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本編
商店街 (18禁シーンなし)
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現在、私はレティーシアさんと共に、馬車に乗っていた。レティーシアさんいわく、もうすぐ、次の村に着くとのことである。
外を眺めると、緑が流れていく。窓を開くと、心地いい風が入り込んできた。
ちなみに、現在、この馬車の中にアースさんはいない。馬車に乗る前、アースさんは、「俺、ミラと一緒の馬車がいい」とごねていたが、レティーシアさんとマーティンさんに止められたため別々の馬車に乗っている。アースさんは不服そうな顔をしていたが。彼に想われて嬉しい反面、馬車の中でエッチなことをする未来は見えているので、正直、一緒の馬車に乗るのは避けたい。……いや、嫌じゃないんだけど、最初に馬車に乗った時、マーティンさんに「馬車でのセックスは危険だから、やめてください」って言われたから。セックスで怒られるとか、恥ずかしすぎる。
ガタンと馬車が止まる。次の街に着いたようだ。私は馬車から降りた。
降りてすぐ見えたのは、商店街があった。かなり大きな商店街で、様々な店が並んでいる。
「ミラっ!」
外に出るなり、すぐにアースさんに抱きつかれる。そして、彼は私の顔を覗き込んだ。アースさんは、心配そうな、切羽詰まったような顔をしている。
「大丈夫だった?」
「うん」
私は、素直に頷く。私が反応を返すと、彼は安堵したように微笑んだ。レティーシアさんが、馬車から降りた。彼女は、私たちの様子を見るなり、眉と眉の間に深いシワを刻んだ。
「アース様、私たちは先に宿に行っております」
「分かった。じゃあ、俺たちは散策してくるよ」
「……かしこまりました。宿屋はあの丘の上にあります」
彼女の指の先には、たしかに丘がある。その上には、建物があった。
「行こう、ミラ」
アースさんが、私の腕を引く。そして、商店街の中へ入っていった。商店街は、なかなかに賑わっていた。
「欲しいものがあったら、すぐにいってね」
「……えっ……」
「気にしないで。ミラのためならいくらでも出せる」
……なんか言ったら、本当にあっさり出してくれるんだろうな。それはちょっと申し訳ないのだが……。
私たちは、服屋、アクセサリーショップ、雑貨屋などを見て回った。私が元々いた世界にはないファッションや雑貨があり、見ているだけでも楽しい。あっという間に時間が経っていく。アースさんは、店に入るなり、私が惹かれたもの買ってくれようとする。とはいえ、それをそのまま受け取るのは申し訳なくて。断ったが、彼が捨てられた子犬のような瞳で見てくるので、結局お金を払わせてしまった。
……私も、この世界でお金を稼げるようになったら、アースさんに何かプレゼントしよう。そう誓う。帰ったら、レティーシアさんにお金を稼ぐ方法聞こう。
気づけば、外は暗くなっていた。人通りも少なくなっている。
「最後にここに行こうか」
アースさんがそう言って、ひとつの店を指さす。ぱっと見る限り、なんの店だか検討もつかない。ほかの店に比べ、ひっそりと佇んでおり、中にはお客さんは誰もいない。
……これ、入ってもいいのかな。
私は、そんなことを思うが、アースさんはそんなことお構い無しに、その店に入っていく。私も慌てて彼の後を追った。扉を開くと、カランカランと音が鳴る。中には、何も商品がない。何を売っている店なのだろうかという疑問が、一層深まる。
「あら? いらっしゃい」
出てきたのは、色気のある女性であった。教会一のナイスバディ美女のレティーシアに匹敵するくらい、胸がデカい。
「カップルかしら。服装的に宮廷の魔術師と教会の聖職者ね。お似合いのカップルだわ」
蠱惑的な笑みを浮かべる美女。その色っぽい瞳は、私たちをまじまじと観察する。
「ものを買いたいんだ。オススメのものを紹介してくれ」
「……分かったわ。激しいのがお好き? 優しいのがお好き? 普段、どんなことをしてるか教えてくれると嬉しいわ」
「そうだね……優しいのも好きだが、激しいことが多いかな? 彼女、突起も敏感だけど、中も敏感なんだ。激しければ激しいほど、乱れる」
淡々と説明するアースさん。……不健全な言葉がタラタラ流れてるため、私の頬が赤くなる。……なんか、嫌な予感がするぞ。
「了解。ちょっと待ってちょうだい」
そう言って、美女は私たちの前から去る。しばらくして、彼女が再びやってきた。彼女の手には、三つのの箱がある。
「はい、どうぞ。これがオススメね」
そう言って、箱を開く彼女。そこにあったのは……
大人の玩具と、エッチな衣装であった。バイブのようなものと、花弁をいじるための玩具。そして、ハイレグの水着のような衣装。
ここ……夜の営みの為のグッズを売っているお店なの……?
「ア、アースさん……?」
「これ、全部ください」
ニコリと微笑みながら、そういうアースさん。お金を払い、商品を受け取るアースさん。そして、チラリと私のことを見た。……ねえ、今日の夜、この玩具を使うの……?
ーー
ずっと、すけべシーン無いの申し訳ないです……次の話はエッチシーン来るはずです……。
外を眺めると、緑が流れていく。窓を開くと、心地いい風が入り込んできた。
ちなみに、現在、この馬車の中にアースさんはいない。馬車に乗る前、アースさんは、「俺、ミラと一緒の馬車がいい」とごねていたが、レティーシアさんとマーティンさんに止められたため別々の馬車に乗っている。アースさんは不服そうな顔をしていたが。彼に想われて嬉しい反面、馬車の中でエッチなことをする未来は見えているので、正直、一緒の馬車に乗るのは避けたい。……いや、嫌じゃないんだけど、最初に馬車に乗った時、マーティンさんに「馬車でのセックスは危険だから、やめてください」って言われたから。セックスで怒られるとか、恥ずかしすぎる。
ガタンと馬車が止まる。次の街に着いたようだ。私は馬車から降りた。
降りてすぐ見えたのは、商店街があった。かなり大きな商店街で、様々な店が並んでいる。
「ミラっ!」
外に出るなり、すぐにアースさんに抱きつかれる。そして、彼は私の顔を覗き込んだ。アースさんは、心配そうな、切羽詰まったような顔をしている。
「大丈夫だった?」
「うん」
私は、素直に頷く。私が反応を返すと、彼は安堵したように微笑んだ。レティーシアさんが、馬車から降りた。彼女は、私たちの様子を見るなり、眉と眉の間に深いシワを刻んだ。
「アース様、私たちは先に宿に行っております」
「分かった。じゃあ、俺たちは散策してくるよ」
「……かしこまりました。宿屋はあの丘の上にあります」
彼女の指の先には、たしかに丘がある。その上には、建物があった。
「行こう、ミラ」
アースさんが、私の腕を引く。そして、商店街の中へ入っていった。商店街は、なかなかに賑わっていた。
「欲しいものがあったら、すぐにいってね」
「……えっ……」
「気にしないで。ミラのためならいくらでも出せる」
……なんか言ったら、本当にあっさり出してくれるんだろうな。それはちょっと申し訳ないのだが……。
私たちは、服屋、アクセサリーショップ、雑貨屋などを見て回った。私が元々いた世界にはないファッションや雑貨があり、見ているだけでも楽しい。あっという間に時間が経っていく。アースさんは、店に入るなり、私が惹かれたもの買ってくれようとする。とはいえ、それをそのまま受け取るのは申し訳なくて。断ったが、彼が捨てられた子犬のような瞳で見てくるので、結局お金を払わせてしまった。
……私も、この世界でお金を稼げるようになったら、アースさんに何かプレゼントしよう。そう誓う。帰ったら、レティーシアさんにお金を稼ぐ方法聞こう。
気づけば、外は暗くなっていた。人通りも少なくなっている。
「最後にここに行こうか」
アースさんがそう言って、ひとつの店を指さす。ぱっと見る限り、なんの店だか検討もつかない。ほかの店に比べ、ひっそりと佇んでおり、中にはお客さんは誰もいない。
……これ、入ってもいいのかな。
私は、そんなことを思うが、アースさんはそんなことお構い無しに、その店に入っていく。私も慌てて彼の後を追った。扉を開くと、カランカランと音が鳴る。中には、何も商品がない。何を売っている店なのだろうかという疑問が、一層深まる。
「あら? いらっしゃい」
出てきたのは、色気のある女性であった。教会一のナイスバディ美女のレティーシアに匹敵するくらい、胸がデカい。
「カップルかしら。服装的に宮廷の魔術師と教会の聖職者ね。お似合いのカップルだわ」
蠱惑的な笑みを浮かべる美女。その色っぽい瞳は、私たちをまじまじと観察する。
「ものを買いたいんだ。オススメのものを紹介してくれ」
「……分かったわ。激しいのがお好き? 優しいのがお好き? 普段、どんなことをしてるか教えてくれると嬉しいわ」
「そうだね……優しいのも好きだが、激しいことが多いかな? 彼女、突起も敏感だけど、中も敏感なんだ。激しければ激しいほど、乱れる」
淡々と説明するアースさん。……不健全な言葉がタラタラ流れてるため、私の頬が赤くなる。……なんか、嫌な予感がするぞ。
「了解。ちょっと待ってちょうだい」
そう言って、美女は私たちの前から去る。しばらくして、彼女が再びやってきた。彼女の手には、三つのの箱がある。
「はい、どうぞ。これがオススメね」
そう言って、箱を開く彼女。そこにあったのは……
大人の玩具と、エッチな衣装であった。バイブのようなものと、花弁をいじるための玩具。そして、ハイレグの水着のような衣装。
ここ……夜の営みの為のグッズを売っているお店なの……?
「ア、アースさん……?」
「これ、全部ください」
ニコリと微笑みながら、そういうアースさん。お金を払い、商品を受け取るアースさん。そして、チラリと私のことを見た。……ねえ、今日の夜、この玩具を使うの……?
ーー
ずっと、すけべシーン無いの申し訳ないです……次の話はエッチシーン来るはずです……。
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