【R18】特攻E小隊

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第二章 E小隊・南方作戦

第十四話 尋問

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 今日も夕食にフライドポテトが付いた。
 このところ毎日だけど、私が残さないので好物とでも思われたのかしら……などと考えながらエルは、いつものように毛布の下に数本隠した。
 そして、夜が更けたころ、小隊長の事を思い出しながら右手にポテトを構え、左の中指で股間の割れ目の間にある小さくぷくっとした部分を優しくさする。

 んんっ……あっ……あっ……ふん―っ……
 左手がびしょびしょになるくらい、乙女の清水が湧き出していて、自分がすごく感じているのが判る。

 ん―っ、ん―つ……えっ、エクスプロージョン!

 ……ひゅんっ……
 ……あれ、どうしたんだろ……マナが収束しない。というよりマナが身体から出てこない! こんなに気持ちいいのに、一体どうしたの? どこか体調崩したのかしら?

 そう思案していたら、ドアの向こうで声がした。
「出ろ! 親衛隊長がお呼びだ!」

 守備兵に小突かれながら、言われた部屋に入ると見おぼえのある顔があった。
(たしか、最初にここで会った……ワイズマン?)
 そして、エルはその後ろに目をやった。
「? メグさん!」
 メグは、自分に気付いていないのか、こちらを見ない。意識がないのか?
「メグさん! 大丈夫ですか? 私です! エルです!」
「うるさい、おとなしくしろ!」
 守備兵に銃床で小突かれる。

「ご心配なく。別に危害を加えたりした訳じゃありません。ちょっと眠ってもらっているだけです。これからここで起こることを彼女に知られないほうがいいかと思いましてね」
 これから何が起こるのかエルには全くわからないが、本能的な恐怖が全身にまとわりつく。

「大丈夫ですよ、エルさん。あなたが回答を間違えなければ誰も傷ついたりしません。素直に私の質問に答えて下さいね」
 尋問! 何を聞き出そうというのかしら。私みたいな下っ端じゃ、作戦の事とか何もわからないのに。

「それでは、おたずねしますよ、エルさん。
 昨年、中央平原でドラゴンを殺ったのはあなたですね?」
「えっ、は、はい……」

 予想外の質問で驚いたが、ヘタなウソは通用しそうにない。メグの事もあるし、なんとかうまく切り抜けないと……

「それでですね。あれを……あの攻撃を、もう一度やって見せていただけませんか?」
「そ、それは……無理です。出来ません。あの時は、とにかく必死で、どうやったかも自分でもよく思い出せないんです」
「ほ―、そうですか。もうお分かりだと思いますが、私にごまかしは通用しませんよ。それでは、これをご覧いただきましょうか」

 ワイズマンはそういうと、手元のリモコンのスイッチを入れた。
 そして脇に置いてあったモニタに映し出されたのは……

『ん、んんっ……、あ、あん、あん……
 くふ―――、あああ――、エクスプロージョン!』

 いやだ! これ私の……ずっとカメラで撮られていたの? 
 やっぱり監視されていたんだ…………
 その瞬間、エルの頭の中が真っ白になって何も考えられなくなった。あまりに恥ずかしすぎて体中がガタガタ震え、身体が膝から崩れ落ちる。

「あなた、どうやら、気持ち良くなると破壊力が上がる体質のようですね。つまりあの時、多分一人でオナニーするより、もっと気持ち良い事をしたんではないですか。私はそれが何か知りたいんです。もう観念して楽におなりなさい!」
「…………いいえ、本当にわからないんです……。
 生きるか死ぬかの瀬戸際で、異常に興奮したとしか……」
 本当に消えてしまいたい気分だが、このまま殺されてもしゃべるものか!
 わずかに残るエルの理性が賢明に歯を食いしばっている。

「やれやれ頑固ですね。私、拷問や自白剤みたいなものは嫌いでして、出来ればあなたが自発的にお話してくれるのがありがたかったんですが……しかたありません。こっちの方に聞いてみましょう」
 そう言いながら、ワイズマンは、意識がないであろうメグの髪の毛をぐいっとつかんで強く引っ張り上げた。

「メグさんに、何をするんですかっ!」
「何って、別に。あなたがしゃべって下さらないので、こちらの方に聞いてみようかと……とりあえず、耳でも落としてみましょうかね」
 そういいながら、ワイズマンは、三十cmほどの軍用ナイフを手にもった。

「いや―――、やめて―――」
 エルは今にもとびかかろうとするが、守備兵に羽交い絞めにされている。

「ですから、エルさん。何度も申し上げておりますが、あなたがちゃんと答えて下されば誰も傷つきません」

 あっ、ダメだ……私、折れる……小隊長……ごめんなさい……



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