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新たな一日、変わらない毎日
しおりを挟む『聖なる傷薬』と『命の香水』、ラーチェルが調香府の面々と力を合わせて作った香水は、瞬く間に評判になった。
商品化して流通するまでは少し時間がかかるが、職人たちに作り方の指導をして、作業工程が書かれたレシピを渡してしまえば完全にそれはラーチェルの手からも調香府の手からも離れるのである。
「災いあって──なんて言葉があるけれど。ナターシャの一件で、聖なる傷薬の効能も皆に知らしめることができたし、殿下の勇ましさも、ミーシャ様の可憐さもより際立ったわ」
「あんな事件がなくとも、ラーチェルの香水は評判になっていました。薬草臭くない、香り付きの傷薬なんて画期的ですし」
「今までの傷薬は、効能もイマイチで、しかも臭かったからね」
調香府では、ルルメイアを筆頭に、ヴィクトリスもアベルもあの日の出来事をラーチェルに気を使うことなく、いつもの日常の延長のように話している。
どんなことが起こっても日常の一つとしてしまう彼らの淡々としたやりとりには、いつも救われている。
たとえばラーチェルが婚約を反故にされたときも。
オルフェレウスに酔って結婚を申し込んだ時も。
ここにいる同僚たちは、ラーチェルを馬鹿にすることもなく、必要以上に気を使うこともなく、いつも通りだ。
安心するし、落ち着く。肩の力が抜けるし、不自然に言葉を選ばずに、会話をすることができる。
本当ならば、ナターシャといる時もそうでなくてはいけなかったのだろう。
できなかったなぁと、思う。
ナターシャはあのあと、騎士団によって拘束されて牢獄に入れられた。
「ナターシャ、私のことが嫌いだったの? あなたに何かしてしまった? 気づかなくてごめんなさい」
去っていく背中にそう、声をかけることしかできなかった。
彼女を擁護することはできない。彼女の罪は多くの人々が見ていた。
危害を加えられた令嬢たち、集まっていた多くの人々。誰かが命を落とさなかったことだけが幸いであったと思えるほどに、危険な行為をナターシャはしてしまった。
「あなたの全部が嫌いよ! 昔から大嫌いだった! あなたなんていなくなればいい!」
ナターシャは最後にそう怒鳴ったきり、口を閉ざした。
ヴィクトリスやミーシャは「あんな人は気にしなくていい」「分かり合えない人もいるわ」と言っていた。
それでも──幼い頃に遊んだ日々や、共に過ごした学生時代。
全てが全て、嫌な思い出だったというわけではないのだ。
ラーチェルにとってはそうでも、ナターシャにとってはそうではなかったのかもしれないが。
ナターシャはルイによって領地に連れ戻されたのだという。
今後一切オランドル家から出さないという条件付きで、保釈金を支払った上で釈放を許可したのだとオルフェレウスに聞いた。
ルイからの謝罪の手紙には、ナターシャがラーチェルについての嘘を、ルイやルドランについていたと書かれていた。
程なくしてルドランからの謝罪の手紙も来たので、それは本当のことだったのだろう。
オルフェレウスは二人からの手紙を共に読んで「私にとっては幸運だった」と呟いていた。
「オランドル侯は、悪い人間ではないのだろう。不運だったとしか言いようがない。だが、ラーチェルを間近で見て、君と友人であり幼馴染という羨ましい立場にいながら君を疑うなど、私には理解できないな」
「オルフェ様だったら、信用してくださいましたか、私のことを?」
「当然だ。君のことをずっと見ていたと言っていただろう。疑う余地など一つもない」
それは──少々贔屓目もあるのではと感じたが、オルフェレウスがきっぱりと言い切ってくれたことは嬉しかった。
ナターシャの嘘に、実際オルフェレウスは惑わされなかった。
その上で、ナターシャをわざと傷つけたのだ。それはもう二度と関わるなという牽制だったのだが、もしかしたらオルフェレウスのその行動が、ナターシャに火をつけてしまったのかもしれないなと溜息をついていた。
「もっと穏便におさめる方法もあったのだろう。だが、悪心を抱いている人間は、何かの拍子に逸脱した行動をとってしまうものだ。いつかはこうなっていた。遅かれ早かれ。思い詰めた人間の行動力というものは、凄まじいからな」
オルフェレウスは自らの母や、ルーディアスの母を、ナターシャに重ねているようだった。
もちろん彼女たちとナターシャは違う。
けれど、取り返しのつかないことをしてしまったという意味においては、同じだろう。
ナターシャが何を思ってラーチェルを陥れようとしていたのか、ラーチェルにはわからない。
ルイの手紙には、ナターシャについてはほとんど書かれていなかった。
ただ「皆から可愛いと褒められて、怒られもせず、思い通りに生きてきたのだろう。そうしてしまった僕にも責任がある」とだけ、書いてあった。
ナターシャはきっと、ラーチェルが心底嫌いだったのだろう。
ルイのこともオルフェレウスのことも好きではなく、ラーチェルが嫌いで自分自身が何よりも好きだった。
