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聖女の魔力と豊穣の秋
自己嫌悪のち開き直り ※フィオルド視点です 1
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悪趣味だなと、何度も思う。
それでも、自分を抑えることができない。
「ふぃお、さま……こえ、でちゃ……だめ……っ」
か細く、繊細な声が聞こえる。
いつもは雪解けの春を思わせる、軽やかで優しく甘い声だが、今は哀れなほどに震えている。
どうしようもなく劣情を煽る、愛らしい声だ。
どこまでも甘く、阿るような響きを帯びた声を聞くと、触れるとすぐに壊れてしまう硝子細工のように繊細で、手を伸ばすと逃げてしまう小鳥のように臆病なリリィが、私に全てを曝け出して委ねてくれていることを強く感じることができる。
暗く深い独占欲が満たされていく。
リリィの足を大きく開かせて、白いレースの下着に飾られている隠された場所に舌を這わせていた私は、顔を上げた。
滴る愛液は果実のように甘く芳しい。
唾液と愛液でしとどに濡れて色を変えた下着から舌を離すと、やや滑り気を帯びた銀糸が舌から繋がった。
制服のスカートを自分でたくし上げているリリィの手が震えている。
快楽を必死に我慢して、壁に背を預けて立っているリリィの柔らかそうな白い内腿が、痙攣をしている。
唇を舐めて、思わずごくりと喉を鳴らした。
何も知らなかったリリィに、触れたらすぐに蕩けるようにその体に何度も触れて、性感帯を覚え込ませたのは私だと思うと、ぞくりとした何かが背筋を駆け登った。
指先でリリィの濡れた下着をずらして、誰にも触れられたことのないような綺麗な桃色をしている隠された場所をあらわにする。
ふっくらとした花弁が、てらてらと光っている。
花弁からのぞく小さな芽は充血して、小指の先ほどの大きさに肥大している。
舌先でつつくと、先ほどよりも強い刺激に、リリィはがくがくと足を痙攣させて、ぺたんと床に座り込んだ。
「……っ、ごめ、なさ……わたし……っ」
本当はもっと追い詰めたかったが、限界なのだろう。
我慢しきれずにすぐに達してしまうリリィが、食べてしまいたいぐらいに愛らしい。
しどけなく足を開いて、制服を乱して私の前に座り込んでいるリリィに、私は自分でも嘘くさいと感じるぐらいの笑みを浮かべて、その頬に触れた。
触れた手のひらに頬を擦り付けて甘えてくるリリィが、有体に言ってーー死ぬほど可愛い。
「リリィ、……我慢、できなかった?」
「気持ち、よくて……私、ふぃおさまにしていただくと、すぐ……」
「イってしまう?」
普段なら使わないような言葉を使ってリリィに尋ねると、羞恥からだろう、頬がいっそう赤く色づいた。
やや吊り上がり気味の大きな瞳が、とろりと蕩ける様を、じっと見つめる。
はらはらと溢れる涙を、はしたなく溢れる愛液を、全て啜ってしまいたい。
リリィの体からこぼれたものが私の臓腑に流れ落ちて私の体のものになると思うと、たまらない。
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