オメガ転生。

学園生活

そんな事が(雅貴)

今頃愛しい者は友人達と楽しんでいるのだろう…

朝から執務をこなしているが、どうにも…

「殿下、書類が逆さまですよ」
「おっと、すまない」
「大丈夫ですか？この所業務を詰めすぎです。今の物も急ぎでは無いのですから…」

確かに急ぎのものでは無い。が、済ましておけば後が楽にはなる案件だ。
部下達でも処理できるものではあるが…

「殿下、そちらのものは、私達で処理させていただきます。ですから、お休みください。もう何年もまともなお休みを取ってはいないのですから。確か、彼の方との例の計画を前倒しにしてもよろしいのでは無いですか！警備の方は大丈夫ですよ。臨機応変に対応してくれますから。是非是非」

そこまで言われたら…

「わかった。一度屋敷に戻ってから向かうとするよ。後は任せた。急ぎのものは、影の者にでも渡したら良い」
「ご心配いりません。いってらっしゃいませ」

そういうと、執務室から追い出された。
長年側で仕事をしてきた者だ。安心して任せられる。

さて、それでは戻るか…

車をまわしてもらい、乗り込んで屋敷に戻ることにした。