84 / 89
第三部
84.覚悟 2
しおりを挟む
大会初日。
午前中はリズムダンスの公式練習が入っていた。
会場には昔の大会の名残の五輪のマークが掲げられていた。
降り立った会場の氷は、とても硬かった。北の方の氷は硬いという噂は聞いたことがあるけれど、本当だったんだな。
初日のリズムダンスは、ステップの正確さだけでなくリンクとの位置関係もかなり重要になってくる。どの景色の時にどのステップが来るのが適切か、リードするのに必要な情報を頭に叩き込む。
勝負に必要なのはスキルと情熱ばかりじゃない。こんな夢のない計算も必要なのだ。
午後一番は、男子ジュニアのショートだった。
ステップについてあんなに悩んでいた上本は、結局先生にもらった元のステップでプログラムを滑っていた。だけど、それは元のものとは同じものには見えないくらい見違えるものになっていた。ステップの部分だけではない。プログラム全体が、要素は何も変わっていないのに素晴らしいものへと彩りを変えていた。これまでは素材のいいものがただ雑然と並んでいた印象だったのに、心躍る演技になっていた。
見ていて夢中になれた。
プログラム一本を通して、音楽が楽しめる。
姫島先生って、こんな素敵なプログラムを作る人だったんだな。
感心と驚きで演技を見終えたけれど、上本が気にしていたステップからのジャンプは失敗に終わり、平野より点も出なかったのが気の毒で、僕は上本に声をかけることができなかった。
上本と平野の応援が終わると、僕たちはリンクへと下りていった。
六分間のウォーミングアップが終わり、いよいよ競技が始まる。
滑走順は一番。
リンクサイドで出番を待つ僕たちの肩に先生が手を置いた。
「多くの方があなたたちのことを応援してくださってるわ。誇りに思って。いい演技を。いってらっしゃい」
「一番。音川陽向・天宮制覇組」
アナウンスが会場に響く。走る緊張。
僕は陽向さんに手を伸ばした。
僕たちは両手を掲げて、舞台の中央へと向かった。
最高のClose to Youを。
みんなのため、陽向さんのため、世界へ行くために。
フォックストロットのゆったりとした明るい音楽が聞こえてきた。僕たちは向かい合ってホールドを組むと、笑顔で滑り出した。
サマーキャンプから三ケ月。プログラムはエレメンツの難易度を上げすっかり様変わりをしたけれど、あの日のような感覚が再び僕たちを包み込んでくれた。
ふたりで一緒に、音楽とひとつになっていく。
彼女の中から溢れ出るイメージが音楽に運ばれて、僕へと届く。それは僕の中にあるものと混ざり合って新しいものに生まれ変わる。そして僕はまたそれを彼女の元へと届ける。僕たちは響き合う。
アイスダンスは、自分一人では絶対に行くことのできない世界に連れていってくれる素晴らしいもの。
不思議なことに、この日のClose to Youは、自分の中から聞こえてくるようだった――
あっという間の二分五十秒。走り切ったような、しんどくて、でもすっきりとした気分だった。
最高の出来だった。
目に入りそうになる汗を拭いた時、遠くに、こちらを向いている大きなカメラが見えた。
リンクを上がると、隣に設けられたキス&クライという得点を待つ場所に通された。これまでシングル専用の場所だと思っていたのだけれど。そこに陽向さんと先生と一緒に座って、掲示板を見上げる。
一番滑走の点数が出るのにはかなりの時間がかかる。いつのまにか三人の手が重なっている。
「ただ今の得点……」
アナウンスの後、電光掲示板に得点が表示された。
Performed Technical Score 32.27
Program Component Score 28.77
Total Segment Score 61.04
61・04。
悪くない。
いや、いい点数だ。
西日本より大きく伸びたこの点数は、エレメンツがちゃんと評価された上に、加点もついた証。東日本の流斗たちの点も上回っている。
三人の重なった手が結ばれ、激しく揺すり合ってお互いの興奮を分かち合った。
僕はここまで来た。
次は流斗、お前の番だ。どんなフォックストロットを見せてくれるのか。
僕はキス&クライを離れると、ペットボトルを手にリンクサイドへと近寄った。
流斗の正面に淡いパステルカラーの衣装に包まれた神宮路さんが立つ。両手を広げホールドを組むと、彼女は笑顔で背中を大きく反らせポーズを取った。
明るい音楽が流れ始める。二人は軽やかに滑り出した。
滑らかで大きい滑り。膝を深く曲げたり、立ち上がったりするアップダウンのステップの連なりが、吹く風に花がそよいでいるかのように見える。いいフォックストロットだ。
その優雅さを邪魔しないリフト。
去年の段階でも僕にないものを感じさせた二人だけれど、今年の彼らは足りなかった道具を手に入れ、描きたいものを思い通りに描けるようになった画家のように思えた。
キーポイントへとさしかかる。ごまかしのない丁寧なエッジの乗り換え。そのタイミングはリズム的にも、二人の調和としても理想的だ。一歩一歩のカーブは深く、スピード感がある。そして何よりそんな技術的なことを競っているなんてことをまったく感じさせないほど、二人は自然にフォックストロットを踊っている。
見る人のほとんどは、その踊りの素晴らしさに見入っていることだろう。
これを見てその水面下のすごさを理解して焦っているのは、アイスダンスをよほどよく知っている人間だけ。ジャッジ以外では、たとえば僕と、陽向さんと、先生……。
彼らはパターンダンスから残りのエレメンツをノーミスで終え、笑顔で拍手をもらった。
「ただ今の得点……」
Performed Technical Score 33.52
Program Component Score 30.94
Total Segment Score 64.46
読み上げられた得点は僕たちよりも三点以上も上回るものだった。
それは予想外の点差だった。
今見たプログラム、要素的にはそんなに点差がつくものではなかったはずなのに……。
この点差は、僕たちの力の差の現れなんだろうか。基礎点が違う、そういう意味なんだろうか。
見事に見えるものには見事に見えるだけの理由があるのだから。
もしそうだとしたら、明日ひっくり返すのはもう……無理じゃないか?
「フィギュアスケートはね、二日で勝負するものなのよ。ここで心が折れたら、本当に負けるわよ」
僕の様子に、先生が力強く言う。
だけど明日、どうすれば勝てるというのか。持てる力のすべてを出してこの結果なのだ。彼らが失敗することに期待しろとでもいうのだろうか。
午前中はリズムダンスの公式練習が入っていた。
会場には昔の大会の名残の五輪のマークが掲げられていた。
降り立った会場の氷は、とても硬かった。北の方の氷は硬いという噂は聞いたことがあるけれど、本当だったんだな。
初日のリズムダンスは、ステップの正確さだけでなくリンクとの位置関係もかなり重要になってくる。どの景色の時にどのステップが来るのが適切か、リードするのに必要な情報を頭に叩き込む。
勝負に必要なのはスキルと情熱ばかりじゃない。こんな夢のない計算も必要なのだ。
午後一番は、男子ジュニアのショートだった。
ステップについてあんなに悩んでいた上本は、結局先生にもらった元のステップでプログラムを滑っていた。だけど、それは元のものとは同じものには見えないくらい見違えるものになっていた。ステップの部分だけではない。プログラム全体が、要素は何も変わっていないのに素晴らしいものへと彩りを変えていた。これまでは素材のいいものがただ雑然と並んでいた印象だったのに、心躍る演技になっていた。
見ていて夢中になれた。
プログラム一本を通して、音楽が楽しめる。
姫島先生って、こんな素敵なプログラムを作る人だったんだな。
感心と驚きで演技を見終えたけれど、上本が気にしていたステップからのジャンプは失敗に終わり、平野より点も出なかったのが気の毒で、僕は上本に声をかけることができなかった。
上本と平野の応援が終わると、僕たちはリンクへと下りていった。
六分間のウォーミングアップが終わり、いよいよ競技が始まる。
滑走順は一番。
リンクサイドで出番を待つ僕たちの肩に先生が手を置いた。
「多くの方があなたたちのことを応援してくださってるわ。誇りに思って。いい演技を。いってらっしゃい」
「一番。音川陽向・天宮制覇組」
アナウンスが会場に響く。走る緊張。
僕は陽向さんに手を伸ばした。
僕たちは両手を掲げて、舞台の中央へと向かった。
最高のClose to Youを。
みんなのため、陽向さんのため、世界へ行くために。
フォックストロットのゆったりとした明るい音楽が聞こえてきた。僕たちは向かい合ってホールドを組むと、笑顔で滑り出した。
サマーキャンプから三ケ月。プログラムはエレメンツの難易度を上げすっかり様変わりをしたけれど、あの日のような感覚が再び僕たちを包み込んでくれた。
ふたりで一緒に、音楽とひとつになっていく。
彼女の中から溢れ出るイメージが音楽に運ばれて、僕へと届く。それは僕の中にあるものと混ざり合って新しいものに生まれ変わる。そして僕はまたそれを彼女の元へと届ける。僕たちは響き合う。
アイスダンスは、自分一人では絶対に行くことのできない世界に連れていってくれる素晴らしいもの。
不思議なことに、この日のClose to Youは、自分の中から聞こえてくるようだった――
あっという間の二分五十秒。走り切ったような、しんどくて、でもすっきりとした気分だった。
最高の出来だった。
