15 / 16
後宮物語〜 秋桜 〜
十四話
しおりを挟む
その本は以前から、結真が読みたいと思っていた作家だった。
「ひぇ」
生娘ではなくなったが、この手の話にはまだドキドキせずにはいられない。
「結真・・王妃はどうしている?」
政に女が携わることはないため、子育て以外は書庫に籠るのが結真の日常だ。
「結真」
真剣に本を読んでいたので、蒼河の帰宅にも気づかなかった。
「何を読んでいる?」
ヒョイと本を取り上げられる。
「あ・・・えと」
「何だ、この破廉恥な内容は?」
ふぅ、と息を吐いた。
「えっと、いつ・・お帰りに?」
「一刻前だ」
「あゞ」
非常に、気まずい空気になる。まるで、不倫現場を見られた主婦のように、結真は項垂れた。
「どこにあった、こんな破廉恥な書は」
「ゔ」
「どこに、あった?」
やぅっ・・
「お願いっ・・・もう」
何度も、絶頂を迎えた結真の肉芽は硬く、包皮も剥き出しだ。
「だめ、あとニ回はイキなさい」
「そんなッ・・あ―――」
全身を震わせ、結真は絶頂を迎えた。
「狂う、ほんとにおかしくなるぅ」
もう、どのくらい自慰をさせられたか。痛いくらいに感じ、涙があふれた。
「ほしいか?」
「ゔん」
「何が、ほしい?」
ふぇっ、結真が羞恥に泣き出した。
「―――を、・・・に挿れて激しく―――してくださっ」
結真はまた、達した。
「挿れるぞ」
一気に犯された結真は、声にならない悲鳴で泣いた。
「だめぇ、だめ・・」
「イケ」
「いやぁ―――!」
蜜を吹き、結真ま泣きじゃくる。
「ごめんなさ・・も、やだ」
「どこで、買った?何か、不満か」
「違っ、違います」
泣きながら、首を振る。
「回数・・七日に二日にするか?」
「えっ」
「ならば、いいのか?」
蒼河が、自身を抜き取る。
「ゆっくり、眠れ」
結婚し、いや同棲して初めての別の部屋で寝た夜だった。
「蒼河様」
「どうしたのだ、もう寝室を別にして四日だ」
「まさか、倦怠期か?」
「いやいや、きっと痴話喧嘩よ」
皆が、案じたが二人の気まずさは変わらない。
「あの、蒼河さ」
「今日も遅くなる、先に休め」
「はい」
しゅん、と結真は項垂れた。
「嫌われたかな」
あんな、小説を読んだから、いらぬ誤解をされた。涙があふれる結真を、幼い河泪が心配する。
「はい、お花」
「ありがとう」
ふ・・涙が、いくつもこぼれ落ちた。
「結真が?」
「はい、皆が案じております。食も、すっかり細く」
「まぁ、授乳期ではありませんが」
食が細く、もともと食べない結真。さらに食べなければ、誰もが案じて当然だ。
「仕置きが過ぎたか」
寝所を戻すか。蒼河はその日、早く戻ることにした。
「結真は?」
蒼河が訊ねたことに、淑英はホッとする。
「寝所でお待ちです。あの、差し出がましいことは承知ですが」
「分かっている。結真が不倫など、考える娘ではないことを。少し、仕置きしただけだ」
「っく」
やっぱり、嫌われた。
結真は寝所で、泣いていた。
「ひぇ」
生娘ではなくなったが、この手の話にはまだドキドキせずにはいられない。
「結真・・王妃はどうしている?」
政に女が携わることはないため、子育て以外は書庫に籠るのが結真の日常だ。
「結真」
真剣に本を読んでいたので、蒼河の帰宅にも気づかなかった。
「何を読んでいる?」
ヒョイと本を取り上げられる。
「あ・・・えと」
「何だ、この破廉恥な内容は?」
ふぅ、と息を吐いた。
「えっと、いつ・・お帰りに?」
「一刻前だ」
「あゞ」
非常に、気まずい空気になる。まるで、不倫現場を見られた主婦のように、結真は項垂れた。
「どこにあった、こんな破廉恥な書は」
「ゔ」
「どこに、あった?」
やぅっ・・
「お願いっ・・・もう」
何度も、絶頂を迎えた結真の肉芽は硬く、包皮も剥き出しだ。
「だめ、あとニ回はイキなさい」
「そんなッ・・あ―――」
全身を震わせ、結真は絶頂を迎えた。
「狂う、ほんとにおかしくなるぅ」
もう、どのくらい自慰をさせられたか。痛いくらいに感じ、涙があふれた。
「ほしいか?」
「ゔん」
「何が、ほしい?」
ふぇっ、結真が羞恥に泣き出した。
「―――を、・・・に挿れて激しく―――してくださっ」
結真はまた、達した。
「挿れるぞ」
一気に犯された結真は、声にならない悲鳴で泣いた。
「だめぇ、だめ・・」
「イケ」
「いやぁ―――!」
蜜を吹き、結真ま泣きじゃくる。
「ごめんなさ・・も、やだ」
「どこで、買った?何か、不満か」
「違っ、違います」
泣きながら、首を振る。
「回数・・七日に二日にするか?」
「えっ」
「ならば、いいのか?」
蒼河が、自身を抜き取る。
「ゆっくり、眠れ」
結婚し、いや同棲して初めての別の部屋で寝た夜だった。
「蒼河様」
「どうしたのだ、もう寝室を別にして四日だ」
「まさか、倦怠期か?」
「いやいや、きっと痴話喧嘩よ」
皆が、案じたが二人の気まずさは変わらない。
「あの、蒼河さ」
「今日も遅くなる、先に休め」
「はい」
しゅん、と結真は項垂れた。
「嫌われたかな」
あんな、小説を読んだから、いらぬ誤解をされた。涙があふれる結真を、幼い河泪が心配する。
「はい、お花」
「ありがとう」
ふ・・涙が、いくつもこぼれ落ちた。
「結真が?」
「はい、皆が案じております。食も、すっかり細く」
「まぁ、授乳期ではありませんが」
食が細く、もともと食べない結真。さらに食べなければ、誰もが案じて当然だ。
「仕置きが過ぎたか」
寝所を戻すか。蒼河はその日、早く戻ることにした。
「結真は?」
蒼河が訊ねたことに、淑英はホッとする。
「寝所でお待ちです。あの、差し出がましいことは承知ですが」
「分かっている。結真が不倫など、考える娘ではないことを。少し、仕置きしただけだ」
「っく」
やっぱり、嫌われた。
結真は寝所で、泣いていた。
1
あなたにおすすめの小説
淫紋付きランジェリーパーティーへようこそ~麗人辺境伯、婿殿の逆襲の罠にハメられる
柿崎まつる
恋愛
ローテ辺境伯領から最重要機密を盗んだ男が潜んだ先は、ある紳士社交倶楽部の夜会会場。女辺境伯とその夫は夜会に潜入するが、なんとそこはランジェリーパーティーだった!
※辺境伯は女です ムーンライトノベルズに掲載済みです。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる