24 / 56
ニンゲンと、作られた獣人
しおりを挟む
「この世界には獣人とただの獣の二種類がいることは知っているよね? 家畜や山を這う獣たちだ。では、なんで獣は、俺たち獣人のように二本足で歩き言葉をしゃべらないと思う?」
「突然変異が起こったか、それとも進化をしたのか、ですか?」
「みんなそう思ってるけど、違う。俺たち獣人は作られたんだ。ニンゲンに」
「……なに、言ってるんですか?だって、この世界にはニンゲンはいないって」
「ああ、今は『ほとんど』いない。滅ぼされてしまったから」
「……滅ぼされて?」
「そう。その昔、ニンゲンは途轍もなく高い知能をもっていた。自由に生き物の『種』を操作して、他の生き物と組み合わせることができるくらいに。それでニンゲンは思った。これほど頭のいいニンゲンと、力の強い獣を組み合わせたら、きっとより素晴らしいニンゲンが産まれるだろうと。
実験は半分成功で、半分失敗だった。作り出された獣人はニンゲンとは明らかに違う上に、純粋なニンゲンと交わっても子供は獣人の特徴を色濃く残した。
ニンゲンは考えた。これではニンゲンの数より獣人の方が多くなってしまう。いつかか弱いニンゲンは滅ぼされてしまうかもしれない。危険を感じたニンゲンは、それだったら獣人は絶対にニンゲンに逆らえないように、作り出す獣人の心に二つの細工をしようと決めたんだ。
一つ目は獣人がニンゲンを無条件で敬い、愛し、従うように。そうすれば数が少なく腕力が弱いニンゲンでも、傷つくことなく獣人をまとめられるからね。二つ目は、獣人はたった一人のみを「番」と決め、一度決めたら他の個体への性的反応が乏しくなるようにさせた。むやみやたらに繁殖しないようにさせるためにね。そう『本能』に刷り込んだんだ」
ルアンが鋭い爪の生えた指で、自分の胸をトントンとたたく。
「でもまぁ、この通りその目論見は失敗に終わった。本能をいじくられた獣人たちは、ニンゲンに猛烈に求愛をしだした。俺たちは振られたから諦める、なんて繊細な心は持ち合わせていない。無理やり攫って、縛り付けてでも愛を乞う。それで子供は獣人しか生まれないんだったら、必然的に次の世代は獣人だらけだ。考えたらわかることなのにね。こうして、ニンゲンはあっという間に数を減らしていった。残ったのはニンゲンの面影を求める憐れな獣たちだけだ」
「そん……な、ことが」
「長い年月のなかで、ニンゲンが残した知恵も徐々に薄らいでいっている。そうやって、いつしかニンゲンっていう存在そのものがお伽噺になってしまったってわけ。まぁ、昔話はこれでおしまい」
ルアンはにっこりと笑うと、呆然としている俺の頭をぐりぐりと撫でまわした。
「……なんで、俺にそんなことを?」
俺は確かにニンゲンだけど、この世界のニンゲンじゃない。
ルアンは、俺が異世界人だって知っているのかもしれない。
でも、それでもこんな重要で……俺には抱えきれないような獣人の秘密を教えられる理由が分からなかった。
「うーーーーん。君が思った以上に純粋そうで、かわいそうだったからかな」
「……かわいそう?」
「うん。君もじきに分かるよ。この獣人の国でニンゲンとして暮らしていくうちにね」
ぐりぐり撫でられていた手が頭から離れ、ルアンは少しだけ真面目な顔をした。
「それより本題にはいろうか。君は、レオンに会いたい?」
「会いたい!」
レオンに会える。
あんな別れ方をしちゃっていたし、積もる話もめちゃくちゃある。
あのまぶしいほどの笑顔のレオンに会えると思ったら、思わず声が大きくなった。
そんな俺の様子を、ルアンは子供を見るような生温い視線を向けてくる。
「わかった。じゃあ行こう。その色の服だと目立つから、着替えとかある?」
「え……? ちょっと待って。今から会いに行くの?」
今は夜中だ。
たぶん深夜0時をとっくに回っている。
そんな時間に居候の俺が外に出ていくのは、この屋敷の人にだいぶ迷惑じゃないか?
