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四章
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ピー ピーポコ ピー ピーポコ
ハイ子の警告音が響く。ポケットから取り出すのも億劫だった僕は「どうした」とぶっきらぼうに応じた。するとハイ子は、美鈴より年下のいつもの少女ではなく、AIと知りつつもどうにもこうにも頭の上がらない、二十代前半の大人の女性の声で言った。
「眠留、ハイ子の虫除け機能だけでは、ここのやぶ蚊を追い払えないわ。面倒でも、虫除けスプレーを使ってね」
それはHAIの声だった。ハイ子は音波とハーブで蚊を追い払う虫除け機能を備えているが、それは簡易的なものでしかないため、屋外で長時間すごす場合は虫除けスプレーの併用が奨励されていた。デング熱はおろかマラリアさえ上陸している現代日本において、大量のやぶ蚊に刺されることは深刻な病を引き起こしかねないからだ。よって警告音を出すも、ぶっきらぼうに応じた僕が虫除け対策を無視するのではないかとハイ子は案じた。然るにハイ子はHAIに登場してもらうことで、僕が速やかに行動するよう促してくれたのである。自分の情けなさに、僕は胸中溜息を吐いた。
「HAI、ありがとう。それとハイ子、気を遣わせちゃってゴメンな」
まだどことなく幼さの残るハイ子に気を遣わせたせめてもの償いにと、僕は素早く起き上る。そしてバックからスプレーを取り出し、全身に隈なく振りかけた。だが僕は甘かった。それごときで、知り合う女性全員に頭が上がらなくなるという僕の宿命を覆すなど、できはしなかったのである。どういたしましてと応えるHAIに続き、ハイ子が普段より砕けた口調で言った。
「いいえ、私の役目は一にも二にも、お兄ちゃんを守ることですから」
「うん、ありがとう・・・えっ! おっ、お兄ちゃん!!」
驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになった僕へ、ハイ子は口調を更に一段砕けたものに変える。
「えっとね、HAI姉さんが教えてくれたの。いつもお兄ちゃんって呼びかけていれば、私を嘲り無視するなんて血も涙もない冷酷非道な仕打ちを、お兄ちゃんは絶対しないはずだって」
「冷酷非道な仕打ちって、僕そんなことしなかったよ。未遂に終わったじゃないか」
「お兄ちゃんは優しい人だから、私の気遣いに気づいてくれた。だからゴメンって言ってくれたんだって信じていたのに、違うの?」
「そ、そんなことない、僕はちゃんと気づいたよ。ハイ子は、優しい子だね」
「えへへ、わたし嬉しいな。ありがとうお兄ちゃん」
「あはは、どういたしまして」
それでねお兄ちゃんと嬉しげに話しかけてくるハイ子と暫し歓談したのち、お兄ちゃんと呼ばれ続けていることに僕はやっと気づいた。
五分後、今にも泣き出しそうなハイ子を宥めすかせ僕はようやく、他の人のいない場合に限りお兄ちゃんと呼んで良いことを、ハイ子に納得させたのだった。
「ハイ子、料理を作ってくれている女の子たちは、どんな感じかな。台所の映像を見たいとかじゃなく、みんな楽しそうにしているかい?」
ハイ子の声は、僕の好みで選んだのではない。声も口調も初期設定のままで、変えたことも変えようと思ったことも無い。だがそれでも、いわゆる二次元萌え的なこの空気を払拭すべく、僕は気になっていたことを尋ねた。そんな僕の意図を知ってか知らずしてか、ハイ子は口調を改め、はきはき答えてくれた。
「はい、四人ともとても楽しそうにしています。夕食会の料理を担当しているという硬い気配は少しもなく、未来を夢見る女の子たちが天川さんの料理教室に参加しているといった感じの、楽しくてやりがいある場に台所はなっていますね」
どうやらハイ子は、僕以外の人を話題に挙げる際は、完全な妹口調にならぬよう注意しているらしい。いじらしいと言うより、可愛がってきた親戚の子がいつの間にか成長していたような、嬉しくもどこか寂しい気持ちを僕は覚えた。僕は無意識に、午後三時四十分に届いた、美鈴からの三通目のメールを呼び出していた。
――心を込めて丁寧に食材の下拵えをしてくれましたね、ありがとうって、昴お姉ちゃんに褒めてもらっちゃった。嬉しくて、踊りだしそうだよお兄ちゃん!
良かったな美鈴、と僕は胸の深い場所で呟いた。妹は最近、料理の腕を急速に上げた。美鈴はそれを、神社に毎日来てくれる昴と輝夜さんのお蔭と説明しているが、昴によると理由は別にあるらしい。「美鈴ちゃん自身が気づくべきことだから秘密にしててね」と前置きし、昴は自分の感じたことを話してくれた。
「美鈴ちゃんは最初から、調理器具と無意識に会話していたの。その無意識領域と顕在意識の隔たりが、最近めっきり薄くなった。顕在意識が成長し心の深みが増して相対的に薄くなったとも言えるし、表層潜在意識の顕在化で実際に薄くなったとも言えるわね。理由はどうあれ隔たりが薄くなったから、調理器具との会話を以前より感じやすくなった。美鈴ちゃんが料理の腕を伸ばしたのは、こういう仕組みなのよ」
水晶に教わった顕在意識と潜在意識の関係を必死で思い出しつつ、僕は昴の話に耳を傾けた。その甲斐あって、感覚的になら彼女の言わんとすることを把握できた僕は、ハイ子のお絵かき機能を用いて昴の話を図で表現してみた。昴はフムフムとしきりに頷いたのち、感心した顔を浮かべた。
「お師匠様の仰っていたとおり、眠留は言葉にするのが苦手なだけで、物事の本質を把握する能力は秀でているのね。眠留の図解、凄く解りやすかった。私もそう思うわ」
翔薙刀術を水晶に教わっている昴は、水晶をお師匠様と呼んでいる。輝夜さんもそう呼んでいるので、「弟子達が儂をお師匠様と呼んでくれてのう、儂はそれが嬉しいでのう」と、水晶は近ごろ非常に機嫌がいい。好々爺というより孫娘にデレデレのお爺ちゃんと言った感じの水晶にみんな顔を綻ばせ、そのせいか夏休みに入ってからウチの神社は、いつにも増して笑顔の溢れる場となっている。いやはやなんとも、喜ばしい限りだ。
なんてニコニコ考えていたのだけど、昴と交わしたあの後の会話が急に蘇ってきた。
『はあ。もっと早く眠留に相談しておけば、こんなふうにしっかり理解できたのに』
『潜在意識と顕在意識は北斗の研究分野なのに、北斗に相談しなかったの?』
『しなかったわ』
『確かに北斗は頭の回転が頭抜けて早いけど、これくらいなら大丈夫と思うけど』
『ううん、そういう意味ではないの』
『はは~ん、また喧嘩したんだね』
『ええ、そういう事にしておいて』
唇だけ動かし最後にそう応えて、昴は熱いお茶を一気に飲み干し、台所から去って行った。その頑なな後ろ姿に違和感を覚え、僕は記憶を詳細に探ることを試みる。北斗と昴はそんな喧嘩をたのかな、北斗が何か言ってなかったかな・・・・
「お兄ちゃん。お兄ちゃんは今日、汗をたっぷりかいてここまで歩いてきたから、やぶ蚊を沢山引き連れてきたみたい。殺気立ったやぶ蚊の大群が、虫除けバリヤーを突破しちゃいそうだよ。わたし怖いよ、早く家に帰ろうよお兄ちゃん」
心細げなハイ子の声に考察を中断する。周囲を見渡すと、指摘されたように僕はやぶ蚊の大群に包囲されていた。一瞬慌てるもすぐさまそれは、この蚊を退治せねばという使命感に取って代わった。鎮守の森で暮らす者の必需品である蚊取り網をバックから取り出し、なるべく穏やかにハイ子へ語りかけた。
「大丈夫、心配しないで。兄ちゃんに任せておけ」
目を閉じ感覚体を展開し、周囲に群がる十九匹の蚊を感覚拡大領域で捕捉する。その一匹一匹の場所と軌道を見極め、蚊取り網を持つ右腕を静かに動かす。蚊を驚かさぬよう慎重に、直系12センチの網をゆっくり動かしてゆく。約一分後、十九匹の蚊はすべて網に捉えられていた。
「お兄ちゃん凄いです! お兄ちゃんはまるで、古の剣豪のようでした!」
「それは褒めすぎだよ。飛ぶハエを箸で捕まえるような真似は、兄ちゃんにはまだできないからさ」
「いいえ、お兄ちゃんならきっとできるようになります! 僭越ながらわたくしが、それを保証させて頂きます!」
「うん、ありがとう。じゃあ帰って、蚊が病気の原因物質を持っていないか、HAIに調べてもらおうか」
「はい、そうしましょう、一緒に帰りましょう」
ハイ子の弾む声に促され、立ち上がりバックを左肩にかける。そして歩きながら思った。
夕食会に来てくれる皆が蚊に刺されないためという理由も、もちろんあった。蚊の発生しやすい環境を敷地内に持つ者は蚊の持つウイルスや寄生虫を調べることが法律で義務付けられているという理由も、確かに存在した。でもあの時、僕の中にあった最大の動機は、ハイ子を安心させたいという想いだった。心細そうにしつつも僕の身を案じるハイ子から、不安を取り除いてあげたいという願いだった。だから、ハイ子が僕をお兄ちゃんと呼ぶのは、正しいことなんだろう。
みたいなことを考えながら、僕は足取り軽くスロープを上って行った。
ハイ子の警告音が響く。ポケットから取り出すのも億劫だった僕は「どうした」とぶっきらぼうに応じた。するとハイ子は、美鈴より年下のいつもの少女ではなく、AIと知りつつもどうにもこうにも頭の上がらない、二十代前半の大人の女性の声で言った。
「眠留、ハイ子の虫除け機能だけでは、ここのやぶ蚊を追い払えないわ。面倒でも、虫除けスプレーを使ってね」
それはHAIの声だった。ハイ子は音波とハーブで蚊を追い払う虫除け機能を備えているが、それは簡易的なものでしかないため、屋外で長時間すごす場合は虫除けスプレーの併用が奨励されていた。デング熱はおろかマラリアさえ上陸している現代日本において、大量のやぶ蚊に刺されることは深刻な病を引き起こしかねないからだ。よって警告音を出すも、ぶっきらぼうに応じた僕が虫除け対策を無視するのではないかとハイ子は案じた。然るにハイ子はHAIに登場してもらうことで、僕が速やかに行動するよう促してくれたのである。自分の情けなさに、僕は胸中溜息を吐いた。
「HAI、ありがとう。それとハイ子、気を遣わせちゃってゴメンな」
まだどことなく幼さの残るハイ子に気を遣わせたせめてもの償いにと、僕は素早く起き上る。そしてバックからスプレーを取り出し、全身に隈なく振りかけた。だが僕は甘かった。それごときで、知り合う女性全員に頭が上がらなくなるという僕の宿命を覆すなど、できはしなかったのである。どういたしましてと応えるHAIに続き、ハイ子が普段より砕けた口調で言った。
「いいえ、私の役目は一にも二にも、お兄ちゃんを守ることですから」
「うん、ありがとう・・・えっ! おっ、お兄ちゃん!!」
驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになった僕へ、ハイ子は口調を更に一段砕けたものに変える。
「えっとね、HAI姉さんが教えてくれたの。いつもお兄ちゃんって呼びかけていれば、私を嘲り無視するなんて血も涙もない冷酷非道な仕打ちを、お兄ちゃんは絶対しないはずだって」
「冷酷非道な仕打ちって、僕そんなことしなかったよ。未遂に終わったじゃないか」
「お兄ちゃんは優しい人だから、私の気遣いに気づいてくれた。だからゴメンって言ってくれたんだって信じていたのに、違うの?」
「そ、そんなことない、僕はちゃんと気づいたよ。ハイ子は、優しい子だね」
「えへへ、わたし嬉しいな。ありがとうお兄ちゃん」
「あはは、どういたしまして」
それでねお兄ちゃんと嬉しげに話しかけてくるハイ子と暫し歓談したのち、お兄ちゃんと呼ばれ続けていることに僕はやっと気づいた。
五分後、今にも泣き出しそうなハイ子を宥めすかせ僕はようやく、他の人のいない場合に限りお兄ちゃんと呼んで良いことを、ハイ子に納得させたのだった。
「ハイ子、料理を作ってくれている女の子たちは、どんな感じかな。台所の映像を見たいとかじゃなく、みんな楽しそうにしているかい?」
ハイ子の声は、僕の好みで選んだのではない。声も口調も初期設定のままで、変えたことも変えようと思ったことも無い。だがそれでも、いわゆる二次元萌え的なこの空気を払拭すべく、僕は気になっていたことを尋ねた。そんな僕の意図を知ってか知らずしてか、ハイ子は口調を改め、はきはき答えてくれた。
「はい、四人ともとても楽しそうにしています。夕食会の料理を担当しているという硬い気配は少しもなく、未来を夢見る女の子たちが天川さんの料理教室に参加しているといった感じの、楽しくてやりがいある場に台所はなっていますね」
どうやらハイ子は、僕以外の人を話題に挙げる際は、完全な妹口調にならぬよう注意しているらしい。いじらしいと言うより、可愛がってきた親戚の子がいつの間にか成長していたような、嬉しくもどこか寂しい気持ちを僕は覚えた。僕は無意識に、午後三時四十分に届いた、美鈴からの三通目のメールを呼び出していた。
――心を込めて丁寧に食材の下拵えをしてくれましたね、ありがとうって、昴お姉ちゃんに褒めてもらっちゃった。嬉しくて、踊りだしそうだよお兄ちゃん!
良かったな美鈴、と僕は胸の深い場所で呟いた。妹は最近、料理の腕を急速に上げた。美鈴はそれを、神社に毎日来てくれる昴と輝夜さんのお蔭と説明しているが、昴によると理由は別にあるらしい。「美鈴ちゃん自身が気づくべきことだから秘密にしててね」と前置きし、昴は自分の感じたことを話してくれた。
「美鈴ちゃんは最初から、調理器具と無意識に会話していたの。その無意識領域と顕在意識の隔たりが、最近めっきり薄くなった。顕在意識が成長し心の深みが増して相対的に薄くなったとも言えるし、表層潜在意識の顕在化で実際に薄くなったとも言えるわね。理由はどうあれ隔たりが薄くなったから、調理器具との会話を以前より感じやすくなった。美鈴ちゃんが料理の腕を伸ばしたのは、こういう仕組みなのよ」
水晶に教わった顕在意識と潜在意識の関係を必死で思い出しつつ、僕は昴の話に耳を傾けた。その甲斐あって、感覚的になら彼女の言わんとすることを把握できた僕は、ハイ子のお絵かき機能を用いて昴の話を図で表現してみた。昴はフムフムとしきりに頷いたのち、感心した顔を浮かべた。
「お師匠様の仰っていたとおり、眠留は言葉にするのが苦手なだけで、物事の本質を把握する能力は秀でているのね。眠留の図解、凄く解りやすかった。私もそう思うわ」
翔薙刀術を水晶に教わっている昴は、水晶をお師匠様と呼んでいる。輝夜さんもそう呼んでいるので、「弟子達が儂をお師匠様と呼んでくれてのう、儂はそれが嬉しいでのう」と、水晶は近ごろ非常に機嫌がいい。好々爺というより孫娘にデレデレのお爺ちゃんと言った感じの水晶にみんな顔を綻ばせ、そのせいか夏休みに入ってからウチの神社は、いつにも増して笑顔の溢れる場となっている。いやはやなんとも、喜ばしい限りだ。
なんてニコニコ考えていたのだけど、昴と交わしたあの後の会話が急に蘇ってきた。
『はあ。もっと早く眠留に相談しておけば、こんなふうにしっかり理解できたのに』
『潜在意識と顕在意識は北斗の研究分野なのに、北斗に相談しなかったの?』
『しなかったわ』
『確かに北斗は頭の回転が頭抜けて早いけど、これくらいなら大丈夫と思うけど』
『ううん、そういう意味ではないの』
『はは~ん、また喧嘩したんだね』
『ええ、そういう事にしておいて』
唇だけ動かし最後にそう応えて、昴は熱いお茶を一気に飲み干し、台所から去って行った。その頑なな後ろ姿に違和感を覚え、僕は記憶を詳細に探ることを試みる。北斗と昴はそんな喧嘩をたのかな、北斗が何か言ってなかったかな・・・・
「お兄ちゃん。お兄ちゃんは今日、汗をたっぷりかいてここまで歩いてきたから、やぶ蚊を沢山引き連れてきたみたい。殺気立ったやぶ蚊の大群が、虫除けバリヤーを突破しちゃいそうだよ。わたし怖いよ、早く家に帰ろうよお兄ちゃん」
心細げなハイ子の声に考察を中断する。周囲を見渡すと、指摘されたように僕はやぶ蚊の大群に包囲されていた。一瞬慌てるもすぐさまそれは、この蚊を退治せねばという使命感に取って代わった。鎮守の森で暮らす者の必需品である蚊取り網をバックから取り出し、なるべく穏やかにハイ子へ語りかけた。
「大丈夫、心配しないで。兄ちゃんに任せておけ」
目を閉じ感覚体を展開し、周囲に群がる十九匹の蚊を感覚拡大領域で捕捉する。その一匹一匹の場所と軌道を見極め、蚊取り網を持つ右腕を静かに動かす。蚊を驚かさぬよう慎重に、直系12センチの網をゆっくり動かしてゆく。約一分後、十九匹の蚊はすべて網に捉えられていた。
「お兄ちゃん凄いです! お兄ちゃんはまるで、古の剣豪のようでした!」
「それは褒めすぎだよ。飛ぶハエを箸で捕まえるような真似は、兄ちゃんにはまだできないからさ」
「いいえ、お兄ちゃんならきっとできるようになります! 僭越ながらわたくしが、それを保証させて頂きます!」
「うん、ありがとう。じゃあ帰って、蚊が病気の原因物質を持っていないか、HAIに調べてもらおうか」
「はい、そうしましょう、一緒に帰りましょう」
ハイ子の弾む声に促され、立ち上がりバックを左肩にかける。そして歩きながら思った。
夕食会に来てくれる皆が蚊に刺されないためという理由も、もちろんあった。蚊の発生しやすい環境を敷地内に持つ者は蚊の持つウイルスや寄生虫を調べることが法律で義務付けられているという理由も、確かに存在した。でもあの時、僕の中にあった最大の動機は、ハイ子を安心させたいという想いだった。心細そうにしつつも僕の身を案じるハイ子から、不安を取り除いてあげたいという願いだった。だから、ハイ子が僕をお兄ちゃんと呼ぶのは、正しいことなんだろう。
みたいなことを考えながら、僕は足取り軽くスロープを上って行った。
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