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第8話 当たり前の
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その後私は、サラが持ってきてくれた食事をいただくことにした。
サラは私に食事を持ってきた後に、なぜか配給を手伝うと言い残して係の方に行ってしまった。いつもこれぐらいやる気があると良いのだが…。
ちなみに、食事の内容はまあ何といえば良いか…硬い黒パンと薄いくず野菜のスープだった。
配給された食事は国から支給される物であり、税金が使用されているとはいえタダで貰える物だから贅沢は言えないが、あまりおいしい物ではなかった。
私達は裕福ではなかったが、基本的に王都にある酒場の賄いを食べていた物もあり、もしかしたら舌が肥えている方だったのかも知れない。
私はそんな配給された食事を食べながら、周囲の会話に耳を澄ませていた。
ここの集会所は避難して来た人の他に、復旧作業のために呼ばれた人々も増え始めており、先ほどとは打って変わって少し手狭になって来ていた。
まるで先ほどの襲撃がなかったかのような喧騒で、大した事がなかったかのように語る人が多かったのが印象的だった。
もしかしたら襲撃の規模から、現場を直に見ていた人間など少ないのかも知れない。そう考えると自分の不幸を呪いたくなってくる。
周囲の話を聞く限りだとすでに魔物は掃討済みで、城門も仮ではあるが復旧が終わっているようで、安全がすでに確保されているとの事だ。
しばらく街の一角が出入り禁止になり、数日ここで過ごす事になると思ったが、とりあえず今日中に宿に帰っても問題はなさそうだった。
そんな時、ふと近くの若い男性三人の話が耳に入ってきた。
「なぁ知ってるか? 『金色の英雄』が戻って来たって噂?」
「戻ってきたって?? あいつ歳で引退してなかった?」
そちらに顔を向けて見ると彼らの服装は汚れても良いような作業着で、この事から恐らくは瓦礫撤去などに呼び出された面々なのではないかと私は推測した。
「というか、俺さっきそいつ見たし」
「えっ、本当か?」
「へぇ~なんかあったの?」
男の一人が配給食である黒パンを不機嫌そうに齧りながら、残り二人にそう答えていた。
「なんかでかい黒いのが飛んでたって話あったろ? あれのせいで中央市街の時計塔広場の所が大混乱でさ」
「ああ~家で寝てたから見てないけど、なんか噂になってたな」
話の流れから察するに、この三名は中央地区の中でも市街地からやってきたようだった。中央の市街地は王都の中でも奥に位置し、中流階級が主に住んでいる場所だ。そこには大きな時計塔がシンボルのように建っている。
「あれ噂じゃなくて本当の話でさ、俺少し離れて見てたんだけどよ。その場にいた兵士も貴族の私兵も何の役に立たなくてさ~」
「う~わ、大変だったなそりゃ」
「税金取ってるんだからその辺しっかりしてほしいよね」
まるで他人事のようにその三人は語っていた。
そう、この国ではこういった会話はよくある事だった…。
だがさっき襲われたばかりの私にとっては…他人事ではなかった。
「それでその黒いのがでかいのなんのでさ」
「2mぐらいあったの?」
「い~や10mはあったね」
「ブッハッハ! そりゃさすがに嘘だろ! 飛べないだろそんなの」
彼らは笑いながら話を続ける…。
そんな話を聞きながら、私は言い知れぬ感情を抱いてた。
「それでその黒いのがよ、兵士達にボーラで抑えられてたんだけどな? 勢い余って時計塔に突っ込んでぶっ壊そうとしたわけよ」
「へぇ~それでどうなったの?」
時計塔が壊れた…なんて噂は聞いてはいない。きっと何とかなったのだろう。
「時計塔にぶつかっちまった! って思った瞬間よ、その黒いでかいのが落下して倒れてな? そいつが上に立ってたんだよ」
「なんだそれ、一撃かよ」
「寝ぼけてたのか…?」
「いや本当なんだって!」
……何とも言えない、他愛のない話だった。そう思いながら私は残りのスープを飲み干した。結局の所、体験してない人達からすれば対岸に嵐が来て過ぎ去った…程度でしかないのだ。
「いや、しっかし引退したって聞いてたけど…全然戦えるよなって感じだわ」
「つーか当たり前だけど英雄って言われてるぐらいだし強いよな、兵士とか貴族って存在価値あるのかね」
「だよな~。その話聞いてると英雄だけいれば後いらなくねって感じ」
彼らは話を続ける。
「あれだけ強いなら引退なんかしてないで、もっと頑張って欲しいよな」
「だよな~。戦えるならもっと早くに来てほしかったって言うか」
「そうすりゃ誰も被害も出なくて済んだのにな」
「早く来てくれれば今頃俺らも家でのんびり出来たんだけど…」
彼らのような中流階級がわざわざ外周部の撤去作業に来たのは、所謂…慈善活動の一環だからだ。それなりの商家の子息か何かなのだろう。
「――てただけの癖に……」
「えっ?」
ふと真横から何か聞こえたと思ってそちらを見ると、いつの間にかサラは配給の手伝いを終え、こちらに帰って来ていたようだった。そして彼らを…何故か睨みつけていた。
「…ん? なんか用かい嬢ちゃん?」
その視線に気が付いた一人がサラにそう問いかける。
「……別に…自分は何もしてないのにって思っただけ」
「ええっ!? いやいや、別に何もやってないわけじゃ、なあ?」
まるで仕事もせずふらついてると思われたのか男は否定する。
もしかしたらそれでこっちに送り出されたのかも知れない。
「わたし達は戦ってくれてる人達に助けてもらってるんだよ……それなのになんで、文句ばっかり…」
「えっ?? ああ、いやだって、兵士とか英雄ってそれが仕事だろ…? それにあの英雄だって力あるんだからさ、引退してないでこういう時に早く来てくれても良くない?」
男は一瞬何の話か分からないといった表情をしたが、そう答えた。
戦える人間が戦う…それがこの国、いやこの世界では普通の事だ…。
だからそう答える男は、何が悪いか分からないといった顔をしていた。
「戦えるからって皆を守れるわけじゃないし、仕事じゃないよ!」
「おいおい、嬢ちゃん。この国っていうかこの世界じゃ強いのが弱いのを守るのが当たり前じゃんかよ」
「当たり前じゃないよ!」
サラは声を荒げた。
その言い争いに周囲の人も何事かとこちらを見ている。
「こっ、こらサラ…やめなさい!」
私はサラを急いで抱きしめながら諫めた。
それは…この国では言ってはならない事、いわば背信行為のような物だったからだ。
「えっと……」
言いあっていた男とは別の一人が、気まずそうにこちらを見ている。
「あの…すみません。うちの子が…」
「あっ、いえこっちは大丈夫ですんで…なっ?」
「えっ? ああ、おう…子供が言った事なんで別に…」
さきほど言い争っていた男も理解が追い付いていないようだが、バツが悪そうにしている。
「えっと、それじゃ俺らはこの辺で…」
そういうと男は残り二人を連れて、そそくさと立ち去って行った。あの発言に、巻き込まれたくはなかったのだろう。
「……なんで?」
「――えっ?」
サラはとても悲しい顔でこちらを見ていた。
まるで『なぜ止めたのか』と言いたい表情をしていた。
「……もう、大丈夫だよ…」
「えっ、ちょっとサラ? どこ行くの!」
「――トイレ…!」
そう言うとサラは私をはねのけて、トイレとは反対方向に行ってしまった。
私は…すぐにサラを追いかける事が、出来なかった。
それはサラのあの表情が、チラついたからだ…。
私も思ってしまったからだ…”もっと早く来てくれればと”。そうすれば苦労する事もなかった。あの時も失わずにすんだのだと。
――だって仕方がないじゃないか…。
少しぐらいそう思ったって、罰は当たらないはずだと。
私はサラがいなくなった方を、しばらく眺めて立ち尽くしていた。
サラは私に食事を持ってきた後に、なぜか配給を手伝うと言い残して係の方に行ってしまった。いつもこれぐらいやる気があると良いのだが…。
ちなみに、食事の内容はまあ何といえば良いか…硬い黒パンと薄いくず野菜のスープだった。
配給された食事は国から支給される物であり、税金が使用されているとはいえタダで貰える物だから贅沢は言えないが、あまりおいしい物ではなかった。
私達は裕福ではなかったが、基本的に王都にある酒場の賄いを食べていた物もあり、もしかしたら舌が肥えている方だったのかも知れない。
私はそんな配給された食事を食べながら、周囲の会話に耳を澄ませていた。
ここの集会所は避難して来た人の他に、復旧作業のために呼ばれた人々も増え始めており、先ほどとは打って変わって少し手狭になって来ていた。
まるで先ほどの襲撃がなかったかのような喧騒で、大した事がなかったかのように語る人が多かったのが印象的だった。
もしかしたら襲撃の規模から、現場を直に見ていた人間など少ないのかも知れない。そう考えると自分の不幸を呪いたくなってくる。
周囲の話を聞く限りだとすでに魔物は掃討済みで、城門も仮ではあるが復旧が終わっているようで、安全がすでに確保されているとの事だ。
しばらく街の一角が出入り禁止になり、数日ここで過ごす事になると思ったが、とりあえず今日中に宿に帰っても問題はなさそうだった。
そんな時、ふと近くの若い男性三人の話が耳に入ってきた。
「なぁ知ってるか? 『金色の英雄』が戻って来たって噂?」
「戻ってきたって?? あいつ歳で引退してなかった?」
そちらに顔を向けて見ると彼らの服装は汚れても良いような作業着で、この事から恐らくは瓦礫撤去などに呼び出された面々なのではないかと私は推測した。
「というか、俺さっきそいつ見たし」
「えっ、本当か?」
「へぇ~なんかあったの?」
男の一人が配給食である黒パンを不機嫌そうに齧りながら、残り二人にそう答えていた。
「なんかでかい黒いのが飛んでたって話あったろ? あれのせいで中央市街の時計塔広場の所が大混乱でさ」
「ああ~家で寝てたから見てないけど、なんか噂になってたな」
話の流れから察するに、この三名は中央地区の中でも市街地からやってきたようだった。中央の市街地は王都の中でも奥に位置し、中流階級が主に住んでいる場所だ。そこには大きな時計塔がシンボルのように建っている。
「あれ噂じゃなくて本当の話でさ、俺少し離れて見てたんだけどよ。その場にいた兵士も貴族の私兵も何の役に立たなくてさ~」
「う~わ、大変だったなそりゃ」
「税金取ってるんだからその辺しっかりしてほしいよね」
まるで他人事のようにその三人は語っていた。
そう、この国ではこういった会話はよくある事だった…。
だがさっき襲われたばかりの私にとっては…他人事ではなかった。
「それでその黒いのがでかいのなんのでさ」
「2mぐらいあったの?」
「い~や10mはあったね」
「ブッハッハ! そりゃさすがに嘘だろ! 飛べないだろそんなの」
彼らは笑いながら話を続ける…。
そんな話を聞きながら、私は言い知れぬ感情を抱いてた。
「それでその黒いのがよ、兵士達にボーラで抑えられてたんだけどな? 勢い余って時計塔に突っ込んでぶっ壊そうとしたわけよ」
「へぇ~それでどうなったの?」
時計塔が壊れた…なんて噂は聞いてはいない。きっと何とかなったのだろう。
「時計塔にぶつかっちまった! って思った瞬間よ、その黒いでかいのが落下して倒れてな? そいつが上に立ってたんだよ」
「なんだそれ、一撃かよ」
「寝ぼけてたのか…?」
「いや本当なんだって!」
