シャウには抗えない

神栖 蒼華

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第1章 番外編 ラオス*イラザ目線side

 1 初めは舐めただけ ラオスside *R18かも

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「……んふっ…」

(なななななななななな、なにが、なんで、どうして、えっ?! )

ラオスは今現在自分の身に起こっていることに、脳が正常に作動していなかった。




ラオスは先程シャウがウサギモドキを追いかけ森の奥に入っていくのをイラザと共に追いかけ、追いついたと思ったら魔物に襲われた。
その魔物はどうにかして追い払うことが出来たが、魔道具を使いすぎて、魔力がつきかけた。
立ち上がる力もなく、地べたに座り込む。
少し休ませて欲しいと頼もうとしたが、しゃべることさえ疲れていて出来なかった。

そんな俺を見て、立ち上がらせてくれようとでも思ったのか、シャウが近づいてきた。
俺の前まで来ると、俺の前で膝立ちし、俺の肩に手を置き、シャウの顔が近づいてきた。


  そう! シャウの顔が近づいてきたんだ! 


どんどん近づいてきて、何だろうと思う前に視界が暗くなった。
そして、俺の唇に熱い何かが触れ、そしてその熱い何かが唇を舐め始めた!

熱い何かなんて、ひとつしかないのは分かっていたが、分かっていたが、解らなかった。

「………ん」

シャウの鼻をぬけた声に、体が固まった。
シャウが顔を少し離し、俺の顔を眺めると

「ふふッ」

可笑しそうに楽しそうに笑った。
その顔が可愛くて、そしてやっとシャウに何をされたのか理解できて、自分の首から徐々に熱が上がってくるのがわかった。
何故なのか、どうしてなのか、何を聞きたいのか、なんと言っていいのか分からず、口をパクパクしていると、またシャウがクスリと笑う。

「シャウ…?」

結局、シャウの名前しか呼べない。

「そのままで……んっ」

またシャウの顔が近づいてきて、開いていた俺の口の中に、シャウの舌が入ってきた。
そしてあろう事か、驚いて固まっていた俺の舌にシャウの舌が絡みついてきたのだ。

(シャウの舌が熱くて柔らかくて気持ちがいい)

そんなことを思っていると、シャウの舌から魔力が流れてくるのがわかった。
ガンガン流れてくる魔力に、ラオスは体に魔力が満ちてくるのを感じる。

そして、自分の体が楽に動くようになっていることに気付いた。
気付いた時には、欲望のまま、シャウの舌をむさぼっていた。

「ぅん?!」

シャウが驚いたように舌を離そうとしたけれど、そんなの許せるわけないだろう?
煽られるだけ煽られて、たとえシャウが俺に魔力を渡すだけだったと分かっていても止められない。

シャウの舌を吸い、舐め回し、より味わうためにシャウの後頭部に手を添え、腰を引き寄せ、動けなくして深く深くシャウの口の中を余すことなく舐め回す。

「んんん!」

なにかを訴えるように喉の奥から発した声や、抱きしめた体が離れようと動こうとしていることは分かったが、そんなことが考えられないくらい俺でいっぱいにしたかった。

「…っ……」

夢中になって貪っていると、腕の中のシャウがもたれかかってきた。

シャウの様子が変わったことに気付き、一度口を離し、シャウを覗き込む。

腕の中にいたシャウは瞳が潤み、頬が薄く色づき、唇はキスのし過ぎでぷっくりと艶めき、熱い呼吸を繰り返し、色気をまとっていた。
常にないシャウの姿に、自分の唇についていたどちらとも言えない唾液を舐めとりつつ、シャウを熱く見つめる。

少し意識が飛んでいたのか、俺と目が合うと

「……あ」

言葉にならない声がシャウの唇から漏れる。
その声がかすれていて、もっと、と甘えているようだ。

「かわいい」

俺の口からこぼれた言葉は、熱を帯び、甘さをまとって俺の本音を吐露とろしていた。
自分で発した甘さを含んだ声にないなと思いつつも、また引き寄せられるように唇を重ね、舌を絡める。


「んっ……あっ…」

シャウから聞こえる声に、甘さが含まれてきている気がして、ゆっくりと声が漏れるところを探っていく。
抱きしめた体も、ピクッピクッと震えていて可愛かった。

「…シャウ」

耳に息を吹きかけるように囁くと、ビクッとシャウは体を震わせる。
震える体に手を這わしてみると、それに応えるように大きく息を吐いた。

「…ぃや」

シャウの声は小さく鼻に抜けていて、甘さを含んでいた。
もっと、と言って欲しくて、もう一度深く口づけようとした時、頭に衝撃が走った。






意識がうすれていく中、そういえば、側にイラザが居たなと。

完全に忘れていたと思い出した時には、俺の意識はなかった。






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