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スクールカースト。
その中では僕は所謂最底辺のオタクの部類だ。
「真城 雪。出席してるよな?」
担任の目が刺さる。周りの視線も集まる。脂汗が溢れ、手は震える。
ガタンッ
震えた手が、愛読書であるラノベの山をひっくり返し、教室の床にぶちまける。本の中の美少女は眩しい笑顔のまま動かない。クラス(主に女子)の非難する視線が飛んできた。
教室はそのまま、時間が流れた。僕のラノベと心だけが動かないまま周りは目まぐるしく動いていく。
「おい真城。どうせお前本の中の女しか見てねぇんだろ。なら北条さんの隣譲れよ。」
次は男だ。複数でこんなオタクと絡んで何が楽しいのだろうか。
「ちょ、ちょっとやめてよ男子…真城くんが困るでしょ?」
黒髪の清楚な女生徒が止める。
北条 茜。所謂クラスのアイドルというもので、僕とは遠い存在だ。なのに、彼女の隣の席はあいにく僕だ。彼女が隣にいるせいで、関係ないはずの人間まで僕に近づくことになる。そういう意味で僕は彼女の事が嫌いだ。殺したいとさえ思う。もちろんそんなことは出来ないのだが。
と、僕はこのように無惨で悲惨な学校生活を送っているわけだ。ここまで自我を戻すのにも時間がかかったもので、そのきっかけはゲーム、
『job!!World』だった。
その中では僕は所謂最底辺のオタクの部類だ。
「真城 雪。出席してるよな?」
担任の目が刺さる。周りの視線も集まる。脂汗が溢れ、手は震える。
ガタンッ
震えた手が、愛読書であるラノベの山をひっくり返し、教室の床にぶちまける。本の中の美少女は眩しい笑顔のまま動かない。クラス(主に女子)の非難する視線が飛んできた。
教室はそのまま、時間が流れた。僕のラノベと心だけが動かないまま周りは目まぐるしく動いていく。
「おい真城。どうせお前本の中の女しか見てねぇんだろ。なら北条さんの隣譲れよ。」
次は男だ。複数でこんなオタクと絡んで何が楽しいのだろうか。
「ちょ、ちょっとやめてよ男子…真城くんが困るでしょ?」
黒髪の清楚な女生徒が止める。
北条 茜。所謂クラスのアイドルというもので、僕とは遠い存在だ。なのに、彼女の隣の席はあいにく僕だ。彼女が隣にいるせいで、関係ないはずの人間まで僕に近づくことになる。そういう意味で僕は彼女の事が嫌いだ。殺したいとさえ思う。もちろんそんなことは出来ないのだが。
と、僕はこのように無惨で悲惨な学校生活を送っているわけだ。ここまで自我を戻すのにも時間がかかったもので、そのきっかけはゲーム、
『job!!World』だった。
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