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篭絡とは違うもの 2
しおりを挟む軽く歯を立てた手首を、今度は優しく舐られる。
それから、開かれたドレスからまろびでている胸の小さな突起を、ぱくりと口に含んだ。
ちゅる、と吸われて、ちろちろと先端を舐られる。
あまりのことに、メルティーナは両手で顔を隠した。
恥ずかしい。なによりも気持ちがいいと感じてしまうことが。
「ぁ、あ……っ、ディル、様……っ、ゃ、あう……っ」
「ティーナ……俺の、ティーナ。可愛い。罪深いほどに愛らしいな。……君が欲しくて、おかしくなりそうだった。ずっと」
「でぃる……っ、ゃ、ああっ」
両胸をひとまとめにされて、両方の乳首をじゅううと吸われる。
ディルグの眉が、ひそめられている。頬が上気して、その瞳は欲に輝いている。
いつも優しく、雄々しく美しい、欲望の気配など微塵も感じさせないディルグが、そんなことをしているのが信じられなかった。
あぁでもきっと。
これが愛されるということなのだろう。
言葉だけでは足りない。触れあう手だけでは、重なる唇だけでは足りない。
「ティーナ、気持ちいいのか?」
「聞かないで、くださ……っ」
「教えてくれ。不安なんだ。俺は君を、好くできているのか。傷つけていないか」
ディルグも、同じなのだろう。
はじめてで。手探りで。何が正解なのかがわからない。
そう思うと、メルティーナは少し安心した。
快楽を感じてしまうのが正しいのか、おかしくないのか。奇妙な姿を見せてしまい、彼に嫌われたらと──考えてしまう。
「……っ、ぁ、あ、きもちい、です……ディルグ様に触られたところ、全部、あつくて……きもち、い……」
「もっと、気持ちよくしたい。君を、俺の手で。君の顔が見たい。君の全てを知りたい」
大丈夫だと伝えたくて必死に言葉を紡いだ。
ディルグは僅かに掠れた低い声でそう言って、メルティーナの両足を開いた。
スカートがたくしあげられる。
白いレースの下着は蜜に濡れている。メルティーナは大きく目を見開いた。
見られてしまった。下着を濡らしてしまっているのを。
見開いた瞳から、はらはらと涙がこぼれた。
「ディルグ様、見ないでくださ……っ、ごめんなさい、私、だめ……っ」
「ティーナ。いい匂いがする。甘くて、美味しそうな」
「だめ、だめです……やぁ……あ、あ……っ!」
ディルグはメルティーナの下着を指でずらした。
クロッチに愛液の糸がひいている。
ふわりと漂う女の香りに誘われるように、鼻先をその場所に近づける。
それから、ためらいもせずにふっくらとした薄桃色の媚肉の間に舌を這わせた。
「や、ぁ……っ、ぃやぁ……っ、だめ、きたないです、だめ……っ」
「君の体に汚い場所などないよ、ティーナ。こぼしたら、勿体ない。食べさせてくれるのだろう?」
「ふ、ぁ……ディルグ様、そんなところ……や、ぁああ……っ」
今までの比ではないほどの恥ずかしいことをされて、メルティーナはすんすん泣きじゃくった。
こぼれる愛液を啜られて、下から上へぬちゅぬちゅと、自分でもほとんど触れたことのないような場所を舐られる。
「せ、せめて湯浴みを……っ、ディルグ様、だめ……っ、あ、あ……っ」
「すごいな、ティーナ。気持ちいいのだな。舐めるほどに、あふれてくる。……嬉しい」
「ひ、ぁ……あ……っ」
舌先が肉の狭間をまさぐり、隠れていた小さな芽を見つけ出す。
ぬりゅりと舌で包まれるようにされると、激しい快楽がメルティーナに襲いかかる。
「や、そこ……っ、いやぁ……っ」
「小さいな、ティーナ。こんなに小さな場所が、気持ちいいのか。可愛い」
声に艶が混じる。メルティーナは軽く腰を浮かせた。
足先に力が入り、靴が脱げる。逃げようとする腰をディルグは力強い手で掴んだ。
「あっ、ああっ、ん……っ、ディルグさ……っ、やあぁ……っ」
「……もっと、声が聞きたい。可愛くて、おかしくなりそうだ」
「でぃる……っ、あ、ひ……っ、ゃ、あああ……っ」
小さな肉芽の薄皮を、舌先で剥かれる。
顔を出した赤い粒を、ディルグは容赦なく舐った。ぱたりと揺れる尻尾が、メルティーナの足や太股の内側を撫でる。
頭の奥がじんじんする。気持ちいい。
おかしくなりそうなほどの快楽が体中をかけまわり、メルティーナはいやいやと首をふった。
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