6 / 18
第5話 崩壊
しおりを挟む
「――はっ?」
「おい…あいつは?」
「えっ? 嘘っ…?」
その若者の大部分が黒い怪物の一撃で吹き飛んだのだ。
多くの人がその光景に呆気に取られている。
その間にも続々と城門からは魔物と――黒い怪物が姿を現し始める。
「えっ? どうなったの?」
「――ッ! サラッ、見ちゃ駄目っ! 走るわよ!」
「えっ、え!? ちょっとママ痛いよ!」
私は困惑するサラの手を引き走り出した。やはり杞憂ではなかったのだ…。
後方から叫び声が聞こえてくるが、私は振り返らずに走った。
「くっ…一体どうなって…うわーっ!」
「なんだこいつら! こんなの戦ってられるか!」
「おいっ! 戦える奴は残れ! くそっ!」
”持つ者”が”持たざる者”を守る……などとこの国の方針では言われているが、結局の所それは多くの人間にとって余裕で勝てる相手に限るのだ…。
私は十年前にそれを知っていた。
先ほどまで勇ましく戦っていた者達の多くが逃げ始めたのだろう、戦闘音ではなく怒号や悲鳴――そして破裂音が聞こえ始める。観衆も突然の事にパニックになっており、瓦解するのも時間の問題だと思った。
「ママ…待って…」
サラも突然の事に恐怖したのだろう、足がうまく動いていないようだった。
だが、今ここで出遅れるわけにはいかない…。
そう思った時だ…。
「うわっ! 伏せろ!」
その声を聞き、反射的にサラを抱えて伏せる。
バサバサと大量の羽音が上から聞こえて、やがて遠ざかっていった。
その後、恐る恐る上を見上げると…黒くて巨大な丸い物体に蝙蝠のような羽が生えた何かと、それを取り巻くように飛行型の魔物が王城の方へ飛び去って行くのが見えた。
私はあれを知っている…。あれにも確か、目が付いていたはずだ…。
「な、なんなんだ?」
「あれも黒い奴なのか?」
飛行型の魔物は小型の物しかほとんど現存していない。昔の人類が危険だからと狩りつくしたからだ。
だからこれほど大きな飛行物をいままで見かけなかったのもあるのだろう、それを間近で見た民衆の多くはそれを見て腰を抜かしていた…。
当然、サラもだった…。
「――ママ?」
「サラ…しっかりつかまっててね」
私はそんなサラを抱きかかえ、中央地区に向けて走り出した。
中央地区まで行けば、内周りの兵士達が多く常駐しているはずだ。
そうしたらきっと……今回は数も少ないし、なんとかなるはず…。
メアは自分にそう問いかけるように心の中で反芻しながら、体を奮い立たせた。
それから幾ばくかの時が流れた。
私は鍛えている方ではないが、力仕事もしていた。とはいえ、大きくなった娘一人を抱きかかえて走る…というのは並大抵の事ではなかった。
「はぁっ…はぁっ…」
体が重い…だが、こんな所で足を止めるわけにはいかなかった。
「外の連中はどうなっちまったんだ!?」
「くそっ! 何でこういう時に限って、貴族や兵士は誰も来ないんだ!」
民衆達は思い思いに逃げながら怒号を上げている。
「何だ? さっき大きい音がしたけど…」
「人がすごい逃げてくるけど何かあったのかしら…」
恐らく警報が鳴っていても家に居たか、今更になって騒ぎを聞きつけた人達が、何事かといぶかしげに見ている。
「ええい! 邪魔だ! どけっ!」
「なっ! 何をするんだ!」
「道を開けてくれっー!」
必死に逃げようとする人達と、状況を理解できていない人達がぶつかりあう。
多くの人達が密集するはめになり、走り抜けるのが難しくなった。
「そこまで黒いのが来てるんだ! 誰か、兵士を呼んでくれ!」
「黒いの? ただの魔物だろ?」
「ただの魔物じゃないんだ!」
「この辺の兵士なら、さっき王城に飛んでったでかい群れを追いかけて行っちまったぜ」
「なっなんだって!?」
どうやら先ほど中央地区からやってきた人がいてその人物によると、近辺の兵士達はさっきの空飛ぶ物体を追いかけて行ってしまったらしい。
「うわああ! 来たぞ!」
「何で魔物がこんな所まで!」
先ほど来たばかりの人々は戦おうと試みるが、逃げてきた者達はそれを押しのけ、我先にと中央地区へと向かっていく。
私も逃げ遅れるわけには行かない…。
彼らを半ば見捨てる事になるが、そうも言ってられなかった。
後ろから戦闘音が聞こえるが、私はそんな人々を避けながら振り返らず進んでいった。そして、その音が徐々に悲鳴に変わっていく。
――おかしい…。
あの時と比べて数がとても少ないはずなのに、被害の拡大がとても速い…。
しかも、ここは王都なのだ…。それなのに、貴族の私兵や国の兵士は一向に姿を見せないではないか。
もしかして王城に向かった飛行物の処理に、全て向かってしまったのだろうか…?
それとも警報で知らせていた数は誤報だった?
色々な考えを巡らせながらも、私はひたすらに走り続ける。
だが、疲れで、腕が…体が重くなり、気が滅入ってくる…。
後ろからは相変わらず怒号や悲鳴が聞こえる。恐怖からも足が次第に重くなっていく。歩きと変わらない状態になっていく。
どんどんと後続の人に抜かされているのが分かる…。
「はぁっ…げほっ…ごほっ」
あれからどれほどの時間が経っただろうか、一時間? 十分? いやそれよりもっと短いだろう…。だが、とても長い時間に感じる。
――私は不幸だ…。なぜ私ばかりが…十年前もあの街で被害に合ったと言うのにだ。
疲れからか嫌な考えばかりが思い浮かぶ。
私は”持たざる者”だ…なのに、結局大事な時には誰も助けてはくれない。
なぜこんなにも頑張らなければならないのだ…。
このまま行けば二人とも…。ならばいっそ…。
そんな時だ…。不安げにこちらを見つめる娘と目が合った。
「――ッ!」
――私は何を考えているのだ…!
確かに私は”持たざる者”だ…。
だが、そうしたら…この子は一体どうなるのというのだ?
「……ママ?」
「サラッ…ママが…守る、からね…」
「ママ…うん…」
私はそう呟くサラを抱えなおし、疲れた体に鞭を打ち再び走り出した。
私には誰かを守れるような力も度胸もない。
それでも…いまだけは――そう思った時だ…。
「うわぁぁぁ!」
――ドンッ!
「――あっ!」
私は後ろから来た誰かに追突されてしまった。
「おい…あいつは?」
「えっ? 嘘っ…?」
その若者の大部分が黒い怪物の一撃で吹き飛んだのだ。
多くの人がその光景に呆気に取られている。
その間にも続々と城門からは魔物と――黒い怪物が姿を現し始める。
「えっ? どうなったの?」
「――ッ! サラッ、見ちゃ駄目っ! 走るわよ!」
「えっ、え!? ちょっとママ痛いよ!」
私は困惑するサラの手を引き走り出した。やはり杞憂ではなかったのだ…。
後方から叫び声が聞こえてくるが、私は振り返らずに走った。
「くっ…一体どうなって…うわーっ!」
「なんだこいつら! こんなの戦ってられるか!」
「おいっ! 戦える奴は残れ! くそっ!」
”持つ者”が”持たざる者”を守る……などとこの国の方針では言われているが、結局の所それは多くの人間にとって余裕で勝てる相手に限るのだ…。
私は十年前にそれを知っていた。
先ほどまで勇ましく戦っていた者達の多くが逃げ始めたのだろう、戦闘音ではなく怒号や悲鳴――そして破裂音が聞こえ始める。観衆も突然の事にパニックになっており、瓦解するのも時間の問題だと思った。
「ママ…待って…」
サラも突然の事に恐怖したのだろう、足がうまく動いていないようだった。
だが、今ここで出遅れるわけにはいかない…。
そう思った時だ…。
「うわっ! 伏せろ!」
その声を聞き、反射的にサラを抱えて伏せる。
バサバサと大量の羽音が上から聞こえて、やがて遠ざかっていった。
その後、恐る恐る上を見上げると…黒くて巨大な丸い物体に蝙蝠のような羽が生えた何かと、それを取り巻くように飛行型の魔物が王城の方へ飛び去って行くのが見えた。
私はあれを知っている…。あれにも確か、目が付いていたはずだ…。
「な、なんなんだ?」
「あれも黒い奴なのか?」
飛行型の魔物は小型の物しかほとんど現存していない。昔の人類が危険だからと狩りつくしたからだ。
だからこれほど大きな飛行物をいままで見かけなかったのもあるのだろう、それを間近で見た民衆の多くはそれを見て腰を抜かしていた…。
当然、サラもだった…。
「――ママ?」
「サラ…しっかりつかまっててね」
私はそんなサラを抱きかかえ、中央地区に向けて走り出した。
中央地区まで行けば、内周りの兵士達が多く常駐しているはずだ。
そうしたらきっと……今回は数も少ないし、なんとかなるはず…。
メアは自分にそう問いかけるように心の中で反芻しながら、体を奮い立たせた。
それから幾ばくかの時が流れた。
私は鍛えている方ではないが、力仕事もしていた。とはいえ、大きくなった娘一人を抱きかかえて走る…というのは並大抵の事ではなかった。
「はぁっ…はぁっ…」
体が重い…だが、こんな所で足を止めるわけにはいかなかった。
「外の連中はどうなっちまったんだ!?」
「くそっ! 何でこういう時に限って、貴族や兵士は誰も来ないんだ!」
民衆達は思い思いに逃げながら怒号を上げている。
「何だ? さっき大きい音がしたけど…」
「人がすごい逃げてくるけど何かあったのかしら…」
恐らく警報が鳴っていても家に居たか、今更になって騒ぎを聞きつけた人達が、何事かといぶかしげに見ている。
「ええい! 邪魔だ! どけっ!」
「なっ! 何をするんだ!」
「道を開けてくれっー!」
必死に逃げようとする人達と、状況を理解できていない人達がぶつかりあう。
多くの人達が密集するはめになり、走り抜けるのが難しくなった。
「そこまで黒いのが来てるんだ! 誰か、兵士を呼んでくれ!」
「黒いの? ただの魔物だろ?」
「ただの魔物じゃないんだ!」
「この辺の兵士なら、さっき王城に飛んでったでかい群れを追いかけて行っちまったぜ」
「なっなんだって!?」
どうやら先ほど中央地区からやってきた人がいてその人物によると、近辺の兵士達はさっきの空飛ぶ物体を追いかけて行ってしまったらしい。
「うわああ! 来たぞ!」
「何で魔物がこんな所まで!」
先ほど来たばかりの人々は戦おうと試みるが、逃げてきた者達はそれを押しのけ、我先にと中央地区へと向かっていく。
私も逃げ遅れるわけには行かない…。
彼らを半ば見捨てる事になるが、そうも言ってられなかった。
後ろから戦闘音が聞こえるが、私はそんな人々を避けながら振り返らず進んでいった。そして、その音が徐々に悲鳴に変わっていく。
――おかしい…。
あの時と比べて数がとても少ないはずなのに、被害の拡大がとても速い…。
しかも、ここは王都なのだ…。それなのに、貴族の私兵や国の兵士は一向に姿を見せないではないか。
もしかして王城に向かった飛行物の処理に、全て向かってしまったのだろうか…?
それとも警報で知らせていた数は誤報だった?
色々な考えを巡らせながらも、私はひたすらに走り続ける。
だが、疲れで、腕が…体が重くなり、気が滅入ってくる…。
後ろからは相変わらず怒号や悲鳴が聞こえる。恐怖からも足が次第に重くなっていく。歩きと変わらない状態になっていく。
どんどんと後続の人に抜かされているのが分かる…。
「はぁっ…げほっ…ごほっ」
あれからどれほどの時間が経っただろうか、一時間? 十分? いやそれよりもっと短いだろう…。だが、とても長い時間に感じる。
――私は不幸だ…。なぜ私ばかりが…十年前もあの街で被害に合ったと言うのにだ。
疲れからか嫌な考えばかりが思い浮かぶ。
私は”持たざる者”だ…なのに、結局大事な時には誰も助けてはくれない。
なぜこんなにも頑張らなければならないのだ…。
このまま行けば二人とも…。ならばいっそ…。
そんな時だ…。不安げにこちらを見つめる娘と目が合った。
「――ッ!」
――私は何を考えているのだ…!
確かに私は”持たざる者”だ…。
だが、そうしたら…この子は一体どうなるのというのだ?
「……ママ?」
「サラッ…ママが…守る、からね…」
「ママ…うん…」
私はそう呟くサラを抱えなおし、疲れた体に鞭を打ち再び走り出した。
私には誰かを守れるような力も度胸もない。
それでも…いまだけは――そう思った時だ…。
「うわぁぁぁ!」
――ドンッ!
「――あっ!」
私は後ろから来た誰かに追突されてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる