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第三十八章
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ー史花と武田の場合ー
史花は当初計画していた韓ドラのロケ地を観光したいと思っていた。史花は武田と何やら楽しそうに談笑していた。
「ねえ、今回のハネムーンなんだけど、せっかくの機会だから韓ドラのロケ地を巡りたいの」
「それはいいと思うけど、行きたいところ、あるのかな?」
「ええ、あるわよ。」
韓国ドラマで大人気ドラマ「愛の不時着」や「梨泰院クラス」、2024年話題の「ソンジェ背負って走れ」、名作ドラマ「トッケビ」「太陽の末裔」など、多くの韓流ファンを魅了したドラマがあるの。テレビでは味わうことが出来ないリアル感を味わってみたいのよ」
「例えば、どんなドラマが好きなの?」
「ソウル市内のロケ地じゃないけど、有名な『チャングムの誓い』をはじめ、『太陽を抱いた月』『善徳女王』『イ・サン』『トンイ』など数々の時代劇ドラマを生み出したセットのある 龍仁大長今《テジャングム》パークを観光したいわ」
「いいと思うよ。僕も韓ドラは視聴したこともあるし、やはり観光したいよ」
「そうでしょ。貴方も行ってみたいでしょ」
「そうだね。行ってみたいね」
「結衣と文哉さんも誘ってみるわ」
「そうだね。今、誘ってみたら。結衣の部屋に行こうよ」
武田がそう言うと史花は武田と一緒に隣のスイートルームに行った。部屋に入ると文哉と結衣は談笑をしていた。
「あら、ママ、どうしたの?」
「明日からの観光のことなんだけど、韓ドラのロケ地巡りツアーはどうかなあ、と思って結衣と文哉さんを誘いに来たのよ」
「ママ、私も行きたいわ。文哉、いいでしょ」
「あー、いいとも。お母さんたちと一緒に観光しようよ。皆んなで行くと旅行の思い出になるし」
「そうだね。思い出になるわよ」
結衣も文哉も賛成した。
四人は結衣のスイートルームで一緒に寛いだ。まもなくして、結衣の注文したシャンパンとキャビアをルームサービスのボーイが持って来た。史花と武田もボーイにルームサービスを注文した。注文の品は赤ワインとローストビーフとカマンベールチーズであった。
しばらくの間、四人は韓ドラの話題で話が盛り上がった。
史花がそのストーリーについて、楽しそうに話始めた。「韓国の財閥令嬢で実業家でもあるユン・セリは、パラグライダーで飛行中に突然の竜巻に巻き込まれ、軍事境界線を越えた北朝鮮の非武装地帯に辿り着くのよ。木に衝突し動けなくなっている所を朝鮮人民軍軍人のリ・ジョンヒョクに発見されるけど、自分が北朝鮮に来てしまった事に気づいたセリは逃走してしまうのよ。しかし、よりによって韓国とは逆方向に進んでしまい、北朝鮮軍の社宅村に迷い込むのよね。そこで保衛司令部少佐チョ・チョルガンに見つかりそうになった所を間一髪でジョンヒョクが助け、セリを自宅に匿わけよ。
ジョンヒョクの家にセリがいることが周囲にバレると、ジョンヒョクはセリを南朝鮮で特殊活動をしていた自分の婚約者だと偽るのよね。そして、一刻も早くセリを韓国に帰そうと計画を企てるんだけど、それが次々と失敗するのよ。そのシーンを視聴してたらハラハラ、ドキドキよ。時間が経つにつれ、2人は敵対国家の国民同士にもかかわらず互いに恋愛感情を抱くようになるのよ。しかし、ジョンヒョクにはデパート社長令嬢のソ・ダンという本物の婚約者がいた訳よ。
また、セリの北朝鮮不時着と時同じくして、韓国の若き実業家ク・スンジュンも北朝鮮にやって来ていたのよ。セリのかつてのお見合い相手だったスンジョンは、セリと北朝鮮で思わぬ再会を果たすのよ。スンジュンは韓国でセリの次兄セヒョンへの詐欺の罪で追われ、時効成立までイギリス人外交官アルベルト・クと身分を偽り、ブローカーを通じて北朝鮮に潜伏するのよね。スンジュンがセヒョンに追われる身である事により、セリが北朝鮮で生きている事がセヒョンに知らされるけれど父から後継者に見込まる優秀な妹を出し抜こうとしている兄はセリの帰韓を望んでいなかった訳なのよ。韓国ではセリの失踪が世間を騒がせていたけど1ヶ月の捜索の末、遂に死亡届が出される事となってしまうというストーリーなのよ」
「へえ、ママ、詳しいんだね」
「そりゃ、もちろんよ。男優や女優が皆んな綺麗でしょ。かっこいいし。みていて本当に展開が楽しいのよね」
「なんだか、ロケ地巡りが楽しそうだわ。マママ、明日、ロケ地行ったらまだまだ、知りたいことらあるから、ガイドさんしてよねぇ」
「わかったわ」
文哉も武田も結衣と史花の楽しそうな会話に久しぶりに心を癒されたのであった。
しばらくして、史花と武田は、結衣たちの部屋を出て、自分たちの隣の部屋に帰った。二人は部屋に入るなり、お互いの唇を重ねたのであった。
結衣のイメージ
史花は当初計画していた韓ドラのロケ地を観光したいと思っていた。史花は武田と何やら楽しそうに談笑していた。
「ねえ、今回のハネムーンなんだけど、せっかくの機会だから韓ドラのロケ地を巡りたいの」
「それはいいと思うけど、行きたいところ、あるのかな?」
「ええ、あるわよ。」
韓国ドラマで大人気ドラマ「愛の不時着」や「梨泰院クラス」、2024年話題の「ソンジェ背負って走れ」、名作ドラマ「トッケビ」「太陽の末裔」など、多くの韓流ファンを魅了したドラマがあるの。テレビでは味わうことが出来ないリアル感を味わってみたいのよ」
「例えば、どんなドラマが好きなの?」
「ソウル市内のロケ地じゃないけど、有名な『チャングムの誓い』をはじめ、『太陽を抱いた月』『善徳女王』『イ・サン』『トンイ』など数々の時代劇ドラマを生み出したセットのある 龍仁大長今《テジャングム》パークを観光したいわ」
「いいと思うよ。僕も韓ドラは視聴したこともあるし、やはり観光したいよ」
「そうでしょ。貴方も行ってみたいでしょ」
「そうだね。行ってみたいね」
「結衣と文哉さんも誘ってみるわ」
「そうだね。今、誘ってみたら。結衣の部屋に行こうよ」
武田がそう言うと史花は武田と一緒に隣のスイートルームに行った。部屋に入ると文哉と結衣は談笑をしていた。
「あら、ママ、どうしたの?」
「明日からの観光のことなんだけど、韓ドラのロケ地巡りツアーはどうかなあ、と思って結衣と文哉さんを誘いに来たのよ」
「ママ、私も行きたいわ。文哉、いいでしょ」
「あー、いいとも。お母さんたちと一緒に観光しようよ。皆んなで行くと旅行の思い出になるし」
「そうだね。思い出になるわよ」
結衣も文哉も賛成した。
四人は結衣のスイートルームで一緒に寛いだ。まもなくして、結衣の注文したシャンパンとキャビアをルームサービスのボーイが持って来た。史花と武田もボーイにルームサービスを注文した。注文の品は赤ワインとローストビーフとカマンベールチーズであった。
しばらくの間、四人は韓ドラの話題で話が盛り上がった。
史花がそのストーリーについて、楽しそうに話始めた。「韓国の財閥令嬢で実業家でもあるユン・セリは、パラグライダーで飛行中に突然の竜巻に巻き込まれ、軍事境界線を越えた北朝鮮の非武装地帯に辿り着くのよ。木に衝突し動けなくなっている所を朝鮮人民軍軍人のリ・ジョンヒョクに発見されるけど、自分が北朝鮮に来てしまった事に気づいたセリは逃走してしまうのよ。しかし、よりによって韓国とは逆方向に進んでしまい、北朝鮮軍の社宅村に迷い込むのよね。そこで保衛司令部少佐チョ・チョルガンに見つかりそうになった所を間一髪でジョンヒョクが助け、セリを自宅に匿わけよ。
ジョンヒョクの家にセリがいることが周囲にバレると、ジョンヒョクはセリを南朝鮮で特殊活動をしていた自分の婚約者だと偽るのよね。そして、一刻も早くセリを韓国に帰そうと計画を企てるんだけど、それが次々と失敗するのよ。そのシーンを視聴してたらハラハラ、ドキドキよ。時間が経つにつれ、2人は敵対国家の国民同士にもかかわらず互いに恋愛感情を抱くようになるのよ。しかし、ジョンヒョクにはデパート社長令嬢のソ・ダンという本物の婚約者がいた訳よ。
また、セリの北朝鮮不時着と時同じくして、韓国の若き実業家ク・スンジュンも北朝鮮にやって来ていたのよ。セリのかつてのお見合い相手だったスンジョンは、セリと北朝鮮で思わぬ再会を果たすのよ。スンジュンは韓国でセリの次兄セヒョンへの詐欺の罪で追われ、時効成立までイギリス人外交官アルベルト・クと身分を偽り、ブローカーを通じて北朝鮮に潜伏するのよね。スンジュンがセヒョンに追われる身である事により、セリが北朝鮮で生きている事がセヒョンに知らされるけれど父から後継者に見込まる優秀な妹を出し抜こうとしている兄はセリの帰韓を望んでいなかった訳なのよ。韓国ではセリの失踪が世間を騒がせていたけど1ヶ月の捜索の末、遂に死亡届が出される事となってしまうというストーリーなのよ」
「へえ、ママ、詳しいんだね」
「そりゃ、もちろんよ。男優や女優が皆んな綺麗でしょ。かっこいいし。みていて本当に展開が楽しいのよね」
「なんだか、ロケ地巡りが楽しそうだわ。マママ、明日、ロケ地行ったらまだまだ、知りたいことらあるから、ガイドさんしてよねぇ」
「わかったわ」
文哉も武田も結衣と史花の楽しそうな会話に久しぶりに心を癒されたのであった。
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