29 / 45
第一章《ギルド》「闇の権力者編」
第十二話 「しかく」
しおりを挟む
「やぁみなさん、こんにちは」
レイが論文を読み終わるや否や、話しかけてくる声があった。
声のした方を振り返ると、冒険者と思しき若い男が立っていた。年は25ぐらいだろうか。かなりの細身で背が高く、やけに黄色を沢山使った服や防具を着ている。髪も金髪で、全身真っ黄色だ。
「...何の用ですか」
私は無愛想に聞いた。
別に私はギルドを憎んでいるだけで、冒険者全員が悪い奴だとは思っていない。ギルドの本性を知らない者もいるだろう。だから基本的には冒険者とも友好的だ。
だが、この男はなんというか…気持ちが悪い。
彼は笑っていた。
普通笑顔は人を安心させるものだ。心地よいものだ。なのにこの男のそれは、まるで無理やり貼り付けたような不自然さを感じる。胡散臭く、不安になる笑顔だ。
是非、うちの爽やかお兄さんを参考にして欲しい。
「あんなちゃんはこわいねぇ」
警戒心丸出しの私を前に動じず、男はただヘラヘラと笑う。
「何故私の名を知っている!?」
「ずっといっしょにいたからねぇ」
付けられてた!?まさか…!?いつから!?どこで!?
「目的はなんだ?」
「ていまー」
ニタァーと男が笑う。その笑みがますます不気味なものになる。だが、彼の本心が笑っていないのは明らかだった。人を見下すような侮辱するような色が含まれている。
「ティアちゃんに何をする気だ!?」
「そうおこらないでよ、れいくん」
彼は幼い子供と話すような、大人とであれば挑発的に感じる嫌な喋り方をする。それがまた癇に障る。
「ていまーはわるいこ。だからこのブリガンダインさんがせけんのためにころしてあげるってだけじゃない」
「貴様ァ!」
またティアか!どいつもこいつも寄ってたかって...!!
「おい、ブリガンダインとか言ったか。一応言っておくがあんな噂話デタラメだぞ。安い正義感でティアを狙うのはやめろ」
なんとか平静を保ち、どうにか話し合いを試みる。どうも冒険者というのは自分のことを正義のヒーローかなんかだと思う傾向にあるらしい。自分のことを「勇者」だなんて名乗る輩まで現れるぐらいだ。
しかし、その正義感が必ず正しいとは限らないことに、彼らは気づいていない。今回のテイマーの件だってそうだ。噂に流され、あくまで「悪を成敗」という気持ちで奴らは行動している。
多少は違えど、今まで会ってきた連中も同じようなものだったのだろう。しかし裏がとれていないただの噂である以上、奴らのそれはひとりよがりに過ぎない。
理解がある人なら、私の言っていることがわかるはずだ。その可能性にかけた私の発言に、ブリガンダインはほんの一瞬だけキョトンとするが、直ぐに大声で笑い出す。
「アーハッハッハー!!ちがうよぉ、あんなちゃん?うわさばなしがでたらめなことなんてしってるよぉー」
なんだと!?どうゆう事だ、安い正義感で襲いに来たのでなかったのか!?
「というより、ぎるどにたのまれてうわさばなしをながしたのぼくだもの」
私はここで思い出した。彼が、ずっと尾行していたと言っていたことを。
そうだ。噂に流されたただの愚か者ならわざわざ尾行する必要なんてない。
「うそ…」
ティアはショックで膝から倒れた。噂を流した元凶がこいつだと知ったんだ。目の前にいるこいつが...!
「...レイ」
「分かってる」
もう言葉は要らない。あまりの怒りで頭の血管がブチ切れるかと思った。グツグツと血管が沸騰していく。
レイもかなり怒っている様子だ。剣を握り手がわなわなと震えている。
「なぁに、やるの?じゃあふたりともころしちゃうよ?」
「だまれぇ!!!!」
ブリガンダインに掌を向ける。それは魔法を放とうとしていることを意味する。
「スキル『FROZEN』配下魔法!!アイシクルフリーズ!!!」
彼の掌から冷気の塊がブリガンダインを襲いかかる。まるで最初から距離がなかったかのように、冷気は一瞬でブリガンダインまで届く。他の物がそうであるかのように、氷漬けにされる未来が待っていた。
「きかないよ?