目に入りそうになる汗を拭いた時、遠くに、こちらを向いている大きなカメラが見えた。
リンクを上がると、隣に設けられたキス&クライという得点を待つ場所に通された。これまでシングル専用の場所だと思っていたのだけれど。そこに陽向さんと先生と一緒に座って、掲示板を見上げる。
一番滑走の点数が出るのにはかなりの時間がかかる。いつのまにか三人の手が重なっている。
「ただ今の得点……」
アナウンスの後、電光掲示板に得点が表示された。
Performed Technical Score 32.27
Program Component Score 28.77
Total Segment Score 61.04
61・04。
悪くない。
いや、いい点数だ。
西日本より大きく伸びたこの点数は、エレメンツがちゃんと評価された上に、加点もついた証。東日本の流斗たちの点も上回っている。
三人の重なった手が結ばれ、激しく揺すり合ってお互いの興奮を分かち合った。
僕はここまで来た。
次は流斗、お前の番だ。どんなフォックストロットを見せてくれるのか。
僕はキス&クライを離れると、ペットボトルを手にリンクサイドへと近寄った。
流斗の正面に淡いパステルカラーの衣装に包まれた神宮路さんが立つ。両手を広げホールドを組むと、彼女は笑顔で背中を大きく反らせポーズを取った。
明るい音楽が流れ始める。二人は軽やかに滑り出した。
滑らかで大きい滑り。膝を深く曲げたり、立ち上がったりするアップダウンのステップの連なりが、吹く風に花がそよいでいるかのように見える。いいフォックストロットだ。
その優雅さを邪魔しないリフト。
去年の段階でも僕にないものを感じさせた二人だけれど、今年の彼らは足りなかった道具を手に入れ、描きたいものを思い通りに描けるようになった画家のように思えた。
キーポイントへとさしかかる。ごまかしのない丁寧なエッジの乗り換え。そのタイミングはリズム的にも、二人の調和としても理想的だ。一歩一歩のカーブは深く、スピード感がある。そして何よりそんな技術的なことを競っているなんてことをまったく感じさせないほど、二人は自然にフォックストロットを踊っている。
見る人のほとんどは、その踊りの素晴らしさに見入っていることだろう。
これを見てその水面下のすごさを理解して焦っているのは、アイスダンスをよほどよく知っている人間だけ。ジャッジ以外では、たとえば僕と、陽向さんと、先生……。
彼らはパターンダンスから残りのエレメンツをノーミスで終え、笑顔で拍手をもらった。
「ただ今の得点……」
Performed Technical Score 33.52
Program Component Score 30.94
Total Segment Score 64.46
読み上げられた得点は僕たちよりも三点以上も上回るものだった。
それは予想外の点差だった。
今見たプログラム、要素的にはそんなに点差がつくものではなかったはずなのに……。
この点差は、僕たちの力の差の現れなんだろうか。基礎点が違う、そういう意味なんだろうか。
見事に見えるものには見事に見えるだけの理由があるのだから。
もしそうだとしたら、明日ひっくり返すのはもう……無理じゃないか?
「フィギュアスケートはね、二日で勝負するものなのよ。ここで心が折れたら、本当に負けるわよ」
僕の様子に、先生が力強く言う。
だけど明日、どうすれば勝てるというのか。持てる力のすべてを出してこの結果なのだ。彼らが失敗することに期待しろとでもいうのだろうか。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
黒に染まった華を摘む
馬場 蓮実
青春
夏の終わりに転校してきたのは、忘れられない初恋の相手だった——。
高須明希は、人生で“二番目”に好きになった相手——河西栞に密かに想いを寄せている。
「夏休み明けの初日。この席替えで、彼女との距離を縮めたい。話すきっかけがほしい——」
そんな願いを胸に登校したその朝、クラスに一人の転校生がやってくる。
彼女の名は、立石麻美。
昔の面影を残しながらも、まるで別人のような気配をまとう彼女は——明希にとって、忘れられない“初恋の人”だった。
この再会が、静かだった日常に波紋を広げていく。
その日の放課後。
明希は、"性の衝動"に溺れる自身の姿を、麻美に見られてしまう——。
塞がっていた何かが、ゆっくりと崩れはじめる。
そして鬱屈した青春は、想像もしていなかった熱と痛みを帯びて動き出す。
すべてに触れたとき、
明希は何を守り、何を選ぶのか。
光と影が交錯する、“遅れてきた”ひと夏の物語。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる