【R18】 女性達の性事情

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第三十四巻

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  【女性達の性事情】

ー(セクハラ上司 礒貝を訴える)ー

 ある日、荒井不動産で始まって以来の不祥事が起こった。
ことの起こりはこうだ。
翔太の上司である礒貝は、課長職であった。酒癖が悪く、酒に酔うと見境無しに女性に触るのだ。翔太も目を見晴らしていたのだが、翔太が鹿児島出張中にその事件は起きたのだ。その日飲み会があったのだ。

 礒貝は女性社員だけを誘い馴染みの料亭に行き、女性社員の労を労ったのだ。しかし、酔いが回り、女性社員•松枝のお尻を触ったのだ。
当然、一緒にいた女性社員に問い詰められ、「然るべきところに訴える」と詰め寄られたのである。
 礒貝は女性社員の豹変ぶりにびっくりした。しかし、遅かりし。結局。数日後、正式に女性社員から会社人事部に訴えられたのだ。
 彼女達の要求事項は、①課長礒貝を解雇する
②精神的苦痛の慰謝料を100万円、被害者に支払うこと。礒貝が支払われないときは、会社側が支払うこと。
③セクハラ禁止の社員服務規律を条文化すること。
④新聞各社のマスコミにセクハラの事実を公表すること。
との四項目であった。
  
 報告を受けた常務の島倉は、ことの問題解決を翔太に命じることにした。

 翔太が出張先から帰ると早速、常務の島倉に呼ばれた。翔太はことの次第を聞くと早速、関係者から事情を聞いた。女性社員の怒りは凄まじく、なかなか落としどころが見つからない。
 翔太は女性社員の身辺調査をいつもの探偵事務所の沖に依頼した。
 数日して、沖から女性社員の身辺調査の報告書を受け取った。その中に興味深い報告があった。今回、セクハラ被害にあった女性は、会社の仕事を終えた後、週2回水商売のアルバイトをしているという事実が判明したのだ。
 もちろん、このアルバイトは服務規律違反である。
 場合によっては懲戒処分になる。
後の女性社員は、いわゆるインフォーマル組織で会社にとっては、不必要な社員なのだ。したがって1日も早く退社して欲しい社員達であった。
 調査報告書には、いずれも借金まみれで毎月の返済に追われていた。翔太はこの報告書を読んで安堵するのであった。
数日後、女性社員達から訴えが取り下げられた。翔太はどのように交渉したのか、話さないが、会社には迷惑をかけることなく、解決したのだ。礒貝は降格人事で関連する清掃会社に左遷された。
 訴えるた女性社員は全員解雇。しかし翔太が彼女達の転職先をら世話したのだ。
彼女達のその後は不明だ。噂ではソープに沈められたとか。まあ、翔太にとっては関係ない話だ。

ー(荒井不動産の危機)ー

 会社経営にとって、最も怖いのは資金繰りだ。特に不動産業の場合、資金が上手く回らないとたちまち経営が破綻する。したがって金融機関との深い絆を構築する必要がある。翔太はまたも常務の島倉に呼ばれた。次なる特命は『金融機関との深い絆を構築せよ』である。
翔太は懇意にしている金融機関の〇〇銀行本店の蛯名に連絡した。
『ご無沙汰してます」
「こちらこそ、ご無沙汰してます」
「たまには、一杯やりながら語りませんか?」
蛯名は翔太に以前世話になったことがある。その世話になったこととは、蛯名が行きつけのスナックで知り合った店の女性店員と一夜限りの夜を過ごしたとき、その女がヤクザの女であったのだ。
後日、その男に呼び出されたのだ。金銭目的の脅しであった。蛯名は翔太にことの次第を一部始終話し、解決してもらったのだ。
その時の恩義がある。断ることは出来ない。
数日後、二人は難波の割烹料理店にいた。
「乾杯」
「乾杯」
久しぶりに会った二人はしばらく談笑した。
しばらくして、翔太が切り出した。
「君のコネで頭取に合わせてくれないか?社長を会わせたいんだよ」
「おやすいご用だ」
「いつがいい?」
「近日中に頼むよ」
 数日後、社長の大谷と翔太は〇〇銀行の頭取室にいた。
「社長の大谷です。」
「社長付きの山口です。」
「頭取の江口です。」
要件は、〇〇銀行に荒井不動産が多額の預金をする件。今一つは毎月の賃料や管理費を〇〇銀行に預金すること。
毎月の荒井不動産で支払う必要資金を短期で借り入れ出来るようにしていただくこと。
所謂、新たなメインバンク契約である。
 江口は一つ返事で承諾した。
大谷も翔太も今後の不動産業界の将来を案じていたのだ。昨今の不動産業界には、若年層の人口減少に伴う不動産需要の低迷、地価の暴落、全国的な空き家問題、所有物件の老朽化、つまり、①若年層の人口減少②物件の老朽化、③空き家の増加④地価暴落の4つだ。
  そのため、金融機関との深い絆を構築する必要があったのだ。その意味で今日の成果は会社にとってメリットが大きいと言える。
 帰りの車の中で大谷から翔太に話があった。
「早急に江口頭取と一席設けるように。出席者は私とお前と常務の島倉だ。」
「分かりました。早速手配します。」
翔太は、次なる計画を練るのであった。

 数日後、〇〇銀行の蛯名から連絡があった。
「頭取の都合ですか。今度の金曜日、夜7時は如何ですか?」
翔太は、予め大谷と島倉の都合を聞いていたので、即座に了承した。
「いいですよ。当日よろしくお願いします。場所は心斎橋の新明石で」
「分かりました。」
金曜日がやってきた、心斎橋の新明石には、
大谷、島倉、馬太郎、江口頭取、蛯名、副頭取の諏訪が同じ席に付き、ビールや酒を飲みながら談笑している。
翔太は江口頭取と諏訪副頭取の趣味や性癖を予め蛯名から聞いていた。江口は人妻に目がないらしい。好みの人妻がいれば、金で堕とす。
 その堕とす役目が江口だ。副頭取の諏訪はちょっと厄介だ。女性を虐めて興奮する性癖の持ち主だ。
翔太は、後日。江口と諏訪にそれぞれ女性を紹介する旨伝えた。場所は有馬温泉の別荘である。最高級のオモテナシで、しかも秘密主義。決して外部に漏れることはない。頭取の江口は安心して人妻と遊べる。また、諏訪も女性を虐めつくすことができる。
 翔太は適当な女性を選び、その写真を蛯名に手渡した。写真は、洋服姿、和服姿、全裸写真、女性器の拡大写真を封入したものであった。






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