スキル『GUARD』配下武術、アンリミテッドシールド」
しかし。
ブリガンダインを氷に閉じ込めるはずのレイの攻撃は四方八方へと散っていく。同じように手をつきだすブリガンダインの前方には、沢山の六角形で織り成す半透明な盾のような物が浮かんでいた。
「バリアか!?」
「私に任せろ!スキル『D・SWORD』配下剣技!!ディサぺア・カッティング!!」
「ぼうぎょむしのひっさつのざんげきだったよね、それなら!
スキル『ASSASSIN』配下武術!サウザンド・シャドー!」
「何!?」
ブリガンダインの体は半透明になり、分身していく。高速で動いている残像にも見えるが、それにしては数が多すぎる。
私は勢いのまま何体か斬りつけるが、実態は無く、ただ空を切る。
「すきだらけだねぇ」
奴がどこにいるか全く分からない。声も全方向からしているようだ。
「ここだよー」
「ぐはっ!」
後ろから重い蹴りを入れられ、私は地面に顔から倒れる。
「アンナ!!」
「れいくんもじゃまだよ」
慌ててアイシクルフリーズを放つが、それらを全てバリアで捌き、レイの腹部に回し蹴りを叩き込む。
「うがっっ」
重い蹴りを受けたレイは吹き飛びもせず、その場に崩れ落ちる。それは蹴りの衝撃が全て体内に伝わったことを意味する。分散しなかった力をモロに受け、レイの口からは血が溢れ出す。
「レイくん!!
ジャックくんお願い!」
「ふぃおおおーー!!」
ジャックが敵に向かって走り出す。
「スキル『JACKAIOPE』配下使役術!クリスタルホーン!」
ティアが呪文を唱えると、ジャックの額から青白透明の円錐が角のように生えてくる。
「ふぃおーー!」
その角を突き刺そうと、ジャックは敵を狙う。
「きたならしいていまーの、きたならしいけものめ!スキル『GUARD』配下武術!アイアンケイジ!」
魔力によって空に現れた鉄檻が、ジャックに被さる。
「ふぃ!?ふぃお!ふぃお!」
ジャックはクリスタルホーンで何度も檻に突撃するが、檻が壊れる気配はない。
「よわいねぇ、よわいねぇ」
ブリガンダインは嘲笑する。
なんて強さだ。私たちの攻撃が全く通らない。これが...上級の冒険者の力.........!!?
レイが論文を読み終わるや否や、話しかけてくる声があった。
声のした方を振り返ると、冒険者と思しき若い男が立っていた。年は25ぐらいだろうか。かなりの細身で背が高く、やけに黄色を沢山使った服や防具を着ている。髪も金髪で、全身真っ黄色だ。
「...何の用ですか」
私は無愛想に聞いた。
別に私はギルドを憎んでいるだけで、冒険者全員が悪い奴だとは思っていない。ギルドの本性を知らない者もいるだろう。だから基本的には冒険者とも友好的だ。
だが、この男はなんというか…気持ちが悪い。
彼は笑っていた。
普通笑顔は人を安心させるものだ。心地よいものだ。なのにこの男のそれは、まるで無理やり貼り付けたような不自然さを感じる。胡散臭く、不安になる笑顔だ。
是非、うちの爽やかお兄さんを参考にして欲しい。
「あんなちゃんはこわいねぇ」
警戒心丸出しの私を前に動じず、男はただヘラヘラと笑う。
「何故私の名を知っている!?」
「ずっといっしょにいたからねぇ」
付けられてた!?まさか…!?いつから!?どこで!?
「目的はなんだ?」
「ていまー」
ニタァーと男が笑う。その笑みがますます不気味なものになる。だが、彼の本心が笑っていないのは明らかだった。人を見下すような侮辱するような色が含まれている。
「ティアちゃんに何をする気だ!?」
「そうおこらないでよ、れいくん」
彼は幼い子供と話すような、大人とであれば挑発的に感じる嫌な喋り方をする。それがまた癇に障る。
「ていまーはわるいこ。だからこのブリガンダインさんがせけんのためにころしてあげるってだけじゃない」
「貴様ァ!」
またティアか!どいつもこいつも寄ってたかって...!!
「おい、ブリガンダインとか言ったか。一応言っておくがあんな噂話デタラメだぞ。安い正義感でティアを狙うのはやめろ」
なんとか平静を保ち、どうにか話し合いを試みる。どうも冒険者というのは自分のことを正義のヒーローかなんかだと思う傾向にあるらしい。自分のことを「勇者」だなんて名乗る輩まで現れるぐらいだ。
しかし、その正義感が必ず正しいとは限らないことに、彼らは気づいていない。今回のテイマーの件だってそうだ。噂に流され、あくまで「悪を成敗」という気持ちで奴らは行動している。
多少は違えど、今まで会ってきた連中も同じようなものだったのだろう。しかし裏がとれていないただの噂である以上、奴らのそれはひとりよがりに過ぎない。
理解がある人なら、私の言っていることがわかるはずだ。その可能性にかけた私の発言に、ブリガンダインはほんの一瞬だけキョトンとするが、直ぐに大声で笑い出す。
「アーハッハッハー!!ちがうよぉ、あんなちゃん?うわさばなしがでたらめなことなんてしってるよぉー」
なんだと!?どうゆう事だ、安い正義感で襲いに来たのでなかったのか!?
「というより、ぎるどにたのまれてうわさばなしをながしたのぼくだもの」
私はここで思い出した。彼が、ずっと尾行していたと言っていたことを。
そうだ。噂に流されたただの愚か者ならわざわざ尾行する必要なんてない。
「うそ…」
ティアはショックで膝から倒れた。噂を流した元凶がこいつだと知ったんだ。目の前にいるこいつが...!
「...レイ」
「分かってる」
もう言葉は要らない。あまりの怒りで頭の血管がブチ切れるかと思った。グツグツと血管が沸騰していく。
レイもかなり怒っている様子だ。剣を握り手がわなわなと震えている。
「なぁに、やるの?じゃあふたりともころしちゃうよ?」
「だまれぇ!!!!」
ブリガンダインに掌を向ける。それは魔法を放とうとしていることを意味する。
「スキル『FROZEN』配下魔法!!アイシクルフリーズ!!!」
彼の掌から冷気の塊がブリガンダインを襲いかかる。まるで最初から距離がなかったかのように、冷気は一瞬でブリガンダインまで届く。他の物がそうであるかのように、氷漬けにされる未来が待っていた。
「きかないよ?
スキル『GUARD』配下武術、アンリミテッドシールド」
しかし。
ブリガンダインを氷に閉じ込めるはずのレイの攻撃は四方八方へと散っていく。同じように手をつきだすブリガンダインの前方には、沢山の六角形で織り成す半透明な盾のような物が浮かんでいた。
「バリアか!?」
「私に任せろ!スキル『D・SWORD』配下剣技!!ディサぺア・カッティング!!」
「ぼうぎょむしのひっさつのざんげきだったよね、それなら!
スキル『ASSASSIN』配下武術!サウザンド・シャドー!」
「何!?」
ブリガンダインの体は半透明になり、分身していく。高速で動いている残像にも見えるが、それにしては数が多すぎる。
私は勢いのまま何体か斬りつけるが、実態は無く、ただ空を切る。
「すきだらけだねぇ」
奴がどこにいるか全く分からない。声も全方向からしているようだ。
「ここだよー」
「ぐはっ!」
後ろから重い蹴りを入れられ、私は地面に顔から倒れる。
「アンナ!!」
「れいくんもじゃまだよ」
慌ててアイシクルフリーズを放つが、それらを全てバリアで捌き、レイの腹部に回し蹴りを叩き込む。
「うがっっ」
重い蹴りを受けたレイは吹き飛びもせず、その場に崩れ落ちる。それは蹴りの衝撃が全て体内に伝わったことを意味する。分散しなかった力をモロに受け、レイの口からは血が溢れ出す。
「レイくん!!
ジャックくんお願い!」
「ふぃおおおーー!!」
ジャックが敵に向かって走り出す。
「スキル『JACKAIOPE』配下使役術!クリスタルホーン!」
ティアが呪文を唱えると、ジャックの額から青白透明の円錐が角のように生えてくる。
「ふぃおーー!」
その角を突き刺そうと、ジャックは敵を狙う。
「きたならしいていまーの、きたならしいけものめ!スキル『GUARD』配下武術!アイアンケイジ!」
魔力によって空に現れた鉄檻が、ジャックに被さる。
「ふぃ!?ふぃお!ふぃお!」
ジャックはクリスタルホーンで何度も檻に突撃するが、檻が壊れる気配はない。
「よわいねぇ、よわいねぇ」
ブリガンダインは嘲笑する。
なんて強さだ。私たちの攻撃が全く通らない。これが...上級の冒険者の力.........!!?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる