拾われた異世界転移者

デスVoice

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第一章《ギルド》「闇の権力者編」

【アンナの研究資料】

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歌の原文は隣のページに貼っておきます。【昔から語り継がれてきた歌】って書いてあるところです。後でお読みください。

今ページでは【昔から語り継がれてきた歌】と皆さんご存知の【名もなきおとぎ話】の内容をまとめたものや、そこから考察される内容を語っていきます。

今は暦18232年です。

黒龍が出現したと言われているのは約、暦11000年頃です。

龍というのは現代見ることが出来る「竜」とはまた別の種族のようです。

それから約7か月後に黒龍は眠りについていると書かれています。

そしてそれから400年後、暦11400年に龍は目覚めました。

龍はその年のうちに、物語に出てくる「英雄」によって殺されています。彼はどうやらドッペルだったようです。魔法剣士です。

それから6000年後の暦17400年頃の話です。ここからは多少考察を含みます。核心に迫る文書がまだ見つかってないからです。

黒龍が人化し、龍人として復活した、もしくは英雄が龍化し、復活しました。

文書には転生と書かれていますが、確かではありません。全く別の存在である可能性もあります。

ただ間違いないのはこのタイミングで、全世界を敵視する「龍人」という種族が現れ、全世界と対立したことです。これを以降「龍人世界大戦」と呼ぶことにします。

ちなみにこちらもまた現代においての「竜人族」とはなんの関係もない種族です。

龍人は一体で繁殖することができるようです。こちらも確かではありませんが、そうでないと龍人が世界と戦える程の軍隊を揃えられた説明がつかないので、この話が真実であることは濃厚です。

しかし、それなら無限に仲間を増やせば「龍人世界大戦」で圧勝した筈なので、繁殖には何かしらの条件があると思われます。

そこからのことは、龍人達が海底に自分たちの国を作ったということ以外、どこにも何も書かれていません。戦いの結末や、何故彼らが消えたのかなどの理由につきましては、その一切が分かっておりません。

しかし、

これもまた確かではありませんが…


龍人はまだ生きており、

今だに世界を敵視しているというのです。
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