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02 ルームメイト
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うちの男子校は全寮制。ルームメイトは同じクラスの竹内君で、ウフルカットの細マッチョのイケメンだ。サッカー部で運動神経はクラスの中では上位に入る。そんな竹内君だが、風呂から戻った自由時間、妙なことを言い出してきた。
「昨日、成瀬と保健室で何してたのさ?」
「え?」
「成瀬、戻ってくるの遅かったから」
「ああ……保健の先生がいなくて呼びに行ってくれてたんだよ」
「へぇ」
本当は嘘だ。保健室のベッドで俺はあの後成瀬と唇をかわした。初めてのキス。お互い裸になり、見つめ合って、それから二度目のキスをした。俺の下半身は大きくなり、成瀬のも大きくなっていた。俺達は互いのを触り合って…… 。
すると、いきなり竹内は俺を引っ張り足を引っ掛け床に倒すと、その上に竹内が乗っかってきた。
(か、顔が近い……)
「え!? 何??」
「嘘だろ。本当は何があった? 成瀬に襲われたのか?」
「え?」
「言いたくなかったら言わなくていい。ただ、成瀬が保健室から戻ってきた時、奴の制服が行った時より乱れていたから。それに、今日の風呂。あいつわざとお前の隣に座っただろ」
「あれは……」
「ほらな。お前も気づいてるんだろ? 成瀬はお前に気がある。お前はそれに気づいて成瀬ばかりを見ていた」
「どうしてそれを」
「俺とお前は、同じルームメイトだろ」
「……」
「安心しろ。誰にも言わない。だが、成瀬も大胆だな。お前を襲うだなんて」
「え? いや、違う」
「違う?」
「いや、だから……その……」
「嫌じゃないのか?」
「た、竹内君、多分勘違いしてるよ。なにもなかったよ。本当だよ」
「なら、成瀬のあの行動はなんだ? お前がいいと言ったのに成瀬はお前を立たせ保健室へ連れ込んだ」
「そ、それは……」
「もういい。成瀬に直接聞く」
「いやいやいやちょっと待とう。ね?」
「なんで?」
「なんでって言われても……」
「なんか弱み握られてるの?」
「いや、そんなんじゃなくて……」
すると、竹内君は俺から離れ立ち上がる。そして、腕を組み考え込むと「分かった」と言った。
「お前がそう言うなら成瀬には聞かない。だから、もう成瀬には近づくな」
「え、だから成瀬とは」
「もうそれは言わなくていい。お前のことはルームメイトのこの俺が守ってやるから」
(ど、どうしよう……これ勘違いだけど本当の事は言えないし……なんとかして成瀬に伝えないと)
だが、そう単純にはいかなかった。ずっと竹内は俺から離れようとせず、トイレの時も、体育の着替えの時も、風呂の時も、俺から離れることはなかった。
「昨日、成瀬と保健室で何してたのさ?」
「え?」
「成瀬、戻ってくるの遅かったから」
「ああ……保健の先生がいなくて呼びに行ってくれてたんだよ」
「へぇ」
本当は嘘だ。保健室のベッドで俺はあの後成瀬と唇をかわした。初めてのキス。お互い裸になり、見つめ合って、それから二度目のキスをした。俺の下半身は大きくなり、成瀬のも大きくなっていた。俺達は互いのを触り合って…… 。
すると、いきなり竹内は俺を引っ張り足を引っ掛け床に倒すと、その上に竹内が乗っかってきた。
(か、顔が近い……)
「え!? 何??」
「嘘だろ。本当は何があった? 成瀬に襲われたのか?」
「え?」
「言いたくなかったら言わなくていい。ただ、成瀬が保健室から戻ってきた時、奴の制服が行った時より乱れていたから。それに、今日の風呂。あいつわざとお前の隣に座っただろ」
「あれは……」
「ほらな。お前も気づいてるんだろ? 成瀬はお前に気がある。お前はそれに気づいて成瀬ばかりを見ていた」
「どうしてそれを」
「俺とお前は、同じルームメイトだろ」
「……」
「安心しろ。誰にも言わない。だが、成瀬も大胆だな。お前を襲うだなんて」
「え? いや、違う」
「違う?」
「いや、だから……その……」
「嫌じゃないのか?」
「た、竹内君、多分勘違いしてるよ。なにもなかったよ。本当だよ」
「なら、成瀬のあの行動はなんだ? お前がいいと言ったのに成瀬はお前を立たせ保健室へ連れ込んだ」
「そ、それは……」
「もういい。成瀬に直接聞く」
「いやいやいやちょっと待とう。ね?」
「なんで?」
「なんでって言われても……」
「なんか弱み握られてるの?」
「いや、そんなんじゃなくて……」
すると、竹内君は俺から離れ立ち上がる。そして、腕を組み考え込むと「分かった」と言った。
「お前がそう言うなら成瀬には聞かない。だから、もう成瀬には近づくな」
「え、だから成瀬とは」
「もうそれは言わなくていい。お前のことはルームメイトのこの俺が守ってやるから」
(ど、どうしよう……これ勘違いだけど本当の事は言えないし……なんとかして成瀬に伝えないと)
だが、そう単純にはいかなかった。ずっと竹内は俺から離れようとせず、トイレの時も、体育の着替えの時も、風呂の時も、俺から離れることはなかった。
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