戸惑う俺をよそに、ルアンはベッドから降りると窓辺に向かって視線を向ける。
「当たり前だろ?あ。もう帰れないから、必要なものはちゃんと持ってね」
「へ?なんで??ここ、もう帰れないの?」
「だってサタ君はアズラークに番認定されてるでしょ?他の雄に会わせるために“巣”の外に出すことなんて許されないよ。殺される」
「番認定……って俺が!?いやいやいや!そんなのありえないから!」
俺は思わず大きく首を振る。
番は獣人にとっては生涯たった一人と決めた相手だ。
俺はたしかにアズラークのことが好きになっちゃったけど、アズラークは絶対にそんなこと思ってない。
「え? あんなにあいつは君に夢中なのに?」
「夢中って……勘違いだよ。アズラークは優しいし、俺を丁重に扱ってくれるけど、番とかそういうのじゃないよ。絶対ない」
俺は自分で言って、なんだか少し落ち込んでしまう。
こっちの世界だとニンゲンってだけですごく魅力的らしいのに、アズラークにまったく見向きもされない俺って相当魅力ないんだろうな。
確かに地味な日本人顔だし、身体も薄っぺらいししょうがないけど。
「あー……サタ君。うん。君がそう思ってるんだったら別にいいけど……アズラークも以外とバカだな」
ルアンの唇が、変な形に歪んでひくひく動いてる。
吹き出したいのを我慢しているみたいだ。
「ともかく、君を日中に俺の屋敷に連れていくことはできない。レオンと会うならそのまま俺の屋敷に匿ってあげるけど、もうアズラークのところへは戻せないよ」
「そんなこっそり逃げるような真似できないです……」
アズラークには、最初こそ無理やり連れてこられたけど、それからはめちゃくちゃ良くしてもらってる。
十分すぎるほど衣食住は与えられてるし、俺の帰る方法を探したりしてくれてるのに。
「あらら……じゃあ残念ながら交渉は決裂だね」
まったく残念そうな顔をしていないルアンが、にっこりとほほ笑む。
そのままするりと胸元に手を差し込むと、小瓶を取り出して
「ちょっと目を瞑って……。うん、これでいい」
「なにしたんですか?」
「臭い消し。獣人の嫉妬は怖いからね」
微量の水にしか見えないものが、辺りに振りかけられる。
「じゃあレオンには君が元気そうだってことだけ伝えておくよ。レオンがアズラークに負けないくらい強い成獣になったら、また会えるかもね」
それだけ言い残すと、ルアンはあっという間に窓から深い闇夜に消え去ってしまった。
引き留める間もなかく黒い影が見えなくなる。
俺の心には、レオンに会えなかったこと。それからルアンに聞かされた色々なことがずっしりと圧し掛かって、どうしようもなくため息をついた。
「突然変異が起こったか、それとも進化をしたのか、ですか?」
「みんなそう思ってるけど、違う。俺たち獣人は作られたんだ。ニンゲンに」
「……なに、言ってるんですか?だって、この世界にはニンゲンはいないって」
「ああ、今は『ほとんど』いない。滅ぼされてしまったから」
「……滅ぼされて?」
「そう。その昔、ニンゲンは途轍もなく高い知能をもっていた。自由に生き物の『種』を操作して、他の生き物と組み合わせることができるくらいに。それでニンゲンは思った。これほど頭のいいニンゲンと、力の強い獣を組み合わせたら、きっとより素晴らしいニンゲンが産まれるだろうと。
実験は半分成功で、半分失敗だった。作り出された獣人はニンゲンとは明らかに違う上に、純粋なニンゲンと交わっても子供は獣人の特徴を色濃く残した。
ニンゲンは考えた。これではニンゲンの数より獣人の方が多くなってしまう。いつかか弱いニンゲンは滅ぼされてしまうかもしれない。危険を感じたニンゲンは、それだったら獣人は絶対にニンゲンに逆らえないように、作り出す獣人の心に二つの細工をしようと決めたんだ。
一つ目は獣人がニンゲンを無条件で敬い、愛し、従うように。そうすれば数が少なく腕力が弱いニンゲンでも、傷つくことなく獣人をまとめられるからね。二つ目は、獣人はたった一人のみを「番」と決め、一度決めたら他の個体への性的反応が乏しくなるようにさせた。むやみやたらに繁殖しないようにさせるためにね。そう『本能』に刷り込んだんだ」
ルアンが鋭い爪の生えた指で、自分の胸をトントンとたたく。
「でもまぁ、この通りその目論見は失敗に終わった。本能をいじくられた獣人たちは、ニンゲンに猛烈に求愛をしだした。俺たちは振られたから諦める、なんて繊細な心は持ち合わせていない。無理やり攫って、縛り付けてでも愛を乞う。それで子供は獣人しか生まれないんだったら、必然的に次の世代は獣人だらけだ。考えたらわかることなのにね。こうして、ニンゲンはあっという間に数を減らしていった。残ったのはニンゲンの面影を求める憐れな獣たちだけだ」
「そん……な、ことが」
「長い年月のなかで、ニンゲンが残した知恵も徐々に薄らいでいっている。そうやって、いつしかニンゲンっていう存在そのものがお伽噺になってしまったってわけ。まぁ、昔話はこれでおしまい」
ルアンはにっこりと笑うと、呆然としている俺の頭をぐりぐりと撫でまわした。
「……なんで、俺にそんなことを?」
俺は確かにニンゲンだけど、この世界のニンゲンじゃない。
ルアンは、俺が異世界人だって知っているのかもしれない。
でも、それでもこんな重要で……俺には抱えきれないような獣人の秘密を教えられる理由が分からなかった。
「うーーーーん。君が思った以上に純粋そうで、かわいそうだったからかな」
「……かわいそう?」
「うん。君もじきに分かるよ。この獣人の国でニンゲンとして暮らしていくうちにね」
ぐりぐり撫でられていた手が頭から離れ、ルアンは少しだけ真面目な顔をした。
「それより本題にはいろうか。君は、レオンに会いたい?」
「会いたい!」
レオンに会える。
あんな別れ方をしちゃっていたし、積もる話もめちゃくちゃある。
あのまぶしいほどの笑顔のレオンに会えると思ったら、思わず声が大きくなった。
そんな俺の様子を、ルアンは子供を見るような生温い視線を向けてくる。
「わかった。じゃあ行こう。その色の服だと目立つから、着替えとかある?」
「え……? ちょっと待って。今から会いに行くの?」
今は夜中だ。
たぶん深夜0時をとっくに回っている。
そんな時間に居候の俺が外に出ていくのは、この屋敷の人にだいぶ迷惑じゃないか?
戸惑う俺をよそに、ルアンはベッドから降りると窓辺に向かって視線を向ける。
「当たり前だろ?あ。もう帰れないから、必要なものはちゃんと持ってね」
「へ?なんで??ここ、もう帰れないの?」
「だってサタ君はアズラークに番認定されてるでしょ?他の雄に会わせるために“巣”の外に出すことなんて許されないよ。殺される」
「番認定……って俺が!?いやいやいや!そんなのありえないから!」
俺は思わず大きく首を振る。
番は獣人にとっては生涯たった一人と決めた相手だ。
俺はたしかにアズラークのことが好きになっちゃったけど、アズラークは絶対にそんなこと思ってない。
「え? あんなにあいつは君に夢中なのに?」
「夢中って……勘違いだよ。アズラークは優しいし、俺を丁重に扱ってくれるけど、番とかそういうのじゃないよ。絶対ない」
俺は自分で言って、なんだか少し落ち込んでしまう。
こっちの世界だとニンゲンってだけですごく魅力的らしいのに、アズラークにまったく見向きもされない俺って相当魅力ないんだろうな。
確かに地味な日本人顔だし、身体も薄っぺらいししょうがないけど。
「あー……サタ君。うん。君がそう思ってるんだったら別にいいけど……アズラークも以外とバカだな」
ルアンの唇が、変な形に歪んでひくひく動いてる。
吹き出したいのを我慢しているみたいだ。
「ともかく、君を日中に俺の屋敷に連れていくことはできない。レオンと会うならそのまま俺の屋敷に匿ってあげるけど、もうアズラークのところへは戻せないよ」
「そんなこっそり逃げるような真似できないです……」
アズラークには、最初こそ無理やり連れてこられたけど、それからはめちゃくちゃ良くしてもらってる。
十分すぎるほど衣食住は与えられてるし、俺の帰る方法を探したりしてくれてるのに。
「あらら……じゃあ残念ながら交渉は決裂だね」
まったく残念そうな顔をしていないルアンが、にっこりとほほ笑む。
そのままするりと胸元に手を差し込むと、小瓶を取り出して
「ちょっと目を瞑って……。うん、これでいい」
「なにしたんですか?」
「臭い消し。獣人の嫉妬は怖いからね」
微量の水にしか見えないものが、辺りに振りかけられる。
「じゃあレオンには君が元気そうだってことだけ伝えておくよ。レオンがアズラークに負けないくらい強い成獣になったら、また会えるかもね」
それだけ言い残すと、ルアンはあっという間に窓から深い闇夜に消え去ってしまった。
引き留める間もなかく黒い影が見えなくなる。
俺の心には、レオンに会えなかったこと。それからルアンに聞かされた色々なことがずっしりと圧し掛かって、どうしようもなくため息をついた。
339
あなたにおすすめの小説
帝に囲われていることなど知らない俺は今日も一人草を刈る。
志子
BL
ノリと勢いで書いたBL転生中華ファンタジー。
美形×平凡。
乱文失礼します。誤字脱字あったらすみません。
崖から落ちて顔に大傷を負い高熱で三日三晩魘された俺は前世を思い出した。どうやら農村の子どもに転生したようだ。
転生小説のようにチート能力で無双したり、前世の知識を使ってバンバン改革を起こしたり……なんてことはない。
そんな平々凡々の俺は今、帝の花園と呼ばれる後宮で下っ端として働いてる。
え? 男の俺が後宮に? って思ったろ? 実はこの後宮、ちょーーと変わっていて…‥。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる