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目標とする新人賞を決めよう〈短編小説〉④～スニーカー大賞の傾向～

今回はスニーカー大賞の傾向について調べまとめていく。
スニーカー大賞はKADOKAWAのスニーカー文庫が開催するライトノベルの賞だ。
ファンタジア大賞と同じく前期、後期の2クールに分かれている。
詳細は以下のとおりだ。

〈スニーカー大賞〉
・締め切り：後期2023年9月30日
・ジャンル：ファンタジー、ラブコメ、ホラー、SF、青春など
募集内容：10代を対象としたエンターテイメント作品
・応募資格：プロアマ不問
・賞金：大賞　記念品＋300万円、コミカライズ、ボイス付き動画作成
　　　　金賞　記念品＋50万円
　　　　銀賞　記念品＋30万円
　　　　入選　記念品＋10万円
★受賞作は出版
・原稿枚数：40字×32行換算　100枚～130枚(128,000~166,400字)
・結果：2024年3月末
・審査員：角川スニーカー文庫編集部
★1次通過者には選評シート

過去の受賞作をみるとなろう系から萌え系とライトノベルの王道を網羅しているような印象を受ける。
良くも悪くもラノベっぽいことが重要視されるような印象だ。

スニーカー文庫は大賞が滅多に出ないと言われていた。しかし、近年リニューアルもあり、数年連続大賞をだしていることから、レーベルの方針転換が窺える。

特筆すべきは、大賞受賞作にコミカライズが確約されていること。つまり編集部はコミカライズ原作となれる人材を募集していると言えるのではないかだろうか。
近年漫画アプリなどでなろう系や萌え系の漫画はすさまじいスピードで伸びている。KADOKAWAもBOOK☆WALKERという電子書籍のサイトを持ち、近年力を入れている。
また、スニーカー大賞にカクヨムから応募が可能になったことでライトノベルとして紙の本で売れる作品を求めているというより、コミカライズなどのメディアミックス化も含め、ネットで売れる作品を求めているのではないか。

普段アルファポリスやカクヨムなどの投稿サイトでいかにpv数を増やせるか考え、試行錯誤して執筆を続けている人にこそ、向いている賞なのではないかと私は思う。

また、スニーカー大賞もファンタジア大賞と同じように1次選考通過者に評価シートが送られる。
自身の作品をプロに読んでもらってフィードバックを貰えるまたとない機会だ。腕試しもかねて応募してみる価値はある。
スニーカー大賞も応募候補の1つとして、過去の受賞作を読み、傾向を研究していきたい。