オメガ転生。

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学園生活

学園祭(沙霧)

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現在、その番いは、副総団長の領地の屋敷で保護され、副総団長が常に側についているらしい。
今まで特に休みをとっていなかったから、今まとめて使っている感じだ。

そのように大切に囲われているためか、今ではだいぶと落ち着いてきたらしい。
もう少ししたら、そう、休暇が終わる数日前には、共にこの地に帰ってきて、番いの子は副総団長の屋敷に住みながら、彼の帰りを待つ生活になるのだろう。

だいぶと落ち着いてきたせいか、仕事に戻ってきても大丈夫だろうとの事だった。
いっときは、副総団長の姿が見えなくなると、酷く怯えたり、興奮することがあったらしい。
そんな状態なら、仕事に戻ってこれないだろう…

戻ってきてもらわないと困るんだが…本当のこと…



まぁ、今回は総団長が宰相閣下と共に皇帝の側につき、今回の学園祭のイベントの一つ、武術トーナメント戦に参加されている。
皇帝達は、あくまで観戦。

騎士団長達の模擬戦で、生徒達が騎士団入団を目指してくれたら、国防的にも人員確保で安泰になる。
成績に良いものや、見込みのある者のスカウトとかもあるだろう…

閣下自身は…番い様との関係をもっと近づけたいと思っているのだろうか…

いかにアピールして、いかに囲い込んで…て感じか?

等の本人はそんな事も考えも及ばないんだろうなぁ…


そんな事を考えながら、護衛対象であり、番い様でもある翔の側に行った。
色んな事に一生懸命な優しい、素晴らしい男の子だと思う。
護衛させてもらって、幸せを感じる事もある。
勿論、焦ったさや、苛立ちが無いわけではない。
決して悪い意味ではないので、そこの所はよろしくって感じだ。

まぁ、当の本人は、護衛されてる事分かっていないと思うが…
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