
「さて、どうしたものか…」
 畑を前に腕を組んで悩んでいた。
 それを見て、ノームやリーフたちも、ぷにぷにした体から腕を出し、俺と同じように腕を組んでいる。
 ローズやミカエルに頼むのも一つの手だけど、2人は今日はサツマイモ御殿の主に呼ばれている。向こうも収穫するようで、人手が欲しいらしい。
 って、ことは、俺の畑も収穫していいの?
 でも、向こうはサツマイモを育てて10年以上だと聞いている。きっと俺の畑よりもいい土を使って、肥料とかもふんだんに使っているんだろうな。育ちが全く違うと思う。
 う~ん……どうしよう……。

 畑の前で悩んでいると、
「こんにちは~。ハヤト、いる~?」
と、ナタリアさんの声が聞こえてきた。
 ナタリアさんは大きな箱を小脇に抱えて畑の方へとやってきた。
「こんにちは、ナタリアさん」
「どうしたの? 何か悩み事?」
「え…あ、はい。畑に植えた作物がだいぶ成長したんですが、どのタイミングで収穫していいのかがわからずに悩んでました」
「そんな事で悩んでいたの? まあ、たしかに収穫時ってわからないものだけど」
「ですよね~」
 こりゃ、またローズとミカエルの手が空いているときに手助けしてもらおうかな。
「ハヤトは農業関係のスキルは持っていないのかい?」
「スキル?」
 あ~…そういえば、初めてこの村に来た時、祖父ちゃんが言っていた事を思い出してステータスを出した時にちょっとだけ調べたっけ。でも【農耕】っていうスキルは見たけど、収穫に関する物は見ていないような…?
「あたしの知り合いに農業をやっている人がいるんだけど、その人は【収穫】っていうスキルを持っていたよ。実際にどういうスキルなのかは分からないけど、そのスキルを使えば、収穫が出来る作物を一目で見分けられるって言っていたんだ」
 そんなスキルがあるんですか!? なんで俺にはないんですか!?
 あ、いや、待てよ。俺は自分のスキルについて【農耕】しか見ていない。もっと詳しく調べれば見つかるかも!
 でも、ナタリアさんの前であの透明な板を出すわけにはいかないよな。後で調べよう。
「それよりナタリアさん、なにか用があったのでは?」
「そうそう! 武器屋の倉庫を掃除していたら、ユーキたちから預かっている物が出てきたんだよ。ハヤトに渡そうと思って持ってきたんだ」
 そういうと、ナタリアさんは大きな箱を差し出してきた。
 軽そうに持っていたので、そんなに重くはないだろうと思って気を抜いた受け取った俺は、予想もしなかった重さに膝から崩れ落ちてしまった。
「こめん! これ、凄く重かったんだ。あたし、【力持ち】のスキルを持っているってこと、言い忘れちゃったね!」
 なんですか、その【力持ち】って。
 ってか、凄く重いんですけど、中は何が入っているんですか?
「なんでこんなに重いんですか?」
「あたしは詳しい事は知らないんだけど、武器屋の先代の店主が預かっていたそうなんだ。ユーキが冒険者を引退する時に先代の店主に好きにしていいよって渡したみたいなんだけど、もったいなくてそのまま保管していたんだって。あたしはユーキが冒険者だった頃のことは知らないけど、相当な腕の持ち主だったそうだよ。もちろん、アスカもね」
 ナタリアさんも祖父ちゃんと祖母ちゃんのこと、呼び捨てにしているんだ。あんまりいないよね、祖父ちゃんの事呼び捨てにしている人。
「中、開けてもいいですか?」
「ああ、もちろんだよ。武器や装備だったらあたしが鑑定してやるよ。これでも鉱石や鉱石を使った物なら鑑定できるんだ」
 へぇ~、ナタリアさんは鉱石専門の鑑定士なんだ。
 あれ? でもナタリアさんってランクの色の小物を身に着けていないよね? いつも黄色いバンダナを巻いているけど、黄色はランクの色付けに無い色だし、職人広場で鑑定士ができるってことはAランク以上だよね?
 失礼ながらもジロジロと見てしまい、ナタリアさんは「どうした?」と声を掛けてきた。
「いえ、なんでもないです。あの、ナタリアさん。家の中で確認したいんですけど、手伝ってもらえませんか?」
「ああ、いいよ」
 ナタリアさんは地面に少しめり込んでいる箱をヒョイっと肩に担ぎあげた。
 【力持ち】っていうスキル、俺にも欲しい…。
「ノーム、リーフ、今日の作業はおしまいだ。自由にしてていいよ」
 俺の言葉にノームたちは嬉しそうにその場に跳びはねた。

 その時、森の方から何かの視線を感じた。
 森には魔物がいるって言っていたから、こちらを見ていても気にしないけど、でも、凶暴な魔物だったら嫌だな~。早く冒険者レベルをあげなくちゃ。


 ナタリアさんはリビングに備え付けられたテーブルに箱を置いた。
「いい趣味してんじゃん。家具ももう揃えたんだね」
「それはオルベリザス伯爵から貰いました」
「え!? あいつが!?」
「知り合いなんですか?」
「小さい頃からの知り合い。……っていうか……仲間?」
「仲間?」
「いやいや、なんでもないよ。あたしが小さい頃から知っている人だからさ、あいつの性格からして人に物をあげるって言う行為が信じられないんだよね。昔はよく人の物を盗りまくっていたのにさ」
 ちょっと最後の一文が気になったんですけど?
 「取る」じゃなくて「盗る」って、どういう事?
 ナタリアさんは部屋を見渡して、暖炉の上に飾られた数枚の絵姿に目が奪われた。そこに飾られているのは、村長やラッツィオさん、エリオたちが大事に保管していた祖父ちゃんと祖母ちゃんの絵姿が飾られている。その絵姿を、ラッツィオさんの弟子たちが木材を使って額を作って入れてくれた。
「ユーキとアスカも、もう少し長生きしていれば、立派な孫の姿が見れたのにね」
「ナタリアさんは、祖母ちゃんとも面識があるんですか?」
「ああ、そうだよ。あたしがこの村で暮らせるようにしてくれたのもアスカのお蔭なんだ。アスカはあたしの命の恩人さ」
「俺も祖母ちゃんに会いたかったです」
「見せてやりたかったね~。大食い大会で優勝したアスカの姿とか、村に襲ってきた大量のシルバーウルフを一喝で追い払った姿とかさ。本当にかっこよかったよ~」
 まるで初恋の人を語る様に、頬を染めながら話すナタリアさん。
 俺としては聞かない方がよかったのかな?
 姿絵で可愛く微笑む若い頃の祖母ちゃんからは想像できない出来事なんですけど。
 祖母ちゃん、生きている間に一体何をしていたんですか?
 なんか、この箱を開けるのも怖くなってきた…。
「あの、ナタリアさん。この箱の中から、変な物が飛び出してくるってことはないですよね?」
「それはわからないわ。あたしはこの箱自体見たことなかったもの」
 え~~、凄く怖いんですけど~~。
 こんな事ならノームに護衛として着いてきてもらえばよかった。
 もうどうにでもなれ!

 俺は勢いよく上蓋を開けた。
 重たい箱からは想像が出来ないほど上蓋は軽く、勢いをつけた俺は尻もちをついてしまった。
「大丈夫かい!?」
「な…なんとか。蓋は軽いんですね」
「あ~……なるほどね」
「へ?」
「この箱、木製だと思っていたけど、本体には鉄を合成させてあるよ。しかも鉄の量が半端ない。きっと泥棒に入られても、簡単に持って行かれないようにしていたんだね。だから重かったんだ」
「ご…合成?」
「ユーキの錬金術の一つさ。武器や装備、家具に鉱石を合成させることで、鉱石の性質を付加したり、新しい効力を付け加えたりしていたんだ。一般の武器屋でも武器や防具を強化するために合成させることはできるけど、家具を合成するとは驚きだね」
「じゃあ、この中には大切な物を保管していたってことですか?」
「そういうことになるね。なにせ、ユーキとアスカの所持品は金持ち達に高値で売れる代物だからね。いざとなれば国だって買い取ってくれるさ」
 だからこの牧場を管理していた親戚は、牧場のありとあらゆるものを売り払ったんだね。祖父ちゃんの家にあった家具が一つもないってことは、かなりの高値で売れたんだね。
「だけど、不思議な事もあるんだね。あたしやガンツが蓋を開けようとしても、まったく開かなかったのに、ハヤトは簡単に開けちゃうんだもん。アスカが魔法でもかけたのかな?」
「魔法?」
「アスカは魔法が使えたんだよ。ユーキも少しの魔法を使えたらしいけど、アスカの魔法は凄かったよ。日照りの続いた日には雨を降らせたし、大雪が降って街が雪に埋まった時も、炎を操って雪を溶かしたりしてね。だから、この箱には自分の血縁者のみが開けられる魔法をかけたんじゃないのかな?」
「だから俺が開ける事が出来た…」
「ハヤトは立派な後継者ってことだよ。さ、中を見よう」
 俺以上にウキウキしているナタリアさんは、箱の中を覗き込んだ。
 俺も一緒に覗き込み、箱の中に入っている物を丁寧に取り出して行った。

 箱の中に入っていたのは、祖父ちゃんが冒険者時代に身に着けていたであろう鎧、盾、ブーツ、マントがあった。他にも祖母ちゃんが身に着けていたであろうピンク色の布で作られた裾の短いドレス、マント、盾も入っており、虹色に輝く宝石が付いている杖、綺麗なドラゴンと思われる動物の装飾が彫られた長剣、小さな宝石箱が一つ、そして祖父ちゃんが書き残したであろう書物が出てきた。
 武器や防具が出てくるたびにナタリアさんは歓声を上げていた。
「これは素晴らしい。すべて貴重な鉱石や素材を使って作られている。特にこの鎧は、今では生息不明となっている四大ドラゴンから採取できる素材を使い、更に貴重な鉱石で合成されている。これが市場に出回れば、軽く金貨2000枚は着くだろう」
 金貨2000枚って、それ、王都の王宮騎士団幹部の年収に近い値段ですよ!?
 しかもナタリアさんが軽く鑑定しただけでも、武器と防具全部合わせて、騎士団一つまるまる買える値段らしい。
 特に虹色の宝石が付いた杖は、【オリハルコン】という希少な鉱石で作られ、ランクS以上の魔物から採取できる素材を合成に使い、攻撃力の付加が半端なく付けられているらしい。
「魔法攻撃のスキルが高い人が使えば、街一つが消えちゃうかもね~」
と、ケラケラと笑っているが、それってかなりヤバイ代物では?
「おや? このドレスにも鉱石が合成されているね。防御力を高める効能と、敵から受けたダメージを体力回復に返還させる効能も着いているみたいだね。一体、なんの鉱石を使っているんだろう? それに鎧とかの合成は見たことあるけど、ドレスの合成は初めて見たよ。どうやって合成しているんだろうね?」
 ナタリアさんも知らない鉱石を使っているって、祖父ちゃん、どこで見つけてくるんだよ。
 案外、錬金術で作っていたりして。祖父ちゃんならありえる。
「宝石箱には何か入っていたかい?」
「えっと……あ、指輪がいくつか入ってます。後、ブローチやネックレスも入ってます」
「戦闘用のアクセサリーかな? あ~……そうだね、これは戦闘用の物だ。しかも普通では手に入らない物まであるよ。魔物との契約で手に入れたのかな?」
 ナタリアさん、見ただけで鑑定しているみたい。次から次へと鑑定していく。どうやって鑑定しているんだ?
 しかもオルベリザス伯爵みたいに「【鑑定】」って口に出さなくても鑑定できるんだ。凄い…。
「冒険者を引退した時に武器屋に預けたって言っていたから、全部、戦闘用だね。どうする? このままハヤトが保管するかい? それとも武器屋に預ける?」
「俺が貰ってもいいんですか?」
「もちろんだよ。これはユーキとアスカが残したものだ。後継者であるハヤトが持つ権利はあるよ」
「だけど、この箱、重いですよね? 俺だと動かせない」
「家具として使えばいいよ。例えば、ベッドの脇に置いてサイドテーブルにして使うとか、暖炉の横に置いて、更にこれが収まる棚を置けば、インテリアにもなる」
「そっか、そうすればいいんだ。ナタリアさん、ナイスアイディア!」
「あたしもよくやっているからね。で、どこに置く?」
「そうですね……ベッドはゆくゆくは寝室に移動させるので、暖炉の横でもいいですか? 後で飾り棚を買ってきます」
「わかった。じゃあ、動かしておくよ」
 そういうとナタリアさんは、またヒョイっと持ち上げて、暖炉の横に置いてくれた。

 しかし、不思議な事がある。
 これだけ沢山の武器や防具が入っていたのに、箱の大きさと中身の大きさが全く合わない。長剣なんて俺の身長の半分はある長さなのに、箱の深さが俺の膝ぐらいだ。奥行だって、暖炉の奥行とそんなに変わらない。
 一体どうなっているんだ?
 この箱も祖父ちゃんが錬金術で生みだしたのかな?
 祖父ちゃんと祖母ちゃんの事、知らないことだらけだ。


     <つづく>


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