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後宮物語〜 秋桜 〜
三話
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結真は王族の歴史を学び始めた。
「では、先の元敬王妃様について、ご説明します。元敬王妃様は、二十年前、私が初めてお仕えしたお后様でした」
十六様で今の王に嫁ぎ、蒼河を産んだ。王太子は最初の王妃が産んだ御子で、母君も身体が弱い人だった。
「王太子様には正妃にも、四人のご側室にも御子がおりません。今後も、望めないでしょう。第二王子は生母の身分が低く、世継ぎにはなれません」
「じゃあ、王子は」
やはり、自分は相応しくない。結真は俯く。
「承恩尚宮様、いまの王妃様を見て、なんと考えますか?」
「えと」
「身分は高貴ですし、第五王子の母君です。ですが、人柄はいかがでしょうか」
「中宮殿を見て、感じませんか?派手で、贅を尽くして」
「全部、民の血税ですよ」
辺境にあった結真の故郷は、流行り病で封鎖され、焼き払われた。
「あのお金があれば、尚宮様の故郷だって」
「数年分の薬剤が変えたそうです」
父母の苦しむ姿、友の惨めな死を思い出す。炎が、夜空を焼いた。
「元敬王妃様が存命ならば、こんな悲劇はなかった筈です」
「尚宮様、どうか・・王妃を目指してください」
三人に言われ、結真は項垂れた。
「また、悩んでいるな?」
「ゔ」
「私が側室を作らない主旨は、文官の忠献から聞いただろ?」
『私は王位に就く、だから正妃になる者には三つの条件を出したい。人の上に立つべき器量、自制心と自戒心。その他にも、多くのものを。その代わり、側室は作らない』
以前、書庫で会っていた時は、第三王子に関心はなかった。ただ、武官として書庫を訪れる、蒼河との時間が楽しかった。
「結真」
湯船から結真を抱き上げ、蒼河は寝所に歩く。
「今日、金尚宮様からお母さんのことを聞きました。綺麗で優しくて、生きていれば私の両親はきっと」
「だが、おかげで私は結真に会えた。同じ時期に肉親を失くす悲しみはあるが、変わりに天はお前を寄越してくれた」
口づけられ、寝台に横たえられる。もう何度も夜伽はしているのに、結真は挿入の時だけは慣れることが出来なかった。
「んぁっ」
悲鳴のような声をあげる結真に、蒼河は口づける。
「相変わらず、キツい」
「いや、言わな」
「まあ、小さいから仕方ないか」
林檎のように赤くなり、涙目で見上げる。
「動くぞ」
何度も仰け反り、泣いて懇願する結真を容赦なく突き上げる。
やだ、深い・・
押し退けようと藻掻く手を押さえ、深く口づけた。
「ホントに、狂うからぁ」
「大丈夫だ、壊れても捨てはしない」
「ばかぁ」
濡れて膨らんだ肉芽を擦り上げられ、結真は泣きじゃくる。
死んぢゃ・・狂うっ
仰け反り、絶頂を迎えた。
「早く孕め、そうすれば側室に昇格できる」
「うん」
もう、迷いはない。
王妃の無関心が、多くの民を両親を犠牲にした。
「私、あの王妃を引きずり下ろせるなら、意地でも王妃になりたいって思う」
街で見かけた、王妃の私兵の蛮行。
「蒼河様は、こんな考え方は嫌ですか?」
「いや」
やっと、自分と同じ方向を見始めたという事だと、蒼河は喜んだ。
「では、先の元敬王妃様について、ご説明します。元敬王妃様は、二十年前、私が初めてお仕えしたお后様でした」
十六様で今の王に嫁ぎ、蒼河を産んだ。王太子は最初の王妃が産んだ御子で、母君も身体が弱い人だった。
「王太子様には正妃にも、四人のご側室にも御子がおりません。今後も、望めないでしょう。第二王子は生母の身分が低く、世継ぎにはなれません」
「じゃあ、王子は」
やはり、自分は相応しくない。結真は俯く。
「承恩尚宮様、いまの王妃様を見て、なんと考えますか?」
「えと」
「身分は高貴ですし、第五王子の母君です。ですが、人柄はいかがでしょうか」
「中宮殿を見て、感じませんか?派手で、贅を尽くして」
「全部、民の血税ですよ」
辺境にあった結真の故郷は、流行り病で封鎖され、焼き払われた。
「あのお金があれば、尚宮様の故郷だって」
「数年分の薬剤が変えたそうです」
父母の苦しむ姿、友の惨めな死を思い出す。炎が、夜空を焼いた。
「元敬王妃様が存命ならば、こんな悲劇はなかった筈です」
「尚宮様、どうか・・王妃を目指してください」
三人に言われ、結真は項垂れた。
「また、悩んでいるな?」
「ゔ」
「私が側室を作らない主旨は、文官の忠献から聞いただろ?」
『私は王位に就く、だから正妃になる者には三つの条件を出したい。人の上に立つべき器量、自制心と自戒心。その他にも、多くのものを。その代わり、側室は作らない』
以前、書庫で会っていた時は、第三王子に関心はなかった。ただ、武官として書庫を訪れる、蒼河との時間が楽しかった。
「結真」
湯船から結真を抱き上げ、蒼河は寝所に歩く。
「今日、金尚宮様からお母さんのことを聞きました。綺麗で優しくて、生きていれば私の両親はきっと」
「だが、おかげで私は結真に会えた。同じ時期に肉親を失くす悲しみはあるが、変わりに天はお前を寄越してくれた」
口づけられ、寝台に横たえられる。もう何度も夜伽はしているのに、結真は挿入の時だけは慣れることが出来なかった。
「んぁっ」
悲鳴のような声をあげる結真に、蒼河は口づける。
「相変わらず、キツい」
「いや、言わな」
「まあ、小さいから仕方ないか」
林檎のように赤くなり、涙目で見上げる。
「動くぞ」
何度も仰け反り、泣いて懇願する結真を容赦なく突き上げる。
やだ、深い・・
押し退けようと藻掻く手を押さえ、深く口づけた。
「ホントに、狂うからぁ」
「大丈夫だ、壊れても捨てはしない」
「ばかぁ」
濡れて膨らんだ肉芽を擦り上げられ、結真は泣きじゃくる。
死んぢゃ・・狂うっ
仰け反り、絶頂を迎えた。
「早く孕め、そうすれば側室に昇格できる」
「うん」
もう、迷いはない。
王妃の無関心が、多くの民を両親を犠牲にした。
「私、あの王妃を引きずり下ろせるなら、意地でも王妃になりたいって思う」
街で見かけた、王妃の私兵の蛮行。
「蒼河様は、こんな考え方は嫌ですか?」
「いや」
やっと、自分と同じ方向を見始めたという事だと、蒼河は喜んだ。
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