ただそれだけだ。そう、思うしかない。
ナターシャとルイ、二人の友人をなくしても、ラーチェルの日々は続いていく。
以前のラーチェルならば、しばらくは落ち込んでいただろう。
けれど、すぐに割り切って、頭を切り替えることができた。
それはきっと、もっとかけがえのないものを得ることができたからだ。
ラーチェルは、調香府での仕事を終えると、騎士団本部にオルフェレウスを迎えに行った。
その肩には、エルゥがちょこんと乗っている。
この国にはまだまだ不思議がたくさんある。知らない香りも、知らない植物も。
そしてエルゥのことも。
多くの神秘に囲まれて生きているのだと感じると、ラーチェルの心は軽くなった。
人と人との繋がりは時に重く苦しいが、けれど輝いていて温かいものでもある。
それは、植物たちによく似ている。美しい花でも毒がある。その毒は、普段は誰も傷つけない。
植物たちの身を守るためのものだ。けれど何かの拍子に、人を死に至らしめることがある。
美しく香り高く癒されるものでもあり、危険で凶悪なものでもある。
ただ一つ違うのは、植物たちには人を害しようという意思はないが、人にはそれがあるということだ。
──それでも、ただ毒々しいだけだとは、信じたくない。
できればいつか、ナターシャとも和解ができたらいい。
けれど今は、難しいのだろう。
「オルフェ様、今日もお疲れ様でした。一緒に帰りましょう?」
「あぁ」
オルフェレウスが執務机の立派な椅子から立ち上がる。
それから、片手にバスケットを持ち上げた。
「今日も、とても美味しかった」
「ラーチェル様、今日はひよこでした」
「ひよこ弁当でしたよ」
「ルーディアス殿下が大変喜んでいました」
「人だかりがすごかったですよ」
オルフェレウスの言葉を遮るように、彼の部下たちがラーチェルに向かって笑いながら言う。
ラーチェルはくすくす笑った。
今日のひよこオムライス弁当は、シエラのものと間違えたわけではない。
「今日は、シエラ姫様とお揃いなのですよ、ね、オルフェ様」
「あぁ。美味しかった。それに、よくできていた」
「ふふ……喜んでくださって嬉しいです。シエラ様もとても喜んでいましたよ」
ひよこオムライス弁当は、シエラのリクエストである。
オルフェレウスは二個も違うものを作るのは手間だろうと、同じでいいとラーチェルに言ったのだ。
そういうわけで、ラーチェルは思う存分可愛らしいひよこオムライス弁当を二つ、作らせてもらった。
これが初めてではなく、前回は猫さんサンドイッチ弁当だったし、前々回はヤマアラシミートパイ弁当だった。
最近ではオルフェレウスが可愛い弁当を食べているというのが評判になり、たくさんの見物人が来るそうだ。
その中で黙々とラーチェルの弁当を食べているオルフェレウスの姿が面白いらしい。
一番楽しんでいるのはルーディアスで「悪魔も形なしだなぁ、とても可愛いぞ」と、オルフェレウスの周りをうろうろしては、彼に大変迷惑がられていた。
「私が食事をしている姿の何が面白いのか、理解できない」
「団長は優しくなりました」
「団長は話しやすくなりましたね」
「ラーチェル様のおかげです」
「オルフェ様は昔から、真面目で真っ直ぐで自分に厳しくて、それから優しい方だったのですよ、きっと。私は最近オルフェ様を知り始めたばかりなのですが、新しい発見がたくさんあります」
「たとえばどんな!?」
「知りたいです!」
「……騒がしい。ラーチェルに気安く話しかけるな」
やや不機嫌になり始めるオルフェレウスに、ラーチェルは手を差し伸べた。
「帰りましょうか、オルフェ様」
「……あぁ」
手を繋いで、ラーチェルはオルフェレウスと共に帰り道を歩く。
「今日はどこかで食事をしていきましょう? 明日は休みですから、夜更かしをしましょうか」
「そうだな。朝まで起きていてもいいぐらいだ。眠るのが、勿体無い」
「ふふ、そうですね。私も同じです。何を食べましょうか、エルゥは何が食べたいですか?」
『うーん……肉が食べたいな』
「では、お肉を食べにいきましょう。美味しいお店を知っているので、案内しますね?」
夕日に照らされた街も、行き交う人々も。
オルフェレウスと手を繋いで歩いているというだけで、変わらない毎日が特別なもののように思える。
香水は、生活に彩りを与えてくれるものだ。
美しい瓶も、いい香りも。
それがなくても人は生きていける。けれど──生活が華やぐことはきっと誰かの幸福につながる。
そう、信じていたい。
ラーチェルはオルフェレウスを見上げて微笑んだ。
夕日に照らされた生真面目な顔が、その瞳が柔和に細められて和らぐのを、ずっと見ていたいと思う。
あなたの隣にいられるのが奇跡だとしたら。
それはなんて素敵なことだろう。
夕方の空に一番星が輝いている。夜が来て、朝が来て。
それでもずっと一緒にいられる人がいる安心感に。
繋いだ手の力強さと温もりに、ラーチェルはなぜだか涙が一雫こぼれるのを感じた。
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