あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋

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第四十章

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 韓国旅行から帰国した史花、結衣、文哉、武田の四人はそれぞれの新しい人生が始まった。結衣と文哉は来月開催される四大陸世界選手権の優勝を目指していた。
今回の大会は世界の選手たちと争うことになる。かつ、たまには4回転のジャンプを演技の中に取り入れる必要がある。
結衣はそのための練習をしているのであった。

結衣は文哉の指導のもとジャンプの高さとジャンプ力を意識して練習をしていた。
 結衣はアクセルやループを得意とし、当時の女子としては希少な3回転アクセルを含む6種類全ての3回転ジャンプを跳ぶことができる選手であった。小学生のうちから3回転アクセルの練習を始め、毎年開催される中部ブロック大会(ノービスA)で3回転アクセル-2回転トウループのコンビネーションジャンプに成功している。
世界ジュニア選手権でショートプログラムに3回転アクセルを取り入れ、グランプリファイナルのフリースケーティング(フリー)で女子シングル史上初の2度の3回転アクセルに成功していた。バンクーバー世界大会では、女子シングル史上初めてショートプログラムで3回転アクセルを成功させた。同一競技会でショートプログラム、フリーと合わせて3度の3回転アクセルを成功させたのも女子シングル史上初であり、ギネス世界記録に認定されている。
結衣は一方でルッツやサルコウを苦手としており、プログラムに取り入れていなかった時期があった。特にルッツではインサイドエッジから踏み切る癖があり、ルール改定でエッジ判定が厳格になってからは踏切違反を取られることが多かった。
コンビネーションジャンプはセカンド、サードジャンプに得意なループを用いることが多い。中でも3回転フリップ(または3回転ループ)-2回転ループや3回転フリップ(または3回転ループ)-2回転ループ-2回転ループの3連続ジャンプを多く取り入れていた。トウループを用いたコンビネーションでは2回転アクセル-3回転トウループ、3回転アクセル-2回転トウループを取り入れていた。3回転フリップ-3回転トウループも世界選手権のフリーで成功させているが、以降はプログラムに入れていない。
かつては3回転フリップ-3回転ループを積極的に取り入れており、数々の試合で成功させていたが冬シーズンからセカンドジャンプで回転不足を取られることが多くなり、世界選手権ショートプログラムでの成功を最後にプログラムから外すようになった。四大陸選手権から再び取り入れるようになり、中々完璧な成功とはならなかったが、NKK杯ショートプログラムで久々に成功と認定された。
ジャンプ以外の種目として、結衣の体躯の
しなやかさと力強さを兼ね備え、現行採点では評価のウエイトが大きい柔軟性を生かしたスピンやステップ、スパイラル(現在のルールでは技術要素から外されている)を行うことができ、高いGOEを獲得することができる。片手ビールマンスピンを行うこともできるがレベル認定の規定の2回転を行う前に体勢が崩れてしまい、レベルを取りこぼすことも多く世界選手権以来しばらくプログラムに取り入れていなかったが、エリック・ボンパール杯からフリーで用いている。ストレートラインステップシークエンスのレベル4を日米対抗戦のショートプログラムで、またサーキュラーステップシークエンスのレベル4を世界国別対抗戦のショートプログラムで獲得している(
冬シーズンからステップのレベル取得の要件が緩和されたが、それ以前にレベル4を獲得していたのはカロリーナ・コストナー、レイチェル・フラット、鈴木明子、浅岡の4人のみである。

結衣のイメージ

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