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第二巻
しおりを挟む【清左衛門とすず】
四月に入り桜の季節になった。すずと清左衛門は子供達を連れて城下の桜名所に花見にいった。とめと梅は大層喜んだ。
「わあ、綺麗な桜でがんす」
「姉様、この桜はなんで桃色なんでがんしょうか?」
「‥‥‥うーむ‥‥」
梅は妹に質問されて困り果てた。
するとすずが笑顔で答えた。
「とめちゃん、桜にはいろんな品種があってね。でも桃色の桜は特に綺麗なのよ。」
今もそうであるが秋田県には多くの桜の名所があり、特に角館武家屋敷通りや桧木内川堤、千秋公園などが桜の名所として有名である。
これらの場所では、例年4月下旬から5月上旬に見頃を迎える。
梅もとめも一番綺麗な時期に花見をしたのである。梅もとめも角館武家屋敷通りのシダレザクラを見て感動したのであった。
このみちのくの小京都と呼ばれるシダレザクラは当時から花見見物の武士やその妻女、子供達は一緒に楽しんでいたのでした。
また、桧木内川堤にはソメイヨシノの桜並木が約2kmにわたって続き、桜のトンネルを楽しめたのである。
更に千秋公園に行けば秋田市街地にある為、人々の人数も多く賑わっていた。
特にソメイヨシノなど様々な種類の桜が咲き誇り人々の心を癒したのであった。
上記以外にも秋田県には魅力的な桜の名所が多数ある。桜・菜の花ロードは大潟村にあり、桜と菜の花のコントラストが美しいドライブコースとなっている。
また、本荘公園には約1000本のソメイヨシノが咲き乱れ駅からもアクセスしやすい公園である為花見客も大勢来てたのしんでいる。
日本国花苑は多様な桜が楽しめるスポットとして知られている。
見頃の時期はすず達が花見見物に出かけた4月下旬から5月上旬である。
桜見物と言えば夜桜と桜祭りであろう。
夜桜や桜祭りが楽しめる名所としては夜桜: 角館武家屋敷通り、桧木内川堤、千秋公園などで例年ライトアップが行われる。
桜祭りは角館武家屋敷通り、桧木内川堤、桜・菜の花ロードなどで桜祭りが開催され近隣地区だけの人々だけでなく遠方の人々も大勢やって来るのだ。
みちのく三大桜名所として有名であり特に秋田県の角館武家屋敷は、青森県の弘前公園、岩手県の北上展勝地とともに「みちのく三大桜名所」の一つに数えられているのだ。
梅ととめの二人は桜見物に見惚れていた。
「お母さん、お腹が空いたよ」
とめが正直に今の気持ちを伝えた。
清左衛門の後添えとして一緒に暮らすようになってもう半年になっていた。
「じゃあ、貴方、子供達がお腹を空かしたようだしこの辺りでお弁当にしましょうか?」
すずは清左衛門にそう言うと持参していたゴザを土草の上に敷いて子供達と一緒に持参したすず特製の手作り弁当を食べ始めたのである。
「わあ、このおにぎり、美味しいよ。お母さん、ありがとう(笑い)」
「このおにぎりの中に鮭の切り身が入っているよ。美味しいよ。お母さん、ありがとう(笑い)」
すずは二人の子供達が美味しそうに食べている様子を見て心が癒されたのである。
そんな親子の様子を見て一番喜んでいるのは清左衛門であった。
清左衛門は心の中で呟いていた。
「本当に良かった。すずと出会えてしかもこんなに子供達に愛情を持って接してくれて。私には勿体無い妻でだ。本当にすず、ありがとう」
清左衛門は言葉に出して自分の気持ちをすずに伝えたかったのであった。
とめも梅もお花見をしながらすずの手作り弁当を美味しそうに食べているのであった。
清左衛門とすずの暮らした秋田の景色は四季折々、特にすずと梅と、とめは色白の秋田美人であった。
私はこの小説を執筆しながら歌手•井上陽水の歌謡曲を聴いているのだ。
その歌詞は「決められたリズム」である。
🎵~ 起こされたこと 着せられたこと
凍えつく冬の白いシャツ
せかされたこと つまずいたこと
決められた朝の長い道
ふざけ合うたび 怒られたこと
静けさを区切る窓の中
配られた紙 試されたこと
繰り返し響くベルの音
声をそろえて ピアノに合わせ
大空に歌声 決められたリズム
笑われたこと 立たされたこと
残されて ひとりガラス窓
許されたこと ほめられたこと
うつむいて歩く帰り道
驚いたこと ときめいたこと
渡された白いラブレター
愛されたこと 選ばれたこと
初めての夢のプレゼント
声をそろえて ピアノに合わせ
大空に歌声 決められたリズム
決められたリズム~🎵
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