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02話 スターゼウスへの移住
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死の神アポフィスの衝突によってポールシフトが加速され、地球は磁場を失い生活していけない星となった。
そこでハビタブルゾーン(生命居住可能領域)内にある、K2-18bという惑星に残された人類は希望を託した。
その惑星は質量が地球の8倍、大きさは地球の2倍、岩石でできた表面と水を含む大気の両方を併せ持つ惑星だ。
地球からしし座の方向に124光年進んだ場所にあるその惑星は「スターゼウス」と呼ばれた。
世界中から有能な科学者・技術者などが多数呼び寄せられ、遂にワープテクノロジーを開発し、移住に成功したのだった。
ーーーーーーー5年後ーーーーーーーー
5年の月日をへてスターゼウスで新生活をはじめた人類。スターゼウスには豊富な資源、水、森があったので文明を一からやり直すのにそこまで時間はかからなかった。
だが今度は領地や資源の採掘権を巡って王国同士で争いが起こりやがて戦争が始まった。
またスターゼウスには魔獣ガゼルという魔力を持った存在が確認され、更なる混沌が訪れるのであった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
目の前に金色の光をまとった、ピーターパン位の大きさで7色の綺麗な羽をのばした妖精がいる。
謎の精霊「あなたがーーーこの星をーー救うのですーーーはやく辿り付かないとーーー私のマナが、、、」
ま、待ってくれ。俺は必死に手を伸ばした。
(・・・もみもみ)
「うああああーーーーー何だあの生き物は!?」
変な夢を見ていたようだ。でもすごくリアルな夢だった。
「おい、ゲン。人の胸をもみしだいて何だあの生き物は?とは何事だ?ゲン、この変態!スカポンタン!バシンッ!ドスッ!ドカッ!」
「ちょっーーー誤解だよ誤解。今夢の中に妖精みたいな生き物が出てきたんだ、、、それも夢じゃないくらいリアルだったんだよーーー」
「また変な言い訳して。どうしても死にたいようねーーー神に祈りなさい」
「お兄ちゃんを殺さないで、せめて半殺しでご勘弁ください」
「コノ~!!それお兄ちゃんを庇ってるようで庇ってないぞー!!」
(ウゥゥゥゥ!!!!!ウゥゥゥゥ!!!!!ウゥゥゥゥ!!!!!)
突然サイレンが鳴り響く。
「敵襲だ~エジプトが攻めいってきたぞ、オリハルコンを守れ!ウァァァ!!!」
護衛兵と思わしき兵隊の首が空中に浮かぶのが見えた。
「ハッハッハッ!我はエジプト王国騎士団 団長アブドゥだ!か弱きジパング王国の奴らめ。貴様ら全員殺して魔獣のエサにしてやるわい。まぁ不味くて食わないと思うがな、ダッハッハッハッ!」
スターゼウスに人類が移住してはや5年。移住を機に世界地図が一変していた。
その中でもエジプト王国は、スターゼウスの神聖の森に生息していた魔獣ガゼルを飼いならすことに成功した。
やがて新世界の半分を支配し、新世界征服を試み、各地に血の雨を降らせていたのだ。
「クッソまたエジプトのやつらか。魔獣さえいなければ、まだ戦えるのにーーーそうだ!ククリが作ったこのオリハルコンの容れ物なら魔獣を封じ込めれるかも?コノ、あと何秒でエジプトの奴らがここまで来る?」
「ちょっと待ってねお兄ちゃん。カチャカチャカチャカチャーーーーーうんあと60秒でここまで来るよ、それまでに何とかしないとみんな魔獣に食われちゃうよ」
「えええええ!?ちょっと、ゲン何とかしなさいよ!まだ白馬に乗った新世界の王子様にも会ってないのに、こんなとこで死ねないわよ!」
「んな王子様いるんけねーだろ、いるのは変なターバン巻いたエジプトの連中と魔獣だけーーーーーーコノサンキュ!
よし、魔獣が来たら俺が合図するから、このドアを全てロックしてくれーーーーよし今だ!!」
魔獣ガゼル「グゥルルルル、、、、、ヴオァァァァ」
「ポチッとな。」
ーーーーーガシャーン ガシャン ガシャーン、ガシャンガシャンーーー
「だめぇぇ間に合わない!魔獣がこっちに来るよぉぉぉお兄ちゃん!」
「まだだぁぁぁぁぁうおぉぉぉぉ」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーズドォォォォォン!!! )
「よし!これで魔獣は身動きとれないわ!何せこれは私がオリハルコンで作った特製の容れ物よ。皆のもの、私に感謝しなさい、ホーホッホッホッ。」
「とにかく逃げるぞ、さぁ地下王国へ行こう!」
そこでハビタブルゾーン(生命居住可能領域)内にある、K2-18bという惑星に残された人類は希望を託した。
その惑星は質量が地球の8倍、大きさは地球の2倍、岩石でできた表面と水を含む大気の両方を併せ持つ惑星だ。
地球からしし座の方向に124光年進んだ場所にあるその惑星は「スターゼウス」と呼ばれた。
世界中から有能な科学者・技術者などが多数呼び寄せられ、遂にワープテクノロジーを開発し、移住に成功したのだった。
ーーーーーーー5年後ーーーーーーーー
5年の月日をへてスターゼウスで新生活をはじめた人類。スターゼウスには豊富な資源、水、森があったので文明を一からやり直すのにそこまで時間はかからなかった。
だが今度は領地や資源の採掘権を巡って王国同士で争いが起こりやがて戦争が始まった。
またスターゼウスには魔獣ガゼルという魔力を持った存在が確認され、更なる混沌が訪れるのであった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
目の前に金色の光をまとった、ピーターパン位の大きさで7色の綺麗な羽をのばした妖精がいる。
謎の精霊「あなたがーーーこの星をーー救うのですーーーはやく辿り付かないとーーー私のマナが、、、」
ま、待ってくれ。俺は必死に手を伸ばした。
(・・・もみもみ)
「うああああーーーーー何だあの生き物は!?」
変な夢を見ていたようだ。でもすごくリアルな夢だった。
「おい、ゲン。人の胸をもみしだいて何だあの生き物は?とは何事だ?ゲン、この変態!スカポンタン!バシンッ!ドスッ!ドカッ!」
「ちょっーーー誤解だよ誤解。今夢の中に妖精みたいな生き物が出てきたんだ、、、それも夢じゃないくらいリアルだったんだよーーー」
「また変な言い訳して。どうしても死にたいようねーーー神に祈りなさい」
「お兄ちゃんを殺さないで、せめて半殺しでご勘弁ください」
「コノ~!!それお兄ちゃんを庇ってるようで庇ってないぞー!!」
(ウゥゥゥゥ!!!!!ウゥゥゥゥ!!!!!ウゥゥゥゥ!!!!!)
突然サイレンが鳴り響く。
「敵襲だ~エジプトが攻めいってきたぞ、オリハルコンを守れ!ウァァァ!!!」
護衛兵と思わしき兵隊の首が空中に浮かぶのが見えた。
「ハッハッハッ!我はエジプト王国騎士団 団長アブドゥだ!か弱きジパング王国の奴らめ。貴様ら全員殺して魔獣のエサにしてやるわい。まぁ不味くて食わないと思うがな、ダッハッハッハッ!」
スターゼウスに人類が移住してはや5年。移住を機に世界地図が一変していた。
その中でもエジプト王国は、スターゼウスの神聖の森に生息していた魔獣ガゼルを飼いならすことに成功した。
やがて新世界の半分を支配し、新世界征服を試み、各地に血の雨を降らせていたのだ。
「クッソまたエジプトのやつらか。魔獣さえいなければ、まだ戦えるのにーーーそうだ!ククリが作ったこのオリハルコンの容れ物なら魔獣を封じ込めれるかも?コノ、あと何秒でエジプトの奴らがここまで来る?」
「ちょっと待ってねお兄ちゃん。カチャカチャカチャカチャーーーーーうんあと60秒でここまで来るよ、それまでに何とかしないとみんな魔獣に食われちゃうよ」
「えええええ!?ちょっと、ゲン何とかしなさいよ!まだ白馬に乗った新世界の王子様にも会ってないのに、こんなとこで死ねないわよ!」
「んな王子様いるんけねーだろ、いるのは変なターバン巻いたエジプトの連中と魔獣だけーーーーーーコノサンキュ!
よし、魔獣が来たら俺が合図するから、このドアを全てロックしてくれーーーーよし今だ!!」
魔獣ガゼル「グゥルルルル、、、、、ヴオァァァァ」
「ポチッとな。」
ーーーーーガシャーン ガシャン ガシャーン、ガシャンガシャンーーー
「だめぇぇ間に合わない!魔獣がこっちに来るよぉぉぉお兄ちゃん!」
「まだだぁぁぁぁぁうおぉぉぉぉ」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーズドォォォォォン!!! )
「よし!これで魔獣は身動きとれないわ!何せこれは私がオリハルコンで作った特製の容れ物よ。皆のもの、私に感謝しなさい、ホーホッホッホッ。」
「とにかく逃げるぞ、さぁ地下王国へ行こう!」
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