……何とも言えない、他愛のない話だった。そう思いながら私は残りのスープを飲み干した。結局の所、体験してない人達からすれば対岸に嵐が来て過ぎ去った…程度でしかないのだ。
「いや、しっかし引退したって聞いてたけど…全然戦えるよなって感じだわ」
「つーか当たり前だけど英雄って言われてるぐらいだし強いよな、兵士とか貴族って存在価値あるのかね」
「だよな~。その話聞いてると英雄だけいれば後いらなくねって感じ」
彼らは話を続ける。
「あれだけ強いなら引退なんかしてないで、もっと頑張って欲しいよな」
「だよな~。戦えるならもっと早くに来てほしかったって言うか」
「そうすりゃ誰も被害も出なくて済んだのにな」
「早く来てくれれば今頃俺らも家でのんびり出来たんだけど…」
彼らのような中流階級がわざわざ外周部の撤去作業に来たのは、所謂…慈善活動の一環だからだ。それなりの商家の子息か何かなのだろう。
「――てただけの癖に……」
「えっ?」
ふと真横から何か聞こえたと思ってそちらを見ると、いつの間にかサラは配給の手伝いを終え、こちらに帰って来ていたようだった。そして彼らを…何故か睨みつけていた。
「…ん? なんか用かい嬢ちゃん?」
その視線に気が付いた一人がサラにそう問いかける。
「……別に…自分は何もしてないのにって思っただけ」
「ええっ!? いやいや、別に何もやってないわけじゃ、なあ?」
まるで仕事もせずふらついてると思われたのか男は否定する。
もしかしたらそれでこっちに送り出されたのかも知れない。
「わたし達は戦ってくれてる人達に助けてもらってるんだよ……それなのになんで、文句ばっかり…」
「えっ?? ああ、いやだって、兵士とか英雄ってそれが仕事だろ…? それにあの英雄だって力あるんだからさ、引退してないでこういう時に早く来てくれても良くない?」
男は一瞬何の話か分からないといった表情をしたが、そう答えた。
戦える人間が戦う…それがこの国、いやこの世界では普通の事だ…。
だからそう答える男は、何が悪いか分からないといった顔をしていた。
「戦えるからって皆を守れるわけじゃないし、仕事じゃないよ!」
「おいおい、嬢ちゃん。この国っていうかこの世界じゃ強いのが弱いのを守るのが当たり前じゃんかよ」
「当たり前じゃないよ!」
サラは声を荒げた。
その言い争いに周囲の人も何事かとこちらを見ている。
「こっ、こらサラ…やめなさい!」
私はサラを急いで抱きしめながら諫めた。
それは…この国では言ってはならない事、いわば背信行為のような物だったからだ。
「えっと……」
言いあっていた男とは別の一人が、気まずそうにこちらを見ている。
「あの…すみません。うちの子が…」
「あっ、いえこっちは大丈夫ですんで…なっ?」
「えっ? ああ、おう…子供が言った事なんで別に…」
さきほど言い争っていた男も理解が追い付いていないようだが、バツが悪そうにしている。
「えっと、それじゃ俺らはこの辺で…」
そういうと男は残り二人を連れて、そそくさと立ち去って行った。あの発言に、巻き込まれたくはなかったのだろう。
「……なんで?」
「――えっ?」
サラはとても悲しい顔でこちらを見ていた。
まるで『なぜ止めたのか』と言いたい表情をしていた。
「……もう、大丈夫だよ…」
「えっ、ちょっとサラ? どこ行くの!」
「――トイレ…!」
そう言うとサラは私をはねのけて、トイレとは反対方向に行ってしまった。
私は…すぐにサラを追いかける事が、出来なかった。
それはサラのあの表情が、チラついたからだ…。
私も思ってしまったからだ…”もっと早く来てくれればと”。そうすれば苦労する事もなかった。あの時も失わずにすんだのだと。
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