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第百五巻 世界宗教
しおりを挟む今回は世界に存在する宗教について、考察したい。
世界で最も古い宗教については諸説あるが、現存する宗教の中ではヒンドゥー教やゾロアスター教が最も古いだろう。
抑々、このヒンドゥー教の起源は紀元前2300年頃に始まったとされており、現在も実践されている宗教の中で最も古いと考えられている。
ヴェーダ(注釈1)は紀元前1500年から1200年頃に口頭で伝えられ、紀元前250年頃に文字として記録され始めた。
(注釈1)
ヴェーダは、古代インドで紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけて編纂された、ヒンドゥー教の最も古く重要な聖典の総称である。
サンスクリット語で『知識』を意味し、バラモン教の聖典でもある。
ヴェーダは主に次の4つの聖典から構成されている。
リグ・ヴェーダは神々への賛歌を集めた歌集で、最も古いヴェーダと言える。
サーマ・ヴェーダはリグ・ヴェーダの歌を儀式で歌うための旋律集である。
ヤジュル・ヴェーダは神々への供物を捧げる際の祭詞集である。
アタルヴァ・ヴェーダは災いを祓い、福利を招く呪術や呪文、医療に関する内容が含まれているのだ。
ー(ヴェーダの起源とその歴史)ー
それではヴェーダの起源とその歴史についてご説明しよう。
ヴェーダは、アーリア人によって作られ始め、口頭で伝えられた後、文書化された。
リグ・ヴェーダは紀元前1200年頃から紀元前1000年頃に編纂され、他の3つのヴェーダは紀元前1000年頃から紀元前500年頃に作られたと思われる。
さて、ヴェーダはヒンドゥー教の信仰、儀式、哲学の基礎を形成していると言える。
その教えは、神々、儀式、道徳、宇宙の調和に関する深い知識を含み、現代のヒンドゥー教徒の生活に大きな影響を与えているのだ。
ヴェーダには、サンヒター、ブラーフマナ、アーラニヤカ、ウパニシャッドの4つの部分がある。
ウパニシャッドはヴェーダの哲学的秘説を集成したもので、「梵我一如の思想が核心をなしている。
アタルヴァ・ヴェーダには、病気を治す呪文や長寿を祈る呪文が多く含まれており、薬学や医学知識も豊富である。
古代インドの医学であるアーユルヴェーダは、アタルヴァ・ヴェーダの副ヴェーダとされているのだ。
ゾロアスター教は、ザラスシュトラ《ゾロアスター》が紀元前1200年頃から紀元前7世紀頃に創設したとされる古代ペルシア起源の宗教である。
世界最古の一神教とも言われている。
善と悪の二元論を特徴とし、善の神アフラ・マズダと悪の霊アンラ・マンユの戦いを教義の中心としている。
このゾロアスター教はユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった世界三大宗教に大きな影響を与えたとされている。
ユダヤ教は紀元前690年頃に始まったとされているがゾロアスター教よりは新しいと考えられている。
アニミズムのような無組織の伝統的な信仰は、人類の歴史とともに存在してきたため、最も古い宗教形態である可能性があるが詳細は不明である。
世界で一番古い宗教を特定することは、宗教の定義や、その宗教が時代とともにどのように変化してきたかを考慮する必要があるため、難しい側面があるが多くの宗教は歴史を通じてその表現を頻繁に変えているのが実態である。
ー(世界三大宗教)ー
世界三大宗教とは、キリスト教、イスラム教、仏教の三つを意味する。
これらの宗教は、信者数の多さに加え、
特定の民族や地域に限定されず世界中に
広まっている『世界宗教』であることが特
徴である。
世界三大宗教はそれぞれ異なる起源と教
えを持ち、世界中で多くの人々に信仰さ
れている。
ー(キリスト教)ー
信者は約24億人以上。
イエス・キリストがパレスチナ地方で
神の国運動をおこした。
教義は神への愛、隣人愛。
キリスト教は、唯一絶対の神を信じる
一神教である。
神、イエス、聖霊の三位一体を特徴と
し、神への愛と隣人愛が中心的な教えで
ある。カトリック、プロテスタント、正
教会などに分かれます。
ー(イスラム教)ー
イスラム教信者は約19億人 。|ムハンマ
ド アラビア半島《メッカ》
教義は唯一神アッラーへの絶対的服従。
(解説)
イスラム教は、預言者ムハンマドがアッ
ラーの啓示を受けて創始した一神教です。聖典はクルアーンで、信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼の「五行」を守ることが義務付けられています。
ー(仏教)ー
信者は約5億人。
ゴータマ・シッダールタインド
教義は悟りを開き、苦しみを超え。
(解説)
仏教は、紀元前5世紀頃に釈迦が開いた
教えで、唯一神は信じず「悟り」を目指し
ている。
宗派は上座部仏教と大乗仏教に大別さ
れ、日本には大乗仏教が伝わった。
(注釈)
大乗仏教は、紀元前後頃にインドで成立
した新しい仏教の潮流で、自分だけでな
く全ての人々の救済を目指す「大きな乗り
物」を意味する教えである。
中国、朝鮮、日本などに広まり、禅宗や
浄土宗、日蓮宗などがこれに分類される。
ー(三大宗教は、「世界宗教」)ー
三大宗教は、民族や人種の壁を越えて世界中に広まったため「世界宗教」と呼ばれます。信者数だけで見るとヒンドゥー教が仏教よりも多いですが、ヒンドゥー教はインド周辺に信者が集中しているため、三大宗教には含まれません。
ー(日月神示原文引用)ー
日月神示の内容は極めて広範囲に渡り神霊が上記の「アメの巻」第十三帖で
ー(「アメの巻」第十三帖)ー
「外で判らん根本のキのこと知らす此の方の神示ぢゃ。三千世界のこと一切の事説いて聞かして得心させて上げますぞや。落ち着いて聞き落としのない様になされよ。」
と語っているように、そのそれぞれに多くの記述が見られるが最も大きな特徴は神霊自身が以下に続く。
ー(「下つ巻」第一帖や「春の巻」第一帖、「黄金の巻」第二帖)ー
「この道は宗教ではないぞ、教会ではないぞ、道ざから、今までの様な教会作らせんぞ。」
「此処は光の道伝え、行ふ所、教えでないと申してあろう。教へは教へに過ぎん。道でなくては、今度はならんのぢゃ。」
「今迄の日本の宗教は日本だけの宗教。この度は世界のもとの、三千世界の大道ぞ、教えでないぞ。」
ー(「アメの巻」第一帖、「〇つりの巻」第一帖、同巻第六帖)ー
「此の道は只の神信心とは根本から違ふと申してあろが、三千世界の大道ざぞ。」
「今迄の教ではこの道判らんぞ。」
「三界を貫く道ぞ誠なり誠の道は一つなりけり。神界の誠かくれし今迄の道は誠の道でないぞや、鬼おろち草木動物虫けらも一つにゑらぐ道ぞ誠ぞ。」
(解説)
と述べているように、この神示を宗教でもなく教えでもなく「三千世界の大道」で「三界を貫く誠の道」だと語っていることであろう。
(解説)
そのために既成宗教の信仰のあり方や教えとは大きく異なるものが多く、それらを否定している記述も随所に見られる。例えば既成宗教では有名な教えのひとつとされる「右の頬を打たれたら、左の頬も出しなさい」と言う教えについてでは日月神示を書記させたこの神霊は次のように述べられている。
ー(極め之巻第十五帖)ー
「右の頬をうたれたら左の頬を出せよ、それが無抵抗で平和の元ぢゃと申しているが、その心根をよく洗って見つめよ、それは無抵抗ではないぞ、打たれるやうなものを心の中にもっているから打たれるのぞ。マコトに居れば相手が手をふり上げても打つことは出来ん、よくききわけてくだされよ。笑って来る赤子の無邪気は打たれんであろうが、これが無抵抗ぞ。世界一家天下太平ぢゃ、左の頬を出すおろかさをやめて下されよ」
ー((月光の巻第五十三帖)ー
「そなたは無抵抗主義が平和の基だと申して、右の頬を打たれたら左の頬をさし出して御座るなれど、それは真の無抵抗ではないぞ。よく聞きなされ、打たれるやうなものをそなたがもってゐるからこそ、打たれる結果となるのぢゃ。まことに磨けたら、まことに相手を愛してゐたならば、打たれるような雰囲気は生れないのであるぞ。頬をうたれて下さるなよ。生れ赤児見よと知らしてあろうが。」
(解説)
同様に既成宗教では神の「しるし」や「証し」として重要視、神聖視されている奇跡であるが、これについても完全に否定。いくつかの帖で言及され、奇跡やこれらを求め信じる人に大きな警鐘を鳴らしている。
ー(「二日んの巻」第十三帖)ー
「地獄的下級霊の現われには、多くの奇跡的なものをふくむ。奇跡とは大いなる動きに逆行する動きの現われであること知らねばならない。かかる奇跡によりては、霊人も地上人も向上し得ない。」
ー(「黄金の巻」第二十二帖)ー
「奇跡では改心出来んのであるぞ」
ー(「龍音の巻」第十八帖)ー
「正神には奇跡はない、奇跡ないことが大きな奇跡であるぞ、奇跡するものは亡びる。高級霊は態度が立派であるぞ。わかりたか。」
と語られている。
ー(「滝に打たれ断食する様な行は幽界の行ぞ。」)ー
また、他の多くの宗教が修行の一環や、神への自己犠牲のしるしとして断食の必要性やその意義を説いているが日月神示では断食すること自体を厳しく戒めているのも注目される。
ー(「日月の巻」第三帖)ー
「滝に打たれ断食する様な行は幽界の行ぞ。神の国のお土踏み、神国の光いきして、神国から生まれる食べ物頂きて、神国のおん仕事してゐる臣民には行は要らぬのざぞ。此の事よく心得よ。」
と述べられ、滝に打たれたり、断食するような行は低い世界の行に過ぎず全く必要がないのだとされる。
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