すれ違わない二人の結婚生活

能登原あめ

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領地で新婚生活編

26 ピクニック! ピクニック? *

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 前回のピクニックは、りんご酒のせいでちょっと物足りない結果となった。
 もう一度。
 二人きりで甘ーい時間を過ごしたい!
 そう思って僕らは湖に来ていた。

 まだ湖に入れるくらい気温も高いけど、風は涼しいと感じるくらいだから、アンジーが風邪をひかないようにブランケットを多めに持った。
 二人でくるまってもいいし、ブランケットを重ねた上であれやこれやするのもイイ!

「ヴァル! 来て!」

 かわいいっ。
 アンジーがはしゃぐなんて珍しい。
 この瞬間を記憶に焼きつけようとカッと目を見開いた。
 この時間を全て記録できたらいいのに。

「あそこに見える木って、胡桃かな? 歩いて行くと遠いかな?」
「深くないから一緒に湖を渡って拾いに行こうか。……手を繋いで行けば大丈夫だよ」
「本当? ヴァルがそう言うなら」

 やった!
 ちゃんとアンジーの着替えも持っているんだ。
 誰も来ないから下着姿になって、湖の中へ。

「ヴァル、泳げないけど、大丈夫?」
「うん、任せて」

 また一つ夢が叶う。
 もしかしたらアンジーの胸くらいの深さくらいあるかもしれないけれど、万一の時は僕が抱き上げればいいし!

「ヴァル……絶対に手を離さないで?」

 思ったより深くて、不安がるアンジーの腰を腕を回して、チュッと口づけする。

「大丈夫だよ。じゃあ、首につかまって?」

 ぴたりと柔らかい身体を押しつけてくるから、お尻の下に腕を回して抱えるように持ち上げる。

「きゃっ……!」

 ちょうどアンジーの胸がふにゃっと僕の顔に当たった。
 あ、やばい。
 僕の俺が起き上がる。

「アンジー……怖い?」
「ん……、大丈夫。ヴァルは落とさないって信じてるから」

 アンジーの信頼がつらいっ!
 このままよろけて水の中に倒れて、キャッキャしようと思っていたのに!

「うん……アンジー、落とさないからキスしてほしいな」

 キスしてくれたら僕頑張るから。
 このまま無事に、岸へ……。

「大好き、ヴァル……」

 そっとかがんで、僕の唇に触れる。
 何度か啄んだ後、アンジーの舌が僕の口内へ忍び込む。

 甘くてたまらない。
 アンジー、甘えてるの?
 でも、僕こんなことされると……。

「ごめん!」

 アンジーの後頭部をガッチリ抑えて口づけに夢中になった。

 ブランケットの上まで待てない!
 このまま奪ってしまいたい。
 
 張りついた下着をなんとかずらし、僕の俺をアンジーの女神様に押し当て、ゆっくり挿入する。

「あっっ……ヴァルっ……!」

 ぎゅっとしがみつくアンジーが愛おしい。

「ごめん。かわいくて、どうしても欲しくなっちゃったんだ……」
「……して、……いいよ……?」

 きゅうん。
 どうしてそんなに優しいんだろう?
 僕、自分勝手だったのに。

「嬉しい。大好き……アンジーは僕に甘すぎるよ」
「……ヴァルのほうが、私に甘いと、思うわ……」
「そんなことない! 僕はもっともっと、アンジーを甘やかしたいんだけど!」
「それは……私、ヴァルに頼り切ってしまってダメだと思うの。今だってこんなに好きなのに」

 そうなったって、いいのに!
 急いで浅瀬に向かい体勢を整えた。
 僕と僕の俺はアンジーへの想いをありったけこめて、抱えたまま腰を打ちつける。

「ヴァルっ……!」

 いつもと違う状況にアンジーの女神様がきゅうきゅう締めつけて僕の俺を搾りとろうとうごめいている。
 そして僕にしがみつくアンジーがとにかくかわいくて愛しい。

「大好き、アンジー!」

 こんなの、たまらなくて僕がんばれちゃうよ!
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